Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

Don't Cry No Tears

2021年01月31日 | 日々、徒然に
うっうっうっうっ…(←泣いている)

なぜ泣いているか聞きたいですか?
え。そうですか。聞いていただけるんですね。
優しいあなただけにお話ししましょう。
不幸のどん底に落ちたやさぐれ男の物語を。


そうなのです。
あまりにもやさぐれていたので、
ここは焼きそばしかない、と意を決してお湯を入れたんです。

で、お湯を捨ててフタを空けたらこの体たらくですよ。
ふりかけの小袋は手でしっかり握っていたのに、
どうしてソースの袋を入れたまま
お湯を入れちゃったんでしょう。

うっうっうっうっ…(←泣いている)

ソースがお湯で温まっていいじゃないか、
と慰めてくれる人も少なくはないんですけどね。

実はこれが初めてではないんです。
5年ほど前にも一回やらかしたことがありましてね。
そのときもペヤングだったんですよ。
一平ちゃんやUFOでは、そんなことないんですけどね。
どこか我々の預かり知れぬところで、何かあるんですかね。
と、陰謀論が頭の中を駆け巡るなか、
二度とこういうことのないように、涙をふいて
カップ焼きそばを食すための所作をおさらいしようと思います。
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ある戦慄

2021年01月30日 | 日々、徒然に

マスクを外せ!
ストップPCR!
コロナはただの風邪!

渋谷ハチ公前で、女性の勇ましい演説が響き渡る。
国民主権党というミニ政党が、
緊急事態宣言や自粛、
PCR検査やワクチンの害悪について叫んでいた。
党員らしき女性と、通りすがりの外国人が
英語で激論を交わしていたけれど、
二人ともマスクはしていなかった。
渋谷に行くと、よくこの人たちに出くわすので、
最初に目撃したときほどの衝撃度はないけれど、
言葉にできない恐怖感に襲われる。怖い。

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ビタースイートな金曜日

2021年01月29日 | やさぐれ男のつぶやき

おお。なんというやさぐれた公園だろう。
今日はぽかぽかと陽が出ているというのに、
この公園だけはなぜか薄暗く、
ブランコや砂場で遊んでいる子供は皆無。
だが、これ以上ない、
と思われるほどいい感じのベンチが。
しばし身を沈め、自販機で買った百円の缶コーヒーをずるずると飲む。
「ぶおお」と溜息をつき、来し方行く末に思いを馳せる。
人生は甘くない。が、缶コーヒーはやたらに、甘い。
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その後の仁義なき秘書たち

2021年01月28日 | いやはやなんとも
「ふう~疲れた」
「だなあ。やってらんないよ」
「まったく。先生は人使いが荒いんだから」
「そうそう。全部俺たち秘書にやらせるんだよな」
「いま国会だからさあ、答弁の原稿整理が大変で」
「それは官僚の役目だろう」
「先生は答弁がアレだし。野党の連中が変な質問ばっかりするから」
「うまく言い逃れするのも大変だ」
「答弁なんか相手をケムに巻いて、とっとと逃げちまえばいいのさ」
「詭弁とか使いまくって」
「でもなあ。先生、口下手だから」
「おまけに滑舌も良くない」
「せっかく原稿用意しても、しどろもどろになっちゃう」
「参っちゃうよな。弁の立つ野党議員が相手だとおしまいだ」
「ストレス溜まるなあ」
「ほんとほんと」
「こんな日は」
「やっぱりアレですか」
「行っちゃいますか」
「行こう行こう」
「でも、いま、やばいぜ」
「あ、そうか。緊急事態宣言か」
「店もやってないじゃんか。8時で終わりだよ」
「8時って…アホか!」
「ほんとアホの極み。8時なんて宵の口じゃんか。ようやくエンジンがかかる時間なのに」
「でも、あそこの店がある」
「え?」
「ほら、このあいだ先生に連れてってもらった、あの店だよ」
「ああ、銀座のあのクラブね。アレはわかりにくいところにあるからなあ。絶対バレないよ」
「それはいい」
「行っちゃおうか」
「経費で落ちるよな。あそこ高いぞ」
「落ちる落ちる。だって先生も自腹じゃないんだぜ」
「そうかあ。経費か。よしよし」
「うひひ」
「行きますか」
「行こう。へへへ」


「どうも~」
「こんばんは~」
「あれ、客いないよ」
「そりゃあそうだよ。だって8時過ぎてるんだから。こっそり飲むには最適だよ」
「そうだな。ちょっとお姉さん、まずはビールくださーい」
「お姉さん、キレイだな」
「だってここはセレブが来るクラブだぜ」
「だからキレイなんだ。おっ、ビール来たよ」
「よし飲むぞ~ってコレ、小瓶じゃん」
「ええっ、小瓶?」
「セレブな店だから」
「そうか。ちぇっ。でもこのお通しすげえ旨い」
「おお。旨い旨い」
「先生っていつもこんな旨いモン喰ってるんだな」
「そりゃあそうだよ。だって議員さんなんだもん」
「いいなあ~いつまでも秘書なんかやってられんなあ」
「秘書っていっても、ただの雑用だからなあ。でも、いつかは俺たちも議員の先生に!」
「金バッジつけて」
「セレブな店で豪遊して」
「愛人つくって」
「税金使い放題で」
「うひひ」
「ひゃははは」
「あ、すみません。水割りください」
「俺はまたビールで。あの~やっぱり小瓶しかないんですか。あ、はい。小瓶でいいです」
「こういう店は小瓶しかないよ」
「わかってるけどさあ。ちょっと落ち着かないな」
「まあな。なんか俺、緊張してるみたい」
「そうなのか」
「だって先生のお供でたまにこういう店は来るけどさ。いつもは俺、ただの居酒屋だよ」
「俺もそうだよ。いいなあ議員さんは。みんなからチヤホヤされて。官僚のつくった作文読んでりゃいいんだから」
「そうそう。やってられん!」
「よし、もっと飲もう!」
「おっしゃあ!」
「まったく俺たちのおかげなんだよ! わかってんのかな、先生は?」
「わかってないわかってない」
「そうだよなあ。いちどガツンと言ってやらんとな」
「あのバーコード頭をペチっとやってみたい」
「おお。それは、いい!」
「いいだろう、なっ」
「いい、いい。最高! 頭をベチッと!」
「わはは」
「ぎゃはははは」
「もっと飲むぞ! お姉さーん…ゴホッ!」
「え?」
「あ、いや。別に」
「お前さ。緊張してるとか言ってたけど、熱があるんじゃないの?」
「ないない」
「ほんとか? 顔が赤いぞ」
「違うってば」
「何が違うんだよ」
「お、俺、ちゃんとマスクしてるもん」
「今はしてないだろう」
「それはそうだけど、お前だってしてないじゃん」
「まあそうだけど、なんかやばいかも」
「ええっ?」
「だって、俺たち、いまけっこう飲んで騒いでたぞ」
「まさか」
「この店、けっこう狭いしな」
「そんな」
「三密だよ」
「ええええっ」
「見ればわかるだろう」
「そりゃあそうだけど、まさかあ。感染なんかするもんか」
「ほんとにそうかな」
「お、おい、こんなんで感染したらやばいぞ」
「先生、激怒りだ」
「ひいいっ」
「でも、安心しろ」
「え?」
「先生を呼べばいいんだよ。こっそり」
「ああそうか」
「先生も飲みたくて仕方ないはずだから、来るよ絶対」
「そしたら濃厚接触すればいいんだ」
「先生は70歳超えてるからさ、一発で陽性で重症だよ」
「みんな一緒に陽性なら大丈夫!」
「よし、俺、先生が来たら、濃厚接触してやる」
「アホか。先生がお前みたいなおっさんと濃厚接触なんかするもんか」
「じゃあどうすればいいんだよ」
「よし! あのお姉さんに濃厚接触者になってもらおう」
「おお。そうか。キレイな女の人にはすぐメロメロになるからなあ、先生は」
「あの~お姉さん…よし来たぞ、濃厚接触だ!」
「やらいでか!」
「キャアアアアアアア! 」


「はい。こちら8号車。銀座●丁目のクラブ「●●●」で客が暴れてる、と。了解。いま現場に向かいます」
「どうした?」
「銀座で濃厚接触者が暴れてるらしい」
「そうか。懲役だな」
「ああ。決まりだ」
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その目の奥に光るものは

2021年01月27日 | ストレイキャットブルース

朝ドラ、面白いですよね。
杉咲花さん上手ですよね。

あれ。せっかく楽しい話題を振ったのに
どうしてそんなにやさぐれているんですか。
ひょっとして朝ドラの後の国会中継とか見てたんですか。
そんなの見たら余計にやさぐれちゃいますよ。
もっと面白おかしく生きたらどうですか、と言おうとしたら
ものすごい目で睨んでくるんだから、もお。

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ベストでトホホな

2021年01月26日 | 日々、徒然に
「映画秘宝」でトラブルがあったらしい。
編集長が「映画秘宝」に批判的な意見を呟いた女性に悪質なDMを送り、
恐怖を感じたその女性がメールをさらして明るみに。

よくわからないことだらけというか。

なぜ編集長は、いち読者個人に向けてわざわざ
相手を嫌な思いにさせるメールを送ったのか。
メディアを持つ側の人間が、その看板を背負って
個人を攻撃するようなことをするとは信じがたいのだけど。

そもそもこの女性の批判は、
「映画秘宝」が持つ男性的な価値観
(マッチョイズムとかパターナリズム)
に苦言を呈するもので、そのあたりは
批判されても仕方の無い部分だと思う。
編集長は痛いところを突かれたのかもしれない。
だからといって、DMを送るのは論外だけど。

さらに、その編集長は謝罪を伝えるために、
女性に直接電話をしたらしい。
どうやってその電話番号を知ったのだろう。

関連するツイートを読む限り、
女性が版元の双葉社に問い合わせ(抗議?)をしたようで、
編集長は双葉社から女性の連絡先を聞き、
謝罪の電話をしたらしい。

双葉社が編集長に連絡先を伝えたことは
大問題だけど、双葉社はオフィス秘宝という会社に
「映画秘宝」の制作を委託していることから、
オフィス秘宝に丸投げし、自分たちで解決してね、
という双葉社の態度が見えてくる。

今朝、公開された謝罪文には、
双葉社の関与は一切ない、としているけれど、
そのあたりはどうなのだろう。もしかすると
双葉社とオフィス秘宝のあいだで、
そういう契約になっているのかもしれない。

「映画秘宝」の人たちは、
何よりも雑誌を守らなければならないし、
洋泉社がなくなり、せっかく双葉社で復刊できたのだから、
休刊とか廃刊だけは避けたい気持ちが伝わってくる。

最新号の秘宝では、
2020年ベスト&トホホ10という恒例企画を
楽しく読ませてもらっていただけに、
今回のトラブルには驚いたけれど、
雑誌は生き物なので、いくらでも方向修正とか、
血を入れ替えたりすることはできるのではないだろうか。
キネ旬などの高尚で権威ある映画雑誌へのアンチとして
突き進んできたアウトローの原点に立ち返って
これからも頑張ってほしいと思います。

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ふつつか者ですみません

2021年01月25日 | 日々、徒然に
助けてください!!

何気にLINEをのぞいていたら、こんな書き込みが。
半年ぐらい前に行った
新宿のとある居酒屋からのメッセージだった。
たまたま飲みに行ったときに、
このお店とLINEで繫がれば
何パーセントかオフになるということで、
「お友だち」になっていたのだった。

「このコロナ禍でお客様が減り、
テイクアウト、デリバリー、仕出し弁当と、
さまざまな努力も実らず、正直、苦しいです」

そのお店はいくつかの契約農家から
仕入れている野菜を使った料理が名物で、
たしかに美味しかった記憶がある。

「農家さんと私たちを助けてください」

飲食の人たちは本当に大変だと思う。
自分にとって大切なお店が潰れないように、
できることはやっぱり何らかの形で
利用し続けるということなのだろう。

新宿に出たときは寄ろうと思います。
こんな貧乏たれで、酔っ払いのおっさんでもいいですか。

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人生は分岐点でできている

2021年01月24日 | やさぐれレシピ
冷蔵庫の野菜室に芽キャベツが。
はて。なぜこんなものがあるんだろう。

2秒ほど悩み、大鍋にお湯を沸かしつつ、
ニンジン、ジャガイモ、タマネギを切り、
鍋にぶちこんで、くだんの芽キャベツも投入。
煮たってきたら、塩コショウにコンソメ少々。
シメジかシイタケか1秒ほど迷ったけれど、
後者を適当に切って入れる。

豚肉か鶏肉か0.5秒ほど迷ったけれど、
前者を鍋に入れて、ぐつぐつ。ぐつぐつ。
アクを取りつつ、さらに塩コショウをほんの少し足して、
バターを一切れで、ぐつぐつ。ぐつぐつ。

火を止め、シチューのルウを入れて、
ぐるぐるとかき回しながら溶かす。
牛乳を少量入れて再び火をつけ10分ほどで出来上がり。

芽キャベツの緑とニンジンの赤、
そしてシイタケの黒が栄えたシチューとなりました。
ご飯かパンか0.3秒ほど迷ったけど、前者だったのです。


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あたいに残されたもの

2021年01月23日 | 映画など
キム・チョヒ監督
「チャンシルさんには福が多いね」を見る。
40歳の女性プロデューサーが、
盟友だった監督の急死で、はたと自分の人生に気がつき、
それまで犠牲にしてきたものを取り戻そうする物語。
ほんわかしたコメディ演出が、
結果的に、主人公の心の奥底にまで迫っている印象。


失われた青春を取り戻そうと、
意中の仏語教師に果敢にアプローチする主人公。
一緒に酒を飲みながら語り合うシーンで、
小津安二郎が退屈だと言った彼に向かって、
ムキになって反論する。
「ちょっと、チャンシルさん、
 そんなコトいったら振られるよ〜」
と思わず映画館で声を出すところだった。

映画の好みなんて、人それぞれなのだから、
たとえ大好きな小津をけなされても、
苦笑する程度にしておけばいいのだけど、
我慢できないのがこの主人公なのだろう。
そのあたりの不器用さは、大いに共感できるというか。

レスリー・チャン似(といっても全然似てないのが楽しい)の
幽霊みたいな男が主人公の守護霊として、
ゆっくり優しく彼女の背中を押すところ。
映画のせいで人生を台無しにしたと
思い込んでいる主人公に、
いちばん大事なものは何かということを諭してくれる。
ほろ苦くも、じんわりとした結末に安堵するのでした。

キム・チョヒ監督は、ホ・サンス監督の
プロデューサーをずっとつとめている人で、
実体験をもとにしているんだろうと
下品な想像をしながら見るのもひとつの見方だと思う。
「はちどり」「82年生まれ、キム・ジヨン」などと同じく、
韓国でも女性監督がいい映画をどんどんつくっていて、
なんとも頼もしい限り。

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感謝と悩殺

2021年01月22日 | 日々、徒然に

ナタリー・ドロンが亡くなったという。
享年79ということは、
ミレーユ・ダルクの亡くなった歳と同じなんだな。
ロミー・シュナイダーもとうの昔に亡く、
アラン・ドロンの伴侶だった人たちが
どんどんいなくなってしまう。

彼女は、とてもキレイな女優さんというだけでなく、
多くの人の心に残る映画を残してくれたと思う。
「サムライ」(67) や「八点鐘が鳴るとき」(71) も名作だけど、
やはり「個人教授」(68)にとどめを刺す。
思春期の少年の心を惑わすお姉さん役に
悩殺された記憶のあるおっさんたちは
さぞかししみじみとしていることでしょう。
なんとも残念です。合掌。


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