Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

美人の言いつけ

2021年03月31日 | 満身創痍な
もう駄目だ。

目が赤く腫れ、痒くてたまらない。
鼻水はじゅるじゅるで
くしゃみはひっきりなし。
おまけに喉もイガイガする。
頭も朦朧としてきたではないか。

決して花粉アレルギーではない。
ないったら、ない。
と強く主張してきたけれど、
明日は取材があるので、さすがにまずい。
インタビュー中に
くしゃみを連発するわけにはいかないし。

ということで
以前、めまいでお世話になった耳鼻科で
炎症とアレルギーを抑える薬を処方してもらう。
マスク姿の先生(たぶん美人)は、
お薬で様子を見ましょう、と。

たぶん美人の言うことは
聞くべきだと思います。
※この場合の「たぶん」が、どこにかかるかはご想像にお任せします。


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地獄の門で立たされても

2021年03月30日 | 日々、徒然に
本の構成ラフがなかなか進まない。
なんかマンガのネームを
描いているような感じというか。
文章が入るところと、
イラストや写真などのビジュアルが入るところを考え、
資料を読み解きながら、少しずつレイアウトしていく。
もっと自分に絵心があればなあ、と思うことは、多い。
でも描けないなら描けないなりにやるしかないのだ。
後ろには下がらないぞ。

という最後の台詞はトム・ペティから拝借しました。
「I Won't Back Down」。TPの代表曲ですな。
ルシンダ・ウィリアムズのカバーが
えらくかっこいいので、
決して後ろには下がらないようにします。







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フツーで正面突破

2021年03月29日 | 映画など
田村啓介監督「DISTORTION GIRL」を見る。
「フツーの十代なんて、ひとりもいない」
というサブタイトルがつくこの映画。
実は見るつもりなどまったくなく、
本作の存在すら知らなかったのです。
というのもシネコンで
「あのこは貴族」を見ようとしたのけど、
スクリーンを間違ってしまい、
たまたま同時刻に上映された本作を見てしまったという。
いつまで経っても門脇麦や水原希子が出てこず、
あれえ。なんか森七菜に似た女子高生が出てきたな、
「あのこは貴族」って女子高生のロックバンドの映画だっけ、
と頭の中が疑問符で一杯になりつつ、
いつのまにか映画に引き込まれていたのでした。


フツーでいなさい。
と言われる高校生って今でも多いのだろう。
つまりは同調圧力に屈しなさいと
大人の多くは子どもたちに強いるわけで。
本作の主人公も普通であることを親から強要され、
学校でも周りに調子を合わせ目立たないようにしている。
しかし、廃部の危機にある軽音学部の
揉め事に足を突っ込んでいるうちに、次第に自分を解放し、
ついにはバンドのボーカルとしてコンテストに出場することに。

本作の見どころは、
バンドのメンバーを演じるキャストの女の子たちが
自分でちゃんと演奏していることだ。
決して上手くはない演奏だし、
素人っぽいボーカルも不安定だけど、
リアルな迫力というか、
役を演じ、楽器を演奏する彼女たちの姿が、
劇映画なのにドキュメンタリーの様相を見せてくる。

脚本も演出もゆるいし、登場人物も類型的。
完成度だってそれほど高いわけではない。
でもそんなことはどうでもいい。
クライマックスのライブシーン。
彼女たちの晴れ舞台に、大いに心を動かされたのでした。
ガールズバンドの映画につまらない映画はない、
というのは真実だ。

本作はYouTube製作の映画らしく、
PCでフツーに見られるようだけど、
スクリーンで見る方がずっと何倍も感動すると思う。
見る機会があったら是非。
というか、「あのこは貴族」を見る機会はあるのかな。

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ラム・オン

2021年03月28日 | 呑んだり喰ったり
ちょいとおめでたいことがあり、
このご時世だけど、近場のジンギスカン屋で、
麦のアレなどと一緒にラム三昧。
お店はそれなりに賑わっていたけれど、
明らかにテーブル数を減らしたレイアウトで、
飲食店の大変さが垣間見えたというか。

そんな感想を抱きつつ、
運ばれてくる肉のアレコレに
心を奪われながら、いろんな話をする。
基本的にめでたい席だから、話題も明るくて、いい。
お店は夜9時までということで、
8時過ぎにはすでにラストオーダー。
そういう意味では、いつものようにチンボツすることもなく
うめえうめえ(by椎名誠)と言ってるうちに
健全な宴は終わりを告げたのでした。

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邪悪の顔も三度まで

2021年03月27日 | 邪悪なT君
うひょひょひょひょひょひょひょ。

うぐっ。コロナで死に絶えたはずなのに、
貴様のような輩は、地球のウイルスに弱いはずでは
なかったのか、邪悪なT君よ。

「人を火星人か何かと勘違いしてませんか〜。
 まあ、火星人もびっくりですけどね〜ペヤング」

なんちゃって蕎麦、って何だ。
蕎麦ではないのか。

「そんなコト知りませんよ〜
 しかもそば粉0%なのに、
 おもいきり蕎麦って文字がどーんと」

蕎麦なのかどうかを聞いているのだ。
そば粉がゼロなんだから蕎麦じゃないのだろう。

「だからなんちゃって蕎麦なんですよ〜
 そもそもペヤングって焼いてないのに
 焼きそばって言ってるじゃないですか〜わけわかりませんね〜」

わけがわからないのは貴様だ。
いつも曖昧な薄ら笑いをしやがって。

「曖昧なのはペヤングですよ〜蕎麦だろうが何だろうが、
 最初から嘘まやかしですからね〜困ったもんですよ〜
 すべてのモノを摩訶不思議なシロモノに
 していくペヤングの恐ろしさといったら〜うひょひょ」

恐ろしい。ペヤングもそうだが、
貴様をこれ以上生かしておけぬ。

「いやいや〜すでに桃源郷を見てるじゃないですか。
 生きるか死ぬかなんて関係なくなりますよ〜」

そうなのか。ここは桃源郷なのか。
いや、違う。奴の首を刎ねないと。
しかし匕首を持つ手が震え、
頭が朦朧としてきた。そばアレルギーかな。

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邪悪の沙汰も金次第

2021年03月26日 | 邪悪なT君
経費の計算に請求書の発行。
返却物や見本誌の送付。お礼や報告の電話とメール。
金曜日はなぜか、細かい事務仕事が多い。
しかもそこそこ時間が取られるものだから、
原稿がいっこうに進まないという。
そうこうしているうちに夕方になってしまった。
なんということだ。後がないのに、切羽詰まっているというのに。



うひょひょひょひょひょひょひょ。


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老人と中年のポルカ

2021年03月25日 | 読んでいろいろ思うところが
オカヤイヅミ「いいとしを」(角川書店)を読む。
若い小説家の日常を静かに描いた「ものするひと」が
ことのほか面白かった著者の最新作。
WEBで連載していたものの単行本化であり、
いまどきちゃんと紙の本で出て、
ページをめくりながら読める幸せを噛みしめる。



母親が亡くなり、一人になった父親(72歳)と
一緒に住むことになった息子(42歳)の物語。
いかにも昭和な雰囲気を醸し出している父親と、
否が応でも向き合わなければならなくなった息子の戸惑いが
日常生活とともに淡々と描かれる。

42歳ともなると、いいかげん自分の限界もわかるし、
老いた親を見て、自分の行く末を案じたりもするだろう。
そうは言っても生活はあるし、仕事はしなければならないし、
おまけにコロナ禍だ、緊急事態宣言だ、オリパラ延期だ、
と、社会の不安と自己の不安がない交ぜになっていく。

バツイチの息子が
けっこう料理上手なのを見て感心する父。
風呂上がりの父の体を見て、
この人、痩せたなーと思う息子。
お互いの知らなかった部分、謎だった部分が
少しずつわかってくるようで。
でもどうしても縮まらない距離もあって。

料理やお酒の描写がこの作者の独壇場だ
「タマネギを飴色にまで炒めてつくったカレー」や
「目玉焼きの乗ったトースト」、
「ジンジャー割りのグラス
 に添えられたライム(レモンかも)」などなど。
物語とはさほど関係のない描写が、結局のところ
豊かな物語性を帯びてくるんだなと。

オカヤさんの新作は本作と、
もう一作「白木蓮はきれいに散らない」が同時発売されている。
50代半ばの女性たちの物語らしい。
それも読みます。近いうちに。


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疲労のメモリー

2021年03月24日 | 日々、徒然に
朝からずっと原稿のまとめやら
取材の段取りやら、ゲラの校正やら。
そんなこんなで慌ただしくしていたら、
目がショボショボしてきた。疲れか、はたまた花粉か。
脳味噌も働かなくなってきたので、きっと前者だろう。
花粉じゃない。絶対に。そんなコトがあってたまるか。
と捨て台詞を吐くようになって幾年月。



幾年月、って、けっこう古い言葉を
使ったなと思った途端、この映画を思い出した。
木下恵介監督が57年に撮ったもので、
佐田啓二と髙峰秀子の灯台守の夫婦が、
全国あちこちの灯台に赴任しながら、
歳を重ねつつ、まさに喜びも悲しみも噛みしめていく。
ずいぶん昔に見て、それほど感動した覚えはないのだけど、
あれ、やっぱりものすごい名作だったんじゃないか、
と今さらながら思ったりする。
脳味噌の奥にしまい込まれた記憶が突如出現したという。
これも疲労のせいだろうか。
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レタリングの神

2021年03月23日 | 日々、徒然に
装幀家の平野甲賀さんが亡くなったという。
享年82。なんとも残念。

内澤旬子さんの「漂うままに島に着き」によると、
平野さんは夫婦で小豆島に移住して、
創作活動を続けていたようだけど、突然の訃報とは。

インパクトがあって、温かみとユーモアにあふれ、
本の内容を的確に表し、
可読性にも優れていたレタリングの素晴らしさ。

小林信彦、椎名誠、高平哲郎、
沢木耕太郎といった作家さんの本は、
自分の頭の中では
平野さんの装丁と題字がセットになっています。
ブローディガン「アメリカの鱒釣り」
早川義夫「ぼくは本屋のおやじさん」、
もちろん植草甚一も、晶文社の本といえば
平野さんだったなあ、と。



亡くなっても本は残る、と合掌。

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この抑えきれない衝動

2021年03月22日 | たまには音楽でも
チャットモンチー「生命力」を聞く。
昔からなんてかっこいいバンドなんだ、と
思っていたのだけど、ちゃんと聞いたことなかったんです。
それが、ついこのあいだ、
草野マサムネのラジオで「シャングリラ」を聞き、
衝動が抑えきれなくなったおっさん(気持ち悪いな)は、
仕事そっちのけ(しろよ)で中古レコ屋に走り、
450円で手に入れたセカンド。


聞いてみてびっくり。
知っている曲がほとんどで、意識せずとも、
耳にしていたんだなと思う。
「世界が終わる夜に」「橙」「女子たちに明日はない」
そして「バスロマンス」など名曲の嵐。
ギターとベース、ドラムの音がいちいち際立ち、
絶望と諦念と温かさが渾然一体となった歌詞。
3ピースバンドから2ピースに。2年前に解散したこのバンドを
今さらながら追いかけるおっさんを許してください。

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