Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

安酒厳禁

2012年09月30日 | 日々、徒然に
先週の金曜日、
朝日の朝刊で村上春樹が起稿していた。
最近はまともに新聞も読めない日々なので、
知り合いに「tacoさん、村上春樹好きだったでしょう?」と
言われて初めて読んだ次第。

この20年ばかりの東アジア地域において、
多くの文化的交流が国境を越えておこなわれてきた。
それは韓国や中国の経済的発展の恩恵や、
違法コピーが徐々に姿を消した背景もあるのだけれど、
文化的交流がお互いの容認と理解に寄与したことは間違いない、
と村上春樹は語る。

しかし、尖閣諸島をめぐる多くの紛争が、
せっかく進んできた相互理解の道を閉ざし、
さらには後退に向かわせてしまうことを憂慮する。

「安酒はほんの数杯で人を酔っぱらわせ、頭に血を上らせる。
 人々の声は大きくなり、その行動は粗暴になる。
 論理は単純化され、自己反復的になる。
 しかし、賑やかに騒いだあと、夜が明けてみれば、
 あとに残るのはいやな頭痛だけだ」

自分も安酒に酔っぱらうことは多々あるけれど、
あまりいいことないものなあ。

「そのような安酒を気前よく振る舞い、
 騒ぎを煽るタイプの政治家や論客に対して、
 我々は注意深くならなくてはならない」

他国の文化を知り、それを楽しむことができれば
それだけで、相手への興味やリスペクトが湧くわけで、
そんな単純なところからスタートすべきなのだろう。

ホウ・シャオシエンやエドワード・ヤンの映画のおかげで、
好きな外国ナンバーワンは台湾だし。
キアロスタミがいるからイランは悪い国じゃないと思うし、
ヨーロッパの中ではアキ・カウリスマキの影響で
フランスやドイツより、断然フィンランド、だ。
理解はそんな単純な理由から始まると思う。
できれば実際に行き、その理解をもっと深めたいところだけど。



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限界サタデー

2012年09月29日 | 日々、徒然に
朝の10時から渋谷で取材。
終了したのが夕方の5時とな。
疲労した体にさらなるダメージが。

仕事場に戻って、デザイン修正のお願いや、
テープおこしなどをしていたら、9時前に限界モード。
明日は原稿を4本書く予定。無理かな。
せめて3本、いや2本行ければ、と。

ディランの新譜を買う。
もう少し聞き込んで、感想を書きます。

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それでもくじけてしまいそうな夜

2012年09月28日 | 日々、徒然に
午後からとあるミュージシャンにインタビュー。
ヘビメタとハードロック系で有名な方なのだけど、

お金を払って自分の作品を買ってくれるってすごいこと。
だから、それだけのモンをちゃんと作らなきゃ。
俺だって中学生のときディープパープルのCDを
やっと貯めた小遣いで買ったりしてたわけだから。
あのときの俺の気持ちを裏切らないためにもね。

といった意味の話をうかがう。
そうなのだ。自分たちが作っているものは商品であり、
お客さんがお金を出して買ってくれるものなのだ、
だからちゃんと作らないと。
やさぐれて作っていては駄目なのだ、と。

そんな当たり前なことを思い知らされる取材でした。
仕事場に戻って、怒濤のような仕事量にやさぐれてしまいそうになるけど、
そこはなんとか持ちこたえようと思った次第。



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やさぐれないで15年

2012年09月26日 | 日々、徒然に
良くないことは重なるもので、
自宅の洗濯機が壊れてしまった。
水槽に水が溜まらず、全部流れてしまう。

YAHOO知恵袋などで検索したら、
洗濯機の裏蓋を開けると、
排水ホースの内部に十円玉などが引っかかっているので、
それを取れば一瞬で直りますと。

そこまで言うならと、
洗濯機を移動させ、裏側を見たら、
蓋のタイプになっておらず、開けることなど到底不可能。
移動させたときの腰の激痛をどうしてくれる、YAHOO知恵袋よ。

どなたか解決法を知っている人、お教えください。
そうは言っても、この洗濯機、
15年以上使っているわけで、毎日せっせと
自分のようにやさぐれもせず働いていたわけで。
そろそろ休ませてもいいかな、と思ったりして。




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アラビアンな恐怖

2012年09月25日 | もう瀕死で
肩凝りが、ひどい。
胃のあたりに鈍痛も。
目がショボショボするし、
まさに疲労度のピークで瀕死状態。
それでも仕事をせねば、と
うつむいた顔をMACの画面に向けたそのとき。



ひい。
なんだこれは。
アラビアンな恐怖が迫ってきた。
どうしろというのだ。この瀕死状態で。
3個も食したら死ぬぞ、絶対。
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その答えは

2012年09月23日 | 日々、徒然に
つい一昨日まで暑いと思っていたけど、
昨日から今日にかけての寒さといったら、ない。
暑いと寒いの中間はないのだろうか。
というか、最近の日本の気候はこんな感じですな。
四季を感じる心の余裕もなく、
あっという間に冬に突入してしまうのだろうか。

この土日もみっちり仕事をしたが、
まだまだ終わらない。明日からの一週間は
取材が5件の予定。死にますがな。

ディランの新譜は買えるのだろうか。
そして買ったとしても聞けるのか。

その答えは風の中さ。風が知ってるだけさ。


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ビヨンド・サユリスト

2012年09月22日 | 日々、徒然に
朝日新聞の土曜日版「be」にて、
「わたしが愛した日活映画」の記事が。
日活創立100周年にあやかっての企画で、
ベスト10はこんな感じ。

1 キューポラのある街
2 ビルマの竪琴
3 青い山脈
4 戦争と人間
5 愛と死をみつめて
6 伊豆の踊子
7 陽のあたる坂道
8 太陽の季節
9 嵐を呼ぶ男
10 にあんちゃん

吉永小百合の出演作が5本もランクイン。
投票したのが団塊世代の
サユリストばかりのようですな。
にっかつロマンポルノも対象になっているようで、
『団地妻昼下がりの情事』は21位とな。
でもこういうのはロマンポルノ以前でやるべきでしょう。

個人的に好きな日活映画を10本挙げてみると、



1 憎いあンちくしょう
2 南国土佐を後にして
3 紅の流れ星
4 銀座の恋の物語
5 赤い殺意
6 危ないことなら銭になる
7 東京流れ者
8 州崎パラダイス赤信号
9 骨まで愛して
10 ろくでなし稼業

という感じ。まあ順不同ですが。
「1」は裕次郎と浅丘ルリ子の純愛ロードムービー。感涙必至。
マイトガイ・小林旭の代表作が「2」。かっこいいです。
ゴダール『勝手にしやがれ』を翻案した「3」。
気だるさ一杯の渡哲也が素晴らしい。
裕次郎とルリ子の記憶喪失ミステリの「4」。魅せます。
今村昌平と言えば「5」。切れ味鋭い愛欲映画で、ほとんどロマンポルノ。
カラっと明るいギャング映画なら「6」。
数ある鈴木清順映画の中で、最高作は「7」。デタラメな映画の極地。
「8」は川島雄三の大傑作。優柔不断な男女が織りなす人間模様。
無国籍極まりないアクションで、宍戸錠のコメディアンぶりに感服する「9」。
「10」はその宍戸錠と二谷秀明が丁々発止のやりとりをするアクションコメディ。
当時16歳の吉永小百合が脇で出ています。サユリストは必見ですよ。

日活映画は、まず俳優。
裕次郎に旭、赤木圭一郎に長門裕之、宍戸錠、
日活最高のヒロインは浅丘ルリ子でしょう。
芦川いづみや松原智恵子も素敵な女優さんだ。あともちろん小百合さまも。
モダンで明るく、若いパワーに溢れているのが魅力というか。
時代がくだると、次第に暗さがまとわりつくようになり、
ロマンポルノの時代になるのだが、それはまた別の話。

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完敗宣言

2012年09月22日 | 日々、徒然に
ジャイアンツ、3年ぶりのリーグ優勝とな。
全国のファンのみなさん、おめでとうございます。

我がドラゴンズにとって、
ジャイアンツは強すぎました。
投手陣が安定していたのがいちばんではないかと。

それにしても、ドラゴンズの敗因はひとつ。
応援に行かなかったから、です。
行くチャンスはあったのに、神宮にも
東京ドームにも行きませんでした。
実家のある名古屋に帰ったときも
ナゴヤドームに行かなかったのは悔やんでも悔やみきれません。

我がドラゴンズの投手陣は、
岩瀬が安定感を欠き、浅尾が長期離脱。
その中で、他の投手陣が踏ん張り、
そこそこの戦いはできたんですが、
ジャイアンツは圧倒的にそれより上でした。
ホント、打たれたというよりは抑えられたというイメージです。

CSではおそらくスワローズと対決。
これまた厳しい戦いになりますが、
なんとか勝ち上がって、ジャイアンツに胸を借りたいと思います。
行くぞ。東京ドーム。

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毒を喰らわば

2012年09月20日 | 邪悪なT君
うひょひょひょひょひょ。

生き馬の目を抜いて抜かれる。
そんな過酷な時代で、
世の中を心底嘗めきった男がぶちまける焼きそば論。

「いや~ペヤングもあの赤い彗星のアレ以来、すっかり味をしめたというか、
 怪しすぎる激辛路線でこの過酷な時代を
 乗り越えようとしてるんでしょうね~うひょひょ」

怪しいのは君だ。
それにしても激辛。喰えたものじゃないだろう。

「ところが、意外とイケるらしいですよ~。
 なんでも赤い彗星のアレのときは、ただひたすら辛いだけでしたからね~。
 今度は、激辛は激辛でもカレーですからね~カレーの味がするらしいですよ~」

カレーなんだからカレーの味がするのは当然だろ。

「いやいや~修行が足りませんね~。
 ほら、辛さっていうのは痛覚って言うじゃないですか~。
 まさに赤い彗星のアレは痛み以外の何ものでもなかったですけど、
 今度のカレーはまだ味がするという、なんとも人間味のある仕様なんですよ~」

人間味? 確かに君は人間とは思えないが。

「人間じゃないのは、赤い彗星のアレですよ~。
 人でなし、という意味ですけどね~うひょひょ。
 それにひきかえ、激辛でも多少カレーの味がしますからね~お奨めですよ~」

人でなしは君だ。
と罵倒する暇もなく、邪悪なT君は、
あとかたもなく消え去ってしまった。
あとに残ったのは、なんとも言えないどんよりとした空気と、
激辛とか焼きそばといった邪悪なワードが頭を駆けめぐるのでした。


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鬼の目にも涙

2012年09月19日 | 邪悪なT君
それにしても、この蒸し暑さはなんだろう。
打ち合わせやら取材やらで、電車に乗って移動するだけで、
汗がじわじわと湧き出る不快感といったら、ない。
だが、しかし、どんな状況であろうと、締切は待ってくれない。
そんな疲労度マックスな今日この頃。

うひょひょひょひょひょひょ。

ひい。出た。
生きていたのか、邪悪なT君よ。
夏になる前、街のあちこちに毒団子を置いていたのに、
死に絶えてなかったとは迂闊だった。

「Gと一緒にしないでくださいよ~。
 いつもそんな調子だから仕事に追われるんじゃないですか~」

悪かったな。どうせ追われてるよ。

「まあまあ。どうも見ていると潤いがありませんね~。
 人生というか、生き方に問題があるんじゃないですかね~」

君に生き方について説教されるとは思わなかった。
毒団子をこの場で食わせてやろうか。

「いやいや、早まらないでくださいよ~。
 もう少し落ち着いて、まずはコレですよ~」



なんだこれは。
激辛? しかもカレー?

うひょひょひょひょひょ。
(明日に、続く)


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