Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

サーチ・アンド・デストロイ

2021年06月30日 | 日々、徒然に
資料本を探しに東へ西へ。
アマゾンで買ったり、図書館に行ったり。
版元から難解な資料のコピーが送られてきて、
うんうん唸りながら読む。

これまでの人生、挫折と失敗だらけではあるけれど、
実は、さほど後悔はしていない。
でも数少ない後悔のひとつが、
なぜ学生時代にもっと理系科目を
学んでおかなかったのだろう、ということ。
数学や物理はともかく、
化学と生物はちゃんとやっておくべきだったなあ、と。
テストや受験のためというより、
生きていくための知識と知恵を得るために。


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君が君であるために

2021年06月29日 | 日々、徒然に
昨日は少し取り乱してしまったので、
平穏を取り戻さねば。自分を見失ってはいけない。


ということで、コレで自分を取り戻そうと思います。
キャベツたっぷりのコレで、自分が自分であるために。


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ツンデレ崩壊アンプリファー

2021年06月28日 | やさぐれ男のつぶやき
朝から原稿書き。
そのあと上がってきたゲラのチェック。
さらにライターさんから届いた原稿を読む。
そしてイラストレーターさんにお願いするための
資料をあれこれと作る。
夜になって、原稿の続きを書いていたら、
ZOOMで打ち合わせの時間となり、
1時間ほどライターさんといろいろと話す。
そのあと来週の取材のための航空券のチケットを
ネットで購入したり、カメラマンさんと電話で話したり。
そしたらデザイナーさんから本のカバーデザインが届いて、
どうしたものかな、と悩んだりする。

これくらいにしてあげてよろしくてよ、
とツンデレモードになるヒマもないtacoです。
ちなみに焼きそばも食してません。
レコ屋と書店は行ったような行かなかったような。
そんな月曜日はすでに終わりを告げていたのです。

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桃色の家のなか

2021年06月27日 | 映画など
ダニエル・ロアー監督
「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」を見る。
この人たちのドキュメンタリーと言えば
スコセッシの「ラスト・ワルツ」にとどめを刺すわけで、
あれ以上の記録はないだろうと
思っていたところに本作の公開。


ロビー・ロバートソンの視点で語られる
ザ・バンドの歩みとその終焉。
そうか彼の目からは、他のメンバーはこう見えたのか、と。
特にリヴォン・ヘルムに対しての視線。
ソングライターとして、家庭人としてストイックな生き方をしていた
ロビーとは反対に、ドラッグに蝕まれていき、
その豊かな才能を潰していくリヴォンの姿が多く語られる。
同じようにドラッグとアルコールに溺れていった
リチャード・マニュエルへの眼差しは温かく、
リック・ダンコやガース・ハドソンへの言及はほとんどない。
ただ一人、リヴォンに対しては、
ロビーが厳しい表情をするところがあったりして、
ふたりの間に相当な確執があったことは、想像に難くない。

ザ・バンドは「ラスト・ワルツ」のあと解散となり、
その後、何度か再結成したけれど、
ロビーが加わることはなかったわけで、
どうしても許し合えないものがあったのだろう。
本作は、生前のリヴォンとはついに和解できなかった
ロビーの贖罪の意味も込められているのかもしれない。
亡くなってからでは遅い、というツッコミはしないでおきましょう。

見たかったけど、見なくてもよかったような。
そんな複雑な思いがよぎるドキュメンタリーであり、
でもザ・バンドの曲はやっぱり極上だよなあ、と思ったりもする。
インタビューで登場するエリック・クラプトンが
「ザ・バンドに入れてくれ」と、彼らに直談判したらしく、
しかも「リズムギターでいいから」と言ったという
エピソードなどは、どんだけ入りたかったんだよ、
と、微笑ましかったのだけど。

個人的にザ・バンドのメンバーで気になるのは、
リチャード・マニュエルかな、と。
非業の死を遂げた人、ということも大きいのだろう、
「怒りの涙」とか「悲しきスージー」
ディランの「アイ・シャル・ビー・リリースト」など、
彼の魂が突き上がるような歌唱がふんだんに聞ける
「ミュージック・フロム・ビック・ピンク」は
いつも聞き入ってしまうのです。
彼のドキュメント、誰か作ってくださいな。

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誤解した側の責任

2021年06月26日 | 呑んだり喰ったり
ランチで仕事場近くの
ヴェトナム料理屋でフォーと生春巻きをば。
緊急事態宣言が明けた影響か、
店内は満員状態。隣の席にいた
お姉ちゃんたちは大声で「時給が安い」とかなんとか、
生春巻きとビールを摂取しながら、
プライベートな事情が丸聞こえ。


聞こえないフリをしつつ、鶏のフォーをずるずると。
生春巻きはもちろん、お米の麺はさっぱりしていて、美味。
ちなみに、写真の奥の方に見える、
琥珀色の液体はウーロン茶ですよ、ウーロン茶。
間違ってもアレじゃありませんからね。ねったら、ねっ。

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繭のように生きる

2021年06月24日 | 読んでいろいろ思うところが
昨日は沖縄慰霊の日。
そうか。この本があった、
と、仕事場に置いたままだった
今日マチ子「COCOONコクーン」(秋田文庫)を再読。


戦地に赴いたひめゆり学徒隊のサンとマユを中心とした、
ひたすら可愛らしく、ひたすら残酷な少女たちの生と死。
無残にも命を落としていく彼女たちを、
著者はその透明感のある筆致で容赦なく描いていく。

タイトルの「コクーン」は、
少女たちのコミュニティを繭にたとえていて、
羽化しないことで自分たちの夢や理想、潔癖さを保っている。
しかし、戦争を起こした者たちの勝手な論理が、
彼女たちを押しつぶしていくのだ。

主人公の母が大事にとっておいた石鹸の匂い。
そして、次々と死んでいくクラスメイトたちの死臭。
嗅覚のイメージで研ぎ澄まされたコミックでもある。

また来年も沖縄慰霊の日がやってくる。
この本は仕事場に置いたままにしておこうかな、と。

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Everybody had a hard year

2021年06月23日 | やさぐれ男のつぶやき
ピーター・ジャクソンが監督する
ビートルズの新作映画「Get Back」。
そもそもコロナで公開が1年延期され、
ようやく8月に公開かと思いきや、
ディズニープラスで配信とな。
しかも全篇6時間ということで、3日に分けて配信するらしい。
映画館で上映するかどうかは未定。

さらに本作の公式本が
シンコーミュージックから出るらしい。
240ページの豪華本で定価は8千円(+税)とな。

さて。ここで深呼吸。
すーっ。はーっ。

ぶちゃひしゃげちゃれい!

なんで映画館でやらんのじゃ、あん?
ピーター・ジャクソン、おまんプロじゃろが!
だったら2時間でまとめてちゃんと映画館で公開せんかい!
ほれからなんで配信で見んとあかんのじゃ!
こちとらPCのモニタが小さいのをわかっとんのか!
しかもディズニープラスの会員にならなあかんとは、どういう了見じゃ。

それから公式本が8千円(+税)もするとは、ええ度胸じゃのお!
あんなあ。ロックファンはさらに貧乏になっとるんじゃ!
貧困にあえいでいるおっさんから
なけなしの金を絞り取るんか、おんどれら。
だったら中古レコ屋で、
リンゴの高めのレコを3枚ぐらい買った方がましじゃ!
なんならヨーコのバカ高なレコを2枚買ってもええ!

と、怒り心頭ですが、
すべてはなすがままに(Let It Be)
長くて曲がりくねった道(The Long And Winding Road)
を歩くしかないのです。


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喜びと慈悲

2021年06月22日 | 映画など
シドニー・ポラック監督
「アメイジング・グレイス  アレサ・フランクリン」を見る。
おお。劇場に倍音が響き渡る。歌と演奏のとんでもない力。


アレサ・フランクリン。このとき29歳。
偉大すぎる歌手であるのは、今さら言うことではないし、
彼女のファンだったわけでもないので、
1972年にLAのバプティスト教会で開かれたライブが
いかに伝説的だったかという情報にも疎い。

でも、その声量、歌に込められた思い。
神を讃え、人々に慈悲と高揚感をもたらす歌の数々。

どうしてこの人の歌を聴いてこなかったのだろう。
という後悔がひしひしと。
U2やディランといった人たち経由で、
ゴスペルの凄さはなんとなく
わかっていたつもりだった自分は愚の骨頂。
彼女の歌で、心が洗われるとともに、
これまでの汚れちまった自分を悔い改めるのでした。


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地獄の逃避行

2021年06月21日 | もう瀕死で
レコとか焼きそばにうつつを抜かしていたら、
日曜の夜からめまいに襲われてしまう。またか、と。
平衡感覚というものがいかに大事なものか痛感する。
目がぐるぐる回り、まともな思考ができなくなり、
やさぐれるだけでなく、絶望感に苛まれる。

(たぶん)キム・ノヴァクに似た
耳鼻科医の先生のところで診てもらう。
「急に暑くなりましたからね、気圧の変化のせいかもしれません」
と軽い口調で一週間分のクスリを処方される。

ヒッチコック監督「めまい」のキム・ノヴァクは
ジェームス・スチュアートを地獄の底に落としていたけれど、
まさか地獄に落とすつもりはないですよね、先生。
そんな疑念を抱きながら仕事場に戻ったら、
そうか、目の前の仕事量が地獄であることに気づくのでした。

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10分間の攻防

2021年06月20日 | にやけ男のブルース
原稿のための資料を読み、
本の構成案を考える。が例によって進まず。
考えても考えてもダメなときは
手を動かすといい、と聞いたので、
メモ用紙にああだこうだと書いていたら、
なんとか方向性が見つかり、取り急ぎの分は片付く。

ということで、
今日はこれくらいにしてあげてもよろしくてよ、
とツンデレモードを発令し、仕事場を出る。

自宅のある駅に着いたのが夜の8時50分。
けっこう疲れたなあ、と思いつつ、
駅の改札を出た正面のところにあるレコ屋に駆け込む。
9時閉店だけど、こういうギリギリの時間のときに、
いいレコが見つかるんじゃ。ふっふっふ。

そしたら、ホントに見つかった。
新入荷のエサ箱を大急ぎで物色したら、
欲しかったレコがあるわあるわ。
しかもみんな千円以下。うひょひょ。
これはもしかして、と思い、
贔屓のアーティストのエサ箱に行ったら、
これまた大量に掘り出し物が。
どれにしようかな、げしし。
と薄気味悪い笑みを浮かべていたら、
「お客さん、閉店なんですよ〜」と店員さん。

結局、何も買わずに出る。
こういうことってあるんだな。
そして、こういうときって何も買えないんだな、と。
すっかり落胆して自宅に戻る。

帰ってメールチェックしたら、
ライターさんからずっと待っていた原稿が届いていた。
最後の最後に、少しだけ安堵し、
「うひょ〜」「げし〜」と力なく笑う日曜日の夜。



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