Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

あの夏の日は幻

2011年05月30日 | 日々、徒然に
5月も明日で終わりである。
ついこのあいだGWだと思ったのに、
いつの間にか梅雨になり、夏の気配もひとしお。

I嬢に「夏って聞くと浮かぶものはなんですか?」
と聞かれたので、速攻で、



と答える。I嬢は冷たい目を向けつつ、
「もっと他にあるでしょう」と。ならば、



ではどうか。しかし、首を縦に振らないI嬢。
それでは何だというのだ。



なのか。それとも、



だろうか。いかん、喰いたくなってきた。

すべてNGである。
発想が貧困なのは今に始まったことではないが、
だって、ふつう上の二つでしょう、と主張しつつ、
むなしく梅雨の夜は過ぎていくのでした。
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初期衝動と感じること

2011年05月28日 | 日々、徒然に
午後から取材のテープおこし。
今日もまた取材があるので、
それまでに終わらそうと思ったけど、時間が迫ってきて中断。
お茶の水まで移動して、山の上ホテルの近くにあるギャラリーに。
そこでウクレレとギターのライブを聞いたあと、取材スタート。

取材が終わってみると、もう夜の9時過ぎ。
さすがに今日はこれまでかな、という感じで帰宅。

家に帰ってTVをつけたら
佐野元春の「ザ・ソングライターズ」が。
ゲストは曽我部恵一。詩とはわからなくても感じるものだ、と。
そして、書くときの初期衝動を大切にするという発言も。

感じること。初期衝動。
大事だと思う。そういうこと。
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妄想と砂時計

2011年05月27日 | 邪悪なT君


なんだこれは。
どん兵衛? 店なのか?

うひょひょひょひょひょ。

ここぞとばかりに登場した男。
そう、邪悪なT君である。

「渋谷駅のホームにあるんですよ~。
 どん兵衛のアンテナショップというわけで、
 喰えるんですよ、どん兵衛が~お店で」

ということは、店でお湯を入れて喰うということなのか。

「お見事~なかなか勘が鋭くなりましたね~。
 そうなんですよ~好きなどん兵衛を選ぶと、
 店員がお湯を入れてくれるわけですよ~」



なんということだ。
砂時計が一緒についてくるとは。

「うひょひょ。見事な気配りですね~。
 3分って短いようで長いですから、
 砂時計が落ちるのをひたすら待って喰うわけで」

ちなみに値段は200円。
全国各地のどん兵衛があるらしい、西日本とか北海道の限定品が。
おにぎりとのセットだと300円。なんともまあ。

「店でどん兵衛を喰うのもなかなか捨てがたいですよ~。
 なんといっても駅のホームにありますからね~
 公衆の面前でどん兵衛、うひょひょひょ」

君みたいな裏街道の男と一緒にするな。
こんな店、行ったら地に堕ちる。

「またまた~心はそうでも体は正直ですからね~。
 そのうちペヤングの店ができたら大変ですよ~。
 カップ焼きそばは、お湯を捨てるところが最大のクライマックスですからね。
 そのあたりをちゃんと演出した店だといいんですけどね~うひょひょ」

邪悪なT君の妄想は広がるばかりである。
ペヤングの店ができたとしても、行くものか。
金ちゃんヌードルの店でも駄目だ、絶対。
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アレを求めて東京横断

2011年05月27日 | 日々、徒然に
午前中は三軒茶屋に行き、
キュロットタワーにある人気(ひとけ)のないカフェで
デザイナーのTさんと打ち合わせ。
近日中に提出するデザインについて、あれこれと話し合う。

仕事場に入り、
6月売りの雑誌で書いた原稿の校正が帰ってきたので、
修正して入稿。ちょっと肩の荷がおりる。
そのあと7月発売の本のページラフの整理などをしていたら、
新しい案件の電話があったりして、
また(今も、だ)せわしなくなる予感。

夜の10時まで原稿整理などをして、
高円寺に行き、デザイナーのFさんと打ち合わせ。
想像以上にデザインの出来がいいので、気分がちょっと高揚。
11時にライターHさんと高円寺の駅前で待ち合わせて、ブツの受け渡し。
日曜日の取材の打ち合わせなどをおこなう、立ち話で。

高円寺から電車に乗ったのが11時半近く。
ようやく帰宅できる。今夜は麦のアレを摂取するのだ。
するったらするのだ、アレを。
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あなたの真意は

2011年05月25日 | 日々、徒然に
菅首相が、パリでサルコジ大統領と会談したそうな。
原発の安全性向上に協力体制を敷くらしい。
つまりは原発を存続させるというわけで。
世界一の原発大国との連携を強化して、
菅さん、あなたはどこに行こうとしているのでしょう。
口では原発に変わる代替エネルギーに言及しつつ、
サルコジのリーダーシップにあやかりたい感じが顕著。

ここで「朝日ジャーナル」原発特集の
池澤夏樹さんのエッセイを引用します。

政府や電力会社には「電気はたっぷりあります」というメッセージを
引っ込めてもらって「これからは電気が足りません。
必死でソーラーと風力で電気を作ります。
電気の質も悪いかもしれないけど、
とにかくできる限り、ソーラー発電と風力発電と
地熱発電で電気を作りますから、それで間に合わせましょう」と。
産業界は反対するだろうが、それでまかなえる範囲の文明をつくるしかない。
(中略)
500万台の自動販売機が煌々と夜を照らして、
新しい携帯電話が次々に発売されて、
毎年ビールの新しい銘柄が出る。そうではない生き方もできると思う。
??「落胆して泣いて…良き貧しき国の再生を」より引用。

これから徐々に滅びていくのが、
この日本という国なのかもしれない。それでいいのかな、と。
ビールはモルツとヱビスがあればいい、と思うし(あとハートランド)。




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Magazine Love

2011年05月24日 | 日々、徒然に
原稿書きと、
デザイン出しのための素材整理などで
今日も終わってしまう。

それでも原稿を書き終わった午後4時過ぎ、
ランチ(?)がてら書店に寄って、欲しかった雑誌を買う。

まずは「朝日ジャーナル」の最新号。
特集は「原発と人間」。横尾忠則の表紙が毒々しくて、いい。
基本は反原発の論戦が張られているみたいだけど、
「原発を知るためのブックガイド106選」が役立ちそう。



あと「ブルータス」の最新号も。
「本」というか「本屋」の特集だ。
表紙のシロクマのイラストが素敵。庄野ナホコというイラストレーターらしい。
書店ってもともとフォトジェニックだし、
ちゃんとしたカメラマンが撮れば、どれも絵になるというか。
「このジャンルに強い100書店」という綴じ込みが出色。
「昭和のお色気本を探すなら」「ビートニクの本を探すなら」
「旅心を誘う本を探すなら」「和田誠の本を探すなら」といったジャンル別書店ガイド。
ゆっくり書店回りをしたいところだけど、状況が許さず。




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変わらないことの大切さ

2011年05月23日 | 日々、徒然に
朝から、かなり胃の調子が悪く、
行きつけの病院に行き、クスリをもらう。
クスリに依存するのは避けたいところだが。

少し遅れて仕事場に入り、
デザイン出しのための素材整理に追われる。
12ページ分の素材をまとめて、ふたりのデザイナーさんに送る。

夕方。I嬢とライターH氏の3人で
新宿・紀伊国屋書店サザンシアターの、
森達也さんと高橋源一郎さんの
トークイベントに行く。

イデオロギーではなく、
職業倫理で動くことの大切さを説く高橋さん。
民意が99パーセント同じ方向に動いたときは
危険だと警告する森さん。

あと今上天皇って、よくね?
と吐露する高橋さんに場内が沸く。確かにそうかもしれない。
高橋さんも森さんも、
震災後のこの国の妙なテンションの上がり方に警鐘を鳴らしていた。
変わらないことが大切だということ、だ。

そして職業倫理という言葉。久し振りに響いたな。
自分にはちゃんとあるだろうか、職業倫理。

イベントが終わって、
雨の新宿を歩き、3人で居酒屋Cに。
今朝の胃痛のため、ほとんど呑まなかったけれど、
珍しく文学とか詩の話になったりして、
ふたりの意外な面を見て驚愕したりする夜でした。

明日もまたデザイン出しと原稿書きが待っている。
今日のイベントは活力になったかな、と。


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名優すぎるひと

2011年05月22日 | 日々、徒然に
長門裕之さんが亡くなった。享年77。
まだまだ元気だと思っていた。
というか、ずっと現役だったわけで、その喪失感はかなりのもの。

今村昌平監督『豚と軍艦』のみじめに死んでいくチンピラや、
蔵原惟繕監督『われらの時代』の挫折していく左翼青年など、
妻の南田洋子の介護にまつわる
エピソードで語られるのは仕方ないけれど、
黄金時代の日活映画を支えた名優だと思う。

長門裕之さんの映画を5本挙げるとしたら、

1 無法松の一生(1943)
2 憎いあンちくしょう(1962)
3 秋津温泉(1962)
4 拝啓天皇陛下様(1963)
5 にっぽんぱらだいす(1964)

という感じかなと。

1は稲垣浩監督の戦時中につくられた人情劇。
車引きの無法松(板東妻三郎)が名家の奥さんに
ほのかな憧れを抱くのだけど、その奥さんの子供が長門さんだった。

2は石原裕次郎と浅丘ルリ子が日本を縦断する恋愛ロードムービー。
ふたりを追いかける新聞記者役。主役でなく脇役で光る人だった。

3は吉田喜重監督のただれた不倫ドラマ。相手役は岡田茉莉子。
彼女の一世一代の熱演を軽く受け止めながら、優柔不断でずるい男を名演。



4は渥美清の代表作の一本で、頭は弱いけど人の良い男の戦友を演じ、
ナレーションも長門さんだ。本当に受けの芝居が上手な人だと思う。

5は赤線廃止直前の花街の人間模様を描く、前田陽一監督のデビュー作。
長門さんは娼館の跡継ぎを演じ、純な面と小賢しい面の両方を見せる。

全部名作中の名作です。
日本映画の凄さを堪能できる5本と言えるでしょう。
思わずシネフィル魂が炸裂してしまいました。
ご冥福をお祈りします。


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ライク・ア・ローリングなひと

2011年05月21日 | たまには音楽でも
ロニー・ウッド「I Feel Like Playing」を聞く。
9年ぶりのソロアルバムとな。もうそんなになるのか。
趣味的なロックやブルースをユルく演っているものだと思っていたけど、
なかなかどうして、聞かせる。
この人のボーカルはこんなに魅力的だったのか、と再認識。

タイトルは日本語にすると、「おれ、ちょっと演りたい気分」という感じです

03 Lucky Man の躍動感と前向き過ぎる歌詞。
だって「俺はラッキーな男」と歌う63歳って、そうはいないだろう。
07 Spoonful の粘っこいブルースも素晴らしい。
ガンズのスラッシュや、レッチリのフリーなど、参加ミュージシャンは豪華で、
愛されキャラぶりが際立つけれど、あくまで主役は俺、という感じが好ましい。

これだけの人なのに、ストーンズにいると、まるで目立たない。
まあミックとキースがお化けみたいなキャラだから仕方ないのだが。
ソロキャリアとしては、ミックやキースをはるかにしのいでいるわけで、
過去のアルバムをちゃんと聞き直してみようかな、と思う次第。

ストーンズもいいけど、ぜひソロツアーに来てほしい。
渋谷公会堂(C.C.レモンホール)あたりだと最高なのだが。

ということで、
ディランの30周年コンサートで
ロニーが歌った「Seven Days」を張っておきます。カッコいいです。

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The Day Of MOUROU

2011年05月20日 | 日々、徒然に
朦朧としながら、朝起きて、シャワーを浴びる。
それもこれも、すべては昨日のアレのせいだ。

アレとは麦芽を発酵させてつくるアレ、だ。
お馴染みの居酒屋Tがリニューアルオープンということで、
ついついアレを大量摂取してしまったのだ。
やたらに喉が渇くのだが、食欲はゼロ。しかもこの暑さ。
朦朧としながら、赤坂にあるデザイン会社まで行く。さらに朦朧。

夜になって、ようやく意識がはっきりしてきた。
しかし、溜まった仕事が目の前にのしかかってきており、また朦朧。

今日は夜中まで打ち合わせがある。なんともまあ。
これでまたアレを摂取したら死ぬな、きっと。
とにもかくにも、朦朧は続く。
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