Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

甘い甘い生活

2021年07月31日 | ささやかな幸せ
やさぐれた心をなんとか癒やそうと、
ヴェトナムのファストフード、
バインミーとヴェトナムコーヒーで遅めのランチをば。


パクチーとピリ辛のソースの香りが
自分の中に眠っているアジアンな部分を刺激する。
ヴェトナムコーヒーもコンデンスミルクとかき混ぜる前に
ブラックで楽しみ、そのあと思い切りかき混ぜて
甘々にしていただく。メチャ甘いけど美味。
またヴェトナム行きたいなあ。コロナが明けたら、
って、一向に明ける気配がないのが悲しい。
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歌って踊ってほしいひと

2021年07月30日 | 映画など
内山雄人監督「パンケーキを毒見する」を見る。
毒味、じゃなくて毒見。
それにしても、菅さん主演の映画ができるとは思わなかった。
とはいえ、菅さんが演技したり、
歌ったり踊ったりするわけではなく(当たり前だ)、
既存のニュースや国会中継などの映像を駆使しながら、
菅義偉という人物を浮き彫りにしようとするドキュメンタリー。
いや、バラエティーとうたっているから、
そのような感覚で見ると楽しめるというか。


村上誠一郎、石破茂、江田憲司といった国会議員や
元官僚の前川喜平、古賀茂明といった人たちが
管さんについて語っているのを聞いていると、
こんなワードが浮き上がってくる。

朴訥。
庶民派。
冷徹。
利にさとい。
成り上がり。
博打打ち。
権力大好き。

なるほど、そうなのか。と管さんのキャラクターが
少しずつわかってはくるのだけれど、
結局のところ、なぜいま管さんが現在のような
政治家になっていったのかよくわからない。
掘り下げが足らないのか、
それともそもそも掘り下げるような素材がないのか。
そのあたりもわからないのだけど。

この映画オリジナルで管さんの肉声が聞けるわけではないので、
結局のところ映画で語られるのは推測でしかない。
ただ、少なくとも言えるのは、
この人をトップに据えたままにしておくのは、
あんまりよろしくない、ということだと思う。

でも結果的に、自分たち国民が管さんがトップでいい、
と認めているわけで、それを変えようと思ったら
ちゃんと声を上げ、選挙に行くしかないのだろう。
この映画の作り手の目的は、まさにそこにある。

管さんって映画の主役を張るには少し弱いというか。
強烈なキャラクター性に欠けると感じるのはなぜだろう。
いや、まあ。政治家に特別な個性など求めてはいないし、
ちゃんとやることをやってくれればいいのだけど、
もっと極悪で業の深い人だったらスクリーンで栄えるのになあ、と。

本作は「新聞記者」や「宮本から君へ」
を手掛けた河村光庸プロデューサーによるもの。
「宮本から君へ」が文化庁より
助成金交付を不当に取り消された事件も記憶に新しいけれど、
めげずにお上が眉をひそめるような映画を
公開する心意気は大いに応援したいところ。

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お姉さん無間地獄

2021年07月28日 | 日々、徒然に
決して自慢するつもりはないのだが、
スケールの小ささにかけては、
他の追随を許さないtacoです。

というのも、手元に
中古レコ屋の「50円引き」の割引券があり、
いてもたってもいられなくなってしまったのです。



仕事場を飛び出し(仕事しろよ)、
レコ屋に駆けつけ、にやけながらエサ箱を漁る。

鼻息を荒げながら、580円のレコを
レジのお姉さんに持っていくと同時に、
「あの、コレ、大丈夫ですか」と割引券を申しわけなさそうに出す。
「はい。じゃあ530円ですね」とお姉さん。
千円札を出し、おつりをもらうとき、
「じゃあまたこれを使ってくださいね」と
お姉さんは同じ割引券を自分に渡すのでした。

ということは、アレですか。
ずっと50円引きでレコを買え、ということですか。
あまりにも、あまりにもスケールの小さな
やさぐれ男はいとも簡単にお姉さんの術中にはまり、
気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべながら、
中古レコ買いの無間地獄に入り込むのでした。

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戻りたい戻れない

2021年07月28日 | 日々、徒然に
自分の持っているスマホは、
何か大きな事件やトピックがあると
画面を立ち上げたときに「緊急ニュース」が表示される。

先週からこっち、
「●●選手が金メダル!」
「感染者が●●●人突破!」
「これで日本●個目のメダル!」
「医療逼迫で自宅療養者が●●●人に!」
という歓喜と絶望のニュースが
交互に表示される日々でげんなり。

TwitterとかのSNSも
タイムラインで流れてくる情報が奇々怪々だし、
こんなわけのわからない
情報の垂れ流しを浴びていたら
どんな人でもメンタルをやられると思う。

自分もふくめて、気をつけましょう。
テレビは朝ドラぐらいにして。SNSもひかえめに。
リアルな場とかでデマまがいのうわさ話はしない。
ましてや、モヤモヤした怒りの矛先を
特定の個人に向けないように。

そろそろ禁句、
と明菜さんも歌っていたじゃないですか。ね。

コメント (2)
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労いの報酬

2021年07月27日 | いやはやなんとも

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行き止まりの先

2021年07月27日 | 映画など
日向史有監督「東京クルド」を見る。
東京近郊に住むクルドの人は1500人以上だという。
その中で少なくない人たちが国に難民申請をしているが、
まだ一人も認定されていないらしい。
本作は、日本に住むオザンとラマザンというクルドの青年を通して
日本という国が浮かび上がってくるドキュメンタリーだ。


映画の冒頭、この二人がボーリングに興じるところ。
屈託のない普通の若者に見える。
夢もやりたいこともあるみたいだから、
そのまま頑張れ、と観客の多くは思うだろう。

彼らは終始、穏やかで
でも、いつまで経っても仮放免のままで。
難民として認められず、就労すらできない現状に
薄ら笑いを浮かべ、カメラに向かって
「どうしたらいいんでしょう」と嘆く場面に
どうにもならない絶望感がにじみ出る。

後半、二人が将来について話しながら、
川の中州を歩く場面が象徴的で、
この映画の作り手の意思と意図を強く感じる。
中州は行き止まりになっていて、
そこから先に進めないのだ。どん詰まり。

この国には、人権がないがしろにされている人々がいる。
かたや、国をあげての大イベントが開かれている。
多様性が大いにうたわれた国立競技場から
さほど遠くない映画館で本作を見て、多様性を感じております。

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奈落の底でしみじみと

2021年07月26日 | 映画など
スタンリー・キューブリック監督「シャイニング」を見る。
何を今さら、という気はするけれど、
やっぱり、いい。震えるほど素晴らしい。


冒頭から圧倒的なカメラワークで見せる。
山並みの道路を走る車を空からゆっくり追う俯瞰ショット。
当時はドローンなどなかったはずなのに、
よくもまあこれほど美しく
山をなめるようなショットが撮れるものだなあ、と。

ジャック・ニコルソンの狂気と
シェリー・デュバルの恐怖の表情。
この二人が見せる、笑い一歩手前の顔芸。
双子の姉妹。エレベーターからあふれる血の海のイメージ。
美しくも冷え切ったホテルの内部を、少年が三輪車で
ぐるぐると回る移動ショットに酔う。
絶望的なほどしんしんと降る雪。
クライマックスの迷路でのチェイス。すべてが素晴らしい。

初公開のときは高校生だった。ひたすら怖かった。
キューブリックのハッタリの効いた演出に、
10代のガキンチョはすっかり騙されたのです。
大人になってビデオで見直した。
そうか親子の戦いの映画なのか、と。
そしてくたびれたおっさんになった今、心の弱いDV男が
幽霊に取り憑かれてしまう、なんとも悲しい映画なんだなあと。
ホラーなのにしみじみしながら見る自分がいたのです。
偶然にも、今日はキューブリックの誕生日で、
健在なら93歳なんだな、としみじみさがより募ったという。

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灼熱のクレーム

2021年07月25日 | やさぐれ男のつぶやき
なんという猛暑。
この時期は日傘が欠かせない。ないと死にます。
ひいひい言いながら、仕事場に向かうだけでも重労働。

汗だくで仕事場に入ったら、
室内の気温が40度超えとな。
エアコンをかけても一向に冷える気配がない。
朦朧としたままMacを立ち上げ、
メールチェックをしたら、
おお。みなさん働いてる、というか。
デザイナーさんからはしっかりゲラが送られてきているし、
ライターさんの原稿もちゃんと届いていた。
感謝の言葉もありません。

自分も文句言わずに仕事します。
暑いとかやってらんねえとか、
麦のアレを出さんかい、とか言いませんから。
言いませんよ、絶対。きっと。たぶん。

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時代の光と影

2021年07月24日 | ストレイキャットブルース
あれ。さっさと立ち去るなんて。
どこ行くんですか。
もしかしてオリンピック見るんですか。
世の流れに乗っかろうと必死ですね。
時代に取り残された輩に言われたくないって、
突っ込みが来そうですけど、我関せずですか。

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人文の敗北

2021年07月24日 | 読んでいろいろ思うところが
姫野カオルコ「彼女は頭が悪いから」(文春文庫)を読む。
東大生5人による強制わいせつ事件を元にした小説。
ひどい。とにかくひどい。
そして悲しい。ひたすら悲しい。
でも、清々しいとも言える読後感。
これはいったいどういうことなのだろう、と。

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