Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

断末魔の声がきこえる

2023年04月30日 | 満身創痍な
首が回らない。

って、別に借金で回らないわけじゃないですよ。
まあ、そりゃあ、貧乏ではあるんですけどね。
ってほっとかんかい、あん?

ともあれ、寝違えたにしては、
首を曲げるとものすごく不快な痛みがきゅうっと。

銭湯行きたいな。ゆっくりジャグジーなお風呂で
体をあっためたいな。で、マッサージに行って、
いろんなツボをきゅきゅっと押してもらって
断末魔の声を上げたいな。

体と心のケアをしてもらって元気になったら、
そんときはアレですよね、アレ。麦の。米の。芋の。
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多才で多彩な

2023年04月29日 | 読んでいろいろ思うところが
「本の雑誌」5月号を読む。
創刊者の目黒考二さんの追悼号。
書評家としては北上次郎、
競馬評論家としては藤代三郎だった
目黒さんの多彩な活躍ぶりを回顧。
椎名誠や沢野ひとし、木村晋介、群ようこなど、
関係の深かったひとたちの追悼文が
それぞれ個性が際立っていて、そこがまた哀切きわまりない。


さらに宮部みゆき、大沢在昌、北方謙三といった
名だたる作家さんたちも、追悼文を寄せていて、
目黒(北上)さんの書評のおかげで成長できたと語っている。

愛された人なんだと思う。
そして、仕事(会社経営、執筆活動など)に対して
おそらく手を抜かなかったからこそ、
より信頼され、愛されたんだなと想像する。

椎名誠「哀愁の町に霧が降るのだ」などに出てくる目黒さんは、
沢野さんや木村さんみたいなキャラは立っていなかったけれど、
目黒さんがいなかったら、
「本の雑誌」はここまで続かなかったと思うわけで。

北上次郎名義で書いた文庫解説は
実に423点にのぼるらしく、そのリストが圧巻だし、
各出版社が自社の本の広告として、
目黒さんに哀悼の意を唱えているのも感慨深い。

80年代から90年代にかけて「本の雑誌」だけでなく、
「噂の真相」「広告批評」「話の特集」など、
リトルマガジンが隆盛を誇った時代はすっかり遠くなった。
岡留安則さんも島森路子さんも矢崎泰久さんもすでに亡く。

なんとも寂しい限りだけど、
それはそれとして、自分たちは
先達のすごい人たちの足元には到底及ばないことは
重々承知はしつつ、もう少しじたばたしながら、
生きていかないといけないのです。

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崖っぷちで死語

2023年04月28日 | 日々、徒然に
世間は明日からのGWで浮かれているようだけど、
果たして休めるんでしょうか。
見逃している映画は見られるんでしょうか。
積ん読の本は少しでも減るんでしょうか。
安レコをアホみたいに買い漁ることができるんでしょうか。
麦のアレや米のソレに耽溺できるんでしょうか。

雑誌原稿が2本と、
単行本用の原稿が6ページほど。
立ち上がりつつある3冊の本の準備等。
ふふん。それくらい、
ちょちょいのちょい(死語)でやっちまえば、

1日ぐらい休めるかな。
映画は2本ぐらい見られるかな。
本は1冊か2冊読めるかな。
800円ぐらいの安レコ買えるかな。
麦のアレでチンボツする夜が1回ぐらいあるかな。

という感じです。
これだけできれば御の字。多くは望みません。
あ、チンボツの回数を1回じゃなくて2回ね。ねったら、ねっ。
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暗いマッチョ

2023年04月26日 | 満身創痍な
尻の話ばかりですみません。

要は大殿筋が凝りまくっているようです。
少し前、整体に行ったとき
大殿筋のあたりをマッサージされたら、
ぎゃああああ、って悲鳴を上げた記憶があるような。
あと姿勢も悪いんでしょう。
だらんと座っているので、腰に負担がかかっているし、
1時間ごとに数分、ストレッチとかスクワットを
するように言われたこともあるけれど、
そんな健康的なコトしてたら、今ごろマッチョですよマッチョ。

体も心もどんよりして、
マッチョからほど遠い身としては、
いま目の前にある仕事を一望して薄笑い。
原稿書き、誌面構成づくり、企画書出し、
資料づくり、仕事依頼、
取材アポ取り、資料本読み、資料映像チェックなどなど。
うふふ。どうしようかな。うふふ。

脚の高いハイテーブルを買って、
立って仕事しようかな。ほんとに。
そのほうが姿勢も良くなるかも。
そもそも生きる姿勢に問題があるのでは?
という突っ込みは受け付けません。受け付けませんったら。

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シリアスなはなし

2023年04月25日 | もう瀕死で
人間は、尻と共にある。

いきなり下品な話ですみません。
だって、尻が限界なんです。
そう、朝からずーっと座って
Macに向かって原稿とかメールとか
構成案をつくったりとかで
尻がもうアレなんですよ。限界です。

脳味噌とか目とか。あと気力とか。
そんなモノより尻の方が大事、というか。
尻が悲鳴を上げたらお手上げですよ。
立って仕事しようかな、と本気で思ったりして。
「今日はこれくらいにしてあげてよろしくてよ」
とツンデレモードを発動。帰って尻をいたわらないと。
といっても、誰か尻のいたわりかたを教えてくださいな。
シリません、ってベタな。

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この猫背を直してくれ

2023年04月24日 | 読んでいろいろ思うところが
高橋久美子「いっぴき」(ちくま文庫)を読む。
チャットモンチーの元ドラマーで、
現在は作詞家や絵本作家など、
さまざまな顔を見せている高橋さんのエッセイ集。
なんという気持ちよさだろう。まっすぐな筆致と
的確な言葉づかいがびしびしと伝わってきて、
読み進めていくうちに背筋がぴんと伸びてきたという。


チャットモンチーを脱退してからの
約6年のあいだに書かれたエッセイ。
家族が大好きで、三姉妹の真ん中で、
学級委員とかやるタイプで、
音楽に目ざめ、中高では吹奏楽部に明け暮れ、
大学では軽音学部で、ワゴン車を乗り回しながら、
まっすぐ生きてきた高橋さんの心の動きが
だんだんわかってくる。まっすぐだから疲れたり
心が折れるたりするときもあるだろうけど、一点突破で
青春を駆け抜けているところが、なんとも眩しい。
自分のような死にかけのおっさんでも、
ちょっと突っ走ってみようか(死ぬけど)という気にさせる文章。

一生懸命、歯を食いしばって
言葉を発してきた人だということがわかる。
それはチャットモンチーで「シャングリラ」「ハナノユメ」
「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」などの歌詞を書いた人だから
本書を読まなくてもわかることではあるけれど。

金言がたくさんある。
大学時代の無為な生活を振り返って、

人生において、何の糧にもならなかったことをたくさんしたなあ。でも、ただ一つ言えるのは、無意味だったと言えるのは、やってみたからだ。やってみたことの中で、意味があって人生の糧になったこともたくさんある。その残りカスみたいに私の中のゴミ箱に溜まっていく出来事。そういう奴らほど、どうしたことか強烈な存在感を放ってくる。

詩作については、

言葉は、花束にもナイフにもなる。だからこそ、私達のように言葉を生業とする人間はその面白さと危うさを伝えなければならない。何となくコンビニから流れる私の歌詞が、誰かの明日を作るのかもしれないという使命はいつも私の中にある。

バンドを脱退して一人になった自分について、

人間は必ず前に進まなければいけないことになっている。歌詞でも何でも「新しい未来」とか「前に進もう」とか歌いがちだけれど、それだけが正解ではないのではないか。一瞬の燃えるような情熱を胸に秘めて生きていくだけでよしにしてくれないか。

本書の解説はバンド仲間だった橋本絵莉子さん。
高橋さんが黙々と書いてきたことへの
素晴らしい返歌となっている。

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スプラッタからほど遠く

2023年04月23日 | 日々、徒然に
あらまあ。いやらしい。
まったくもお。


最寄りの駅にある書店が、
ちくま文庫と河出文庫の希少本フェアとな。
なんともいやらしいではないか。
人にさんざん積ん読させておいて、
さらに買わせようという魂胆が見え見えである。

まずは家にある積ん読の山を、
半分ぐらいにしてからでいいのでは、と思いつつ、
このフェアがいつまで続くかわからないので、悩みに悩む。
思わず目をそむけた先の新刊コーナーには、
ディランの「ソングの哲学」が面出しされていたという。
なんという図版の豊富さだろう。カラフルでいいなあ。
あらま3千円超えですか。レジェンドたちの来日ラッシュで、
ロック貧乏は鼻血も出ないの知ってますか、御大。
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おっさんはハードボイルドに限る

2023年04月22日 | 映画など
ドン・シーゲル監督「突破口!」を見る。
これもむかしTVで見たきりで、
ウォルター・マッソーの飄々とした感じしか
覚えていなかったけれど、
ともあれ、世の中にこんなに面白い映画があるのか、
とつくづく思い知らされたというか。
もう50年前の映画なんだな。ありがとうストレンジャー。


ウォルター・マッソー演じるケチな銀行強盗が
小さな銀行を襲い小銭をせしめるつもりが、
マフィア絡みの大金を手にしてしまったことから、
殺し屋に狙われてしまう筋立て。

この映画には、いわゆる心理描写というものがない。
マッソーはひたすら悪知恵を働かせ、きびきびと行動するだけで、
女房が死んでも、黒幕の愛人とねんごろになっても、
感情を露わにしないし、カメラも音楽もカット割りも
人物の心境に寄り添わない。

死んだ女房にそっとキスをするマッソーに
シンパシーを抱こうと思ったら、そのあと
女房が乗ったクルマにガソリンをぶっかけて
爆発させる場面にたまげる。余計な同情なんかいらん、
お前ら観客は、ただ映画を見てればいいんだと
いわんばかりの非情さだ。

一発も銃を撃たない主人公なんて、
ドン・シーゲルの映画では珍しいというか、
ひねりが利いているし、マッソーを狙う
殺し屋のジョン・ドン・ベイカーは、
人殺しをにやけながら行う変態野郎で
それ以上でもそれ以下でもない。その潔さといったらない。

飛行機乗りの過去を持つマッソーが
プロペラ機で舞いあがり、ベイカーとカーチェイスする場面の
ダイナミックさと開放感に、ああ面白い映画を見たなあ、
と嘆息するばかりだったのです。

それにしてもウォルター・マッソー。
この俳優さん、60年代後半から70年代は絶好調で、
本作をはじめ、「サブウェイ・パニック」
「マシンガン・パニック」「コッチおじさん」
「フロントページ」「サボテンの花」
そして「がんばれ!ベアーズ」など名作が目白押し。
強面だけどおもしろおかしい個性が炸裂しているのです。

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その後の仁義なき炭水化物

2023年04月21日 | はるか遠いところへ

なんだこれは。
なぜこんなモノが眼の前にあるのだ。

確かに空腹だったのは否定しない。
だからといって、いかにも昭和な喫茶店に入り、
「焼きそば」という文字を見て
一瞬でオーダーしなくてもよいではないか。

しかも、焼きそばにご飯がついているとは。
どれだけ炭水化物を摂取させるつもりだ。
糖質過多で成人病にさせようという魂胆か。

アツアツの鉄板に鎮座した焼きそばの上には
カツブシがアホみたいにまぶされており、
まわりには溶き卵がじゅうっと敷いてあったという。
そんなコトをして泣かせようとする
邪悪なやり口は許せん。許すものか。
どうやって食せというのだ。
ごはん、焼きそば、ごはん、焼きそば、味噌汁、水。
またごはん、焼きそばの順か。桃源郷か。
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現実逃避という名のエサ箱

2023年04月20日 | 日々、徒然に
例によって中古レコ屋で物色。
訃報続きで、YMO関連のレコが軒並み品薄。
見つけてもけっこうな高値というか。
「増殖」だけ780円とかの値付けで、
人気ないのかな。好きなアルバムなんだけども。

あとは伊勢正三、堀ちえみ、飯島真理のレコが
どっさりと入荷されていて、
「ほほお」「ふむふむ」としばし唸ったまま
エサ箱の前でたたずむのでした。仕事せんかい、あん?
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