レッド・ホット・チリ・ペッパーズの新譜
「ザ・ゲッタウェイ」を聞く。
レッチリのいいところは、
脳ではなく、下半身で聞けるところ。
下品な言い方をすると、うずくのだ、下半身が。
ただ、ギタリストがジョン・フルシアンテから
ジョシュ・クリングフォッファーに代わったせいか、
病的でメランコリックな要素が減って、
よりポップに聞きやすくなり、本作もその流れ。
聞きやすいとはいえ、CDをかけていると
下半身がうずく瞬間が何度もある。
フリーのベースが官能的、というかいやらしい（褒め言葉）。
ライナーによると、ジャケはメンバーを模しているとのこと。
女の子はジョシュで、熊はドラムのチャド、
アライグマはベースのフリーで、
カラスはボーカルのアンソニーらしい。
これまでのジャケと比べると、ずいぶん可愛らしくなったなあと。
８月に出る本の進行が大詰め。
だけど、まだ本決まりでないページが
たくさんあって、本当に入稿できるのかと。
編集さんとのやりとりで、
テンションが下がったと思ったら、
いきなり上がってしまったりして、
つまりは術中にはまっているのかもしれない。
ということで、50年前の今日は
ビートルズが来日した日。
世間はもっと騒いでいいと思うけど。
記念イベントもけっこう地味なのが多いし。
ジョンの妹が来日していて、
トークイベントが仕事場の近くであったらしいけど、
知らされたのは終わったあとだった。いやはや。
その妹はジュリアというらしい。
ジョンが歌った「ジュリア」とは違うらしいけど。
遅々として進まない本の進行を見つつ、
原稿の整理をしたり、
イラストレーターさんにお願いしたりと、
いわゆる編集的な仕事に追われる。
疲労困憊していても、イラストレーターさんから
いい感じの絵が上がってくると、
やっぱり気分が良くなるというか。
我がドラゴンズ、
ジャイアンツ相手に、大野が完封。
このようにエースが連敗ストッパーになってくれると、
やっぱり気分が良くなるというか。
腰がアレだと思ったら、
今度は頭がフラフラしてきた。
去年のちょうど今ごろ、めまいに悩まされたので、
ちょっとやばいなと思いつつ、
無理をしないで、うまく誤魔化しながら
やっていくしかないのだろう。
ドラゴンズもスワローズ相手に三連敗。
お互い、試練のときかも知れぬ。
こっ腰が！
またやってしまった。
自宅の断捨離中で、
古い本棚を粗大ゴミに出そうとして、
外に運びだそうとしたそのとき、腰のあたりに違和感が。
プロ野球のピッチャーなら大事を取って、すぐ降板なのだけど、
こちとらしがないやさぐれ男なので、
そのまま運び続けていたら、ぐぎ、という音が。
おかげで死んでおります。
麦のアレを取ろうと、
冷蔵庫のドアを開ける動作ですら激痛が。
朝から原稿書き。
昼過ぎには終わらせたいところだったけど、
途中でメールやら電話が入ったりして、中断。
夕方からまた書き始めて、なんとか書き終える。
夜はイラストレーターさんと
せまる締切に戦々恐々としながら打ち合わせ。
すっかりやさぐれてしまったけど、
こういう人生なんだから仕方ない、と思ったりする。
こんなときは、レッチリの「Can't Stop」でも聞いて、
奮い立たせるしかありませんな。
つくづく下半身で聞く音楽（褒め言葉）を鳴らす人たちだと思う。
新譜が出たみたいだし、聞きたいな。
参院選が公示ということで、
仕事場の前の道路では
早くも選挙カーがひっきりなしに走り、
●●をよろしくお願いします、的なコールが鳴り響く。
候補者の名前や政党を連呼すればするほど、
じゃかあしい！絶対貴様ンとこは入れんけんのお、
と言いたくなるというか。
これがあと３週間とか続くのかと思うとなんだかなあと。
まあ投票はすると思うけど。
締切が迫ってきて、
きりきりとした感じが漂う今日この頃。
編集さんに参考までに読んでと言われた
東村アキコ「東京タラレバ娘」を帰りの電車で読む。
三度ほど思わず吹いてしまい、
隣のオバチャンに怪訝な顔をされる。
やっぱり上手いなあ。ディテールを積み重ねて、
読者の気持ちを引きつけながら、
ストンと落とすところの巧みさ。
登場人物の感情のラインがしっかりしているのかな、と思ったりもする。
婚期の遅れたアラサー女子の喜怒哀楽など
リアルにわかりっこないのに、うんうんと納得させられるのでした。
今日は世界難民の日、らしい。
３年ほど前だったか、ミャンマーからの難民男性と
少し話をしたことがあった。
軍事政権に対して反体制運動をしていた人で、
身の危険を感じ、来日したという。
もう１０年以上難民申請をしているのだけど、
まったく受理されないと嘆いていた。
その人の目をまっすぐ見られない自分がいた。
男性の目はあまりにまっすぐで、私はこういう状況です。
あなたはどう思いますか。あなたの国はどういう国だと思いますか。
そう問われているような気がして。
今年の１月から３月に難民申請をした
外国人は2356人。
そのうち難民と認定されたのは１人。
難民を生んでいる国や地域は
パレスチナの520万人。
シリアの490万人。
アフガンの270万人。
ソマリアの110万人など。
かかりつけのＭ歯科医院にて、
３か月に一度の歯科検診ということで、
歯と口のチェックをしていただく。
「ふーむ。左上の奥に磨き残しがありますね〜
ここは大きく口を開けると余計に歯ブラシが入りにくいですから、
口をだらんと半空きにしてみてください。
そうそう、そうやってポカンと空けるんです〜。
そこにすかさず歯ブラシを突っ込んで、キュキュキュっとね〜」
これ以上ない、と思われるほど
弛緩した半開きの口のなかに歯ブラシを突っ込まれたあと、
歯石を取ったと思ったら、
「レモンでいいですよね〜」
何を言うかと思ったら、研磨剤で歯をみがいてくれるらしい。
その研磨剤にはいろんな味があるとのこと。
「オレンジ味もあるんですけどね〜ここは酸っぱいやつで行きましょう」
と勝手にレモン味の研磨剤で磨きまくる先生。
確かに酸っぱいぞ。そしてちょっと苦い。
「妊娠中の人はいいかもしれませんね〜」
と軽口を言おうと思ったけれど、
そもそも口の中いっぱいに研磨剤が吹き付けられるので、
まともに喋れないのでした。
「この調子でしっかりブラッシングしてくださいね〜。
はい。死ぬまでです。死ぬまで」
レモン味だけに、
思い切り口を酸っぱくして
念を押してくる先生。は、はい。わかりました。
今度はオレンジ味にしてくださいな。
