朝からいろいろと、
届いたメールに応対して、
追加の原稿を書いたり、デザイン出しなどをしていたら、
いつのまにかお昼を過ぎてしまう。
締切の迫った原稿があるのだけど、なかなか進まず。
それでも頭の中をぐるぐるさせながら、とにかく書いていく。
ぐるぐる。ぐるぐる。
うひょひょひょひょひょひょ。
朝からいろいろと、
届いたメールに応対して、
追加の原稿を書いたり、デザイン出しなどをしていたら、
いつのまにかお昼を過ぎてしまう。
締切の迫った原稿があるのだけど、なかなか進まず。
それでも頭の中をぐるぐるさせながら、とにかく書いていく。
ぐるぐる。ぐるぐる。
うひょひょひょひょひょひょ。
1時間ほどで書けると思っていた原稿が、
意外と手間取り、資料を何冊もひもといて
ああだこうだとやっていたら、3時間近くかかってしまったという。
書いている途中で、明日入稿のブックレットの校正とか、
来週おこなう取材の準備とか、
デザイナーさんと来月発売の雑誌記事についてのやりとりとか、
とある人にインタビューを依頼するための手紙をかいたりとか、
いろんな作業が同時に入り込んできて、ちいとも進まず。
さらに別の原稿も、今日いっぱいで書こうと思っていたのだけど、
いざ進めようとしたら資料が足らず、
図書館に行き、過去の新聞記事などをコピー。
せっかく来たんだから、と、本や雑誌を物色して
仕事と大して関係のない本を借りたりして
不気味な薄ら笑いを浮かべる。いつ読むんだ、自分。
仕事場に戻る途中で、レトロな雑貨屋さんがあるのだけど、
なぜか「ココナッツオイルで揚げたコロッケ発売中!」
との張り紙を見て、しばし立ち止まる。
メンチカツなどもあるようだ。ほお。
ハムカツはないんですか、と店の人に聞こうとしたところで
「いかんいかん」と我に返る。
そんな邪念に包まれながら仕事場に戻ると、
もう時計の針は20時を過ぎていたわけで、
あまりにも時間が過ぎるのが早く、呆然と立ち尽くすのでした。
こんなコトなら、ハムカツ喰えば良かった、と。
原稿書きが終わらないところに、
プライベートで急用があり、夕方に帰宅。
いろいろあって、原稿を書く体勢に戻ったのが22時過ぎ。
あと何時間できるかな。2時間かな。うまく行けば3時間。
あまりに夜更かしすると、
翌日ゾンビのようになってしまうので要注意。
なんか毎年書いてるような気がするけれど、
ゾンビと言えば、ハロウィンですな。
あんまりはしゃぐと、ブギーマンがやってきて、
惨殺されますよ〜渋谷にいるみなさん。
だってカーペンター先生が
そう言ってるんだから間違いないです。
涙が出るほどの傑作です。
学生時代、コレと「ザ・フォッグ」の二本立てを見て、
感涙かつ脱力しまくったのはいい思い出というか。
どうでもいいのだけど、
「週刊文春」を読んでいたら、驚愕の事実が。
なんとタンマ君は、35歳以下だということが判明。
下手をすると20代かもという衝撃の事実。
そうなのか、彼は50年近くずっと平社員というのは知っていたけれど、
若者設定だったんですね、東海林先生。
エドワード・ギラン監督
「さすらいのレコード・コレクター」を見る。
「音楽ファンが待ちに待った、
レコード掘りドキュメンタリー発掘公開!」というキャッチコピーだけど、
ホントに音楽ファンが待ちに待っていたんだろうか、
という突っ込みをしたくなるほどの
マニアックすぎるドキュメンタリー。
本作に出てくるおっさん、もといジョー・バザード氏は、
ただの筋金入りのレコードマニア(日本語が変だな)ではない。
収集するのは72回転のSP盤ばかり。
1920年代のブルースやカントリーが最高だと言い、
音楽として聞く価値があるのは1950年代まで。
ロックンロールなど音楽を滅ぼすガンだ、と放言、いや断言。
ロバート・ジョンソンがまともなヤツの最後だと言い切る。
でも、大量のSP盤を丁寧に保管しながらも、
けっこう乱雑にターンテーブルに置き、
「どうだ、いいだろう」とドヤ顔かつ
ノリノリでレコードをかけるこのおっさんは、
存在自体にドライブがかかっていて、
映画の被写体として完璧というか。
52分という上映時間もあっという間で、
なんという疾走感。こんなおっさんに
アメリカの音楽史を教えられるのも悪くない。
えっ。
コレはもしかしてアレですか。
フィッシュ&チップスというヤツですか。
それはいいんですけど、隣にあるモノは何ですか。
なんともまあ、どす黒い液体だこと。なんか泡だってますよ。
ひょっとして呑むんですか。
そんなコトして世間が許すんですか。聞いてませんね。
日本だと、私がイラクで拘束されたことで、
家族が責められてしまう。
なんだか日本社会に家族を人質に取られているような感じです。
だって『自己責任』と言ってる人たちが、
当事者ではない私の家族の責任を追及するんですよ。
おそらく日本で言う『自己責任』というのは、
家族全員をひっくるめた話になってしまうんです。
結局『自己では責任が取れないんだぞ』
というバッシングだったのではないでしょうか。
この国では個人というものが認められていないと感じました。
もう13年も前のことになるのだけれど、
安田純平さんに取材した際、
こんなことを語っていた。イラク取材中に拘束され、
解放後に帰国したら、ものすごいバッシングがあったことを受けての言葉。
現在、安田さんは機上の人のようで、
まもなく帰国するとのこと。
NHKが安田さんの談話を報道している。以下、引用。
荷物をすべて奪われたので、そのことがとにかく頭にきている。
3年、40か月全く仕事も何もできなかったうえに、
すべての資産であるカメラであったり仕事のための道具
それまで奪われたというか、そこまでするかという。
解放の瞬間はまずそれですね。
トルコ政府側に引き渡されるとすぐに日本大使館に引き渡されると。
そうなると、あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように
思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかった。
忸怩たる思いが伝わってくる。
そして、安田さんはジャーナリストだなあと思う。
シリア解放機構(旧ヌスラ戦線)に拘束されていた、
安田純平さん解放とのニュースが。ほんと良かった。
無事、帰国していただきたいけれど、
くれぐれも「自己責任」「国に迷惑をかけた」といった
バッシングにまみれることがないように願うばかり。
落ち着いたら、いわゆる紛争地や危険地帯を取材する
ジャーナリストや記者たちと今回の体験をぜひ共有してください。
カタールが安田さんの解放に仲介したと報道されているけど、
実際のところはどうなんだろう、といろいろ想像。
でも、まずは休んでください。
メディアの皆さんもそっとしておきましょうよ、ね。
夏のあいだは休みもなくずっと仕事だったので、
いまだにその疲れが抜けていないというか。
今日は取材の依頼とか、ライターさんとの打ち合わせとか。
もちろん原稿の締切もあって、
かといってすんなりと書けるわけでもなく、
それなりに悩みながら方向性をさぐりつつ、書く。
編集者モードとライターモードが
30分おきに交互に変わって行くような一日。
それにしても、寒い。
コートが必要だなあと思う。
手袋もマフラーも使い捨てカイロも。
足元のデロンギももうじき発動の予感。
麦のアレから米のソレになる時期でもある。げしし。
ラジコで東京FM「村上RADIO」を聞く。
今回はカバー特集というか。カバー好きなんだな、ハルキ先生。
あとゴリラズが好きというのが意外。
ルイ・アームストロングの持ち歌「ラ・ビアン・ローズ」を
なんとジャック・ニコルソンが歌っているという。
それがまた上手なのに驚く。
「恋愛小説家」のサントラに入っているらしい。
この映画未見だから知らなかったのだけど、
シネフィルの心もくすぐるとは。ハルキ先生ったら。
ポール・トーマス・アンダーソン監督
「ファントム・スレッド」を見る。
愛の形、って目に見えないだけに
いろんな形があるんだろうなと想像するのだけど、
これってアレだよね。変態だよね。
どMなの? それともどSかも。
と考えがぐるぐるしているうちに、
結局は作り手の術中にハマってしまうというPTA最新作。
ダニエル・デイ=ルイス演じる仕立て屋のレイノルズ。
天才の誉れ高い男にありがちだけれど、
ものすごいエゴイストで、
ドレスを仕立てることしか興味がない、
というかこれしかできないんだろう。
そんな男のアシスタントになった女アルマ。
さぞかし彼女はレイノルズのワガママに振り回されると思いきや、
そんなヤワなタマではなかったという。
レイノルズの心の中に入り込み、
やがて彼を支配していくわけで、そんな関係に至るまでの過程を
じっくりじっくり重ねながら、緊張感を高めていく。
これが愛なのか。いいのか、これで。
観客は、二人の主従関係と恋愛関係の変化を
固唾を飲んで見守るしかないというか。
アルマがパンにバターを塗る、がりがり、という音。
レイノルズがバター嫌いだとわかっているのに、
フライパンにバターを敷いて、キノコと卵で
オムレツを焼くときの、じゅうう、という音。
そこに二人のいろんな感情が渦巻くというか。
この映画は、音を聞くために作られたと思うほどである。
ダニエル・デイ=ルイスはこれが引退作らしい。
勿体ないなあと単純に思う。これで俳優業を終わらすには
あまりにも寡作すぎやしませんか。
仕事を選びまくった結果なのかもしれないけれど、
この人、ブロンソンズに入ってなかったんですね。
「仕事を選ばない」人とは
正反対のところにいる俳優さんだったんだな、と。