Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

桃源郷からの誘い

2020年11月30日 | 日々、徒然に
訳あって高円寺を歩く。
高架下の閑散とした飲食街を通り、目的地まで。


コロナの影響はあるんだろうか。
昔からこの通りはやさぐれていたけれど、
飲食店の多くは軒並みシャッターが降りていて、
やさぐれ感はますます募っていた。
夜なら飲み屋は開くのかな、自粛要請かな。
と思いつつ、歩く。


飲食街の先にあるTという定食屋。
この店の食品サンプルが(食品だけに)実にいい味。
いまどきカレーライスが400円。しかもものすごい量。
クリームコロッケも巨大である。
鳥野菜というネーミングにも惚れ惚れする。
店内は満員で、三密がなんぼのもんじゃ、あん?
と言わんばかりに、屈強なお客さんたちが
思う存分、大盛りな定食を食していたのでした。

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君が人生そのもの

2020年11月29日 | 日々、徒然に
そうか。
11月29日はジョージの命日なんだな。
亡くなってもう19年になるのか。
「オール・シングス・マスト・パス」は、
今年でちょうど50周年を迎えたみたい。

最近は「想いは果てなく〜母なるイングランド」をよく聞いていて、
なかでも03「ライフ・イットセルフ」は
心が洗われる名曲だと思うわけで。
在りし日のジョージを偲びつつ、張っておきます。
すっかり汚れちまった心が
少しでもキレイになればいいのだけど。

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禍(わざわい)のなかで

2020年11月28日 | 日々、徒然に
朝の連続テレビ小説「エール」が終了。
コロナによる一時中断もあり、制作スタッフと
キャストの人たちは大変だったと想像する。
昭和を代表する作曲家、古関裕而とその妻をモデルにした
連続ドラマで、主役の窪田正孝と二階堂ふみの
溌剌さが実にフレッシュで、このドラマのおかげで、
コロナ禍のなか、心の平穏を保つことができたというか。


実にフレッシュ、と書いたけれど、
始まった当初は、実におちゃらけてるなあ、という印象。
コントまがいの展開が続き、
あまりドラマを見ている感覚がなかったというか。
バラエティの中のいちコーナーとして
ドラマをやっているような感覚。

でも、中断明けから時代が第二次大戦となり、
それまで無批判に軍歌をつくっていた主人公が、
戦争の悲惨さを目の当たりにして、
己の罪深さに苦悩する場面。
古関裕而は偉大な作曲家だと思うけれど、
その功罪をしっかり問おうとした作り手の意志を支持したい。

戦後、それまでの価値観ががらりと変わり、
否が応でも、人生をやり直さざるを得なかった登場人物たちの
生き方にも考えさせられるものがあったりして、
終わってみると、結果的に好印象のドラマになっていたという。

キャスト陣はみんな好演だったと思う。
個人的には元祖神様(薬師丸ひろ子)が出ていれば満足でした。
朝ドラお約束の、登場人物たちのたまり場になるカフェの
女主人役の仲里依紗の曲者ぶりは、
彼女の芸風を広げたかなと思ったりする。
長崎の原爆で被爆した医師を演じた吉岡秀隆も存在感が。
この人、もっと歳をとったら名優と言われるんじゃないだろうか。
それから、主人公を鼓舞する放送作家を演じた北村有起哉は、
ますます父の北村和夫に似てきたなあと感慨に耽ったり。

そして一番のもうけ役は、光石研さんでしょう。
だって薬師丸さんの夫役ですよ。「セーラー服と機関銃」では
ただの雑魚扱いだったのに、あんなに薬師丸さんに愛され、
二階堂ふみと松井玲奈と森七菜が娘だなんて、もお。
と、前にも書いた記憶があるけれど、
羨ましすぎて、こん幸せ者が! と罵倒、いやお祝いしたいです。

来週からは「おちょやん」。
稀代のコメディエンヌ浪花千栄子を
モデルにしているというから、期待は高まる。
杉咲花さんのヒロインぶりを楽しみたいところ。
映画館の人たちも、ぜひ便乗して
浪花千栄子の映画を特集してくださいな。



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明日もどっかの街でいかれた音を出す

2020年11月27日 | 日々、徒然に
御茶ノ水まで所用。
短時間で済ませて、駅前にある
丸善書店とディスクユニオンで
本とレコとCDに耽溺する。ちょっとですよ。ちょっとの時間だけ。


ユニオンのギャラリーコーナーで、
清志郎のパネルが飾られていた。
ミックとのツーショットにほのぼのする。
ふたりともリラックスした穏やかな表情で、いい写真だなあと。
そうか、今年はRCのデビュー50周年なんだな。

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盗んだものはあなたの心です

2020年11月26日 | 映画など
森崎東監督「女咲かせます」を見る。
松坂慶子のコメディアンヌぶりが炸裂する
泥棒集団コメディで、スラップスティックな展開のなか、
泣かせたり考えさせられたりと、
一筋縄ではいかない森崎演出の妙に酔う。


長崎の寂れた炭鉱から始まるこの映画。
仕事にあぶれ、社会から取り残されそうな連中が、
炭鉱での腕を活かして泥棒稼業にいそしむ。
それを喜劇として描くところが、森崎監督らしいし、
けっこうな体制批判のような気がするけれど、
そのあたりは映画の背景にとどまっている。
松坂慶子のドタバタぶりと、彼女をもり立てる豪華な脇役陣の
暴れっぷりに身を任せるのがいいのだろう。

川谷拓三とか名古屋章とか、いい味を出す俳優が
80年代の半ばにはまだまだたくさんいたんだな、と。
田中邦衛は機敏だし、今やベテラン俳優の
役所広司や柄本明、平田満が若い。
公開当時、寅さんの併映作だったのもあるのかな、
ほっこり心が温まる喜劇で大いに楽しんだのでした。


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鷹さんへの手紙

2020年11月25日 | 我がドラゴンズ
ホークス、4年連続の日本一。
ファンの皆さん、おめでとうございます。

それにしても強かったですね。
技術もマインドも。そしてパッションも。
セ・リーグ代表のジャイアンツを応援していたんですけど、
力の差は明らかだったようです。

となると、我がドラゴンズなんか
8年ぶりにようやっとAクラスですからね。
日本シリーズどころか、リーグ優勝とか
CSを勝ち上がるとかだけでも遠い道なんです。

でも、待っていてください。
まずはセのなかで一番になりますから。
そして日本シリーズでホークスと対戦しますから。
2回ほどやってコテンパンにやられたあと、
3回目ぐらいにいい勝負まで行きますから。
たぶん10年ぐらいかかると思いますけど、
それまで強いままでいてくださいね。ホークス関係者のみなさま。
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いまは静寂のとき

2020年11月24日 | 日々、徒然に
午後からZoomで取材。
インタビュイーの事情で、
チャット中心のインタビューとなる。
Zoomだと相手の空気が読めないところに、
テキストだけのやりとりは、けっこう緊張を強いられる。

音声としての言葉なら、そのまま流れていくのだけれど、
チャットだとテキストが残るので、
下手なことは書けないというか、
誤変換とかあると良くないので慎重に進める。
そのあいだずっと無言なのも、緊張度が高まるというか。

これだけ静寂な取材は初めてで、
こちらの投げた質問に、
インタビュイーはじっくり考えつつ、返信。
疲労感はかなりのものがあるけれど、
新鮮な感覚がこみ上げてきた。

取材の状況はともかく、
要はちゃんとした原稿を書けばいいのだ。
と自分に言い聞かせながら、じっくりゆっくり
チャットを続けるのでした。


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6年目の胸熱

2020年11月23日 | 読んでいろいろ思うところが
井上雄彦「リアル」最新15巻が出た。

ということで、さっそく買ってきたのはいいのだけど、
なにしろ6年振りの新刊なので、
どんな内容だったのか、ほとんど覚えていないのです。
えらく胸が熱くなった、という遠い記憶しかなく、
2巻前の第13巻から読み直す。
そうか、プロレスラーのおっさんの話だったよな。
ああ、こんな場面あったよな、と
かつての感動が少しずつ蘇ってきたという。
じゃあ14巻はどんな話だっけ、と、
現段階では先の内容の記憶が抜けているので、
それはそれで、楽しみというか。最新15巻への期待が膨らむ。
記憶力が衰えても、幸せな気分になる方法はあるんです。


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人生初の声援

2020年11月22日 | 我がドラゴンズ
ホークスとジャイアンツの日本シリーズ。
第1戦の中継を見ていたけれど、
ホークスの強さに圧倒されてしまう。
第2戦はいま途中だけど、6−0でホークス優勢。
どうした、おい、ジャイアンツ頑張れ。と
生まれて初めてこの球団を応援している自分がいる。

セ・リーグであれだけ圧倒的な差をつけて優勝したチームが
今年も簡単にひねられてしまったら、
2位以下のチームの立場がないではないか。
8年振りにAクラスになり、まるで優勝したかのように
大騒ぎしている我がドラゴンズなんか、
ホークスに勝てる気がまるでしなくなっちゃいます。

マジに生まれて初めて応援します。
頑張れジャイアンツ。4タテはダメよ。
坂本頑張れ。岡本打て。丸ちゃんも。
あ、7−0になっちゃった。くう。


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死語と時代と

2020年11月21日 | 日々、徒然に

そうなのか。岡田裕介さん亡くなったのか。
享年71。そんな若さで。

かつての東映社長、岡田茂の実子で、
映画プロデューサーとして活躍し、
のちに東映の社長となった人だけれど、
個人的には映画俳優としての佇まいが忘れられない。

森谷司郎監督や岡本喜八監督に重用されて、
アンニュイ(←死語)な青年像を体現していたと思う。
代表作はやっぱり「赤頭巾ちゃん気をつけて」(70)かな。
学生運動がはなやかな時代に、煮え切らないまま
ふらふらと自分探しをする高校生を演じていた。
庄司薫の原作のファンも納得の映画化だったと思う。


それから、石井輝男監督の「実録三億円事件 時効成立」(75)で
演じた犯人役が、なよっとして優柔不断な感じで、
三億円事件の犯人って、こういう青年かもしれないと
妙なリアリティーがあった。小川真由美の艶めかしさと、
刑事役の金子信夫の好演(というか一世一代の名演)も相まって、
まさにキワモノ映画の大傑作だったと思う。



80年代になると、プロデューサー業がメインになり、
俳優としての岡田さんはあまり見られなくなったけれど、
母子相姦をテーマにした降旗康男監督の「魔の刻」(85)で、
主演の岩下志麻にからむ、
ワケありの中年男役でいい味を出していて、
歳をとってもきっといい俳優になっていたと思う。

ともあれ、
映画プロデューサーとして
たくさんの映画をつくってくれた功績は称えられるべきだし、
吉永小百合の新作の製作もしていたと聞く。
まだまだお若いのに、なんとも残念です。合掌。


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