Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

招かれざるスピンオフ

2018年07月31日 | 若旦那あらわる

げしし。

 

この猛暑で、油断していたのが運の尽き。

階段ですれ違ってしまったのだ、若旦那に。

踊り場で身を隠そうと思ったのだけど、

めざとく発見されてしまったという。

 

「げしし。見たそうですね」

「え? ああ。『ハンソロ』のことですか。

 情報が早いですね」

「それはもう。何と言ってもSWですからね。

 地獄耳にもなりますよ。どうでした? げしし」

「ええ。まあ、良かったんじゃないですか」

「げしし。そうですよね。

 あの若造、ハリソン・フォードに似ても似つかないですよね」

「まあ、仕方ないんじゃないですかね」

「だから首だけすげ変えれば良かったんですけどね。

 首をちょん、とやれば。げしし」

「はあ。首をちょん、ですか」

「あとはCGで何とかなりますから。げしし」

「じゃあ首をちょん、とやってあげましょうか」

「げしし。いいですけど。ちゃんとCGで何とかしてくださいね」

「わかりました(と言って、持っていたライトセーバーで首をはねる)」

「キレイに首がちょん、となりましたね。げしし」

「うまく斬れました」

「じゃあ、そろそろCGで。げしし」

「わかりました(と言って、ライトセーバーで胴体を斬り刻む)」

「げしし。胴体もCGで何とかするんですね」

「はい(と言って、生首もライトセーバーでみじん切りに)」

「げしし。文明は進んでますね」

「まあそうですね(と言って、斬り刻んだ若旦那をミキサーにかける)」

「おお。まわるまわる。げしし。最近のCGはアナログなんですね」

「ええまあ(と言って、ペースト状になった若旦那を食パンにつける)」

「げしし。食べるんですか」

「いいえ」

「じゃあどうするんですか。

 ひょっとして革命軍に差し入れでもするんですか。げしし」

「ブラックホールに棄てます」

「そうですか。じゃあせめて

 ミレニアムファルコンで運んでくださいね。げしし」

 

 

 

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蒸発の果てに

2018年07月30日 | 日々、徒然に

朝の9時から、飯田橋にある

喫茶店の会議室で二人の作家さんに取材。

9月に出る本のためのインタビューで

終わったのが13時過ぎ。4時間強も取材していたのだな、と。

そのあとK社でこれまた9月に出る雑誌の編集会議。

8月に作業予定の記事について、いろいろ話す。

仕事場に戻ったのが16時前で、さすがに疲労困憊。

 

そのあと、締切の迫った原稿書き。

資料本を読みながら書き進めるけど、スムーズに書けず。

疲れているからだろうか。

それとも取材と会議のせいで

脳味噌が蒸発してしまったからだろうか。

 

 

今村昌平監督の「人間蒸発」という映画を思い出す。

失踪した婚約者を探す女と、彼女に協力する俳優(露口茂)。

女は自分の姉が婚約者とデキていると主張するが、

それは真実なのかどうか、姉を追求するが埒があかない。

そうこうしているうちに、女は俳優に色目を使い出す。

 

そんな人たちのわけのわからない行動を、

唖然としながら見ているうちに、

映画はどんどんあらぬ方向に転がっていく。

それはそれはいかがわしいドキュメンタリー。

真実を追究すればするほど、

手に入れたいものがどんどん逃げていくような映画だった。

 

それが、いま書いている原稿と関係があるかというと、

それはまた別の話。

 

 

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アレに興奮コレに色めき

2018年07月29日 | 映画など

 

ロン・ハワード監督

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」を見る。

SWのスピンオフが作られるのは大いに歓迎したい。

なかでも一番の人気キャラ、

ハン・ソロの若き日が描かれるということで、

主役のオールデン・エアエンライクを

脳内でハリソン・フォードに置き換えて見る自分は

やっぱり小市民で狭量だと思うけれど。

 

 

コレはもう、アレですな。

シネフィル的に言うと、

ロン・ハワード監督が西部劇あるいは

マカロニウエスタンを撮ったということですな。

まぎれもなくSWではあるのだけど、

誰が敵で味方か最後までわからず、腹の探り合いと、

ガンアクションはもとより、列車強盗まであったりして、

さらに帝国という邪悪で巨悪な国家の存在を

しっかりと見せつけるわけで。

 

ということはアレですか。

コレって、レオーネ監督の「続・夕陽のガンマン」あたりを

ベースにしてるんですかね。

そう思うとウディ・ハレルソンがリー・ヴァン・クリーフに

見えてこなくもないというか。

どうにもシネフィルの悪癖が止まらないのでご勘弁。

 

ともあれ、

ハン・ソロの名前の由来、

チューバッカとの出会い。

悪友ランドとの関係性。

ミレニアム・ファルコン号の登場ぶり。

すべてはSW1作目(エピソードⅣ)に繋がっていくわけで、

流れるように物語を語るロン・ハワード監督の面目躍如。

SWファンにも満足のいく一作となったのでは、と。

コメント (3)
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明治邪悪伝 三代目襲名

2018年07月28日 | 邪悪なT君

うひょひょひょひょひょ。

 

まさか。生きてたのか。

太陽光線と水に弱いと聞いていたので、

この猛暑と豪雨でてっきり死に絶えていたと思ったのに、

性懲りもなく現れるとは、邪悪なT君よ。

 

「最近、天変地異が多いですよね〜。

 だから災害に備えようと思って、いろいろ考えてたんですけど、

 やっぱりコレじゃないですかね〜」

 

コレとは何だ。

その見るからに邪悪な焼きそばのコトか。

 

「ついにやりましたね〜ペヤングも〜

 超大盛の2倍ですからね〜。

 もう●●●●を通り越してますよ〜」

 

また禁止用語を使いやがって。

超大盛の2倍?

そんな量、喰えるわけがないだろう。

 

「いや〜駄目かと思いましたけどね〜

 意外といけるもんですね〜これで3日は何も喰わなくても

 大丈夫ですよ〜栄養価はゼロですけど、カロリーは

 とてつもないですから〜」

 

喰ったのか。貴様は。

人間とは思えない。

 

「人間って不可解ですよね〜

 どこまで邪悪になれるんですかね〜。

 しかも大量のお湯が必要なんですよ〜

 さらにそのお湯を流しに捨てるわけですからね〜。

 エコな人にぶち殺されますよ〜うひょひょ」

 

そのエコな人の代わりに、成敗してやる。

そう叫び、かたわらにあった、

お湯が沸騰しているでかいヤカンを奴にぶちまける。

 

「うひょ〜熱いじゃないですか〜。

 このお湯は超超超大盛に入れるやつだったんですよ〜

 ちゃんと焼きそばに入れてくださいよ〜」

 

まだ懲りていないようだな、貴様。

ならば、と、さらにもう一個

お湯の沸騰したヤカンがあったので、それもぶちまける。

 

「お湯が勿体ないじゃないですか〜

 だからペヤングも『焼きそば弁当』みたいに、

 粉末のスープをつければいいんですよ〜。

 そしたらお湯を無駄にしなくて済みますから〜

 超超超大盛なスープっていうのもたまりませんね〜」

 

そう言って、邪悪なT君は

「焼きそば弁当」の粉末スープの小袋を10個ほどかき集め、

大量の水を入れたヤカンに火をつけるのでした。

 

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昭和邪悪伝 死んで貰います

2018年07月27日 | 邪悪なT君

ここ数日、気温が下がって

ほっとしていたのも束の間、

明日は台風というではないか。

しかもかなり強力で、予断を許さないとの報道。

それにしても、おだやかな日が

もう少し続いてもいいと思うのだが。

 

 

うひょひょひょひょひょ。

 

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もだえる小市民

2018年07月26日 | やさぐれ男のつぶやき

今日はいくらか気温が低くて、

外を歩いても、息が上がったり、

ぜいぜい言ったりしなくて済むというか。

昔の夏って、これくらいの暑さじゃなかったのかな、と。

 

多少涼しくても、締切は待ってくれず、

ただひたすら書く。25冊ぐらいある資料本を

ひもときながら、ひたすら書く。

 

呑み会のお誘いをいただく。

そんな時間あるわけないじゃろが、あん?

と突っ込むけど、どうにかして時間が作れないかと

やりくりを考えてしまう小市民ぶり。

 

オウム事件で残った死刑囚に刑が執行されたり、

杉田水流議員が「LGBTは生産性がない」と

雑誌に寄稿して物議を醸したり、

安倍首相、三選の道がほぼ確定したり、

2年後の東京オリパラでは、この猛暑なら

我慢強い日本選手の方が有利とテレビで放言する人がいたり。

 

幸いテレビでニュースなどを見る時間がないので、

それはそれで良いことかなと思う。

見るとやさぐれ度が上がるので、きっと。

テレビは朝ドラ「半分、蒼い」のなんとも言えない展開に

身悶えするぐらいが関の山なのです。

 

 

 

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ぜいたくは敵じゃない

2018年07月25日 | 満身創痍な

午前中は、とある大学で取材。

つつがなく終了したのだけど、大学から最寄りの駅まで

けっこうな距離があるので、バスを待つ。

 

しかしバス停には日よけも何もなく、

殺人的な太陽光線がこれでもかと突き刺さってきた。

バス停に並んでいた老婆はふやけ、しおれていき、

50歳ぐらいのオバチャンは

暑さのせいで心を病んだのか、何やらブツブツ言い始め、

3歳ぐらいの女の子を連れたお母さんは汗をふきふき、

「もうちょっとだからね、辛抱しなきゃ駄目よ」と叱咤激励。

じっと耐えてるその子の目からは、うっすらと涙が浮かぶが、

この暑さですぐ乾いてしまう。

 

10分ぐらい待っただろうか。身も心もとろけた乗客たちは、

無言でバスに乗り込み、

声にならない声というか、阿鼻叫喚の声を上げながら、

エアコンが思い切り効いたバスの中で

しばし安堵するのでした。

エアコンは贅沢品ではない。必需品である。

と誰かが言っていたけど、まさにその通り。

 

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全裸で何が悪い

2018年07月24日 | 日々、徒然に

護国寺方面で打ち合わせ。

みなさん二言目には「暑い」「たまらん」「とろける」

という言葉がほとばしる阿鼻叫喚の会議。

 

8月からめいっぱい可動しないと

いけないスケジュールだったけど、

いろいろ話し合い、もう一か月ぐらい延ばしても

大丈夫でしょう、という話に落ち着く。

暑いんだから、もうちょっとのんびりしましょうよ〜

という念力を無意識的に出していたかもしれない自分。

 

打ち合わせが終わって、仕事場に戻ろうとしたけれど、

かなりの空腹であることに気づき、

そういえば昼飯はまだだったなと、

「孤独のグルメ」の松重豊さん的な気分で炎天下の街を歩く。

 

 

結局、タレカツなるものを食す。

ヒレとエビのカツ丼である。

これまでに何度か食したことはあるのだけど、

カツ丼というと、

やっぱりカツを卵でとじていないと調子が出ない。

普通のカツ丼なら、卵でその身をそっと隠しているカツを見て、

おお、そんなトコロに隠れおって、おぼこい奴じゃのお。

と言いながら(言わないけど)食すのだけど、

タレカツはその名の通り、カツにタレがかかっているだけで、

要するに、何もまとっていない全裸状態のカツなのだ。

だから、そんなにオノレの身を公衆の面前にさらしおって、

恥ずかしくないんか、あん? 

こうなったらワシが目にモノ言わしちゃるけん、

と突っ込みながら(突っ込まないけど)食す真夏のランチ。

 

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灼熱の犯人捜し

2018年07月22日 | 満身創痍な

お昼前に仕事場に入り、

それからずっと原稿書き。

エアコンを効かせているのだけど、

それでも身体に熱がこもってきて、

家から持ってきた水筒のお茶が

あっという間になくなってしまう。

 

水分補給をしないと仕事ができず、

焼きそばパンを買いに出たついでにペットのコーヒーも買う。

最近、ペットのコーヒーが流行っているようで、

ついつい自分も手にしてしまうのだけど。

そういえばショート缶の

アホみたいに甘いコーヒーは飲まなくなったなあ、と。

 

でも、すぐコーヒーも飲み干してしまい、

カップ焼きそばを買いに出るついでに

もう1本、ペットのコーヒーを買う。

 

そうしていつのまにか

夜の8時ぐらいになったと思ったら、

疲労が突然押し寄せてきた。

エアコンの冷気と、そもそも身体を冷やす効果のある

コーヒーのせいだと思う。

焼きそばのせいではない。きっと。たぶん。

 

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酷暑とおっさん

2018年07月21日 | 日々、徒然に

仕事場に向かう電車のなかで「週刊文春」を読む。

内澤旬子さんの「ストーカーとの700日戦争」に戦慄し、

小林信彦氏「本音を申せば」が

闘病日記ではなく、普通に映画の話、

ウディ・アレンのことが書かれていて安堵。

クドカン、みうらじゅん先生の連載に笑い、

町山智浩さんと池上さんの時事ネタ連載に

知識欲が掻き立てられる。

水道橋博士の連載が終わったのは残念だけど、

そのうち単行本になるだろうからと、自分を慰めながら、

永遠不変(とも思える)の東海林さだお先生「タンマ君」を楽しむ。

おっさん週刊誌の連載陣は鉄壁です。

 

 

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