Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

笑って過ごせばそれで

2010年12月31日 | 日々、徒然に
もうすぐですな。2011年。
昨日から(というか今年1年分)の疲れで、
大晦日の今日はダウン気味で、午前中は体が動かず。
高峰秀子さんの訃報が入ってきたりして、驚く年の暮れ。

午後になってようやく体が動くようになり、
大掃除を始める。台所あたりを中心に掃除をするが、
流しの抽斗からGの死骸が出てきて
悲鳴を上げたりするのも大晦日ならではのご愛敬。

夜からダウンタウンの特番を見て、笑いつつ、
年越し蕎麦をいただく。笑って過ごせれば何より、というか。





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胃と靭帯、危機一髪

2010年12月30日 | 満身創痍な
仕事がなかなか終わらないが、
なんとかけりをつけて、仕事納めにする。
そう決めた途端、ものすごい脱力感と共に、
首と肩と腰の痛みと、強烈な胃痛が襲ってきた。
これはまずいと思いながら、仕事場をあとにして
O治療院の中国人整体師Tさんのもとへ。

「ウヒャア」

首をマッサージし始めた途端、いつものように叫ぶTさん。

「コレハ、重傷デスネエ。相当弱ッテマスヨ」

と言いながら、腰のあたりを渾身の力をこめて押すのだった。
体の奥底から言葉にならない異様な痛みが。

「ヒドイデスネエ。脚モヤリマショウ」

そう言ったTさんは、ふくらはぎをぎゅうっと。
これもまたものすごく痛い。

「フクラハギハ、体ノ中デポンプノ役割ヲシテルンデス。
 ココヲ重点的ニヤリマショウ」

体に血液を送るのに、ふくらはぎおよび脛のあたりにあるツボを
おさえると効果的らしい。痛いってば。

そして羽交い締めにして、
体を思い切り捻るのだった。

ごぎゅ、という音が院内に響き渡る。

「コレハ靭帯ガズレテイルカラ出ルンデス。
 イヤ~ソレニシテモ凝ッテマスネ~ウヒョヒョ」

あまりの痛さに、違うキャラがかぶっているような気が。空耳か。

じっくり60分やってもらって、なんとかまともに歩けるように。
年の瀬になんという満身創痍。休みます。明日から。

風呂に入って、湯たんぽにお湯を入れ、
布団にもぐりこんで、『海炭市叙景』の原作を読もうかと。
まだ読み始めだけど、すごく、いい。
BGMはスプリングスティーンの『ネブラスカ』です。滲みます。
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寒さと冷たさのあとに

2010年12月29日 | 映画など
熊切和嘉監督『海炭市叙景』を見る。
おお。まぎれもない傑作。
自死した作家・佐藤泰志の遺作を映画化。
架空の都市・海炭市を舞台に、
市井のさまざまな人たちの人生をつないでいき、
ロバート・アルトマンの『ショートカッツ』のような作り。
北の地方都市の人たちの喜怒哀楽を醒めた目で、
そして少しの温かみを持って見つめている。





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仕事納めまであと少し

2010年12月29日 | ささやかな幸せ
高円寺でデザイナーのFさんと打ち合わせ。
それにしてもこの業界、厳しいですねえ的な話に花が咲く。
駅前に新しい書店ができていて、気になったが、
慌ただしかったので、寄れず。

仕事場に戻って簡単にランチを済ませたあと、
曳舟まで移動。カメラマンのTさん(邪悪なT君ではない)や
ライターのSさんと打ち合わせ。
Tさんのお宅にはちびっ子がたくさんいて、
おみやげに持って行ったプリンに大喜びの様子。
ほのぼのとした雰囲気のなか、それなりにシリアスな話をして、終了。


昭和の香りがする商店街を通って曳舟駅に向かう。
小腹がすいたので、たい焼きを買ったら、
「寒くなりましたねえ」と店のおばちゃんがにっこりと。



曳舟駅から浅草橋に向かったら、
人身事故があったらしく、JR線がまともに動いておらず、
地下鉄線などを乗りつないで、大回りで新宿に。
ジュンク堂に寄って、資料本を3冊ほど買い求める。
ほかにも黒岩比佐子さんの『パンとペン』という、
大正時代に活躍した社会主義者のノンフィクションが気になり、
無性に読みたくなるが、とりあえず我慢。読まなきゃいけない本が多すぎ。

そのあと、ジュンク堂近くのSという店で忘年会。
I嬢が肝いりでセッティングした店だけに、
料理がどれも美味しくて、刺身も焼き物も絶品でした。
忘年会が終わったとはいえ、もう少し仕事をしないと、
いろんなものが、終わらない。
あと少し。あと少し。
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冷たい夜にさよなら

2010年12月27日 | 日々、徒然に
今日も虎ノ門方面で取材。
撮影やインタビューなどの進行をして、夕方に終了。
いよいよ今年も押し迫ってきたが、明日は三件ほどの打ち合わせが。
さすがに疲労度がピークかも。
腰とか胃とか、なんだか体のあちこちに障害が。

ということで、最近佐野元春ばかりですが、
「ヤングブラッズ」をば。これでなんとか元気を注入します。
3:12あたり、鳥肌が立ちます。
デビュー20周年の武道館ライヴです。行くぞ、30周年ライヴ。

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元気でよろしく

2010年12月26日 | 映画など
ジャン=リュック・ゴダール監督
『ゴダール・ソシアリスム』を見る。
考えてみたらゴダールという人は、
昔から社会を論じた映画を撮ってきたわけで、
この新作も「社会主義」というそのものずばりについて
めくるめく言葉と映像で、見る者に圧倒的な迫力で襲いかかってくる。



ヨーロッパを中心とした帝国主義が、
世界にもたらした影響を、恐るべき映画的教養をもって論じていく話法は、
よりいっそう磨きがかかり、まさに唯我独尊。
ある意味神がかり的なラストをむかえ、
最後の最後に感動させられてしまうわけで、
これはひょっとしたら宗教かも、と思ったりする。ゴダール教とな。

観客に向かってアジテーションする姿は、
『ウイークエンド』や『中国女』『東風』の頃とまったく変わらないし、
もう80歳になるというのに。
トリュフォーもロメールもシャブロルも鬼籍に入ったのに、
ほんと映画自体が元気だな、と。
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シリアスと笑いの狭間で

2010年12月25日 | 日々、徒然に
午後から虎ノ門方面に出て、取材。
年の瀬の、しかも土曜日のオフィス街は閑散としており、
淋しさもひときわ。ただ取材はそれなりに慌ただしく進行して、
終わったのが夜の7時。そのあと近くのヴェローチェで
コーヒーを飲みながら、シリアスな打ち合わせを1時間ほど。
店内にはお客がほとんどおらず、ほぼ貸し切り状態。
打ち合わせが終わったのは8時過ぎ。さすがに疲労が。

帰りに書店に寄り、
「月刊カドカワ」の佐野元春特集号と、
福満しげゆき『僕の小規模な生活』の第4巻を買う。



前の巻で、主人公夫婦に子供が生まれたので、
この最新刊では育児マンガにシフトするかと思いきや、
赤ん坊はあくまで脇役である。
むしろ、主人公の妄想と強迫行為に拍車がかかり、
大いに笑わせる。というか、角度を変えて読むと
かなり神経症的なマンガだと思うのだけど、
人を楽しませる術を心得たエンタテインメント作品だと思う。
おかげで疲れが取れる。やはり日々の生活に笑いは必要だな、と。

「月刊カドカワ」はこれからじっくり読ませてもらいます。
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Evil Christmas

2010年12月24日 | 邪悪なT君
聖なる夜、である。
こんな日は、慌ただしい日常など忘れ、
静かに時を過ごしたいものである。
なんといっても、今夜は聖なる夜なのだから。

それなのに、嗚呼、それなのに。

うひょひょひょひょ。

聖なる夜に最もふさわしくない男が。
そう、邪悪なT君である。

「いや~世間はなんだか
 海の向こうの人たちのお祭りで浮かれているようですね~。
 そんなことで浮かれているから、
 いつのまにか大変なことになっちゃいましたよ~」



なんだこれは。ラー油?
ペヤング? 

「そうなんですよ~ついにペヤングもラー油をトッピングした
 カップ焼きそばを出したんですよ。でも今さらという感じがしませんか~」

そうは言っても、喰うんだろう。君は。

「うひょひょ。それはいちおうカップ焼きそばですからね~。
 国民の義務というかなんというか~。
 チキンとかケーキとか、そんなヤワなものを喰っているようでは、
 日本の将来も暗いんじゃないですかね~」

君の将来も暗いと思うぞ。
嗚呼。なんというクリスマス。

気を取り直して、みなさん、メリークリスマス。
邪悪な、いや聖なる夜に口笛を吹きながら、
カップ焼きそば、いやチキンを食すのだ。ヤワだろうと何だろうと。





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自重の冬

2010年12月23日 | 映画など
呉美保監督『オカンの嫁入り』を見る。
ふたりで仲良く暮らしていた母と娘。
突然、母がえらく年下の若い男と結婚すると言い出すところから始まるホームドラマ。
前半は軽く笑わせ、中盤から後半にかけてぐっとシリアスに。
抑制の利いた泣かせの演出が冴えわたる。



とか真面目に書き始めましたが、ええ、そうですとも。
神様(宮崎あおい)が目当てです。逃げも隠れもいたしません。

それにしても、天才女優の大竹しのぶを相手に、
一歩もひけを取らない、というか神様(宮崎あおい)も天性の女優なので、
ふたりの素晴らしすぎる演技合戦が見もの。
かといって、火花が散るような演技ではなく、
母と娘。それぞれを完璧に演じているところの凄さ。

それにしても、脇を固める國村隼と絵沢萌子もいい味。
特に絵沢さん、これほど好感度の高い役柄は初めてではないだろうか。

それにしても、神様(宮崎あおい)を追い詰める、
会社の同僚役の林泰文。この人は大林宣彦監督作品の常連で、
いい役を演じていた(『青春デンデケデケデケ』とか)のだが、
神様(宮崎あおい)をストーカーして徹底的にいたぶる場面が。ゆ、許さん。
見損なったぞ、天に変わって征伐してやる!
とスクリーンに向かって叫ぼうと思ったけど、自重しました。はい。

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DNAの狂気など

2010年12月22日 | アナクロでアナログ
最近切り抜きの新聞記事より。

「世の中に変態って、やっぱりいるからね。気の毒な人で、DNAが狂ってて」
??石原都知事の定例会見より。
過激な描写があるコミックなどを青少年に販売できないようにする
青年健全育成条例が可決されたことを受けての発言。
これだけ反発を買う発言をする人も珍しい。清々しいほどの偏見バリバリの発言。

「虐待していると思われて電話されたらどうしよう。
 静かにさせなければという思いで頭がいっぱいになってしまう」
??2児の母親の発言より
児童虐待防止法で、虐待が疑われたら通告する義務が定められているが、
逆にその定めにプレッシャーを感じる母親がいる。
虐待を防止するための法なのに、虐待を誘発するかもしれない危険性。難しい。

選手としても監督としても実績は十分だ。
なのに嫌われるのは、発言を曲解され、何を言っても無駄だという思いから
多くを語らず、それがさらに誤解を招いているからではないだろうか。
??ドラゴンズ落合監督の長男・福嗣氏のコラムより。
そんなに嫌われているのだろうか、落合監督。
ドラゴンズファンからしたら、感謝してもしきれない名監督なのに。

誰もが映画生成の瞬間に立ち会っているかのように興奮するしかない。
??蓮實重彦氏が『ゴダール・ソシアリスム』を評して。
いかにもハスミ的な言説。だが、見たい。もう上映してるのかな。





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