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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

自粛にいたる病

2025年06月11日 | 満身創痍な
「キュウセイテイオンショウガイガタカンオンナンチョウ」
「え。なんて言ったんですか」
「だからキュウセイテイオンショウガイガタカンオンナンチョウです」
「ぜ、ぜんぜんわかんないんですけど」

という会話が飛び交う水曜日の朝。
ここは自宅近くの耳鼻咽喉科。
この1か月ほど、耳の奥に違和感が。
ライブでアホみたいな大音量の空間にいたり、
歯医者で高周波なドリルで蹂躙されたりしたときに、
どうも耳の奥がガサゴソして不快きわまりない。
おまけにめまいも起こるようになっていた。
めまいは持病みたいなものだけれど、
アレとかコレとか、おっきな病気が隠れていたらどうしましょう。
ということで耳鼻科の診察と検査を受けたと思いねえ。

「キュウセイテイオンショウガイガタカンオンナンチョウ」
とは「急性低音障害型感音難聴」のこと。
えらくおっそろしい病気のように見えるけれど、
なんらかの原因で内耳のはたらきが悪くなり、
低音の聞こえに問題が出たり、
耳がつまったり、耳鳴りがしたりする症状のことらしい。

先生の話をよくよく聞くと、
自分には「急性低音障害型感音難聴」の「傾向」が
あるということで、明確に、
「キュウセイテイオンショウガイガタカンオンナンチョウじゃ」
と言われたわけではないので、少し安堵。

鼓膜や聴力の検査もしたけれど、
大きな問題はないとのことで、特にクスリを出されることもなく、
「ストレスを減らして、規則正しい生活と
バランスの取れた食事をするように」と。

するってえとなにかい?
麦のアレと焼きそばとハムカツ三昧の日々をやめろって寸法かい?
あと、こちとらどMなんじゃ! 
ストレス上等って言うとるじゃろが! あん?
と、先生を罵倒するわけにもいかず、
すいませんすいませんと言いながらおいとまするのでした。
しばらく焼きそばとハムカツは自粛します。麦のアレは許して頂戴。

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どこへ流れていくかわからぬ川のように

2025年06月08日 | 満身創痍な
午後から新宿方面で取材。
予想以上に盛り上がり、濃厚な内容となる。
取材は3時間弱にわたり、終わった瞬間は
かなりテンション高めで興奮状態。

取材場所をおいとまして、
仕事場に戻った途端、自分がものすごく
疲労困憊であることに気がつく。

原稿書きなどが残っているんだけど、
今日はこれくらいにしてあげてもよろしくてよ、
とツンデレモードを発動しようとするも、
その元気すらない。ツンデレにも体力がいるのです。

いや。体力がないんじゃなくて、
心のエネルギーが枯渇しているのかもしれない。
誰もが満たされない心を持て余しているのだ、
と無理矢理スプリングスティーンに繋げてみる。
45年前のボスの勇姿を見て、エネルギーを充填しようかと。



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ソフトランディングのために

2025年04月16日 | 満身創痍な
足の親指の爪の状態が悪く、靴を履くと痛いし、
歩くときにちょっと不安定というか。
自宅近くの整形外科で、爪の一部を切ってもらったとき、
「これはうちじゃなくて、皮膚科に行ったほうがいいですよ」
と言われる。そうか。どこの皮膚科に行こうかなと。

ふつうは近所にあるいくつかの皮膚科を
ネット検索して口コミなんかを見たりするのだけど、
とあるエッセイ本を読んでいて、
著者のかかりつけの皮膚科のことが
実にいい感じで書かれていて、行ってみようと思い立つ。
幸い、自宅から仕事場へいく路線の途中駅にある病院のようだ。

で、どうだったかというと、大当たり。
そこの院長先生は60歳ぐらいの女性のドクターで、
患者を上にも下にも見ず、
いい距離感で、初診でしかも地元の人間でも何でもない
このやさぐれたおっさんのことを、
ちゃんと心配してくれている感じもあったし、
他の足の指もちゃんと診てくれた。
どの皮膚科に行っても、治療は似たりよったりかもしれないけど、
ゆるい優しさというか。ほんのりした暖かさというか。
あのエッセイで書かれていたことは本当だったのね。

とはいえ、
しばらくは塗り薬と内服薬で様子を見て、
完治までには1年半ぐらいかかるらしい。
クスリもちょっと高価らしく、
保険適用で1錠800円ぐらいだと。
へえそうなんだ。ふうん(内心の声「ひいい」)。

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その苦悩のわけ

2025年03月24日 | 満身創痍な
人生がこれほど辛いのは何故か。
それはやっぱりアレのせいだ。
春になったと思ったら、いきなり空気中に漂うアレが
自分の体の粘膜という粘膜に悪さをしているからだ。
目はしょぼしょぼ。鼻はずるする。
喉は痛いし、頭はぼうっとして、ぶっひゃくしょん。

いかんいかん。
あのですね。認めてませんから。
まさかカフンなんちゃらとか、アレルギー性なんちゃらとか
そんなんあってたまるものですか。

それは悩んでるからですよ。
あまりにも深淵かつ高尚な悩みに苦悩しているからに違いないです。
天下国家とか地球環境のサステナブルなんちゃらとかに
深い深い悩みを抱えているからですよ。ぶっひゃくしょん。

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裏切りは二度死ぬ

2025年03月09日 | 満身創痍な
「いたたたたた」
「そうですか。痛いですか」
「は、はい。だってそんなふうに腕を曲げられると」
「いやあ、だいぶ曲がるようになりましたね。最初はtacoさんのこの肩、全然曲がりませんでしたから」
「そうでしたっけ」
「ええ。それが今ではこんなに曲がる」
「いたいいたい」
「痛いのは仕方ないです。こうやって徐々に腕の可動域を広げていけば、よくなりますから」
「そうですか」
「ええ。あとは筋肉を鍛えるんです」
「そう言われて、昨日、腕立て伏せやったんです」
「おお。どうでした?」
「3回やって死にました」
「いいんです。それで。今は3回で死にますけど、毎日続ければ、4回で死ぬようになり、5回で死んで、10回やって死ぬようになります」
「どのみち死ぬんですね」
「まあまあ。そうやって何度も死ぬとテキメンに改善しますよ。筋肉は裏切りませんから」
「そのフレーズ、よく聞きますけど、ホントですか?」
「もちろん。人は裏切るけど、筋肉は裏切りません」
「あ、はい。確かに人は裏切りますからね」
「そうですそうです。人は裏切るんです。ふふふふ」
「そうですね。あはは」
「ふふふふふふ」
「あははははははは、せ、先生、ちょっと痛すぎます」

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スーナー・オア・レイター

2025年01月15日 | 満身創痍な
整体に行く。それはそれは痛い治療で。
肩の可動域が狭くなっているので、
筋肉をほぐし、血流を良くすることで動きをなめらかにし、
痛みを軽減させるとのことだけど、痛い痛い。
特に背中の肩甲骨の付け根あたりをぐりぐりとされると
ひいい、と悲鳴が上がってしまう。


阿鼻叫喚の時間のあと、整体院を出たところの
目の前が下り坂でしかも階段が。段々は少なめだが、
満身創痍だけに、足を踏み外して
転がる石のように落ちていきそう。

どんな気がする? 帰る家もなく
誰にも知られることなく 転がる石のようにね

ディラン、あなたは偉い。
なんという名曲だろう、と思う。
No direction home
A complete unknown
というワードの連続も韻を踏んでいて、
惚れ惚れするほど格好いい。

でもね。今のところ、帰る家はいちおうあるし、
少ないながらも、自分を知っている人はいる。
今後どうなるかはともかく、いまは物理的に転がって
落ちていくかどうかを心配すべきなのだろう。

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やがて哀しき猫の背

2025年01月04日 | 満身創痍な
「はううっ、い、痛いです…」
「そりゃあ痛いでしょう。だってゴリゴリですよ、ほら」
「ひいいいっ」
「正月はのんびりできたんですか」
「いや、それほどでも」
「お酒は」
「まあたしなむぐらい(大ウソ)」
「リラックスできたんですね。それにしては固いですね。
 肩も首も。肩甲骨のまわりがガチガチです」
「そ、そうなんですか」
「ふだん前のめりで仕事してませんか」
「ええ。パソコン使うので」
「このままだと背中が凝り固まって、肩甲骨が湾曲していきますよ」
「えっ」
「そのうち背中から脳に行く神経がやられて
 眼精疲労とか頭痛が半端なくなるので気をつけたほうが」
「じつは、その傾向もすでにあって」
「やっぱりそうですか。この整体だけじゃアレですから
 鎖骨をぐっと前に出す運動をしたほうがいいですよ」
「さ、鎖骨ですか」
「つまりは胸を前に出すんです」
「こうですか」
「そうそう。胸を張るといいんです」
「ふだん猫背でこそこそ歩いているんで」
「もっと胸を張りましょう」
「そんなポジティブな生き方でいいんでしょうか」
「生き方はネガティブでも、胸だけは張るんです」
「小心者ですけど、立場が有利になると途端に尊大になります」
「そうそう。そんなときに胸を張るんです」
「嫌われますよね」
「健康とトレードオフだと思えばいいんです」
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心の根まで小市民

2024年12月21日 | 満身創痍な
肩の痛みがなかなか取れない。
整体院で処方してもらうと、
その直後は改善した感じになるけれど、
数日経つと痛みが戻ってくるというか。

そんな体たらくでありながら、
重たそうに荷物を抱えていた連れを見て
「持とうか」と言い、あらよっと肩にかけたのは
いいけれど、「いてて」と言いながら歩く羽目に。

「痛いくせに、持とうなんて言わないで。バカなの?」

と完膚なきまでに罵倒されてしまったという。

そうか。身の丈というものを
思い知るいい機会かもしれぬ。
と新たな気づきを得るも、口から出るのは
「すいません」の連発だったのです。
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どろどろととろとろの人生

2024年08月21日 | 満身創痍な
懸案だった、本の再構成案を
なんとかまとめてクライアントに送る。
けっこう時間がかかった分、
いいものになっていればいいのだけれど。
加えて、明日締切の原稿を、
だいたいのところまで書きあげる。
一晩寝て、読み直す流れかな、と。
こいつを明日クライアントに送れば、
残りはあと4ページ分の雑誌原稿。
これは金曜までに書けるかな、どうだろう。
まあ金曜の自分がきっと頑張るだろうから、
四の五の言ってもしかたない、と水曜の自分は
なんかもう疲労困憊で脳味噌も液状化現象。




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レボリューション9

2024年05月11日 | 満身創痍な
メタボ予備軍とさんざん後ろ指をさされ、
これでも少し体重を落としたんですが、
いつまで経ってもなまっちろい体型(精神も)のまま。
そんな体たらくではありますが、
いろいろと体感し、分かったことがある。
題して「メタボ脱却のためにやってはいけない9か条」。

①一日のうち一食抜く(欠食あり)。
②甘いモノをアホみたいに食す。
③夜9時以降に食べる。
④一食ぶんアホみたいな量を食べる。
⑤野菜をあまり食べない。
⑥肉や魚をあまり食べない。
⑦歩くのは1日4000歩以下。あるいはアホみたいに歩く(2万歩以上)。
⑧麦のアレをアホみたいに呑む。
⑨痩せさえすえばそれでええんじゃ! と叫ぶ。

「アホ」というワードが目立ちますな。
もう少し賢く生きろということですか。

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