Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

なんとも人生はつづく

2023年11月26日 | はるか遠いところへ
事故から一週間。

「お大事に」「無理はしないで」
といった言葉をいただく。みなさん優しい。
締切の迫っていた原稿だけ書き上げ、
クライアントに送る。あといくつかの編集仕事と、
事務関係などを少し。他の仕事もあるけれど、
先延ばしにしてもらう。申しわけないです。

退院直後は右半身を動かすと、
つまり、歩いたり、腕を90度以上上げると
激痛が走り往生していた。
一週間経ってだいぶ痛みは治まったけれど、
いったん寝て起き上がるときの痛みがいちばん辛い。

どこか頭がぼうっとしているのは
常日頃からだとはいえ、めまいがひどくて、
一直線に歩けず、ふらふらと彷徨してしまう。

腕と手と指は動くので、キーボードは叩ける。
字も書ける。本も読めるし、頭も何とか働く。
なので、仕事はできるし、やれ、ということなのだろう。

ホントに指が動くかどうか。
いま話題のひとの似顔絵を描くが判断不能。

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あのいとおしい日々

2023年11月22日 | はるか遠いところへ
ここで人生プレイバック。
事故に遭う前の自分は何をしていたのだろう。
スマホに残っている写真を確認する。


事故2日前の写真。
仕事場近くの昭和な食堂でランチ。
アホみたいな大盛りのカツカレーを食していた。
ホントにおなかいっぱいで、
その日はもう何も食べないで
寝ちまった日だったという(仕事もしてます)。


事故前日の写真。
館山取材のお土産で、
房総名物の甘味噌煎餅を食す。美味。
めざとく現れた宇宙人(by岡本太郎)にも
いつものように邪険にあしらった日だったという(仕事もしてます)。

そして当日の事故。
バチが当たったのだろうか。
自分としてはごくふつうの日常を送っていたはずなのに。
カツカレーと甘味噌煎餅と宇宙人の日常。

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そして人生はつづく

2023年11月21日 | はるか遠いところへ
入院の手続きをしたのが
早朝の4時ぐらいだったと思う。
あらたに点滴を打たれ、体温と血圧、
「ちょっと目を開けてくださいね」
と懐中電灯で瞳孔をじっと観察される。

とにかく体が痛いので、寝返りを打つのも大変。
「いてて」と言いながら
なんとか落ち着く体勢で寝る。
って、寝られませんがな。


朝食が運ばれてきた。もうそんな時間?
体を起こしたら、頭がぐらぐらして気持ちが悪い。
とてもじゃないけれど、喰えない。



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失われた記憶

2023年11月20日 | はるか遠いところへ
金曜の夜。
バスに跳ね飛ばされました。

信号のない横断歩道で、
見事に吹っ飛ばされしてしまったようで。

「ようで」って、
他人事みたいな書き方をしているのは、
衝突した瞬間の記憶が完全に抜け落ちていたから。
気がついたら救急車に乗っていて、
隊員さんが自分の頭をぎゅっと押さえていた。
それは止血のためだと判ったのは、
またそれから少し経った、病院に着いた頃。

「これはひどいねえ」
という医師の言葉を聞きながら、
点滴が打たれ、頭部のCTを撮る。
ちょっと痛いですよ、と言われながら、
頭皮が縫い合わされていった。がちゃんがちゃんという音が響く。
胸が痛いと主張したら、もう一回撮りましょうと、
今度は首から下のCTを撮る。肋骨が折れていた。

ひと通り、処置が終わったあと、
「どうしますか?」と言われる。
当然入院かと思いきや、
「帰れるなら帰ってもいいですよ」と。
頭部のCTには問題がないとのことで、
帰っても大丈夫とのこと。
でも、立ち上がると胸部の猛烈な痛みとめまいがして、
これはダメだと思い、入院しますと告げる。

「わかりました」と看護師さんが
長い綿棒みたいなものを持ってくる。
「ちょっとごめんなさいねー」と鼻の穴に突っ込んできた。
そうか。PCR検査か。頭の縫合より痛いんですけど。
もしコロナだと隔離入院になるらしい。

検査の結果が出るまで待機。
そのあいだに医師と話す。
自分を跳ね飛ばしたのは、シャトルバスだったという。
運転手は人が横断歩道を歩いているのに
気がつかなかったらしい(あとになって、
その運転手は目視が遅れた、と)。

思い出した。そのシャトルバスは普段から目にしていて、
駅から離れたマンションの住民の送迎をしているバスだ。
信号のない横断歩道でも、ちゃんと歩行者を見て
いつも止まってくれていた印象があった。
だから自分は安心して横断歩道を渡ったのだと思う。

——PCRの結果は陰性。
「HIVとB型C型肝炎の検査もしました」と。
いまの病院はどこでも入院するときは
これらの検査を必ずするものらしい。
でも、いつのまに採血されたんだろう。
頭から血はどくどくと出ていたんだろうけど。

もろもろの検査はすべて陰性で、
まさかこんなときに、いろんな結果が判明するとは。

ここまで書いたら、ちょっと疲れたので。
続きは追って書きます。たぶん。

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その後の仁義なき炭水化物

2023年04月21日 | はるか遠いところへ

なんだこれは。
なぜこんなモノが眼の前にあるのだ。

確かに空腹だったのは否定しない。
だからといって、いかにも昭和な喫茶店に入り、
「焼きそば」という文字を見て
一瞬でオーダーしなくてもよいではないか。

しかも、焼きそばにご飯がついているとは。
どれだけ炭水化物を摂取させるつもりだ。
糖質過多で成人病にさせようという魂胆か。

アツアツの鉄板に鎮座した焼きそばの上には
カツブシがアホみたいにまぶされており、
まわりには溶き卵がじゅうっと敷いてあったという。
そんなコトをして泣かせようとする
邪悪なやり口は許せん。許すものか。
どうやって食せというのだ。
ごはん、焼きそば、ごはん、焼きそば、味噌汁、水。
またごはん、焼きそばの順か。桃源郷か。
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紅く滲んだ光の先は

2020年01月27日 | はるか遠いところへ

 

ここはどこだ。佐賀か。

見知らぬ街でさまよっていたら、思わず目が釘付けに。

だからといって。いくら空腹だからといって。

 

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旅情のかけら

2019年11月13日 | はるか遠いところへ

桜を見る会、来年度は中止とのニュースに、

なんだかなあ、と思いつつ、仕事。

 

この何週間かは編集仕事が多く、

手を動かす作業よりは、神経を使うことに比重がかかっていて、

それはそれで疲れてはいたのだけど、

明日は朝10時から取材が。しかも場所は会津若松とな。

早朝6時台の新幹線に乗るという

過酷なスケジュールに戦々恐々。

旅情もへったくれもないけど、まあ仕事だからなあ、と、

資料本に目を通してあれこれ考えたりの夜。

 

 

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夢のあと

2019年09月19日 | はるか遠いところへ

たまたまT酒場の前を通ったら、驚愕。

入り口が工事でふさがれていて、

10月からチェーンの居酒屋になるらしい。

ネットで調べると、8月に閉店したとのこと。

知らなかった。なんということだ。

 

 

えいひれ。

うるめイワシ。

厚焼き玉子。

焼きうどん。

そして、焼きそばが美味だったなあ、と。

 

10年以上前から通っていた店だった。

顔を出すと、厨房の人たちが

にっこりしながら迎えてくれた。

酔っ払いに優しい人たちばかりで。

 

最後に行ったのは今年の3月。それからは

仕事に追われていたこともあったし、

そもそも呑む機会も少なかったので、

ご無沙汰していたところに、閉店とは。

店主のおばちゃんを始め、

従業員の皆さんはけっこう年配だったので、

このあたりが潮時だと思ったのかも。

 

少ない酒量でベロベロになる、

迷惑な客ですみません。

たいへんお世話になりました。

みなさんお元気で。

 

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だれもが満たされない心を持っている

2019年07月17日 | はるか遠いところへ

午後から大塚でライターさんと打ち合わせ。

場所はえらくお洒落なカフェだったけれど、

バリアフリーで広々としていて、

アイスラテを頼んだら、紙製のストローが。エコじゃエコ。

 

それにしても大塚って、

ものすごく久しぶりに来た気がする。

打ち合わせの時間より少し早く着いたので、

駅のまわりを少し歩く。

新しいビルとか建物もできていたけれど、

やさぐれた界隈も健在でいい感じ。

 

 

大塚といえば、路面電車(都電荒川線)だ。

ざわざわしてデコボコな街の感じが、いい。

そのまま都電に乗って、

どこか遠くに行っちまおうかなと思ったけど、

荒川線では、そんなに遠いところに行けないのでした。

 

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別の場所はたぶん別の時間

2019年05月12日 | はるか遠いところへ

仕事場に着いたとき、

スマホを家に忘れたことに気がついた。

でも日曜だし、特に連絡は来ないだろうと思い

そのまま仕事を続けたのだけど、ほんとラクだなあ、と。

 

普段、いかに縛られているかがよくわかるというか。

緊急の場合は困るけど、そんなコト滅多に起こらないし、

ほんとに緊急なら仕事場でも自宅でも、

あるいは近しい人に連絡が行くだろう、と。

メールもLINEもしない日は、ほんとラクです。

 

だからといって逃げてるわけじゃないですよ。ホントですよ。

確かに行きの電車の中で、

レッチリの「ザ・ゲッタウエイ」聞いてましたけど、

逃げてませんよ。きっと。たぶん。

 

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