桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

チーン!

2013-06-19 | Weblog

日本維新の会に闘いのゴングの音が鳴り響いた!!

石原慎太郎が語ったね「橋下は詫びろ」と。時の勢いがあれば良いけど、この石原は、人気と力が好きな単なる坊ちゃん老人。橋下の人気が廃ったと思えばの、この「謝罪すべき」発言になったのだろう。

こう言われて黙っているかねえ、橋下は。こっちは名うての口先男。慰安婦問題でも、未だに「自分が正しい」と言い得る男だ。先日は、テレビ番組で「小遣い稼ぎのコメンテーター」と、なかなか巧いことを言ったが、自分は「銭金一筋の政治屋稼業」だ。その口先男振りと銭金稼ぎのためには、絶対に自説は譲るまい 。

いよいよ始まった日本維新会の自爆騒動!どっちの転んでも、自民党のお先棒を担ぐ連中だから、国民には影響はないが、この自己中の二人のバトル。見もの、見もの!

 


高市で、もう一つ

2013-06-19 | Weblog
高市早苗が、政治家ではなくて政治を生業とする商売人だと思うのは、その思想の浅さにある。
高市は「原発は廃炉を考えると莫大な金がかかるが、運転していれば安い」と語ったらしいが、この狭い視野は、政治家として致命的だ。
誰でも知っているが、原発には寿命がある。百年も2百年も運転は出来ない。今のところ、寿命は40年とも50年とも言われるが、どっちにしても寿命が来れば廃止、廃炉するしかないのだ。必ず莫大な金がかかるのが原発なのだ。
それを、今しか考えないで、今が安ければ良い!今が良ければ構わない!では、なんのための政治家だろうか。
目先の利益しか考えない、資本主義経済に毒された、この程度の思考、社会観しか持たない人物が政治家だなどと、どのツラを下げて言うのだろうか。
原発は、すぐに廃止し、廃炉に伴う莫大な費用を、新しい産業とする。更に、新しく産み出す再生可能エネルギーを、新しい産業にすれば、アベノミックスとかの訳の判らない経済政策よりも、確実に日本を繁栄させるだろう。
原発の生み出す金に毒された、こんな人が政治家と言っていられる日本は、何と言って良いやら。

高市早苗

2013-06-19 | Weblog
自民党の女性代議士は、大体が右翼思想の持ち主ばかりで、弱い者や貧乏人にとっては、全く頼りにはならない存在だ。
高市の仲間である、行革担当相になった稲田朋美は、大臣になる前、先日法案が通った「死刑囚だった免田栄さんなどに係わる年金支給法案」に対して、強固に反対していた。死刑囚にされ、人生を奪われた人など、稲田には痛くも痒くもない存在だったのだろう。
高市も、また人の痛みを知らない発言をしたものだ。「放射能で死んだ人はいない」だと。
情けないのは、自分の発言を「しゃべり方が下手だった」などと弁明することだ。高市の発言は、どう考えたって「放射能で死んだ人はいない。だから、安全性を確保して再稼働させる」と言う趣旨だろう。
「あれだけの事故でも、直接的な放射能で死者が出ていないのだから、コストが安い原発を稼働させるのが現実的だ」と言うのが、高市の発言であることは、どこから見ても自然な発言の流れなのに、問題になると、下手な言い訳。見苦しいねぇ。
厳しい言い方をすれば、口先しか取り柄がない政治家なのに、その口先すらも満足に保てない、この手の政治屋さんなど、存在価値はないと思うけどねぇ。

物見の衆さんへ

2013-06-17 | Weblog
先般のシャラップ発言に付いて、質問があった。
判る範囲でお答えすると、上田大使が「シャラップ」と発言したとき、委員たちが笑ったかどうかは、俺には判らなかった。質問された委員の方も、人に重なる位置にあって、俺の席からは見えなかった。
視線が合った若い女性記者が、外人さんがする動作の、ちょっと両手を上げて「どう仕様もない!」と言うポーズと、同じような表情を示したのが印象的だったのを記憶している。
当日は、拷問禁止条約委員会の日本審査だったので、傍聴席にたのは、多くが日本からのNGOの人だったが、外国からのアムネスティの方、記者の方もいた。日本政府代表団は、各委員から「慰安婦問題、難民条約問題、警察や検察の捜査の問題、有罪率の高い裁判の問題」などで「改善すべき」と指摘されたが、糠に釘と言うか、真面目な答弁をしなかった。
「23日も取り調べが続き、弁護士の立ち会いがないのは問題」と言われても、「たった23日しかない」なんて答える始末だった。弁護士立ち会いを許すと捜査が妨害されるとも言っていたので、それで「日本の捜査のやり方は中世の名残を感じる」と言われたのだと思う。
何度も何度もと言うより、2007年にあった日本審査のときでも、同じように質問されているし、ある委員からは「美しい言葉より実行すべきだ」と言う趣旨の発言がなされたらしいから、この「中世」発言は、委員が業を煮やして行ったものだと思う。
「一部可視化」に付いて言えば、可視化とは、取り調べの状態を映像化し、第三者の検証を出来るようにすることだから、「一部可視化」は、可視化とは言わないと思う。一部録音、一部映像化と言うべきだ。
一部しか映像化しないのでは、映像化しない部分で、何が行われたか判らない。一部分の映像でスラスラと「自白」していれば、その映像を見る裁判員は判断を誤るだろう。一部映像化は冤罪を無くすために百害あって一利もないと、俺は思っている。

裁判所前宣伝

2013-06-17 | Weblog
今日は、東住吉事件の昼休み宣伝が、裁判所前で行われると言うので、名古屋に行くのに、少しは時間があるので、俺も15分ほど、マイクで話した。
大阪の裁判所は、東門と西門があり、両方に別れて宣伝するため、東京よりも人手が必要だ。
東門脇には、天満警察署があるから宣伝甲斐はあって、もう少し話したかった。検察の行った実験でも、ガソリンを床に撒くと、7リットルを撒き終わる前に風呂場の種火に引火してしまったそうだから、絶対に詫びない検察が、果たしてどんな弁明をするか、近く行われる三者協議が楽しみだ。

中村家

2013-06-17 | Weblog
南海線岸和田駅からJR東岸和田駅側にある中村家まで、歩いたが、大変な暑さで着いたときは汗まみれだった。
リンちゃん、ハナちゃん、スミレちゃんの3人が待ってくれていて、いきなりプレゼントを渡された。
汗を何とかしたい、の気持ちが勝り、有り難う!と受け取って開かなかったが、夜、ハナちゃんの母親、愛さんが産まれたばかりの子供と一緒に来て「父の日のプレゼント!」として、中村さんに扇子を渡しながら、「桜井さんにも、ハナから渡しました!」と言う。
すぐ開くと、写真の扇子!嬉しかったなぁ。
6時半過ぎには、近くに住む、俺のピアニストをしてくれる泉さんが、結婚することになった男性を連れて来て、更に高校1年生になったネネちゃん、中学生になり、サッカーをしていると言う、唯一の男性孫、ユウちゃん、ネネちゃん、リンちゃん、スミちゃんの母親、さくらさんも来て、全員で13名で楽しい食事と酒だった。
泉さんの彼氏は、非常に清潔感のある男性で、本当に良かったし、素直で個性的な中村さんの孫たちとの時間は、癒される時間だった。

48年振り

2013-06-17 | Weblog


岸和田には、救援会を通じて親しくなったご家族、中村さんがいる。
お孫さんの1人、華ちゃんは手紙をくれて「遊びに来て」と言われていたし、中村さんが「6月に来る」と言ったらば、「それでは遅すぎる!」と言っていたとも聞かされていたから、今回の大阪行きでは、ぜひ中村さん宅に行こうと考えていた。
その岸和田には、遠い昔に来たことがあった。岸和田競輪場だ。
たまたま高松宮記念競輪の決勝戦日に当たるので、それでは中村さん宅に行く前に、久し振りに行ってみよう!と、これも水戸を出る前に決めていた。
テレビでは、自宅にいる限り競輪を見ているが、実際に競輪場に来るのは、何年振りだろうか。
バックスタンドの位置には、子供用のモトクロス場が作られ、競輪レースの合間に子供たちの競技が行われていたが、3レースから8レースまで、見て来た。目的もなく生きていた遠い日の寂寥を思い出して、何だか寂しかった。虚しさを思い出してながら、3時前に帰って来た。

タンポポの会

2013-06-16 | Weblog



昨日は関西地区で冤罪を闘う人たちの集まりであるタンポポの会だった。
今年から、関西地区だけに拘らない集まりにしたいと言うことで、北陵クリニック事件や袴田事件なども参加した。
午前10時ころから降りだした雨が、時折強くなって1日中降り続いた、生憎の天候だったが、300名近い参加者で大成功だった。1部は、俺が司会で北陵クリニック事件の守大助さんのお母さん、袴田事件の袴田厳さんのお姉さん、福井女子中学生殺し事件の前川彰司さんの3人に話を聞くコーナーと野田淳子さんの歌で、2部は、名張事件の予告編上映から俺の獄中詩の朗読を中心に、各事件当事者の訴えなどだった。
真実の言葉が持っている力と、善意の心が持っている温かさとが会場に満ち溢れて、何時もながらタンポポの会は涙と感動の集まりだった。残念ながら理不尽な判決を受けて悲しみの涙を流す人もあるし、闘いを断念する人の苦悩の涙もあったが、あの会場を包み、溢れた真実を求める人間の思いは、きっと再び立ち上がる力になるだろうとも思えた。
タンポポの会に参加して、俺が成すべきことを再確認した1日だった。

外務官僚

2013-06-15 | Weblog
昨日は、人権人道大使上田秀明の「シャラップ」発言が、各マスコミで批判の放送をされたが、もう1人の外務官僚が批判に晒されている。
日本プロ野球コミッショナー加藤良三だ。
加藤良三は駐米大使も歴任した官僚で、その後、プロ野球コミッショナーに就任したが、統一球問題での対応は、見事なほどの外務官僚だったようだ。
尊大、慇懃無礼、今日の関西のテレビ番組では、「全く詫びていない!」と、徹底的に非難されていた。
検事総長だとか最高裁判事だとか、世間知らずばかりを選んで来たコミッショナーなんて、所詮はお飾りかも知れないが、もう少し常識のある、マトモな人を選んで欲しいよなぁ。

お天道様が許さねぇ!

2013-06-14 | Weblog
上田大使の拷問禁止条約委員会での、シャラップ発言は、段々と批判が広がって、今日は日本テレビでも取り上げるらしい。
俺も映像を見たが、上田大使が「シャラップ!」と叫んだ後の議長の表情が、上田大使の発言をどう思ったかを、端的に表している。あれが可視化と言うのだろうが、ぜひ多くの人にユーチューブを見て欲しいねえ。
上田大使は、昨年の社会権規約委員会でも威圧的な言動をしたらしくて、これもお天道様が見ていると言うことだろう。