桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

佐野洋先生偲ぶ会

2013-06-26 | Weblog

今日は、午後5時から東京会館で偲ぶ会だった。
五木寛之さん、伊集院静さんなど、高名な方の発起人。こっちは知っているが、相手は知らない人ばかりの集まりで、何だか変な感じだったが、佐野先生のご交友を知る会だった。
1番、ビックリしたのは、元巨人軍投手新浦寿夫さんとの対面だった。
佐野先生の奥さんとは、何度もお会いしているが、ご挨拶に行ったらば再審勝利も含めて喜んで下さり、千葉刑務所から「頑張って」と激励の手紙を書いた新浦さんを、わざわざ連れて来てくださった。
五木寛之3月語っていたが、ぶれない生き方、それこそ佐野先生で、だから俺の闘いにもお力を貸してくださったのだと思った。
佐野先生、有り難うございました!
と、何度も飾られた写真に語って帰って来た。

被告が言うか!

2013-06-26 | Weblog
今日の裁判で、被告の国が「これ以上は証拠は必要ない」と言った。
はあ?だよね。
被告である県・警察と国・検察は、裁きを受ける立場にある。そんな連中が、自分で「証拠が必要・必要でない」と語り得る立場なのだろうか。
納得出来ない。
被告になった立場の連中が証拠を独占し、自分たちが被告になっても証拠を独り占めして出さない。そして、自分たちに罪はない、と主張する。それで許されて来たのが、これまでの国賠裁判だが、俺は納得出来ない。
冤罪を作る犯罪者に証拠を独占させて来た日本の法社会が、大きな間違いだったのだ。
第二回の裁判をして、改めて思った。

雨の中で

2013-06-26 | Weblog
今日の裁判所前宣伝は、あいにくの雨の中になってしまった。
救援会からは、誰も来られないと言っていたが、宣伝カーで来てくれて助かった。約20名の人が、雨の中で宣伝をしてくれた。
有り難い限りだ。

公安

2013-06-26 | Weblog

裁判所前宣伝のため、地下鉄から出ると、そこには新左翼と言われる人たちがビラを配っていた。
中曽根内閣のころのでっち上げ事件だと言うから長い。
こういう人たちがいると、必ずいるのが公安警察で、今も6人ほどが監視し、ときには双眼鏡みたいので覗いている。
この公安ほど、最悪の警察はいないと、俺は思うので、今日も写真を1枚!

第二回

2013-06-26 | Weblog
今日は国賠裁判。これまでの裁判で使われた証拠が提出されたから、これからは検察が隠し続けて来た証拠の提出問題が争点になるだろう。
俺を逮捕したとき、犯人と疑わせる証拠があったかどうか。
「自白」をさせた後、犯人と疑わせる証拠があつたかどうか。
起訴したとき、犯人と証明する証拠があつたかどうか。
裁判を維持する上で、それに相応しい証拠があったかどうか。
無罪方向の証拠があったのに隠した不正行為の存在。それらが国賠裁判では争いの焦点だろうが、これらの争点の中で、検察が隠し続けている証拠は、決定的に重要ではない。
果たして、今日は、どうなれか。楽しみだなぁ。

全柔連

2013-06-26 | Weblog

昨日は、全柔連の評議会とかでニュースが流れていた。

上村会長の評判は地に落ちているが、お山の大将ばかりが集まった柔道組織には、それが判るのか判らないのか、会長は継続となったらしい。いやはや。

でも、柔道界の天皇・加納家と言うのは大変な力を持っているんだね。加納治五郎の孫が「上村で」と言えば、誰も逆らえないのだとか。孫なんか、柔道的には治五郎氏と関係あるまいと思うのは、俺が関係ない立場だからなのかも知れないが、鶴の一声だと言うから凄い。

改革を実現して辞める、と上村さんは言ったが、その本音は「原発事故でも2年。柔道問題など、数か月で忘れるのが社会。秋までと言えば、その辺りにはほとぼりが冷める」という辺りなのだろう。

そうは巧く行くかなあ。