桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

納得

2013-06-11 | Weblog
俺のブログに、今までにないアクセスがあって驚いたことを書いたが、理由が判った。
ジュネーブの拷問禁止条約委員会における、我を失った上田人権大使の「シャラップ」事件は、色々なところで報道されていた。
映像になったものまであるのを送ってくれた友人がいたけど、これらを見た人たちが、パソコンを操作する中で俺のブログに辿り着いたことで、あのアクセス数になったものだと判った。いゃあネット社会とは、こうしたモノだと知ったなぁ。怖いこわい!

組織は腐敗する

2013-06-11 | Weblog
古今東西、国や時代を問わず、人間が作る団体や組織は、必ず腐敗するのと歴史が教える。どんなに清廉な目的で作られた組織や団体であっても腐敗から免れることは出来ない。
つい何年か前までは、相撲協会が非難の的だったが、今は日本柔道連盟だ。オリンピック出場の女子選手に対するセクハラとパワハラ問題に始まり、裏金問題に発展したが、昨日の柔道連盟が提出したらしい中間報告には驚いたなぁ。
「暴力を受けた女子選手は0人から2人」だという。0人から2人、って、どういう意味なんだろねぇ。0人かも知れないし、2人かも知れない、ってこと?
じゃあ、いるかも、いないかも判らない、ってこと?これが報告?
小学生が調査したって、こんな中身のない報告はしないだろうが、これで良いと思う感覚は、狂っていると表現される範疇になるだろう。
裏金問題も、ここに書く気にならないほど、お粗末ど他人事だ。「認識していない」と言う。認識や感覚の問題ではなくて、実際に支給された補助金を裏金にしていたのだ。
こんな弁明で通用すると思う、柔道連盟の感覚と認識は、もはや腐敗の極みだ。
今朝は、国際柔道連盟の会長が来日して、日本柔道連盟会長の留任を支持したと報道され、外圧に頼って留任しようとする上村会長の姿勢が、痛烈に批判されていたが、国際柔道連盟を持ち出して身の保全を計る醜さは、最早、日本柔道連盟の更正は不可能と言うしかない。
日本柔道連盟は解散だね。全く新しい組織を作って出直すしかないだろう。

この程度

2013-06-11 | Weblog
フランスの大統領が来日して、日仏で共同して核燃料リサイクルシステムを完成させるとかの約束をしたらしいが、馬鹿げてるとしか思えない。
記事の内容を詳しく読んだわけではないが、フランスは日本の「もんじゅ」に期待しているそうだが、あれは欠陥原子炉で使い物になるまい。
軽水炉型などの原発から出る核燃料廃棄物を「もんじゅ」で燃やし、更に核燃料として循環させる夢のシステムだが、高速増殖炉「もんじゅ」の冷却に使う「ナトリウム」は空気に触れると燃焼、爆発する。つまり、軽水炉原発などでは日常的に発生する冷却水漏れ事故は、高速増殖炉では重大事故に発展するのだ。だから、未だに「もんじゅ」は実験の段階でしかなくて、何度も「ナトリウム漏れ事故」を起こしたまま、長く停止状態が続いている。
フランスは、日本と並んで原子力発電大国だが、フランス本国では、この夢のシステムが破綻してしまい、福島原発の廃枦すらもままならない日本に期待していると言うのだから、お話にならない。この程度の技術なのに夢物語を語り続ける馬鹿さ加減を判らないのだから、日仏首脳のお馬鹿さには呆れ果てるだけだ。
余程、原発の生み出す金に毒されているのだろう。