桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

御用学者

2013-06-22 | Weblog
法務省が作る有識者会議に、良く見る名前に井上と言う学者がいる。
可視化問題をやっている審議会にも、この井上がいて、法務省ベッタリの意見を語り、更に井上に同調する連中がいて、可視化を妨害しているらしい。
今朝、法務省が裁判員制度に付いて検討した有識者会議のニュースを見たらば、ここに井上早稲田大学教授として名前があった。
この男が、法制審議会にも顔を出す井上だろうか。
大体、法務省は検察の下部組織だ。そこが裁判員制度の問題を考える中心であっては、冤罪の検証すらも出来ずに、ひたすらに自らの正当性しか語れない検察なのだから、絶対に国民のための裁判員制度には改善されまい。検察にやり良いだけの制度にしかならないのは、誰が考えたって判るだろう。
まず、検察制度を考える委員会を組織して、そこから考える必要があるだろう。御用学者井上のような癌も取り除かなくては、日本の法制度は改正されない。