先般のシャラップ発言に付いて、質問があった。
判る範囲でお答えすると、上田大使が「シャラップ」と発言したとき、委員たちが笑ったかどうかは、俺には判らなかった。質問された委員の方も、人に重なる位置にあって、俺の席からは見えなかった。
視線が合った若い女性記者が、外人さんがする動作の、ちょっと両手を上げて「どう仕様もない!」と言うポーズと、同じような表情を示したのが印象的だったのを記憶している。
当日は、拷問禁止条約委員会の日本審査だったので、傍聴席にたのは、多くが日本からのNGOの人だったが、外国からのアムネスティの方、記者の方もいた。日本政府代表団は、各委員から「慰安婦問題、難民条約問題、警察や検察の捜査の問題、有罪率の高い裁判の問題」などで「改善すべき」と指摘されたが、糠に釘と言うか、真面目な答弁をしなかった。
「23日も取り調べが続き、弁護士の立ち会いがないのは問題」と言われても、「たった23日しかない」なんて答える始末だった。弁護士立ち会いを許すと捜査が妨害されるとも言っていたので、それで「日本の捜査のやり方は中世の名残を感じる」と言われたのだと思う。
何度も何度もと言うより、2007年にあった日本審査のときでも、同じように質問されているし、ある委員からは「美しい言葉より実行すべきだ」と言う趣旨の発言がなされたらしいから、この「中世」発言は、委員が業を煮やして行ったものだと思う。
「一部可視化」に付いて言えば、可視化とは、取り調べの状態を映像化し、第三者の検証を出来るようにすることだから、「一部可視化」は、可視化とは言わないと思う。一部録音、一部映像化と言うべきだ。
一部しか映像化しないのでは、映像化しない部分で、何が行われたか判らない。一部分の映像でスラスラと「自白」していれば、その映像を見る裁判員は判断を誤るだろう。一部映像化は冤罪を無くすために百害あって一利もないと、俺は思っている。
判る範囲でお答えすると、上田大使が「シャラップ」と発言したとき、委員たちが笑ったかどうかは、俺には判らなかった。質問された委員の方も、人に重なる位置にあって、俺の席からは見えなかった。
視線が合った若い女性記者が、外人さんがする動作の、ちょっと両手を上げて「どう仕様もない!」と言うポーズと、同じような表情を示したのが印象的だったのを記憶している。
当日は、拷問禁止条約委員会の日本審査だったので、傍聴席にたのは、多くが日本からのNGOの人だったが、外国からのアムネスティの方、記者の方もいた。日本政府代表団は、各委員から「慰安婦問題、難民条約問題、警察や検察の捜査の問題、有罪率の高い裁判の問題」などで「改善すべき」と指摘されたが、糠に釘と言うか、真面目な答弁をしなかった。
「23日も取り調べが続き、弁護士の立ち会いがないのは問題」と言われても、「たった23日しかない」なんて答える始末だった。弁護士立ち会いを許すと捜査が妨害されるとも言っていたので、それで「日本の捜査のやり方は中世の名残を感じる」と言われたのだと思う。
何度も何度もと言うより、2007年にあった日本審査のときでも、同じように質問されているし、ある委員からは「美しい言葉より実行すべきだ」と言う趣旨の発言がなされたらしいから、この「中世」発言は、委員が業を煮やして行ったものだと思う。
「一部可視化」に付いて言えば、可視化とは、取り調べの状態を映像化し、第三者の検証を出来るようにすることだから、「一部可視化」は、可視化とは言わないと思う。一部録音、一部映像化と言うべきだ。
一部しか映像化しないのでは、映像化しない部分で、何が行われたか判らない。一部分の映像でスラスラと「自白」していれば、その映像を見る裁判員は判断を誤るだろう。一部映像化は冤罪を無くすために百害あって一利もないと、俺は思っている。