桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

48年振り

2013-06-17 | Weblog


岸和田には、救援会を通じて親しくなったご家族、中村さんがいる。
お孫さんの1人、華ちゃんは手紙をくれて「遊びに来て」と言われていたし、中村さんが「6月に来る」と言ったらば、「それでは遅すぎる!」と言っていたとも聞かされていたから、今回の大阪行きでは、ぜひ中村さん宅に行こうと考えていた。
その岸和田には、遠い昔に来たことがあった。岸和田競輪場だ。
たまたま高松宮記念競輪の決勝戦日に当たるので、それでは中村さん宅に行く前に、久し振りに行ってみよう!と、これも水戸を出る前に決めていた。
テレビでは、自宅にいる限り競輪を見ているが、実際に競輪場に来るのは、何年振りだろうか。
バックスタンドの位置には、子供用のモトクロス場が作られ、競輪レースの合間に子供たちの競技が行われていたが、3レースから8レースまで、見て来た。目的もなく生きていた遠い日の寂寥を思い出して、何だか寂しかった。虚しさを思い出してながら、3時前に帰って来た。

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