桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

取材

2011-01-25 | Weblog
来月、布川事件を取り上げるテレビ番組での取材があった。
どのような内容と趣旨で放送するかの計画の説明と、それに伴う質問があり、役1時間半、みっちりと話した。
番組が45分と長いし、内容も可視化問題なども含まれることから、きっと判決前の社会にインパクトを与えるだろうと思った。

殺人罪

2011-01-25 | Weblog
2003年、奈良県大和郡山市で警察官が窃盗事件の逃走車両に発砲して、逃走者を死亡させた事件で、奈良地裁は特別公務員暴行陵虐致死罪だけではなくて、殺人罪も訴因に加えて裁判をする決定をした。
もちろん、この殺害事件に付いては、検察は不起訴。付審判請求により、指定された弁護士が検察官役をして、今度の殺人罪にもなったのだが、経過はどうであれ、殺人罪適用は大きなことだろう。
何をしても見逃され、的確な職務の遂行だとか言い逃れるのが警察だ。
今度のことも窃盗犯の疑い、犯罪者、しかも逃走してるのだから何をしても良い、そんな単純な方程式なのだろうが、何をしても許されて良いはずがない。
警察の任務は厳しく、困難なことも多いだろうが、それは社会の安全を守る職責ゆえ。その職務に着いた以上、法に照らした厳格な任務の遂行は当然のことだろう。
今までにも、沢山の警察官による過剰行為、脱法行為があり、殺害されたり、被害を受けたりした者があるけども、その犯罪行為は正しく裁かれて来なかった。捜査権を持つ組織が、その組織仲間を守るのは、ある意味、当然だ。警察の犯罪行為を監視する組織や法律が存在しないことが、日本の警察に自由勝手な行為を許す原因だと思う。
奈良地裁の裁判の行方は判らないが、1日も早く第三者権力、警察と検察の行為を監視する機関を作りたいねぇ。

大ケヤキ

2011-01-25 | Weblog
昨日、ヒロトに誘われて散歩に出た。
この数日、風邪で寝ていたヒロトは、まだ咳き込んだり、痰が出ていたりだったが、休んでいてエネルギーが余っていたのだろう。子供自転車を乗って走るから、付いて行く俺が大変だった。
何時も父親のキヨシと行く道の一つらしいが、田の間や林の中など、余り人や車の通らない道を行った。
その行き先に稲荷神社があったが、余り大きくない境内には巨木があった。
樹齢が400年とあった。行って戻って4000歩くらい。汗が出る散歩だった。

驚いた

2011-01-25 | Weblog
今朝の食事中、俺の車にガソリンが少ない話をした。まあ数リットルもあれば市内を走るのには困らないが、ガソリンタンクの大きさと、目の前にある1リットルの牛乳パックを較べようと思い、牛乳パックを持って横にした。まだ開封してないと思ったのだが、これが開封されていたからたまらない、すぐに牛乳がこぼれた。
目の前で牛乳を飲んでいる連れ合いが笑ってるから、なんてそそっかしいのだろうと、自分でも可笑しくなった。
ガソリンタンクと牛乳パックを較べるにもしても、別に横にしなくても同じだと、連れ合いは冷静に言うが、そう簡単には行かない。比較するには、それに相応しい姿勢、型をしなければ比較にならないだろうと、俺は思う。
まあしかし、驚いた。開封されていたとはなぁ。