桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

伊達直人

2011-01-10 | Weblog
俺は、長く塀の中にいたから、その間の社会のことには疎い。タイガーマスクの漫画も、余り知らなくて、今、世間に明るい光を投げ掛けている善意の伊達直人騒ぎも、その名前は、良く知らない。でも、日本は捨てたモノじゃないね。
俺は、人様の善意に支えられて闘って来て、この社会にある人様の温かさと有り難さは判っていたが、金儲けが総て、金さえあれば良いとなってしまったような、今の日本を思うと、本当に嬉しいよね。
日本の大企業には244兆を超える内部留保、儲けがある。でも、その金を国民に回そうとはしない。金の亡者たちを作る資本主義社会と伊達直人に示される善意の落差を思うと、社会の目指すべきところは、自ずと明らかだろう。
人間が大事にされる社会を作りたいねえ。

取材

2011-01-10 | Weblog
今日は水戸に日本テレビの取材があった。
何でも無罪判決後の3月20日に放送されるらしく、昨年から取材が続いている。
水戸での暮らしを撮りたいと来た。
どんな内容になるか判らないが、少なくても、これで一件落着になるモノにはならないだろう。
布川事件の闘いは、これから、そう話したつもりだ。

休日

2011-01-10 | Weblog
働いていないと、毎日が休日だ。こんな暢気な毎日で良いものかと思うが、まあ今は嵐の前の静けさと思い、気ままに過ごすつもりでいる。
昨年末から喉の具合が悪い日が続く。気管支拡張症になると、連れ合いから脅されているが、医者嫌いの俺は、少し酒を控えただけで過ごし来たが、やはり医者に診て貰うことにした。