自分の中のノイズ

大雨の新潟。

帰ってきた時は
一瞬晴れていたと思いましたが
本格的な梅雨入り
をしているようです。

こんな雨の中
ひとり工房で
銅板を叩き続けられることは
どんなに心地よいことか。
雨は
世間と私を断絶してくれます。

できれば
こんな時間だけで
一生を終えられたら
なんて幸せな人生なんだろう
と思ったりします。

そして
叩いていると
心と思われる方向から
ノイズが聞こえてくる。

そのノイズは
世の中のことと接続して
いろんなことを感じさせる。

ノイズは
出来れば消したいもの。
でも
消そうと思っても
消えないのがノイズ。

でもきっと
それが
私のつくる商品の魅力
なのかもしれません。

消そうと思っても消えないノイズ。
消えた頃には
この世の人では無くなっている
のだろうとも思います。

昨日は
誰ともしゃべらずに1日を過ごし
ゆっくりとお風呂に入って
ビールを開けたら
善きかな。
今日も
同じような1日の繰り返し。
そう繰り返される日々は
善きかな。
また
自分の中のノイズと向き合い
雨の中過ごしたいと思います。