職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

孝を問う

2007年11月12日 | ヤスさん日記
今日の早朝からの霰や
めまぐるしい天気の中
一歩一歩
冬に向かい始めているな
と感じる新潟です。

人間とはどこに存在しているのか?
人間が人間であると言うことは
人間以外のところとの対比に於いて
人間であるということなので
人間同士の中には人間は出てこないような。

平等の名の下に行われる不自由さが
本当のことをどこかに置き忘れて来ている
のかもしれませんね。
老若男女
その時その時で決まっていて位置
どちらが上ということも無く
どちらが下ということも無く
ただ、そこには厳然とした
それぞれの理由があるのだなと。
親が親であり
子が子であり
兄や妹、親戚や友人。
全ての縁の中で生きる
それぞれの立場を敬わって
ゆけたら笑顔の世界が
現れるような気が。

「子游、孝を問う。子曰わく、今の孝は是れ能く養うを謂う。
 犬馬に至るまで皆能く養う有り、敬せずんば何を以て別たんや。」

親の背中を見る毎日は
甘えも出てくるもので
日々の修練と顔色を整えて
一歩一歩を大切にしなければだな
と思う日暮れ前です。
コメント
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