職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

みておぼえる

2007年11月06日 | ヤスさん日記
晩秋の夕暮れはつるべ落とし
ですね。
その季節の早さは
様々なコトを感じさせてくれます。
時間とは誰が決めたのでしょうか
日一日と変わる夜明けや日没
自然の営みを感じると
これからの季節は
じっくりとこつこつと
思索を深める時なのかもしれません。

父親の仕事を見て覚える
今はそれしかできることがありません。
同じようなことをやっても
同じにはならず
では、なんで同じようで同じではないのか
それをひたすら考える
試す
失敗する
またひたすら考えながらてを動かす。

職人の仕事は考えること
なのかも知れません。
日々の修練のなかで
食事の最中にも
夢の中にでも。

経験を重ねてゆくとゆうことは
失敗のその先に存在する
在る領域を感じることができ
失敗や出来なさそうなことへの挑戦が
どんなに気持ちよい時をもたらすのかを
しらしめてくれる
ということ。
かも。

とにかく今は
失敗のしつづけ
その中に在るそこはかとした
達成した時の感覚が
ココロの支えになってくれる日々です。

走る高速バスの中
連なるテールランプに見る
寂しさは
きっと明日に繋がる希望と
同じ匂いがするようです。
コメント
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