スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

大山名人杯倉敷藤花戦&不要不急

2020-11-23 19:04:15 | 将棋
 21日に倉敷市芸文館で指された第28期倉敷藤花戦三番勝負第二局。
 中井広恵女流六段の先手で里見香奈倉敷藤花のごきげん中飛車。①-Aから4筋で銀が向い合う形。先手が工夫をして角を右に転換。ですがその角を後手の角と自ら交換しにいくことになり,手数を掛けたわりにうまくいっていなかったようです。一言でいえば先手の作戦負けだったということになるでしょう。最後は後手が手堅く決めました。
                                        
 先手が桂馬を打った局面。すでに先手の非勢ですが,これは☗6六飛を可能にするとともに,☗8五桂を狙った手。
 後手はまず☖8七馬と引いて,王手で上部を広げました。☗7八金と寄って当てたいところですがそれは☖6八銀が生じます。☗7八歩と受けるのは仕方がないところ。そこから☖6八桂成☗同玉☖6七歩成。そこで☗5九玉と逃げたのは,飛車の横利きを通しておかなければ逆転の可能性が消えるという意図でしょう。しかし後手はすぐに攻めるのではなく,☖6六歩と打ちました。
                                        
 これで後手は玉に危険なところは何もなく必勝形。以下は攻め合いに進んだものの,後手の一手勝ちとなりました。
 連勝で里見倉敷藤花が防衛第16期,17期,18期,19期,20期,23期,24期,25期,26期,27期に続く六連覇で通算11期目の倉敷藤花です。

 日常的な僕の生活の中で,不要不急の外出といえるのは,週末にウォーキングを兼ねてWINS横浜まで馬券を買いに行くというものでした。そしてこれ以外に,僕の日常の中には不要不急の外出というのはなかったのです。ですがこの緊急事態宣言が出されたときには,すでに全国のWINSでの馬券の発売が休止されていました。ですからすでにこの時点ではこの外出はしていなかったのです。
 もちろんWINSが閉鎖されたからといって,馬券を買うことをやめたというわけではありません。僕がWINSまで馬券を買いに行っていたのは,ウォーキングの方が目的なのであって,馬券を買うだけであればインターネット投票で済ますことができたからです。つまりインターネットで買うことができるものを,わざわざ外出して買いに行っていたのですから,まさに不要不急であったということができるでしょう。ですからインターネット投票の使用の頻度は,それまでと比較すると格段に多くなりました。
 現在は,発売するレースを限定し,また開場の時間も短縮されていますが,WINS横浜での馬券の発売は再開されています。僕は以前はよほどの理由がない限り買いに行っていたのですが,再開後は概ね2週間に1度くらいの頻度で,それ以外はインターネット投票を活用しています。おそらくこれは今後もそんなに変わることはないのではないかと思います。ですから僕の生活スタイルは,新型コロナウイルスによって確かに変化したのであり,この限りにおいては影響を受けたといい得ることになるのです。
 それからもうひとついっておきたいのは,この外出はウォーキングを兼ねているのですが,ウォーキングというのは運動療法の一貫であるということです。療法であるからにはそれはたとえばインスリンを注射すること変わりはありません。つまり僕にとって歩いて運動するということは,不要でもなければ不急でもないのです。ですから,緊急事態宣言が出されていた期間も,一切の外出をしなかったという日はありません。ただし,それ以前は歩くためだけに外出するということがよくありましたが,その頻度というのは極端に減少しています。
コメント
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