スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

大阪王将杯王将戦&変更の理由

2020-03-14 19:37:21 | 将棋
 5日と6日に大阪市で指された第69期王将戦七番勝負第五局。
 渡辺明王将の先手で相矢倉の脇システムに。後手の広瀬章人八段の方から誘ったような手順にも見えました。難解な中盤戦から終盤戦に。
                                        
 先手が香車を取りつつ2六の銀を1五に進め,後手が歩を受けた局面。この将棋の中では先手が最も勝ちに接近していた局面です。ここから後手が勝負手を繰り出していきました。
 ☗2四歩に☖1三玉と端に逃げたのが第一弾。先手は☗2六銀と引き☖2五歩に☗3五銀☖同金☗同飛と交換。そこで☖2四玉と自ら受けにいくのが第二弾。☗3八飛のときに受けずに☖7五桂と打つのが第三弾で,これで攻め合いも後手は目指せるようになりました。
 先手は☗3五金と上部を押さえて☖1三玉に☗1七桂と援軍を送りました。後手はここで攻め合いを目指して☖8三香。
                                        
 第2図で先手の最善は☗2五桂☖2二王に☗8六香。しかし実戦は王手を決めずに☗8六香と受けました。
 最善とどこが異なるかというと,☖同香☗同歩☖8七歩☗9七王となったとき,☖2二香と受ける手が生じたことです。
                                        
 第3図が先手の最後のチャンス。☗1六香と打てば先手が優位を保てていました。しかし☗2四歩と打ったため,逆転しました。
 広瀬八段が勝って3勝2敗。第六局は昨日と今日でした。

 このような指示が出されたのには理由がありました。ただそれは,妹の貧血の症状が改善に向かっているからではありません。この治療が開始されたのは11月12日で,まだ1ヶ月と少しが経過しただけです。もちろんその間は鉄剤を服用していたのですから,症状がよくなっているのは間違いありません。しかし以前,こども医療センター遺伝科で同じように鉄剤を処方されていたとき,貧血の症状が改善されたので服用が停止されるまでにはもっと長い期間がありました。その当時に服用していた薬剤の名称が不明なので,今回の薬剤と比較するのが適切であるかは分かりませんが,そのときは最初は2錠を服用していたのが中途から1錠になり,その後に服用の中止に至ったのです。今回は1錠だけを服用していたので,それよりずっと短い期間で,症状が劇的に改善されることは,常識的に考えてもあり得ないでしょう。
 ただし,服用の中止,というか今回の場合は適宜の服用への変更ですが,この処置自体に何か問題があるというようには僕は考えていません。そもそも採血は本牧脳神経外科でも行われていて,確かに貧血の症状はあるけれど,心配するほどではないと言われているのですから,僕としては服用しなくても大丈夫だろうと元来から思っていた治療だからです。他面からいえば,もし本牧脳神経外科の採血で貧血の症状が深刻であるという判断が出されれば,そちらから鉄剤が処方されるか,そうでなければ別の病院で治療を受けるように指示が出されるであろうと僕は思っているのです。
 ではなぜ服用を適宜に行うようにとの指示が出されたかといえば,これは妹の痔と関係するのです。妹の痔は肛門内部にできたものが外に露出したもので,それに対しては対症療法で露出を妨げることができたので,この時点ではすでに薬は処方されていませんでした。ですがこの痔は体質的なもので,完治することはありません。一方,鉄剤にはいくつかの副作用があり,そのひとつに便が固くなるというのがあります。固い便が痔に悪いのはいうまでもありません。痔も港南中央病院の肛門科を受診したので,それとの兼ね合いでこのような指示となったのです。
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