スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

僕たちの将来④&同窓会

2020-02-29 18:59:26 | 歌・小説
 で互いに相手に対する不平と不満をぶつけあった彼女と彼は,その不満に対してそれぞれ同じように答えます。

                                   

     あたしも都合が おいらも都合が

 確かにふたりがぶつけ合った不満は,それぞれにとって解消し難いものでした。だからこのような答えになるのは分からなくもありません。しかし同時にそれは,そういった状況を改善することを最初から放棄している,いい換えるなら諦めていることの証明でもあるのです。
 しかしそれでふたりの仲が険悪になるというわけではありません。なぜならふたりには険悪さを取り戻す手段があるからです。その手段はでも歌われていたのであり,ここでもふたりは同じことをします。

     危ないことばをビールで飲み込んだら
     君がとび込んで来てくれた夜の 話をむし返そうか


 ビールで乾杯をすること,そして内容に相違はあれ,過去の幸せな出来事について話し合うことが,その手段です。
 彼と彼女は,現在の不安を,過去の幸福で紛らわせようとしています。この楽曲は「僕たちの将来」ですが,ふたりが縋っているのは将来ではなく過去なのです。それは実は,現状の改善を放棄しまた諦めているのと同様に,将来についても諦めているということなのかもしれません。

 10月18日,金曜日。妹を通所施設に迎えに行きました。
 10月20日,日曜日。がかつて勤務していた中学校の特殊学級,現在の特別支援学級の同窓会がありました。参加の可否を問うはがきが前に来ていましたので,参加するという返信を出してあり,妹とふたりで参加しました。
 前年の同窓会は伊勢佐木町でボーリングをしたのですが,この年は会場が上大岡に変更になっていました。集合は午前11時。バスの時間の関係で少し早めに到着しました。その時点ですでにSさんを含め何人かは集まっていました。会場に行く前に,近くのスーパーに買い出しに行きました。食料,というのは参加者の昼食ですがそれと飲料,またお土産として提供される菓子類,紙コップや皿といった備品の購入のためです。それらを持参した上で,予約してあった店舗の部屋に移動しました。レンタルルームといったら分かりやすいかもしれません。ここでまず全員で昼食を摂りました。その後,この部屋にはカラオケ機材がありましたので,カラオケを楽しみました。もちろん歌うのは同窓生であり,僕のような保護者や,担任の先生方が歌うことはありません。妹は同窓生ではありませんが,歌わせてもらいました。何を歌うかということは参加の可否を問うはがきの中の設問に含まれていましたので,それについては事前にリクエストをしておきました。歌うことを申し出たすべての参加者が歌い終えた後,やや時間の余裕がありましたので,簡単な○×ゲームをして,午後3時に解散となりました。
 僕たちはそのまま帰らず,妹をグループホームに送りました。上大岡からグループホームまではバスで1本。これはここから帰るのと,また通所施設へ行くのとも同じです。ですから上大岡まで来た場合は,帰宅してまた翌朝に通所施設へ行くより,そのままグループホームに行き翌朝はグループホームから通所施設まで自動車で行く方が妹にとっては楽です。僕はこの日だけ考えれば上大岡とグループホーム間を往復する手間が掛かりますが,翌朝は通所施設までの往復が省けるので楽です。なのでこの日のうちにグループホームに送るということを,事前に伝えておきました。
コメント
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