小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

時が過ぎれば人も仕事も変わります

2016-02-07 09:36:41 | Weblog

「まどろむ普賢菩薩」

20世紀末、横浜の綱島に住んでいた頃の作品です。
先ほど、これをFacebookにUPしたところ・・

詳しくは判らないけど21世紀に入って色調が変化してる気がします。ダークな紺、こげ茶、チャコールグレイ、今はほとんど使ってない感じで。

というコメントが入りました。

ああ、そうだよね。時間とともに作品も変わる。
この頃は、まだサラリーマンをしていて、たしかフリーランスになる数年前の作品だったと思います。

会社から帰ったあとは、疲れてなかなか制作ができないので、 朝5時頃起きて描いていたような記憶があります。
今でも早起きは変わらないので、5時起きは珍しくありませんが、いきなり絵を描くようなことはありません。だらだらとメールチェックをしたり、 FacebookやブログをUPしたり、直接実入りにならないことをして、出すもの出して、ご飯食べて、なんてことをしながら、仕事に入ります。

と言いますか、最近は仕事とプライベートをあまり区別しないようにしています。

つまりはご飯作ったり、掃除したり、お酒飲んで友だちと遊びのと、仕事のランクづけをしないってこと。
いや、仕事を軽んじてるんじゃありません。

優先順位はもちろん仕事です。ただ、それは時系列の話であって、締め切りが早い方が先、編集者のコワい順が先って具合でしょうか(笑)。

空海が「仏業に雑事なし」という言ったのを持ち出すのはカッコつけすぎですが、その方が楽になるし、仕事自体のクオリティも不思議と上がるようです。

はっきりそれが意識したのがフィリピンで制作をしてからかな。

仕事のクオリティって、生活そのものが出ますから、心が荒れると作品も荒れる。
もちろん、アートだから荒れた方が良くなることもありますが、それだと決して長持ちはしません。

カラヴァッジョなんかは、その良い例かな。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「有職」の茶巾寿司、食べま... | トップ | 愛甲さん質問会~答えは自分... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事