「まどろむ普賢菩薩」
20世紀末、横浜の綱島に住んでいた頃の作品です。
先ほど、これをFacebookにUPしたところ・・
詳しくは判らないけど21世紀に入って色調が変化してる気がします。ダークな紺、こげ茶、チャコールグレイ、今はほとんど使ってない感じで。
というコメントが入りました。
ああ、そうだよね。時間とともに作品も変わる。
この頃は、まだサラリーマンをしていて、たしかフリーランスになる数年前の作品だったと思います。
会社から帰ったあとは、疲れてなかなか制作ができないので、 朝5時頃起きて描いていたような記憶があります。
今でも早起きは変わらないので、5時起きは珍しくありませんが、いきなり絵を描くようなことはありません。だらだらとメールチェックをしたり、 FacebookやブログをUPしたり、直接実入りにならないことをして、出すもの出して、ご飯食べて、なんてことをしながら、仕事に入ります。
と言いますか、最近は仕事とプライベートをあまり区別しないようにしています。
つまりはご飯作ったり、掃除したり、お酒飲んで友だちと遊びのと、仕事のランクづけをしないってこと。
いや、仕事を軽んじてるんじゃありません。
優先順位はもちろん仕事です。ただ、それは時系列の話であって、締め切りが早い方が先、編集者のコワい順が先って具合でしょうか(笑)。
空海が「仏業に雑事なし」という言ったのを持ち出すのはカッコつけすぎですが、その方が楽になるし、仕事自体のクオリティも不思議と上がるようです。
はっきりそれが意識したのがフィリピンで制作をしてからかな。
仕事のクオリティって、生活そのものが出ますから、心が荒れると作品も荒れる。
もちろん、アートだから荒れた方が良くなることもありますが、それだと決して長持ちはしません。
カラヴァッジョなんかは、その良い例かな。
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