一昨日のお昼のこと、いつものように実家に顔を出したところ、弟が作ったナポリタンにびっくり! 昔、食べていた小暮家の味と同じだったのです。
実家には、ほぼ毎週顔を出していて、月に2度は弟の作ったものを食べていて、今まで、そう感じたことはなかった方が不思議かな。
ちなみに弟はビデオの脚本などの著述業をしていて、基本、私と同じ自営業。
母と一緒に暮らしていることもあって、ほぼ毎日の食事は弟が作っているようです。
行くたびに母は弟の料理に、
「アンタ、これしょっぱいわよ」
「ちょっと、ご飯固いわよ。もっと柔らかく炊かないとダメよ」
とか、 口うるさく味にダメ出しをしていたのですが、そういえば最近言わなくなったなと思ったところの、このお味でした。
これは小暮家の味の完成形ですね。半分に切った茹で玉子が気になりますが、私にはすごく美味しく感じました♪
▲ちなみに、こちらは昨日私が作ったキャベツとアンチョビのパスタ。
たぶん母は私が作ったパスタやカレーより、弟が作ったナポリタンの方が美味しいと言うだろうな(笑)。今年、米寿を迎えた母ですが、おかげで安心。嬉しくも有難く、珍しく弟に感謝でした。
さて、そのことを昨日SNSにアップしたところ、こんなコメントが…。
「弟の作るナポリタンを味わい、母の心情を想い安堵する兄。
一句読みたいところですが、ほっこりしました」
普通にコメントで返そうと思ったのですが、以前、義母の講座で一首短歌を詠んだことを思い出しました。
北区滝野川会館で義母のセラピー講座〜短歌でシチリアを詠んでみました!
そこで一句…じゃない。短歌だから一首作って返信しました♪
たらちねの米寿迎えし母の日に おとうと茹でしナポリタン食む
SNSに載せたあと「どうだろう?」と妻にこの短歌を見せたところ、「良いんじゃない」と言われました。
妻は私の短歌の先生なのです(まだ、ほとんど作ってませんが)。
私「でもこの歌だと、母の味のことが入ってないよね。
どう詠んだら、そのことが入れられるかな?」
妻「無理に一つのお歌にぜんぶを詰め込むことないのよ。
言いたいことがあれば、二つ詠んでも三つ詠んでも良いんだから」
なるほど、そこでもう一首。
おとうとのナポリタン食べ思い出す 母の作りしなつかしき味
私「でも、これは季語がないよね。どうしたら季語入れられるかな」
妻「季語も無理に入れなくていいのよ。百人一首だって季語がないもの多いよ。
五七五七七もリズムが良いから、そうするだけで、短歌が出来た時は、そんなルールなかったんだから」
私「学校教育でルールを叩き込まれたのが、今でも残ってるわけか」
妻「でも、これだとみんなでナポリタン食べてる感じがしないよね」
私「じゃあもう一首か」
五月晴れ皆で囲みしナポリタン 昔話に花咲き楽し
妻「アラ、これが一番良いじゃない」
私「え!? ホント♪」
と妻にほめられ、ちょっと良い気になりました。
この機に、もう少しお歌を詠んでみようかな♪
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