小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

「五月晴れ皆で囲みしナポリタン 昔話に花咲き楽し」〜弟が作ったナポリタンが、昔食べていた小暮家の味と同じになっていました!

2021-05-03 10:08:15 | Weblog

一昨日のお昼のこと、いつものように実家に顔を出したところ、弟が作ったナポリタンにびっくり! 昔、食べていた小暮家の味と同じだったのです。

実家には、ほぼ毎週顔を出していて、月に2度は弟の作ったものを食べていて、今まで、そう感じたことはなかった方が不思議かな。
ちなみに弟はビデオの脚本などの著述業をしていて、基本、私と同じ自営業。
母と一緒に暮らしていることもあって、ほぼ毎日の食事は弟が作っているようです。

行くたびに母は弟の料理に、
「アンタ、これしょっぱいわよ」
「ちょっと、ご飯固いわよ。もっと柔らかく炊かないとダメよ」
とか、 口うるさく味にダメ出しをしていたのですが、そういえば最近言わなくなったなと思ったところの、このお味でした。

これは小暮家の味の完成形ですね。半分に切った茹で玉子が気になりますが、私にはすごく美味しく感じました♪

▲ちなみに、こちらは昨日私が作ったキャベツとアンチョビのパスタ。

たぶん母は私が作ったパスタやカレーより、弟が作ったナポリタンの方が美味しいと言うだろうな(笑)。今年、米寿を迎えた母ですが、おかげで安心。嬉しくも有難く、珍しく弟に感謝でした。

さて、そのことを昨日SNSにアップしたところ、こんなコメントが…。

「弟の作るナポリタンを味わい、母の心情を想い安堵する兄。
一句読みたいところですが、ほっこりしました」

普通にコメントで返そうと思ったのですが、以前、義母の講座で一首短歌を詠んだことを思い出しました。

北区滝野川会館で義母のセラピー講座〜短歌でシチリアを詠んでみました!

そこで一句…じゃない。短歌だから一首作って返信しました♪

 たらちねの米寿迎えし母の日に おとうと茹でしナポリタン食む

SNSに載せたあと「どうだろう?」と妻にこの短歌を見せたところ、「良いんじゃない」と言われました。
妻は私の短歌の先生なのです(まだ、ほとんど作ってませんが)。

私「でもこの歌だと、母の味のことが入ってないよね。
どう詠んだら、そのことが入れられるかな?」

妻「無理に一つのお歌にぜんぶを詰め込むことないのよ。
言いたいことがあれば、二つ詠んでも三つ詠んでも良いんだから」

なるほど、そこでもう一首。

おとうとのナポリタン食べ思い出す 母の作りしなつかしき味

私「でも、これは季語がないよね。どうしたら季語入れられるかな」

妻「季語も無理に入れなくていいのよ。百人一首だって季語がないもの多いよ。
五七五七七もリズムが良いから、そうするだけで、短歌が出来た時は、そんなルールなかったんだから」

私「学校教育でルールを叩き込まれたのが、今でも残ってるわけか」

妻「でも、これだとみんなでナポリタン食べてる感じがしないよね」

私「じゃあもう一首か」

五月晴れ皆で囲みしナポリタン 昔話に花咲き楽し

妻「アラ、これが一番良いじゃない」

私「え!? ホント♪」

と妻にほめられ、ちょっと良い気になりました。
この機に、もう少しお歌を詠んでみようかな♪

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