先週の土曜、9月29日(土)は、花風社さんの講座に出席いたしました。
いつもの大倉山の一室に60名以上も集まり、通常の会以上に活気溢れる会となりました。参加されたお客さまも満足されたと思います。
今回の講師は、新著「 自傷・他害・パニックは防げますか?」の三著者、おっさんA廣木道心ことさん、おっさんBこと栗本啓司さん、おっさんCこと榎本澄雄さんという、濃くて豪華な三匹のおっさん揃い踏みでした。
今回の真打ちは廣木道心師範、今回、初登場の方です。
あえて師範と書きましたが、廣木さんはプロの武道家です。それも護道(ごどう)という自らの流派をあえて立ち上げた方で、それは相手を制圧することを目的としない武術です。
元々、武術とは相手を殺傷することを目的として発祥しました。それが平和な時代、動乱の時代を経て揉まれ、多くの武道は、殺すこととは反対に、相手を生かし敬うことを目的としたものに変化していった(勿論武道なので、相手を倒すことも目的です)。
個人的な見解ですが、講座を通じて見た「護道」はその究極を目指すものに思えました。
廣木師範には発達障害のご長男がいます。
一時は文字通り、ご長男の自傷・他害・パニックに苦労されたのですが、自らが学んだ武道を応用して、彼を治して行った経験の持ち主です。
それも武道なのに相手を制圧するのではなく、やさしく接する方法で治して行ったというのです。
その方法の詳細や内容をブログで書くのは難しいので、知りたい方は新著「自傷・他害・パニックは防げますか?」をご購入くださいませ。
さて、花風社の本や講座で「治った人たち」は、私の親しい人も含めて数多くいますが、この講座に出てあらためて思ったことは、そのやり方意外にユルなってことかな(ほめてます)。
ユルいって、どういうことかというと、とりあえず良いと思ったことは実地でやってみるということでしょうか。
体や心の状態が良くなるには、個人差がありますから、自分でやってみて、良くなれば試してみる。ダメならほかの方法を探す。
その方法も、金魚体操とか目を温めるとか、お金もかからず、やってみて害があることでないので、ダメならやめれば良いってことですね。
また、今回の講座に出た感想のひとつは、「本来の順番は心技体じゃなく、体→技→心」ではないか、と思ったことです。
武道で言う「心技体」は語呂が良いのですが、一般的な人にとっては、ハードルがちと高い。発達障害がある人ならなおさらです。
武道家たちは先ずは体を鍛えているので、「体」が備わっているのは当たり前。だから、心→技→体の順番になるわけですね。
ともかくも「体」がそなわってなければ、「心」はそないません。
まだ整理は出来てないのですが、今回の講座を通じて、ちょっとそんなことを感じました。次回は、もう少し整理してから、講座の様子などイラストをUPします。
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