タオルミーナ、続きです。
ここは海つきの箱根と申しましたが、海岸から町の中心地まで登っていけば、ゆうに1〜2時間はかかるものの、新鮮な魚介類には事欠きません。
とはいうものの、シチリア有数の観光地で物価の高いこの地。
観光地のメイン通りにロクな店がないのは、どこでも一緒なので、初めての場所でこれという店を探すには、それなりにハナを効かせなければいけません。
そんな中、トリップアドバイサーなどの評価で「これは!」と感じたのが、 ”Bistro de Monde”ですが、なかなか店が見つかりませんでした。
外国だと機内モードにしているため、Wi-Fiがない路上ではGoogleマップが使えず、迷いに迷ったあげく、近所の人と思しき人に聞いてようやく発見しました。
店はメインストリート2本をつなぐ、階段の道途中にありました。
遅いランチだったので軽めに前菜のフリットとスカンピ(手長エビ)のパスタを頂きましたが、これが抜群♪
ネット情報だと夜は満席だとのことでしたが、「大丈夫」と言われて、ディナーもお願いすることにしました。
やっぱり、ディナーもここディナーいとね・・・なんて、ウフッ♪
ディナーに照準を合わせて、夏至近くの長い昼を散策。
▼こちらはエンジェル・トランぺット。その辺に生えてますが、「キチ○ガイ・ナス」とも呼ばれるアルカロイド系の猛毒だそうです。
▼迷路のような階段道を通って、Bistro de Mondeに向かいます。
▼最初はカルパッチョというか刺身の盛り合わせ。
マグロやカジキにベリーを合わせるという、イタリアン・キュイジーヌタイプのお味で、ここも6年前に出来たという新しいお店。
食に保守的と言われるイタリアですが、確実に何かが変わりつつあります。
▼こちらは何とムール貝のパッケリ。
パッケリには濃厚な肉と思い込んでいましたが、シチリアは魚介と合わせるのが普通なようです。相性はもちろんバツグン!
▼リッチョ(ウニ)のスパゲティ。リッチョは旬をやや過ぎたそうですが、それでも十分な旨さ。ウニそのものというより、瓶詰めのウニに似た味わいです。
▼バンドでオーソレミオをリクエスト。すごいロックなオーソレミオでした。
▼ダニエル・クレイグ似のカメリエーレ(ウエイター)。
私と一緒ではなく、妻と撮影。男には見向きもしないイタリア男でした(笑)。
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