小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

大相撲、関係ない人ほど「謝れ」と言い。

2011-05-21 08:15:10 | Weblog
国技館で行われてる技量審査場所ですが、満席状態なはずなのにけっこう空席が目立ちました。
気にくわないなあ。
せっかく当たったのに、タダだからってムダにする人がいるんですな。
行きたくて仕方ない人がいるのに失礼な話です。
(また当たったチケットをネットオークションにかける人もいて、これまた気にくわないです)。

八百長体質から脱却する決意を口にすると、集まったファンからは「がんばれ」などの温かい声援、
 大きな拍手も送られた


当たり前です。
お相撲を少しでも好きな人だったら、八百長問題よりも、
それで処分された力士のことで心を痛めているに違いありません。

元・海鵬の谷川親方や蒼国来もそうだし
八百長問題で取り沙汰されていながら、
最後まで義援金活動に参加していた徳瀬川の顔を思い出すと、やり切れないですね。


ああ、そうだ。
あの空席は大相撲など関心がないくせに、
二言目には「けしからん」「反省が足りない」と騒ぐ人たちの席なんだ。

・・・ふと、そんな風に思えてきました(そんなハズはないけど)。


八百長はけしからぬことですが、それは星のやりとりを金銭で貸し借りした場合のみであります。
無気力相撲は歓迎できないことなれど、それを八百長相撲と一緒にすることはできません。

大相撲に過度な清廉潔白さを求め、通常の社会人と同じ常識を求める。
過度に開かれた相撲界、過度にクリーンで透明な相撲界。
未だチョンマゲを結っている世界に、相撲ファンはそんなものを求めてはおりません。

相撲ファンが求めるものは、常に面白くワクワクするような土俵、話題性のある土俵です。
反省して場所を中止にするようなことは、相撲ファンの誰もが求めてはいません。


だいたい「大相撲、八百長問題をどう思いますか?」なんて、町の声を聞いてますけど、
相撲に興味もない人をインタビューして、何か意味があるのでしょうか。

「とんでもないことです」「失望しました」と、答えるに決まってるじゃないですか。

普段、テレビですら相撲を見たこともない文化人やマスコミが、
「反省の見せ方がなってない」「陳謝が足りない」「場所の開催は中止にすべきだ」と、
本末転倒なところで興業の妨害をするのですな。
(これは相撲ファンにとってはテロリズムみたいなものですね)。

とはいえ、技量審査場所。
テレビ放映はしない一方、ニコニコ動画でアップされて、毎日10数万人の人に見られています。
あ@花さんの話では(私はMac10.4環境なので見られない、とほほ)、
仕事中に見てる人もいるそうで、「いけねー、音が出ちまった!」なんて書き込みもあるみたいです。

そこのアナタ。
相撲なんか見てないでキチンと仕事してくださいね、って今日は土曜日か。

ともあれ、相撲人口の裾野が広がるといいな。
写真は入り待ちで撮影した若の里関です。
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