3日前の木曜日、今年初めての柔道の稽古をした翌日朝、柔道仲間・最長老だった先輩が逝去したという知らせがご長男から届きました。
享年77歳、柔道の稽古も最近まで参加していたのですが。
いやはや、体調が良くなかったのは知っていましたが、こんなに突然亡くなるとは!
2年ほど前でしたか、肺ガンの手術を受けてリハビリなどをしていましたが、大柄で体力のある人だったので、治ると思っていましたが実に残念でした。
年長者だったので、皆から「大老」と呼ばれ、本人もその呼び名を気に入っていたのか、自らも“大老”と言って受け入れていました。
一級建築士で黒川紀章先生の一番弟子で、15年前、黒川先生が都知事選に出馬した時に尽力をつくしました。
私とは柔道以外でお付き合いのある勉強会で、昨年あたりからお叱りを受けることが多くなり、ぶつかることもしばしばありました。でも、あのお叱りは体調が悪かったことで来たものだろうな。
その時は、友人の取りなしで元どおりのお付き合いをするようになりました。ただ、今となっては、ぶつかることもなかったかなと思います。
なにしろ亡くなるとケンカもできないですから、寂しいものです。
昨日は、3年前まで、稽古場に使わせてもらっていた東京海洋大学の前までフラフラ来てしまいました。大老はこの辺りにお住まいだったんだよね。
この日のお散歩は、海洋大から天王洲アイル、お台場海浜公園、新橋というコースで14000歩、猛暑の中よく歩き楽しみました。
大老は千葉の小湊の生まれで 、船大工の息子。
海に生まれ育った大老ですから、きっと喜んでいるに違いないと勝手に思った次第。海を見ながら、大老のご冥福をお祈りしました。