もともと証券市場は、「取引の円滑化」と「公正な価格形成」が必要です。
そのためには、多くの需要と供給が求められます。
実際に株を買う資金を持っている人や、売るための株を持っている人たち(実需給)だけでなく、
手持ち資金がないが株を買いたい人や、株を持っていないが売ってみたい人たち(仮受給)も、
取引に参加すれば流通量が増え、「取引の円滑化」と「公正な価格形成」が期待されます。
実需給に仮受給を加えて流通量の向上・円滑、公正な価格形成を狙うのが、
信用取引導入の目的でもあるのです。
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今朝の日経紙・マーケット総合2の面に「空売り比率が最高」という見出しで、
「・・・6月1カ月間の東京証券取引所上場銘柄の売り注文に占める空売りの比率は
41.0%と、過去最高になった。・・・・」という記事が載っています。
背景には現在の市場を取り巻く環境がありますが、それはさておき:
ここでいう空売りは、信用取引ではありませんが、
売り注文の4割強という流通量の増加になっています。
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