浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

続いてる、脈々と、それが歴史じゃない?

2010-08-26 21:43:48 | 日記
なんか「いやー、いろいろあるけど一言では答えられないなぁ」と思って適当に答えちゃう質問って無いですか?

結婚している人に取ってはたぶん「なんで今の旦那さん(or奥さん)と結婚したの?」なんて質問がそうじゃないですか?

そりゃ、すごく気があった、ってのもあるだろうし顔が好みだったってのもあるだろうし、むにゃむにゃうーんって感じになって「まぁ、結婚なんてタイミングだよー」って適当に答えちゃう、とかさ。

そりゃたっぷり答える時間をもらえるんであれば出会いからたっぷり話すけどそんなの始まりから答える暇も無いので適当に答えちゃう、そんな質問ありますよね。

僕もあるけど、その中の一つが「なんで北海道の大学選んだの?」って質問だなぁ。

そりゃいろいろあるんだけどだいたいむちゃむにゃうーんで「ドラマの『北の国から』好きだったんだよねー」とか「ほら、ラーメン好きだし」とか適当に答えちゃう。

ちゃんと言うとさ、まず東京は嫌だったんだよね、物価高いしきれいな町じゃないし。そうなるとどこ行こうかなーと思ってどうせなら遠いところに住もう、じゃあ札幌か福岡、雪国で住んだことないな、じゃあ札幌、って感じなんだけどね。

その他の候補としては京都、というのもあった。

京都好きなんだよなぁ。

仕事でたまに来るけどやっぱり来る度に「いいなぁ」と思う。

仕事柄いろいろな場所に行くけど、「ああ、春夏秋冬ぜんぶの季節見てみたいな」と思う土地は京都しなかない。

ほら、沖縄なんかだと冬行ってもしょうがないんじゃんない?と思いません?

でも京都はさ、桜の春もいいし、川床で涼める夏も、紅葉の秋も、しんとり雪が降る冬も楽しめそうだよね。(あ、札幌も春夏秋冬全部いいけどね。)

つーことで京都にいます。

いいよね~。ただ道を歩いているだけで「ああ、もしやこの通りを龍馬が…」とか「ああ、もしかしたらこの橋を新撰組が…」とか妄想出来て。京都って道ばたにちょっとした石碑が所々にあってそれが歴史マニアには「うわ!」って思うのだったりするのよ。

以前、プライベートで来た時に吉村寅太郎の石碑が突然あって膝から崩れ落ちたもの。

なに?吉村寅太郎を知らない?まっじで!?

あのね、坂本龍馬がいた土佐勤王党の一員で天誅組として京都で散った志士ですよ。辞世の句は「吉野山 風に乱るる もみじ葉は 我が打つ太刀の 血煙と見よ(毎年、吉野山に紅葉が舞った時は、まだ私が戦って敵を討ち血煙を上げているのだと思ってくれ…)」。あー泣ける。

とにかくなんかこう、人の思いが脈々と続いてる感じでいいよね~。