夏本番ってことで甲子園も始まりましたね。基本的には土日休みの仕事なんですが、めずらしくイベントなんかの関係で金曜から来週水曜まで出張です。
とはいえ土曜はちょっと仕事して移動、というイージーな感じだけどね。
つーことで大阪で空いた時間があったので映画観てきました。
トイ・ストーリー3。
これ以降、ネタバレはしてません。が、「一切どんな情報も入れずに映画を観たい」って人は読まないほうがいいかもね。
ピクサーの代名詞的作品の完結編ですね。僕自身はトイ・ストーリー自体の熱心なファンじゃなくて、1は従兄弟の子が大好きで子供の頃、よく一緒にDVD見せられた。もちろん嫌いじゃないし良くできてるよね。
2は観てません、すいません。
でもね、3は予告編観ただけで「あーこれは泣くなぁー」と思ったんだよね。
どうやら1~3はリアルタイムの時間軸と同じ設定にしているようで、1で子供だったアンディ(おもちゃの持ち主)はもう17歳、大学に行く年齢。そこで家を出て行くことになって、おもちゃを処分しなきゃいけなくて…。
もうこれだけでさ、泣くの決定よね。
わくわくしながら見に行きましたよ。
まずね!!!ピクサー作品って冒頭に短編がついてるじゃないですか。10分くらいの。カールじいさんの時の短編は「あ、まぁそうですかー」ってレベルだったんだけど、今回のはすごい!もう僕これで泣きそうになったよ。感動的なストーリーってわけじゃなくて「もう!なんでこんなこと思いつくの!?」という新鮮な驚きで。これ、とにかくすごいです。こんなストーリーを思いついて一個一個の表現が更にマッチしてて。終わった瞬間スタンディング・オベーションしたくなったよ。これ観るだけで1,800円払ってもいい。本当におすすめです。
そして本編。
あー、泣いたなぁー。冒頭開始15分くらいで涙だらだら。そして保育園に舞台が移ってからは笑ったわ~。
とにかく最高だったのはケン。さいっこーにいい役やってますよ。
すべてのキャラが立ってましたね~。一個もったいなかったのはトトロの人形が出てくるんだけど台詞無かったんだよね。それはちょっともったいなかったな。
で、この3、どう考えてもいろんな人に「響く」と思うんだよね。
思うのはとにかく「視点」が多い、ということ。
まず、もちろんアンディ、おもちゃとずっと遊んで来たけど大学生になりおもちゃを捨てなくてはいけない、って視点はそりゃ男の子、あるいは女の子誰でも経験があることだよね。
それから「楽しませる仕事人」の視点。ウッディやバズといったおもちゃたちはたびたび「俺たちには子供を楽しませるのが仕事じゃないか!」と言う。これは絶対にこの映画を作ってる人たちの気持ちだと思う。子供を楽しませるのが仕事、でも子供は成長する、自分たちは絶対的に子供から捨てられる立場、それを知りつつでもそれを認めることが出来ない。。。じゃあどうすればいいんだ?
それから「仲間」の視点。もちろんウッディ、バズその他のおもちゃたちの仲間としての絆。
そして母の「視点」。子供は大きくなる、そして自分の家から旅立っていく。まだまだ子供だと思っていたけど否応無く旅立っていく。。
最後に「父」の視点。町山智浩(すいませんね、最近その人のばっかりで)が言ってたけどこの映画にお父さんって出てこない。もちろん妹が生まれているからシングルマザーの家庭とは思えないんだけど、とにかく登場しない。これはつまり、父役をアンディに投影している、ということ。父としてウッディは息子アンディが旅立っていき自分を捨てることを理解している、そういうものだと言うことは分かってる。でもそこには圧倒的な寂しさがある。
そしてそれらの視点は当然「対」を作る。つまり、母の視点の対には「母から旅立たなくてはいけない息子」という視点もあるし、父の視点の対には息子の視点がある。
こういう風に様々な「視点」が絡み合ってるからどんな人が観てもどこかの視点に感情移入しグッと来てしまう。いやーもうピクサーすごいわ。
最後のほうはもう涙声を上げないように我慢するのに必死でした。
とにかく最高によく出来た映画だった。1億点上げたい!
ちょっと文句を言うとね、3D上映で観たんだけど、あんまり3Dの意味無いと思うわ。お好きな人には申し訳ないけど。ちょっとお金も高くかかるし3Dメガネもうざったいから、これは2Dで十分。
あと声優さんね。吹き替え版を観たんだけど、ウッディの声役は唐沢寿明はもうハマリ役。まず顔がそっくりなんだもん。キャラクターもあってるし。実写か、って思うくらいはまってる。それに比べてバズ役の所ジョージはなぁ~。そもそも所ジョージって棒読みだし、キャラもあってないしこれはすごく不満だったね。
とはいえ、映画館の暗闇の中でスクリーンに没頭して流れる涙をそのままにしてる、ってのはこれやっぱりいい体験だよね。
とはいえ土曜はちょっと仕事して移動、というイージーな感じだけどね。
つーことで大阪で空いた時間があったので映画観てきました。
トイ・ストーリー3。
これ以降、ネタバレはしてません。が、「一切どんな情報も入れずに映画を観たい」って人は読まないほうがいいかもね。
ピクサーの代名詞的作品の完結編ですね。僕自身はトイ・ストーリー自体の熱心なファンじゃなくて、1は従兄弟の子が大好きで子供の頃、よく一緒にDVD見せられた。もちろん嫌いじゃないし良くできてるよね。
2は観てません、すいません。
でもね、3は予告編観ただけで「あーこれは泣くなぁー」と思ったんだよね。
どうやら1~3はリアルタイムの時間軸と同じ設定にしているようで、1で子供だったアンディ(おもちゃの持ち主)はもう17歳、大学に行く年齢。そこで家を出て行くことになって、おもちゃを処分しなきゃいけなくて…。
もうこれだけでさ、泣くの決定よね。
わくわくしながら見に行きましたよ。
まずね!!!ピクサー作品って冒頭に短編がついてるじゃないですか。10分くらいの。カールじいさんの時の短編は「あ、まぁそうですかー」ってレベルだったんだけど、今回のはすごい!もう僕これで泣きそうになったよ。感動的なストーリーってわけじゃなくて「もう!なんでこんなこと思いつくの!?」という新鮮な驚きで。これ、とにかくすごいです。こんなストーリーを思いついて一個一個の表現が更にマッチしてて。終わった瞬間スタンディング・オベーションしたくなったよ。これ観るだけで1,800円払ってもいい。本当におすすめです。
そして本編。
あー、泣いたなぁー。冒頭開始15分くらいで涙だらだら。そして保育園に舞台が移ってからは笑ったわ~。
とにかく最高だったのはケン。さいっこーにいい役やってますよ。
すべてのキャラが立ってましたね~。一個もったいなかったのはトトロの人形が出てくるんだけど台詞無かったんだよね。それはちょっともったいなかったな。
で、この3、どう考えてもいろんな人に「響く」と思うんだよね。
思うのはとにかく「視点」が多い、ということ。
まず、もちろんアンディ、おもちゃとずっと遊んで来たけど大学生になりおもちゃを捨てなくてはいけない、って視点はそりゃ男の子、あるいは女の子誰でも経験があることだよね。
それから「楽しませる仕事人」の視点。ウッディやバズといったおもちゃたちはたびたび「俺たちには子供を楽しませるのが仕事じゃないか!」と言う。これは絶対にこの映画を作ってる人たちの気持ちだと思う。子供を楽しませるのが仕事、でも子供は成長する、自分たちは絶対的に子供から捨てられる立場、それを知りつつでもそれを認めることが出来ない。。。じゃあどうすればいいんだ?
それから「仲間」の視点。もちろんウッディ、バズその他のおもちゃたちの仲間としての絆。
そして母の「視点」。子供は大きくなる、そして自分の家から旅立っていく。まだまだ子供だと思っていたけど否応無く旅立っていく。。
最後に「父」の視点。町山智浩(すいませんね、最近その人のばっかりで)が言ってたけどこの映画にお父さんって出てこない。もちろん妹が生まれているからシングルマザーの家庭とは思えないんだけど、とにかく登場しない。これはつまり、父役をアンディに投影している、ということ。父としてウッディは息子アンディが旅立っていき自分を捨てることを理解している、そういうものだと言うことは分かってる。でもそこには圧倒的な寂しさがある。
そしてそれらの視点は当然「対」を作る。つまり、母の視点の対には「母から旅立たなくてはいけない息子」という視点もあるし、父の視点の対には息子の視点がある。
こういう風に様々な「視点」が絡み合ってるからどんな人が観てもどこかの視点に感情移入しグッと来てしまう。いやーもうピクサーすごいわ。
最後のほうはもう涙声を上げないように我慢するのに必死でした。
とにかく最高によく出来た映画だった。1億点上げたい!
ちょっと文句を言うとね、3D上映で観たんだけど、あんまり3Dの意味無いと思うわ。お好きな人には申し訳ないけど。ちょっとお金も高くかかるし3Dメガネもうざったいから、これは2Dで十分。
あと声優さんね。吹き替え版を観たんだけど、ウッディの声役は唐沢寿明はもうハマリ役。まず顔がそっくりなんだもん。キャラクターもあってるし。実写か、って思うくらいはまってる。それに比べてバズ役の所ジョージはなぁ~。そもそも所ジョージって棒読みだし、キャラもあってないしこれはすごく不満だったね。
とはいえ、映画館の暗闇の中でスクリーンに没頭して流れる涙をそのままにしてる、ってのはこれやっぱりいい体験だよね。