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韓国で個人の借金が増加、社会問題化、他人事で済まされまい

2011-09-21 10:19:46 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



CNBCA Asia Pacifuicが電子版で「Today’sBriefing」を毎朝、無料配信してくれるので助かる。WSJ紙電子版の記事とダブルチエックすると特に面白い。NHK.BS「ワールドWaveMorning」でシャワーを浴びたあと、活字で確認することが出来るから有難い。

今朝の「Today'sBriefing」は、FOMCが2日間の会合をスタートしたが、様子見ムードが強く、20日のNYダウは前日比7ドル高、11,408ドルで取引を終了した。米国の8月の中古住販売高が4月来最大の5%下落したことが米国景気の先行き懸念を高めたと書いた。NY外国為替市場で、1ドル=76.44~46円、ユーロ=104.71~82円、NY原油(WTI)は、バレル1.19ドル高、86.89ドルで取引された。

NY外国為替市場で、「興味ある動きがあった。ドルとユーロが共に対スイスフランで値上がりした。スイス銀行が目標介入水準を1.20フランから1.25フランへ上限を引き上げた結果である。フラン高でスイスの輸出産業に影響が出ているがそれを食い止めるねらいがある」と「Today'sBriefing]が書いていた。

9月20日付けのWSJ紙電子版でSamKirtly記者が「米FOMCがQE2(量的金融緩和)実施を起点に金相場が急騰に転じた。FOMCが明日そのような金融政策を発表するかは金相場が資料となるかもしれないと書いていた。20日のNY金先物相場はトロイオンス30.20高、1,806.60ドルへ反発した。Kirtly記者の推測通りであれば、相場は物知りだから、米FOMCは何らかの具体的な金融緩和政策を発表すると20日の金相場は予見しているのかもしれない。

米FOMCはどのような緩和策を取るのか。巷では”OperationTwist”と言い、2年物など短めの債券を売り、10年物など償還期限が長めの国債を米FRBが購入する。その結果、長期金利が下がり、景気浮揚効果を助ける。FRBは現在2%の10年物金利に例えば1.5%という具体的な数字目標を出す可能性があると先のKirtly記者は指摘していた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「FOMCは一段の金融緩和を模索している」と指摘していた。

テレビ東京系の「モーニングサテライト」を見ていたら韓国で所得格差拡大が社会問題化している。個人の借金が年々増加、最近では医師、弁護士など比較的高所得者が、廃業倒産などで一般の銀行が審査を厳しくした。借りられなくなって高利の金融業者に頼らざるをえない。利払いがかさみ、益々首を絞める。韓国国内で成長のあり方を見直そうとする動きが見られると紹介していた。

日本では特にお金の話をすると尊敬されない。儒教の影響を日本以上に強く受けている韓国ではそのあたりはどうなのだろうか。返済出来ないことが分かりながら、恥ずかしくて身内にも相談できない。ついつい、利払いがかさみ、抜き差しならなくなり、命を自ら絶つことも起こりうるだろう。

ないごとも病気と同じで一端こじれると治り難い。早期発見、早期治療である。日本では、昨日発表された地価に3:11の影響がつぶさに出ていた。一度地価が下がり始めると歯止めが効かない。ギリシャもアメリカも雪だるま式に増えた借金が火元だった。今朝の韓国の話は他人ごとで済まされまい。(了)

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