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中国は、イタリア国債に買い気なし、イタリア企業M&Aに意欲的:14日付けCNBC電子版

2011-09-14 10:14:55 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


朝顔が例の更地で今朝も元気に出迎えてくれた。紅葉葵も一輪咲いていた。植物さんからいつも元気をもらう。帰宅して「ワールドWaveMorning」を見る。アフガンではタリバンが執拗に自爆テロを敢行、多数の死傷者が出た。トルコ、エルドアン首相がエジプトを訪問、かってない歓迎を受けた。現地でパレスチナの国連正式加盟を支持した。フランスとドイツ首脳がギリシャ支援をめぐっての共同声明発表を見送り、欧州金融問題解決の難しさを裏付けた。

13日、NYダウは、前日比44ドル高、11,105ドルで取引を終了した。NY原油{WTI}相場はバレル2.02ドル高、90.21ドルで取引された。NY金相場は、トロイオンス16.90ドル上げ、1,826.80ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、1ドル=76.91~96円、1ユーロ=105.23~34円と小動きだった。米国債が売られ、10年物国債利回りは1.992%まで小幅上昇したと「ワールドWaveMorning」(経済情報)が紹介していた。

上記番組に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「ギリシャ債務不履行問題は依然未解決のままである。独仏首脳による共同声明が見送られたことを嫌気して、NYダウは一時、70ドル以上値下がりした。しかしその一方で、今週米国では生産者物価指数、小売高など主要経済情報発表を予定している。20,21日両日には米FOMC(連邦公開市場委員会)開催を控えている。週末には欧州財務相会議を予定している。ここ2週間で株価は大幅に値下がりしたこともあり見直し買いが入った」などと解説していた。

米ブルームバーグに出演して米国株ストラテジスト、AdamParker氏は「株価全体のトレンドは下落である。しかし、その中で手持ち資金を潤沢に持ち、M&A積極化、自社株買いを増やす、配当性向を高める企業も多い。」などと解説していた。14日付けの日経朝刊に、有利子負債を手許資金が上回る「実質無借金」企業が上場企業全体の5割に迫ったという記事が出ていた。不景気風を吹かす企業は多いが、その一方で、欧米に限らず、日本に置いても、長い目線で、不況期こそ出来る手を着実に打っていることを教えている。

13日のテレビ東京の番組で、詳細は聞き洩らしたが、ペプシコCEOが「世界は不景気であるが、そのなかでも楽しく人生を送っている人は多い。」と話していた。身近な例では同じマンションにお住まいの奥様から兵庫県県民会館ギャラリーでキルト手芸展の案内をいただき出かけた。玄人はだしの作品が並んでおりたまげた。同じ日、大阪梅田第二ビルで高校同窓のH氏の所属するクラブでの作品展が開かれ神戸と大阪をはしごした。世の中は確かに不景気である。しかし、それぞれがそれぞれの間尺に応じて人生をエンジョイしておられることを改めて実感した。多少横道にそれた。

14日付けのCNBC,ManagingAsiaに、中国高官の非公式発言として「中国はイタリア国債買いに関心はほとんどない。イタリア企業のM&Aに興味がある」と語ったと出ていた。英フィナンシャルタイムズのニュースが不発に終わる可能性が出てきた。イタリア国債は13日も売られドイツ国債との利回り格差が4%以上に拡大した。中国人の目は節穴でない証拠かもしれない。日本人はとかくアメリカに目を奪われがちであった。しかし、ここ数週間の動きを見ていると、ユーロ圏の動向に全神経を集中すべきであろう。

相場の世界に、木を見て森を見ずという言葉がある。森を見ることの大切さは変わらない。しかし、今のような不透明なご時世だからこそ森より木を見ることがはるかに重要であろう。日本人は名前に極端に弱い。名の通っているということだけで丸飲みするととんでもない目に会うだろう。9:11からアメリカは大きく変わった。2008年のリーマンブラザース倒産以降、世界の金融は大きく変わった。フクシマ原発事故を起こした3:11から日本はまだ大きく変わりきれていない。(了)

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