備えあれば憂いなしが蘇る(学校で教えてくれない経済学)
「コンファレンスボード7月の消費者信頼感指数は97.2と予想:95.0を上回った。一方、6月雇用動態調査(JOLTS)は非農業部門の求人数は前月から27.5万減の743.7件と米労働省は発表した。29日、NY市場は月末のFOMC控えて様子見した。個別でユナイテッド、ボーイング決算受けて値下がりでダウ指数を押し下げた。」と29日ロイター電子版が伝えた。30日、WSJ紙電子版は「①不公平な合意には従来の貿易協定のような持続力はない。米EUは合意したが米国に一方的有利な内容になっている。②高級ブランドの低迷は消費者心理が変化していることから深刻化している。③ウオール街にバーゲンハンター(バリュー投資家)が戻って来た。彼らは各社の開示資料を読み有安株を買っている。」と伝えた。29日、ブルームバーグ電子版は「経済同友会の新浪剛史代表幹事は「金利が上がらないことから円安が進んでいる。日本に輸入される食品の高騰につながっている。総裁の責任問題になる。」と語った。」と伝えた。
29日、NY市場でダウは44,632ドル、204ドル、0.46%安。S&P500は6,370と18ポイント、0.30%安。ナスダックは21,098と80ポイント、0.38%安で取引を終えた。個別銘柄ではユナイテッドへルスが261.07ドル、7.48%安、1銘柄でダウを129ポイント下げた。ボーイングが226.08ドル、4.38%安、一銘柄でダウを63押し下げた。恐怖指数VIXは15.98と6.32%上昇。米10年債券利回りは4.318%と0.39%低下。NY外為市場で1ドル=148.02 円、0.42%安、1ユーロ=171.26円、0.59%安。1英ポンド=197.82円、0.35%安。NY原油(WTI)はバレル69.20ドル、3.31%高、北海ブレントは同71.70ドル、3.03%高。NY金はオンス3,330.0ドル、0.1%安。ビッツトコインは11万7,773ドル、0.15%安。
30日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「スターマー英首相はガザ飢餓状況に触れ、英国はパレスチナを国家として認めると公の場で発言した。」と伝えた。フランス2は「スターマー英首相はパレスチナを国家として認めるとはじめて発言した。」と伝えた。スペインTVEは「EUはトランプ大統領と15%関税で合意した。スペインはアメリカに自動車を輸出していないが自動車部品を生産している。自動車、自動車部品株が値下がりした。トランプ氏の思い通りの合意となった。」と伝えた。ドイツZDFは「①メルツ独首相はドイツ空軍機が支援物資を積んでガザへ飛び立ったと発言した。ヨルダン国王は「空輸はトラック60台分だ。ガザは1日150台分最低必要だ。焼け石に水だ。30位CH」と述べた。②EUはトランプ大統領と合意した内容に3年間で7,500億ドルのアメリカへの投資が含まれている。年250億ドルの投資は出来ない。EUの判断に疑問が早くも出ている。出来ないと分かるとトランプ氏の怒りが噴出してくるだろう。」と伝えた。問題は日本である。自民党は29日、役員懇談会で自民党両院総会を7日開催と決めたと伝えられる。石破首相は「逃げずに説明する」と懇談会後の記者会見で話した。時に日の出時刻は神戸で午前5時7分と1か月前の4時48分から20分遅くなった。暦は秋に向けて進んでいる。30日、カムチャッカでM8.7地震が発生した。備えあれば憂いなしの名言がいま蘇る。(了)