ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ヨーロッパ懸念後退好感、NYダウ5連騰、1週間で4.7%高(学校で教えてくれない経済学)

2011-09-17 10:01:33 | 経済学
「ワールドWaveMorning」を見ていると、世界のさまざまな出来事が鳥瞰出来重宝している。17日朝の放送で印象に残ったひとつは、ドイツZDFが伝えたアテネで最近、貧困層が急増し、数ケ月以前はごく普通の生活をしていた教養豊かな紳士がゴミ箱をあさっている姿をみるといかなる統計や解説も不要だと解説していた場面である。

政府統計によれば、直近のギリシャの失業率は16.3%,24歳までの若者は38.5%と最も高い。ギリシャ全体で3人に1人は貧困層で月々の光熱費も払えない。それが40~55歳に集中している。アテネでのホームレスの数は2010年は2万だった。今年は2万5,000人へ25%増えたと解説していた。神戸三宮でもゴミ箱を漁っている姿を時に目にする。しかし、17年近く前になるが、淡路・阪神大震災直後見られた俗に言う青テントは市の撤去命令もあり見かけなくなった。

16日のWSJ紙電子版によれば、16日、ポーランド、ブロツラフで開かれた欧州財務相会議でギリシャに10月11日までに80億ユーロ(約8400億円)融資することが正式に決まった。融資がなければギリシャが破産することが決まっていた。フランス、サルコジ大統領、ドイツメルケル首相とギリシャのパパンドレウ首相の電話会談で、ギリシャは緊縮財政計画実施すると確約した結果を受けた動きである。

16日のNY株式市場は、ギリシャ救済策が具体化し欧州金融不安がひとまず収まったことで安心感が広まり、NYダウは、前日比75ドル高、11,509ドルで取引を終了した。「ミシガン大学消費者信頼感指数が57.8ポイントへ小幅ながら改善したことも相場を支えた。来週予定されている20,21日の米FOMC会合、ワシントンDCで22日開かれるG20会合を注視したい」などと「ワールドWaveMorning」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏が解説していた。

16日、NY原油(WTI)相場は、バレル1.44ドル安、87.96ドルへ反落、NY外国為替市場では、ユーロ支援策が決まったあと利益確定の売りが出て、1ユーロ=1.38ドル台でのもみ合いに終始した。ユーロは、対円でも売られ、1ユーロ=105.92~03円で取引された。ドルは1ドル=76.77~81円の小幅の値動きだった。NY金先物相場は、ユーロが売られたあと、トロイオンス33.60ドル高、1,812.10ドルまで戻した。

17日付けのWSJ紙電子版に、このところプラチナと金相場が連動して動いている。5年前、金はプラチナの半値だった。プラチナはディーゼルエンジンの触媒として需要の半分近くを占める。その点でプラチナ相場は世界景気低迷を反映しているとMyraP.Saefong記者が書いていた。日本ではプラチナの値段が金と並んだと言われてもピンと来ない人が多い。先のSaefong記者は、金がいつまでも輝き続けるかどうかは誰にも分からないと書いていた。昨今の金相場急騰は、専門家の誰にも分からないと言うのが本音かもしれない。

その他の「ワールドWaveMorning」の二ュ―スでは、カタール、アルジャジ―ラ(Aljazeera)が、「16日、シリア反政府デモ隊に政府軍が発砲、少なくとも36人死亡負傷者は300人にのぼった。シリア市民はアサド追放を諦めない。死を選んでいる」と解説していた。同放送局は、パレスチナ自治国、アッバス議長はパレスチナの国連加盟を申請すると語った。アメリカはあくまで拒否権を行使すると語ったと紹介していた。こういう話を聞いているとアメリカは依然としてユダヤ人がリードする国なのかもしれない。

日本の新首相が国連で来週演説する。どれだけの人間が席を立たずに野田首相の演説を最後まで聞いてくれるか日本のマスコミも日本国民に是非、教えて欲しい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする