ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネ記念日2014

2014年06月30日 | ルネの活動記録
今日は、ルネがグランプリを
    受賞した日だから『ルネ記念日


 今から39年前の1974年6月30日(日)、東京の帝国劇場で第3回東京音楽祭世界大会最終決勝大会が開催されました。

 今日は、ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した日です。そして今年はルネの初来日から40年という記念すべき年でもあります。日本のルネ・ファンにとって、ルネが日本でのデビューを飾り、日本においてルネ・ブームを巻き起こすこととなった大切な日であり、忘れることのできない年なのです。

 当ブログで、この日を「ルネ記念日」として早7年! ブログ開設2年目の2007年からずっと、この日はこの始まり方で記事を書いてきました(笑)。そして今年は、1975年とカレンダーの並びが同じ年!! 毎週末1記事としてきたのとは多少ずれても、できるだけ同じ日に記事をアップしたいと思います。 
 また、過去ログで紹介してきた内容も振り返ってみたいと思います。


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 第3回東京音楽祭世界大会については、過去ログで、雑誌掲載記事やYouTube映像だけでなく、ちらしやトロフィーの画像等を紹介してきました。その中で、私が特に気に入っているのは、13歳の少年ルネの、ステージで見せるスーパーアイドルとしてではない「素」というべき表情を捉えた1枚の写真です。
 下の写真は、ルネのデビュー25周年記念誌に掲載されていたものです。


 これは6月27日(木)に、東京プリンスホテルのプロビデンスホールで17時から行われた記者会見の時の写真です。お隣に座っているマリー・トラバースと歓談している様子のようですが、下の「スーパー・アイドル ルネ」に掲載された写真よりも、幼くて無防備なルネの一瞬の表情がよくとらえられていると思います。この後は19時からプロビデンスホールにて東京音楽祭レセプションがありました。

▲「スーパー・アイドル ルネ」より『完全スケジュール同行記』6月29日(土)

      記者会見とレセプションの時のコスチューム

 6月29日(土)は8時15分にホテルを出発し、9時から日比谷の帝国劇場にて音楽祭最終予選リハーサル。この間に衣装合せも。13時に第3回東京音楽祭最終予選。もちろん予選を通過。

            最終予選で歌うルネ
    コスチュームはスカイブルーの上下を着ています


      <6月30日(日)当日>

 8:45 ホテル出発
 9:30 東京音楽祭最終決勝大会の進行説明会
10:00 リハーサル
12:40 東京会館にて昼食会
15:00 カメラ・リハーサル
19:00 第3回東京音楽祭
20:45 グランプリ発表 受賞ルネ・シマール
20:49 シナトラ賞受賞
22:00 東京プリンスホテル、プロビデンスホールにて
      東京音楽祭サヨナラ・パーティー
23:00 ”サウンド・イン・S”に出演


 大会側の通訳嬢に国際電話をつないでもらって、カナダのママに大賞とフランク・シナトラ賞を受賞した報告をするルネや、「サウンド・イン・S」に出演するルネは、ルネの日本での活躍を記録した映画「Rene Simard au Japon」に収録されています。
 また、その時の司会を務めていた土居まさる氏が報知新聞に載せたコメントがルネのファースト・コンサートのプログラムに紹介されていました。過去ログで記事にしていますが、改めて紹介いたします。第3回東京音楽祭世界大会での様子がよく分かって興味深い内容です。
 また、過去ログの記事をリンクしておきますので、トロフィーやちらしの画像もご覧ください。

<報知新聞より 土井まさる氏の記事>

 音楽は世界を結ぶ共通の言語であるーーー実にうまいことをいったものである。今年の東京音楽祭も27か国301曲の参加曲があり、以前にも増して華やかな、そして友好的なフェスティバルであった。フランク・シナトラ、シャーリー・バッシーをはじめ、多彩な顔ぶれに接することができた。各賞決定の後フェアウェル・パーティーが盛大に催され、戦いの疲れをいやした。勝利を得た者、そうでなかった者すべてが同じ笑顔であった。
 戦前の予想はグランプリにザ・スリーディグリーズという女性3人の黒人グループ、フレダ・ペインも実力十分、PPM解散後ソロ・シンガーとしてエントリーしたマリー・トラヴァースあたりが本命であった。
 世界大会セミファイナルのリハーサルではじめて、ルネ・シマールという若冠13歳の坊やの歌を聴いて私はもちろん、居合わせたスタッフ連中はふっ飛んだ。一介のカワイコちゃん、ジャリタレではなかった。ウマイ! 実にウマイ。私は本番前の音合わせやリハーサルで歌を聴いて涙が出てきたのはこのときがはじめてだった。
 このあたりから、選ばれた12組の歌手たちも「これはモシヤ!」という思いがしてきた。それほどすばらしい曲であり、歌唱力を見せつけられたのだ。ザ・スリーディグリーズかルネ・シマールか、評価は真っ二つに割れた。これはもちろん審査員の評価でなく、出場する歌手やそれにかかわるスタッフの間でのことである。
 ということは、このルネ・シマールという少年、なみの実力ではない。銅賞3人、銀賞布施明、ザ・ピーナッツの2組、金賞ザ・スリーディグリーズが発表された。いよいよグランプリである。私はチラッとルネの顔を見た。沈んでいる。きっと、この3賞のいずれかを欲しかったのだろう。明らかに落胆の様子がうかがえた。
 アナウンス!「ルネ!」私はルネに駆け寄り、抱きあげた。彼にとっては思いもかけないグランプリだった。どのくらい落ちたのだろう、あの大粒の涙!
 会場もまた惜しみない祝福の拍手をおくる。目がしらが熱くなるのを覚えた。美しい光景だった。彼のグランプリ受賞によって音楽とは一体何であるのかがすべて表現された。
 大賞を逸したザ・スリーディグリーズもマリー・トラヴァースも、そして五木ひろしも自分のことのように喜んでいる姿は、とかく陰湿になりがちな受賞風景を、さらに明るくハッピーなものにしている。
 だれもが期待する、だれもが祝福できるルネの歌に接する機会を得た私は、はてしない豊かな気分にひたっていた。


           
※過去ログ「1974年6月27日(木)」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/215.html
※過去ログ「1974年6月30日(日)」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/218.html
※過去ログ「第3回東京音楽祭世界大会のちらし」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/359.html
※過去ログ「Rene Simard au Japon」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/312.html
※YouTube映像"Rene Simard - Million Dollar Baby Part 2"http://youtu.be/V_VVZqGeGtw
※過去ログ「ルネ記念日2012」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/527.html

 実は、映画「Rene Simard au Japon」の1部をYouTubeで限定公開しています。ルネの来日40周年を記念して当ブログで紹介しようか考えたのですが、別の方の「明石家多国籍軍」が削除されたことがあるため、やはり限定公開のままで置くことにしました。もしもご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、「ルネ・シマール日記」内の「シマ姉BOX」にメッセージを入れて下さい。メールアドレスをお知らせ下った方のみご覧いただけるようにしたいと思います。

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