ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネと秀樹の友情⑥

2014年09月28日 | ルネと西城秀樹
 今から40年前の1974年8月22日から9月20日の30日間、カナダのスーパーアイドルだったルネ・シマールが2回目の来日をしました。
 今回は、「週刊明星№38 10月6日号」に掲載された、ルネと西城秀樹氏の記事を紹介いたします。

 この記事は、1974年9月20日(金)の2回目の来日最終日に、ルネと西城秀樹氏が東京プリンスホテルで対面した時のものです。このことについては、過去ログで何度も取り上げておりますので、過去ログでご覧ください。

※カテゴリ「ルネと西城秀樹」参照
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate27/archive

              撮影・長谷川巽
意外な親友協定!
  2人の友情が始まった秋
        西城秀樹+ルネ


 先ごろの東京音楽祭でグランプリを獲得したカナダのルネが、2度目の来日中(8月22日~9月20日)にヒデキと親友になった。ルネは、全身のエネルギーをふりしぼって歌うヒデキの素晴らしい歌に魅せられ、8月27日、テレビの歌番組で共演してからというもの、2人の友情は急速に深まった。多忙な2人だが、ルネが帰国するまでに3回も会い、お互いに離れがたい親密さで結ばれた。ルネは帰国したらヒデキのヒット曲『傷だらけのローラ』を、機会あるごとにカナダ中に紹介したいと願い、また、この曲をヒデキに改めてフランス語で吹き込んでもらい、カナダやヨーロッパで発売したいと熱望しているほどだ。

 ヒデキ19歳 ルネ13歳 兄と姉がいるヒデキだが弟がいないのでルネを弟のように可愛らしく思う ルネは来年早々にまた来日が予定されているので そのときの友情の交歓をとても楽しみにしている(右)

 ”ヒデキさんは歌の表現がダイナミックで 国際的なタレント性をもっている”とルネはヒデキを尊敬してやまない ヒデキは”ルネの歌唱力は並はずれてすぐれている 美しい声も抜群だ”とルネをほめる(左上)


▲左:ルネはヒデキにアクションを教えてもらった
 右:レコードも交換しあう


 ヒデキとの対面で、本当に嬉しそうなルネは、カナダのスーパーアイドルではなく、憧れのスターに会った普通の13歳の少年のようですね!


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 ところで、ルネが司会を務めたジェモー賞受賞式の映像はまだあまりありません。今回はルネが出てくるYouTube映像を2つ紹介いたします。先週紹介した画像のものではありませんが、"Cest encore moi!"と、受賞式のオープニング・ナンバー、彼の新しいスタイルpop folkポップ・フォークについて語っているインタビュー映像です。

♪YouTube映像"#GALAGÉMEAUX 2014"


♪YouTube映像"PETITE BOITE | Gala des prix Gémeaux 2014"

▲ルネのインタビューは5分頃からです

 早くルネのオープニンナンバーやコント映像が見たいですね!

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第29回ジェモー賞授賞式

2014年09月21日 | ルネの活動記録
 今から39年前の1975年9月21日は、ルネが日本語で歌った最後の曲「みんなあなたに」の発売日でした。

 そして、先週の日曜日、9月14日は、ルネが昨年に続いて司会を務めた第29回ジェモー賞の授賞式でした。
 カナダのルネ・ファン、GiseleさんやSophieさんたちが、Radio-Canada等の記事や画像をシェアしてくださったので、その時の様子を知ることができました。
 ジェムー賞授賞式に向けて周到に準備を進めていたルネ。本番は「はじけてる」という表現がピッタリな感じで、エンターティナーとして全身全霊を注ぎながら、自分がやりたかったこと、やるべきことは全てやり尽くしたという印象を受けました。

 第29回ジェモー賞を報じる記事の中から、ルネの様子を伝える記事を2つ訳してみましたので、ルネの画像と共にご覧ください。




Gémeaux
René Simard satisfait de son expérience à la barre du gala des Gémeaux
(Journal de Montrealより)
ルネ・シマールはジェモー祭の実権を握った経験に満足している
http://www.journaldemontreal.com/2014/09/15/rene-simard-satisfait-de-son-experience-a-la-barre-du-gala-des-gemeaux

 祭典終了後の数分間、司会者ルネ・シマールは、その晩のことを大変満足していた。

「生放送ですから、司会はとても難しいんです。でも、私はとても幸せです。私はステージの上で単独で仕事はしません。何年か後にまだ芸能界にいて、再びそれらの瞬間を生き、そして人々が私を信頼してくれるのであれば、私は神に感謝します。」

 来年、3回目のジェモー賞授賞式のための門は開かれていますか?

「それはまだ余りにも早すぎますよ。私たちは祭典を終えたばかりです。それは常に、とても素晴らしい経験です。私は祭典を崇拝しています。これは私が司会をした10回目の祭典なのです。」


※Gif animés radio-canadaの動画
http://gemeaux.radio-canada.ca/fr/gif-animes/
 "C'est encore moi!"、ビールを飲むパフォーマンス、スタンディングオヴェーションを受けたオープニング・ナンバーの早変わりがご覧いただけます



Gémeaux
Simard chante, danse et fait rire
シマールは歌い、踊り、そして笑う

http://www.journaldequebec.com/2014/09/14/simard-chante-danse-et-fait-rire

 ダンサー、歌手、そして…コメディアン、ルネ・シマール? そう、そして彼の2回目のジェモー賞の司会に驚嘆することができた。

 ムッシュー・バラエティーは、祭典における達人の手腕によって、ケベック州のテレビにおいて、近年見た中で最も面白い司会を行った。

 水を得た魚のごとく自由に、ルネ・シマールは昨年よりもさらに大胆だった。彼のエネルギッシュなオープニング・ナンバーが終了した時点で、ドレスを着て、スタンディングオベーションを受けた。彼のサプライズは全てに渡り、観衆と同じに、彼の妻マリー=ジョゼ・テルフェをも驚かせた。

 彼はまた、楽しく不遜なユーモアを実証した。漁師の寸劇で、彼は彼の子供たちの難聴を参照に加えながら、ビールを嵌合することにより、彼のいい子のイメージを壊すことで自分自身も楽しんだ。

 私たちは笑ったが、クロード・ロビンソンの受賞への賛辞が、人々を感動させ、輝いた時、私たちの目にもまた涙がこぼれた。プロポーズのムードを高める感動の瞬間、それ以上、何を願いますか?

 それは簡単で、ケベックをWebで困惑させたマリー=エーヴ・ジャンヴィエのトイレットペーパーのドレス(ケベックの女性歌手がカシミアの広告として着用したドレス 画像は最後にあります)ではなく、私たちはほぼ完璧な祭典の権利を得ることだろう。


▲▼セクシーなドレス姿のルネにちょっと引いた人もいたようでしたが、スタンディング・オヴェーションを受けたオープニング・ナンバー。黒から白へ、白からドレスへの衣装の早変わりはお見事でした。ルネはこのドレスを着るためにサラダを食べてダイエットしたとか…

▼画面右のクロード・ロビンソン(カナダのアニメーター)に、ルネがひまわりの花束を贈呈するシーン(右上)
▲ルネとルネの家族(右下)向かって左から娘ロザリーと恋人、ルネ、妻マリー=ジョゼ、息子オリヴィエとその恋人
 ルネとマリー=エーヴ・ジャンヴィエのデュエット(左下)


 ▲漁師の寸劇で 漁師姿のルネ(左)オープニングの黒のスーツを着て、湖のボートの上で踊るルネ(中央)とペンで開けた缶ビールを飲むルネ(右) この他に小屋でシャワーを浴びるルネあり

 ▲1人5役でコメディアン・ルネ大暴走?! 

▲左:マリー=エーヴ・ジャンヴィエのトイレットペーパーのドレス(カシミアの広告としてジェモーで提示)
 右:第29回ジェモー賞を報じる芸能紙"7Jours"の記事(Passion Simardより)


 ルネはこれから来年3月発売予定のニュー・アルバム製作で益々忙しくなることでしょう。また、YouTubeでジェモー賞授賞式の様子がアップされるのも楽しみですね!!

コメント (2)
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ルネ・ファースト・コンサート

2014年09月13日 | ルネのコンサート
 本日9月14日(日)は、ルネが司会をする第29回ジェモー賞授賞式の日です。カナダ時間19時30分からの放送ですので、日本時間では明日早朝になります。


 第29回となるこの祭典は、記念すべき30周年を迎えるために、より重要視されているようです。その大切な年に、司会という大役を任されたルネ。昨年の功績を評価されての大抜擢であることは、当ブログで何度もお伝えしてまいりました。
 現在facebookでは、待ちに待ったこのテレビの祭典について伝える記事が、続々と紹介されています。9月5日にアップされた、ルネが"Cest encore moi!"と言っているCM(?)映像や、インタビュー映像もありましたのでご覧ください。

http://gemeaux.radio-canada.ca/fr/gif-animes/

http://ici.radio-canada.ca/widgets/mediaconsole/medianet/7159456/?seektime=8.012


 また、ガラの司会について、「自転車を運転するようなもの」とインタビューに答えている記事や、「すべきことは全て準備した」と語るルネの記事も紹介されていました。第29回ジェモー賞のサイトにおいて、司会者ルネ・シマールの紹介がありますので、そちらもご覧ください。
http://gemeaux.radio-canada.ca/fr/animateurs/rene-simard/

 このテレビの祭典は、最優秀編集、最優秀音響、最優秀制作・デザイン、最優秀オリジナル音楽、そして最優秀テーマ音楽の授賞式です。今年、ルネはどんな司会をし、どんなサプライズを準備しているのでしょう? YouTubeで映像がアップされるのが待ち遠しいですねsymbol1


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 そして、今から40年前の1974年9月14日(土)と15日(日)に、東京の渋谷公会堂でルネのファースト・コンサートが行われました。

 ファースト・コンサートについては何度も記事にしていますが、グラビアで紹介されている雑誌が思いのほか少ないのは何故でしょう。最近落札した雑誌の中に、白黒で小さく取り上げているものがありましたので紹介いたします。

大盛況だった
   ルネのファースト・コンサート

 カナダのスーパー・チャイルド、ルネ・シマールくんが、9月14、15日、東京の渋谷公会堂で日本での初コンサートを開きました。
 開演が午後5時というのに4時には、女子中学生を中心とするファンがギッシリ。
 第1部はルネくんの東京の生活を映した映画、第2部は彼の持ち歌の他に、「翼をください」「エメラルドの伝説」「廃墟の鳩」など、日本の美しい歌を美しい声でひろう。さわがしかった会場のファンもシーンとなって聞きいってました。

(「りぼん」1974年11月号『ハロー! アイドル』より)

 カナダ生まれの異色歌手ルネが、日本で初めてのコンサート(九月十四日~十五日、渋谷公会堂)は、『ミドリ色の屋根』のレコード人気とかさなって大好評だった。(「小学六年生」1974年11月号掲載『小六テレビ芸能ニュース』より)


 ファースト・コンサートのライヴ・アルバムは、日本とカナダで発売されました。コンサートの様子は、ファン・クラブの会報で予告されていたとおりテレビ放映されました。1974年の大晦日、夕方5時頃から1時間半の特別番組だったと記憶しています。放映日を何故ここまで延ばしたのかは分かりませんが、ルネの3回目の来日に先駆けて計画されたのでしょう。しかし、ルネの2回目の来日から時間が経ち過ぎていたことや、放映日時が年末の忙しい最中の、それも中途半端な時間帯だったためもあり、ご覧になれなかった方も多く、効果的とは言い難いものでした。


▲「週刊少女フレンド」掲載記事より東京渋谷公会堂の様子
▼「週刊セブンティーン」掲載記事より大阪年金会館の様子


※過去ログ「2回目の来日記事参照」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/363.html
※ファースト・コンサートについては、カテゴリ「ルネのコンサート」で過去ログをご覧ください。


 ジェモー賞授賞式の司会を2年続けて任されるまでに成長したルネの活躍、ワクワクしますね! 忙しいスケジュールの中で進めている、来年3月にリリースされるニュー・アルバム同様、ジェモー賞のYouTubeで映像を楽しみに待ちましょう!!

▲追加画像:ジェモー賞授賞式で司会をするルネ

▲追加画像:ジェモー賞授賞式に参加した人たち
左下はルネの家族です 向かって左から、娘ロザリーの恋人とロザリー、妻マリー=ジョゼ、息子オリビエの恋人とオリビエ

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ルネと秀樹の友情⑤

2014年09月06日 | ルネと西城秀樹
 今から40年前の1974年8月22日から9月20日の30日間、カナダのスーパーアイドルだったルネ・シマールは、日本のファン待望の2回目の来日を果たしました。
 今回は、「TVfan10月18日号」に掲載された、ルネと西城秀樹氏の記事を紹介いたします。この記事は、昨年9月22日に予告していたものです。

 1974年9月20日(日)、2回目の来日最終日、ルネと西城秀樹氏は東京プリンスホテルで対面しました。この対面は、ルネが「傷だらけのローラ」を熱唱する西城氏に感動し、ルネの当時のマネージャーだったクルティエ氏のノーベル・レコードから、西城氏をカナダで紹介するというプロジェクトが立ち上げられたことにより実現したものでした。
 この時の2人のコスチュームは、正装ともいうべきフォーマル・スーツ。ルネが白、西城氏が黒でばっちり決めています。高級ホテルでの取材で、カナダと日本のビッグ・アイドル同士の対面とはいえ、ここまでの衣装が必要だったのかと、ずっと疑問を抱いていました。また、ルネが帰国する当日というのは、多忙を極めていた2人のスケジュールが、この日しか合わなかったためだと思っていました。しかし、それは、1976年に開催された夏季オリンピックのモントリオール大会に先駆けて行われたカナダ・フェアの開幕式に、ルネがテープカット役として招待されていたからだったのです。


★ルネ君は秀樹が大好き
        兄弟のように仲よし
      故郷--カナダ--の人々に紹介したい


 秋の日ざしをいっぱいに浴びたホテルの庭で、無邪気に戯れる二人。
「ルネ!」
「ヒデキ!」
 優しい兄に甘えるルネ、かわいい弟をいたわる秀樹。
 ルネ・シマール、十三歳。ことしの東京音楽祭世界大会で見事グランプリを獲得したこの少年が、再び日本にやってきたのは八月の末。忙しいコンサート活動の合間をぬって出演したTBS「火曜歌謡ビッグマッチ」で西城秀樹と顔を合わせたのだ。
「ルネ、君の一番好きな日本の歌手は誰?」と、司会の黒柳徹子に聞かれたルネは、ためらうことなく「ローラのヒデキ!」と答えた。
 前進をふりしぼって「傷だらけのローラ」を歌う秀樹の姿に魅せられたルネ少年、すっかり秀樹ファンになってしまった。
 以来、ふたりの仲(?)は急速に進展、レコードを交換したり、歌を教え合ったり……。
 「カッコいいし、それにあのダイナミックな歌い方が好き」とルネが言えば、秀樹も「ちいさいけれど、見事な歌唱力」と言葉を返す。
 今、ルネの胸には大きな計画がある--------。
 このすばらしい秀樹を、ぜひ自分の故郷、カナダの人々に紹介したい--------という計画が……。

 
▲カナダ・フェア開幕のテープにハサミを入れるルネ

 ▲テープカットの大役を終えて、何をごちそうになっているのかしら? 帰国当日まで笑顔で仕事をこなすルネ

 この時の様子や対談の内容、西城氏をカナダで売り出すためのプロジェクト等については、当ブログでは何度も取り上げていますので、カテゴリ「ルネと西城秀樹」でご覧ください。

 1974年当時、「アメリカに隣接した自然豊かな国」位の認識しかなかったカナダは、カナダ出身のルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得したことや、2年後にモントリオール・オリンピックが開催される国ということで、一気に注目されるようになったと思います。フランス系カナダ人が住むケベック州のことも、「赤毛のアン」に出てくるちょっとしたエピソードも、ルネにつながることとして、一生懸命調べたり、興味深く読んだりしたものでした。
 ルネが東京音楽祭に出場し、日本で活動する様子を収めたドキュメンタリー映画"Rene Simard au Japon"の短縮版で、カナダ大使館所蔵の16㎜フィルム「小さな大使」のタイトルどおり、ルネは日本にカナダを広めたということでは、本当に「小さなカナダ大使」だったのです。そう考えると、カナダの代表として招待されたルネが正装していることに納得できますね。

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