ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

9年後の”ミドリ色の屋根”

2008年06月30日 | ミドリ色の屋根
 1974年6月30日は、第3回東京音楽祭世界大会で、ルネがグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した日です。昨年の6月30日には、「今日は、ルネがグランプリを受賞した日だから『ルネ記念日』」という記事を書きました。

※過去ログ「ルネ記念日」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/136.html

 そして、今回紹介いたしますのは、ルネのグランプリ受賞から9年後の、1983年3月27日に行われた第12回東京音楽祭世界大会に、ルネが特別ゲストとして招待された際、前日3月26日の前夜祭で妹ナタリー・シマールと一緒に歌った『ミドリ色の屋根の映像です。

※ YouTube映像”Rene & Nathalie in Japan”
http://jp.youtube.com/watch?v=KMvxqdG31xc

       ”Passion Rene et Nathalie Simard”より
   その時の写真を使ったカナダのルネとナタリーの
            ファン・クラブ会報誌


 この映像は、ケーシーさんがYouTubeチャンネルで再度アップした映像の中にありました。以前からアップされていた、ナタリーが『海の中のあなたへー Ma Mere La Merー』を日本語で歌ったのと同じ番組で紹介されたものです。この映像は、もう一生見られないと思っていたので感激しています。ちなみに、この時の様子を前夜祭会場で生でご覧になったしゃむねこさんと、一緒に署名活動を行った友人から、この後ルネの紹介で、ナタリーが日本でのデビュー曲『5月の手紙』を歌ったと教えていただきました。
※ Nathalie Simard - Ma Mere La Mere in Japanese
http://jp.youtube.com/watch?v=5R1_WPiKKEc&feature=related

 私はこの大会の観覧を、前述の友人から誘われていました。しかし、職場の職員旅行に行かなければならなかったため、泣く泣く弟に録画を頼んだのでした。ところが野球中継が長引いて録画されておらず、見ることが出来なかった映像です。そして、大会当日はルネもナタリーもステージでは歌わなかったので、私はかなり長い間、職員旅行と野球中継を憎んだものでした。
 また、過去ログでも書いたとおり、友人の情報で、ALFAレコードにルネに会いに行った時も、ルネは大ファンのバリー・マニロウのコンサートに行っていて会えず、ナタリーとマネージャー氏に会えただけでした。そして、不幸は続くもので、当時、職場の関係で一人暮らしを始めたばかりだった私は、テレビを所有しておらず、ルネやナタリーが出演した番組は一切見ることが出来ませんでした。もちろん、ルネが帰国した4月12日は成田空港(現在の第1ターミナル)に見送りに行けるわけもなく、私が手に入れたのは、友人がルネに直接書いてもらったサインと、ALFAレコードでいただいたルネとナタリーの缶バッジとポスト・カードだけでした。
          
   ▲左上:ルネとナタリーの缶バッジ
    左下:ルネのポストカード
    中央と右:ナタリーのプロフィール・カードの表と裏


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 さて、今回は誰に何と言われようと、当ブログの『ルネ記念日』!!(笑) まだアップしていない『ミドリ色の屋根』の画像入り歌詞カードやルネのプロフィールを紹介していきたいと思います。
 
         ▲グランプリ受賞前の紹介記事
       カナダのスーパースター ルネ来日!
 第3回東京音楽祭世界大会に出場するカナダのスーパースター、ルネ・シマールが6月26日に来日。もちろん『ミドリ色の屋根』を、テレビなどでごひろうするのだけど、ほかに新曲を日本語でレコーディングする予定。


ルネくんのご紹介
 第3回東京音楽祭世界大会でグランプリを獲得したルネ・シマール君は、1961年2月28日、カナダのケベック州生まれの、かわいい男の子なのデ~ス。身長149㎝体重36㎏、今年13歳。
 ルネくんの夢は、フランク・シナトラみたいな大歌手になることなの。そこで、只今猛勉強のまっさい中!!
 「山口百恵ちゃん、だ~いすき!!」 ルネ君の理想のガール・フレンドは、百恵ちゃんみたいな、かわいくて明るくて、ちょっぴりいたずらっ子の女の子なんですって!!




▲上のプロフィールの表のピンナップです



 カナダのルネ・ファン、ローラさん(skfanincanさん)がTouTubeでアップしたルネのスライドショー、仏語版『ミドリ色の屋根』”Non ne pleure pas”も一緒にお楽しみください。日本語で歌った『水色の天使』のスライドショーもありますよ♪
※Rene Simard - Non ne pleure pas (1974)
http://jp.youtube.com/watch?v=bjx3LMBeoHQ


 実は、ここで紹介しようとしていた記事の内容と画像が思ったより多く、字数オーバーでアップできない場合、書き込み時に記事が吹っ飛んでしまうので、『ミドリ色の屋根』の記事として2つに分けることにいたしました。今週末に後半をアップする予定です。
 今までは、パソコンの技術が未熟なため、フエルアルバムからはがせないものは紹介できずにいました。やっと画像の加工ができるようになったので、小さいサイズの切り抜きや記事もアップできます。その一部も紹介していきたいと思っています。



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 ”Passion ルネ・シマール au Japon”のしゃむねこさんのYouTube映像第2弾は、『ロッテのロンドン』のTVコマーシャルの音声を使ったスライドショーです。ブログ記事では、しゃむねこさんのルネ・ファン活動の思い出が語られていますよ。

※「ロッテのロンドン(キャンディ)とルネコレクション」
http://renesimard.blogspot.com/2008/06/blog-post_29.html


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 掲示板『ルネ・シマール日記』で紹介いたしましたとおり、カナダのルネ・ファン、ケーシーさんは、casey7777777からcasey9961にチャンネルを変えて、ルネ画像等を再度アップしています。
 今回の記事で紹介いたしました”Rene & Nathalie in Japan”を初め、”Million Dollar Baby ”は、part.5まであったものをpart.2にまとめて再度アップされています。
 また、ルネのクリスマス・スペシャル番組を、12回に分けてアップしてくださいました。以前は一部分だけだったのですが、今回は全編ご覧いただけます。ルネを驚かすためのドッキリ企画として、ルネが第3回東京音楽祭世界大会でフランク・シナトラからいただいた副賞の腕時計を司会者がはめていたり、姉のリンと兄レジスが内緒で来ていたり、兄弟3人で歌ったり…。クリスマス・ソングもたくさん歌っていますので、季節はずれてしまいますが、是非是非お楽しみください!!
http://jp.youtube.com/casey9961
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小さな生命⑤

2008年06月28日 | 小さな生命
 今日は旧暦の5月25日。私の誕生日が5月25日だから、何となく嬉しい…という、ただそれだけのことなんですけどね(笑)。
 私は、ルネの誕生日や私が勝手に決めた個人的な記念日を密かに祝っていたりします。その日付けを記帳するためにわざわざ貯金したり、ケーキを買ってきたり…。ブログを始めてからは、その日に記事を書くようにしています。

 実は明後日、6月30日もその1つ! 昨年ももちろん記事を書いていますよ。タイトルは『ルネ記念日』。何故ならルネが、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した日だから!!…って、やっぱりそれだけのことなんですけど、今年もしっかり記事をアップいたしますよ~っ♪

 そして今日は、こじつけと言われようとも、旧暦の5月25日を記念して(笑)、ルネのピンナップや記事のコレクション画像を中心に紹介していきます。
 



 ルネの2回目の来日は、新曲『小さな生命』の発売とファースト・コンサートの開催が中心に組まれていました。



 日本人の心に感動を与え、爆発的なヒットとなった『ミドリ色の屋根』に続く待望の第2弾ということで、ファンは大きな期待を寄せていました。そして、『ミドリ色の屋根』のB面『雨上りのデイト』にも間奏に仏語のセリフが入っていましたが、『小さな生命』は間奏のセリフがしっかり仏語で入れられ、さらにフリガナもふられていました。さすがにセリフの意味までは書いてありませんでしたが、レコード会社側の意気込みが感じられました。

※この2曲の間奏のセリフについては、過去ログで取り上げておりますので、関心のある方はご覧ください。
♪『小さな生命
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate18/archive
♪『雨上りのデイト
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate15/archive




 『小さな生命』の歌詞入りポートレートは、結構たくさん出ていました。芸能誌の付録のソング・ブックには、楽譜入りで紹介しているものもありました。私の持っているものは、そのほんの一部です。しゃむねこさんのブログ”Passion ルネ・シマール Au Japonでも紹介されていますのでご覧くださいね♪
♪「コレクションと思い出のソングシート」
http://renesimard.blogspot.com/2008/06/blog-post.html


▲インディアン・ジーンズのルネ
 ルネは、1回目の来日時の取材で『月刊明星』に掲載された、『東京の休日』という記事と同じ服装をしています。同じ日に撮影された写真を使っているのでしょう。


▲『中二時代』の記事より
 ルネの2回目の来日記事と一緒に掲載されました。このまっ赤なコスチュームは、『スター千一夜』や『ギンザNOW』を初めとするTV番組でも着用しています。多分この番組で歌った時のものでしょう。  (下の画像参照)




▲下のピンナップの裏面に載ったもの
 白いジーンズの上下は、ルネのお気に入りのコスチューム。『小さな生命』の歌詞入りポートレートのいくつかは、このコスチュームのルネの写真が使われています。




▲『月刊平凡』の付録ソング・ブックより
 実は、「ハンドメイドなひととき」のRENEさんからのオークション情報で落札したソング・ブックに掲載されていたものです。下の写真は、背景から推測すると、カナダで撮影されたものでしょう。RENEさんは同じものをブログで紹介しています。

※「ハンドメイドなひととき」
http://midoriironoyane.blog65.fc2.com/blog-entry-275.html


 懐かしいでしょう? 6月30日には、『ミドリ色の屋根』のソング・ブック関係を紹介する予定です。
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YoYo

2008年06月22日 | ルネの仏語の歌
 ルネがファースト・コンサートで歌ったYoYo”は、ライヴ・アルバムにも収録されています。
 現在、カナダのルネ・ファン、シャンタルさんの音楽サイトbebo-musicographiesimard”で、ライヴ・アルバム版とスタジオ録音版の両方をお聴きいただけます。

bebo-musicographiesimard
http://www.bebo.com/MusicAlbums.jsp?MemberId=2591195085

              EN CONCERT

         LES DIMANCHES APRÈS-MIDI

 ”YoYo”のオリジナルはオズモンズの”Yo Yo”です。ルネはオズモンズジャクソン5に憧れていたので、積極的に曲を取り入れていました。オリジナルでは、ダニー・オズモンドがリード・ヴォーカルを歌っています。YouTube映像でご覧いただけますが、ちょっと変わった振り付けが印象的です。ステージで歌うオズモンズをお楽しみください。
 ちなみに日本では、カルピスのCM等で末っ子のジミー・オズモンドが人気でしたが、私はどちらかと言えばダニーの方が好きですね。もちろん私にとってルネが一番ですから、あくまでもオズモンズの中での話しですが…。

※YouTube映像“The Osmonds Yo Yo”
http://www.youtube.com/results?search_query=The+Osmonds+++Yo+Yo&search_type=


 ルネの”YoYo”の中で、「イエーーッ」という低い男性の声が入っています。私はTVアニメ『ちびまる子ちゃん』の主題歌『踊るポンポコリン』を連想してしまいます。息子はこの部分がお気に入り♪ コンサート・ライヴ版ではアレンジされていないと、ずっと思っていたのですが、ピングーパパさんからの連絡を受けて、よーーく聴いてみましたら、入ってましたっ!! コンサートのコーラスを担当していたシュガー・ベイブの山下達郎氏が歌ったらどんなだろうと想像して楽しでいた私。山下氏の声は音域が違うから、もう一人の方がやっているのでしょうけどね。
 余談ですが、”Tout comme un yoyo”の部分は、「全てヨーヨーのように」、つまりは「ヨーヨーそっくりに」という意味ですが、「つかめヨーヨー」と聞こえていました(笑)。

 この歌は、スローテンポでルネの歌唱力を十二分に引き出す曲ではなく、当時の流行や同年代のファンを意識したリズミカルな曲です。
 私は最初、恋の歌だと思って訳し始めたのですが、歌詞の”mon ami”で悩んでしまいました。友だちとのことを歌った曲なのか?…と。”mon ami”は、友だち同士の時の呼びかけで「ねえ、きみ」という意味にもなります。それに、その当時ルネは、家族愛や自然をテーマにした歌を多く歌っていましたからね。でも、あえて恋の歌として訳しました。
 また、直訳ではくどくなってしまうところなどは、私なりの訳詞になっています。”Tu me mêles entre tes dix doigts”は、直訳すると「君は僕を君の10本の指の間で混ぜ合わせる」なのですが、「君は僕をもてあそぶ」と訳してみました。また、”Et puis moi je me laisse faire”は「それから僕は行うことを許す」は、「しかも 僕はされるがまま」に。他にもあるのですが、好きな女の子の前で、ヨーヨーのように揺れ動く恋する少年の歌として訳してみましたので、参考にしていただければ幸いです。
 ルネがどんな振り付けで歌っていたのかとても興味がありますが、YouTube映像の中には今のところ有りません。カナダのファンの方がアップしてくださるのを心待ちにしています。

               YoYo
(Joe South)

オーオーオーオー
Oh oh oh oh (bis)
トゥー コム  アン ヨーヨー
Tout comme un yoyo (bis)
Oh oh oh oh (bis)
Tout comme un yoyo (bis)

ジュ ドゥサン エ ジュ ルモントゥ
Je descends et je remonte
テュ ム メール ザントゥル テ ディ ドゥワ
Tu me mêles entre tes dix doigts
エ ピュイ ムワ ジュ ム レッス フェール
Et puis moi je me laisse faire
アロール ラ ジュ ム メ ア トゥールネ  ア ト」ゥールネ
Alors là je me mets à tourner, à tourner

ジュ テ ギャジュ ク ジュシュイ ル プレミエール ギャルソン
※Je te gage que je suis le premier garçon
 キ  ウセ ドゥ フェール デ シャンソン
 Qui essaie de faire des chansons
テュ トゥ セール ドゥ ムワ コ マン ジュエ
 Tu te sers de moi comme un jouet
 エ デュ ブー デ ドゥワ テュ ム フェ マルシェ
 Et du bout des doigts tu me fais marcher
 エ ヌ  ソム   デ ザンファン
 Et nous sommes des enfants
 メ  トゥワ テュ セ ウ テュ タン ヴァ
 Mais toi tu sais où tu t'en vas
 トゥー コム  アン ヨーヨー
 Tout comme un yoyo (4 fois)

 トゥールヌ  トゥールヌ トゥール  ネ デトゥールヌ
 Tourne, tourne, tourne et détourne
 モントゥ モントゥ エ ピュイ ドゥサン
 Monte, monte et puis descend
 テュ タミュゼ エ テュ リ
 Tu t'amuses et tu ris
 セ  ドゥ ラ ピュール コメディ
 C'est de la pure comédie
 トゥー コム  アン ヨーヨー  
 Tout comme un yoyo(4 fois)※

ジェ メ  ゾー ゼ ジェ メ バ
J'ai mes hauts et j'ai mes bas
セ   トゥー コム  ラ タンペラテュール
C'est tout comme la température
トゥワ テュ プルール ウ トゥワ テュ リ
Toi tu pleurs ou toi tu ris
セ   コム  サ ク ジュ テーム モ ナミ
C'est comme ça que je t'aime mon ami

※~※くりかえし

♪和訳♪

ヨーヨーのように ヨーヨーそっくりに
僕は降りる そして上る
君は指で 僕をもてあそぶ
しかも 僕はされるがまま
そこで僕は回る 回る

※僕は君に約束したんだ
 君に一番最初に歌を作るって
 君は僕がおもちゃのように役に立つと思ってる
 そして 僕たちは子どもなんだ
 でも君はそれを知っているのか 知らないのか
 ヨーヨーのように ヨーヨーそっくりに

 回る回る回る そして逆回転
 上る上る そして降りる
 君は楽しんで笑う
 それが純粋な喜劇のように
 ヨーヨーのように ヨーヨーそっくりに※

高く そして低く
お天気そっくりに
君は泣いたり笑ったり
僕が君を好きなのと同じように ねえ君

※~※くりかえし




           item2最新情報item2

 ”Passionルネ・シマールAu Japon”のしゃむねこさんが、ルネが来日時にTV番組で歌った『雪の降る町を』をコレクション画像と一緒にYouTubeにアップしてくださいました。貴重な当時の録音テープです。是非お楽しみください。

Rene Simard:Yuki no Furu Machi o
 ルネシマール:雪の降る街を
http://jp.youtube.com/watch?v=BBJ3vlq5wxA
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ルネの家の謎

2008年06月21日 | ルネの家
 「ルネの家」については、過去ログで何度も取り上げてきました。
 記事を書いた最初のきっかけは、ルネが子供の頃に住んでいた家を紹介したYouTube映像を発見したからでした。そこには、私が新婚旅行で行ったケベックのオプショナル・ツアーで、現地係員さんに案内していただいたオルレアン島の「ルネの家」が映っていました。それはルネがデビュー後に購入した家で、オルレアン島のセント・ペトロニーユ村にあります。ルネが母ガブリエルにプレゼントしたので、現在は母の所有になっているということです。

※過去ログ カテゴリ「ルネの家」①~⑥
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/msgcate13/archive

 前に住んでいたのが外国航路の船長だったことから、『船長の家』という愛称で呼ばれていたこの家は、日本の雑誌でも紹介されていました。私が撮影してきた写真でご覧いただくとともに、カナダのルネ・ファン、ケーシーさんのYouTube映像も一緒にご覧ください。ルネが生まれたシクーティミの家の映像もありますよ。


※YouTube映像”Simard Houses”
http://jp.youtube.com/watch?v=NrRm3HtWvi0

 また、シクーティミからオルレアン島に移り住んだ最初の家は、『白い家』と呼ばれ、シマール一家はこの家の2階を借りて住んでいました。オルレアン島で私が一番見たかったのもこの家でした。こちらはルネのデビュー25周年記念誌で紹介されていた画像をご覧ください。


 さて、今回「ルネの家の謎」という題にしたのには訳があります。それは、『月刊明星』の特集記事『ルネは童話の街で笑っていた』で、「ルネの家」として紹介され、ルネの部屋や庭の画像が掲載された家は、前述の『船長の家』とは別の家だったからです。『中二時代』に載った、第3回東京音楽祭世界大会グランプリ受賞の記事に、「母ガブリエルの故郷モントリオールに大きな家を建てた」と書かれていたため、その画像の家がモントリオールに新築した家なのかと思い、しゃむねこさんのコミュニティーサイトでカナダのルネ・ファンの方たちに聞いてみたところ、その写真の家は、ルネの家ではないということで意見が一致したのでした。


▲月刊明星』の特集記事より


▲日本のTV番組で家族の写真を説明するルネ
 写真は同じ場所で撮られたもの


 ところが、ルネの家族写真が撮られた部屋は家具が少なく、生活感がないので、日本の取材のために用意された家だったのかもしれないということになりましたが、いろいろ調べていくと、デビュー25周年記念誌に「セント・ペトロニーユのシマール家の午後のひととき」と紹介された写真は、日本で紹介されたものの別アングルの写真だったりします。


▲デビュー25周年記念誌より

 確かにケーシーさんのYouTube映像には、下の『疑惑の写真』の家は出で来ません。さらにカナダのファンの方々から、『白い家』と『船長の家』以外に、少年時代ルネが住んでいた家は無いという情報が寄せられていますので、『月刊明星』の記事に写っている家と庭は別の家なのでしょう。そして、そう考えていくと、家族写真の撮られた部屋は『船長の家』のものということになります。窓の形や部屋をよく観察してみても、『船長の家』と考える方が正しいのかもしれません。


          ▲ルネの家と庭? 疑惑の写真

 また、同じ服を着ているので、同じ取材の時に撮影されたと思われるルネとナタリーとレジスの写真もあります。

        ▲Passion Rene et Nathalie Simardより

 さらに、日本のルネ・ファン・クラブ『メープル・メイツ』で紹介された写真と別アングルの写真があったり…。こちらは、家の感じからも『船長の家』で撮られたもののようですが…。

▲ルネ・ファン・クラブ『メープル・メイツ』の会誌より

            ▲カナダのファン・サイトより

 取りあえず、ルネの家として紹介されていた画像を紹介するのみで、結論が出ないまま今回の記事を終了させていただきますが、本当のところはどうなのでしょう? それは、書いている私自身が一番知りたいことですね(苦笑)。

 ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非情報をお寄せください。よろしくお願いいたします!
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L'ÉTÉ EST LÀ

2008年06月15日 | ルネの仏語の歌
 今回紹介いたしますのは、ルネがファースト・コンサートとスプリング・コンサートで歌った”L'ÉTÉ EST LÀ 、「夏が来た」です。

 夏到来…といっても、梅雨。カナダでも日本の夏の蒸し暑さはよく知られているそうですが、暑かったり涼しかったりで、先々週にひいた風邪がなかなか治りません。早くさわやかな夏空のようにスッキリしたいものです。

 さて、”L'ÉTÉ EST LÀ ”はライヴ・アルバムには収録されていませんが、「ミドリ色の屋根」も収録されているカナダのアルバム”Les Dimanches apres-midi”の中にあります。シャンタルさんの音楽サイトbebo-musicographiesimardでお聴きいただけますので、是非お楽しみください。
http://www.bebo.com/MusicAlbums.jsp?MemberId=2591195085
                                 
         Les Dimanches apres-midi

 私はこの曲を、1974年の暮れにTV放映された、ルネのファースト・コンサートの特別番組で初めて聴きました。多分、ルネの3回目の来日に合わせて組まれた番組だったのでしょう。カナダで公開された”Rene Simard Au Japon”の中でも紹介されたコンサートの様子は、この番組と同じ映像だったのかどうかは分かりませんが、YouTubeで公開されているいくつかの映像で、その様子を見ることが出来ます。

※”Rene Simard treize ans au Japon”
http://www.dailymotion.com/relevance/search/RENE%2BSIMARD/video/x1wng9_rene-simard-treize-ans-au-japon

 歌の部分はすぐにうろ覚えになってしまったのに、”Oh pa pa pa la ”の繰り返しの部分は、ずっと記憶に残っていました。覚えやすいフレーズであると共に大変リズミカルな曲で、ルネと客席のファンが一緒に歌い、ルネが「もっと大きく!」と呼びかけている場面が強く印象に残ったからです。コンサートの時だけでなく、レコード(CD)の曲でも、同じ呼びかけをしているルネの一生懸命な声が、何とも可愛らしいでしょう。歌詞を知らなくても、仏語が分からなくても、誰もがその場で歌えるので、ステージを盛り上げるのにピッタリの曲と言えます。
 また、ルネのコンサートにコーラスで入っている山下達郎氏の「オーパパパラ」をきちんと聴いてみたいですね。

      スプリング・コンサートで
      同曲を歌っていた時着ていた衣装はこれ


 スプリング・コンサートで同曲を歌いながらファンの握手に答えていたルネが、手を放さないファンに引っぱられて舞台から落ちそうになる場面が”Million Dollar Baby 1975 ”の中に有りました。
 現在、”Million Dollar Baby 1975 ”を初めとするルネの貴重な映像をYouTubeで公開されていた、ケーシーさんの映像のほとんどが見られなくなっていますが、ケーシーさんはcasey77777からcasey9961にチャンネルを変えて、ルネの映像等をアップしなおしてくれています。

※ケーシーさんのYouTubeチャンネル
http://jp.youtube.com/casey9961

 そして、part.5まであった”Million Dollar Baby 1975 ”は、part.2にまとめられて再度アップされています。前述のスプリング・コンサートで歌う”L'ÉTÉ  EST LÀ ”は、part.2の5分57秒からです。ルネが舞台の端から端まで歌い踊る様子と、コンサート会場の盛り上がった雰囲気をご覧ください。part.2は、第3回東京音楽祭世界大会のグランプリ受賞シーンから始まっており、帰国直前の羽田空港の様子も出て来ますよ。

※Rene Simard - Million Dollar Baby Part 2
http://jp.youtube.com/watch?v=V_VVZqGeGtw


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 ファースト・コンサートのプログラムに仏語歌詞と和訳が載っていました。”Mes amis l'été est là (僕の友だち、夏が来た)”が”Mes amis de Téheron(僕のテヘランの友だちは)”になっていました。プログラムで和訳を読んで、「何故テヘランなんだろう?」とずっと疑問に思ってきましたが、カナダのサイトで正しい歌詞を知って、やっと納得することができました。
 今回紹介するに当たって、プログラムの和訳を参考にしながら、私なりの訳詞を載せてみました。直訳では変なところは、少し変えてあります。”Mes amis(僕の友だち)”は「みんな」、「太陽の味」は「お日様の匂い」と訳しました。他にもいろいろありますが、素人の訳なので参考にとどめていただければ幸いです。


           L'ÉTÉ EST LÀ
           ( R. Byrd ­ G. Auger )

メ  ザミ レテ  エ ラ
Mes amis l'été est là
オン プー タンファン ザミュゼ
On peut enfin s'amuser
ダン レ ジュー ブリヤン  ラ ジュワ
Dans les yeux brillent la joie
オ ナ ル クール ビヤン ギェ
On a le coeur bien gai

 オー パパパ ラ
※Oh pa pa pa la
 Oh pa pa pa la
 Oh pa pa pa la
 Oh pa pa pa la※

レテ  ヌ  ルヴィヤン
L'été nous revient
アヴェッカン グー ドゥ ソレイユ
Avec un goût de soleil
シュル ラプラージュ オ ネ シ ビヤン
Sur la plage on est si bien
セ   ラムール  キ セヴェイユ
C'est l'amour qui s'éveille

※~※くり返し

クーロン  シュル ル サーブル ショー
Courrons sur le sable chaud
ウィ ヴネ トゥー ザベック ムワ
Oui venez tous avec moi
ルギャルドン ル シエル シ ボー
Regardons le ciel si beau
シャントン  ザ ブレーヌ ヴワ
Chantons à pleine voix

アプロシェ  メ ザミ
Approchez mes amis
シャンテ  トゥー ザヴェックムワ
Chantez tous avec moi
エ フラッペ ダン ヴォ メン
Et frappez dans vos mains
プリュ フォール
Plus fort
プリュ フォール
Plus fort
セ   サ プリュ フォール
C'est ça plus fort
セ   サ メントゥナン  オン ラ
C'est ça maintenant on l'a

※~※くり返し

ヴネ バティール ダン シャトー
Venez bâtir des châteaux
セ  タン ジュー アミュザン
C'est un jeu amusant
アンサンブル  ジュオン ダン ロー
Ensemble jouons dans l'eau
プロフィトン デュ ボー タン
Profitons du beau temps

※~※くり返し(×3)


<和訳>

さあみんな 夏が来たよ
子どもは遊べるから
喜びに目を輝かせ
すごく陽気なんだ

夏が戻ってきたよ
お日様の匂いと一緒に
砂浜で とってもいい気分
それは 恋したからさ

熱い砂の上を走ろう
そう 僕と一緒においで
見てごらん、あんなにきれいな太陽を
歌おうよ、精一杯大きな声で

近くにおいでよ みんな
僕と一緒に歌おう
そして、手をたたこう
もっと大きく
もっと大きく
そう、もっと大きく
そう、今みたいに

砂でお城を作ろう
楽しい遊びだよ
水の中で一緒に遊ぼう
こんな素敵な日だもの

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