ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

ルネと西城秀樹③

2009年09月27日 | ルネと西城秀樹
 今から35年前の1974年8月22日から9月20日までのルネ・シマールの2回目の来日は、第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリ受賞後、ファン待望の再来日であったためもあり、TVや雑誌でも大きく取り上げられました。新曲『小さな生命』の発売やファースト・コンサートに加え、アメリカのミュージカル映画『青い鳥』への出演の話題など、一番注目度が高かった来日でした。

 その中でも特に話題になったのは、西城秀樹と仏語版『傷だらけのローラのこと。ルネがイメージ・キャラクターに抜擢された『中一時代』の臨時増刊号でも、『うわさのスター びっくり情報』で取り上げられていました。

     
     ルネ・シマール 50年1月に来日!

 今、ルネはカナダ。日本でもすごい人気だけど、カナダでも、『青春ジュネス』 『エクスタァ』というテレビのバラエティショーで大活やく。また映画のほうでは、エリザベス・テイラーと共演する話もすすんでいる。それに、フランス語で『傷だらけのローラ』を歌うヒデキの、フランス語の先生にならなきゃいけない。とにかく、いそがしいルネ・シマール。

11/10カナダにて新曲のレコーディング予定 11/中旬フランス、パリのオランピア劇場にてワンマンショー 1/12来日、一か月間TV出演 3/20再び来日 全国15か所でリサイタル


▲”PASSION SIMARD”より
 西城秀樹との対談記事と同じ衣装で”SPECIAL JEUNESSE”に出演するルネ



      西城秀樹 カナダでルネと夢の共

 カナダのスーパーアイドル、ルネが、来日いらいダイナミックな歌いブリの秀樹に、すっかり魅せられてしまった。
 「カナダで秀樹といっしょに歌いたい」というルネのねがいがかない、秀樹が「傷だらけのローラ」をフランス語でふきこみ、カナダで発売する話がトントン拍子にすすんで、今や、その準備で秀樹は大忙し!



 また、『女学生の友』でも、9月20日に東京プリンスホテルで行われた取材時の写真が掲載されていました。ちょっとかがんだ西城秀樹の耳元に、背伸びしたルネが内緒話をしているシーン、ルネの可愛さに思わず微笑んでしまいます♪
 そして、その記事にも、『傷だらけのローラ』のことが出てきます。

           

「女学生の友1974年11月号」の『「飛べ秀樹!かもめのジョナサンのように』より抜粋

 「悩みってものは、いつでもつきまとうものなんですよね。『ローラ!』を歌いだしてからも、原因がはっきりしないけど、自分なりのカベにぶちあたった。
 でも自分で、もう解決できる。歌かアクションか、自分の歌についても考えぬいた。結局、人の心をとらえるのは歌そのものでしょう。
 自分だけがきばっていてもダメだ。いくら派手なアクションをやっても、それが作られたもので歌からにじむものでなければ人の心はうごかせませんよね、
 甘く考えていてはいけないんだ、と自分でよくわかったんです。悩め、悩め、歌についてなら、いくら悩んだって平気だ。
 これからは、歌の心をひとりひとりのファンに語りかけるようにぼくは歌いますよ。」
 熱っぽく、いつまでも語りつづけるヒデキに、いま、ひとつの朗報がまいこんでいる。
 東京音楽祭に出演したルネが、ヒデキの『傷だらけのローラ』にほれこみ、彼のマネージャー、ギー・クルティエ氏に紹介したことだ。
 朗報の輪はさらにひろがっている。ギー・クルティエ氏は、この歌をヒデキにフランス語で歌う企画をたてて、いまプロモートを進めている。早ければ、来年の春ヒデキがフランス語で歌う『ローラ!』がカナダ・ヨーロッパできかれるかもしれない。



▲『月刊 明星 1975年4月号』の記事より
 部屋の壁に仏語版『傷だらけのローラ』の歌詞を書いて覚える西城秀樹



 YouTubeで検索してみたら、たくさんの映像の中に、一部仏語で歌っている『傷だらけのローラ』も有りましたので、その他の映像もご一緒にご覧ください。

♪傷だらけのローラ 西城秀樹 some (フランス語)
http://www.youtube.com/watch?v=0220AX6xstE&feature=related

♪YouTube映像より『傷だらけのローラ』
http://www.youtube.com/watch?v=YoVA2rsCDB8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=zbsbBfpa1Y4&feature=related
♪西城秀樹 / デビュー映像 10周年記念ヒットメドレー
http://www.youtube.com/watch?v=GnmOIt3wyps&feature=related

♪西城秀樹 / アイドル時代の秘話  Hideki Saijo
http://www.youtube.com/watch?v=fI2KMORPFAo
「4/13日ヒデキ54歳の誕生日 当時のアイドル時代を振り返るコメント&懐かしVTR 『情熱の嵐・傷だらけのローラ・ヤングマン』~王様のブランチより」と紹介されていた映像。前回話題にした誕生年については謎のままです。


          ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 今回で333記事となりました♪

 ルネ・シマール・ファン歴35年、ブログ開設4年目も順調に過ぎて、ブログによるルネ・ファン活動は、ますます私のライフ・ワークになっています。
 そして私は、ルネ・シマールの日本のファン・クラブ「メープル・メイツ」が閉鎖してから、インターネット上でルネの情報が得られるようになるまでの30年近いブランクを、このブログによって埋めているのです。

 しかしこのところ、週末1記事のペースをキープできているのは良いのですが、私だけの『ルネ本』の校正が全く進んでおりません★ また、ブログ開設当初から比べて1記事が長くなり、内容もよりマニアックになって……★ その上、ルネに関係することなら何でも記事にしてしまう私は、続けて『ルネと西城秀樹(構想中は1話完結予定でした 爆★)』をアップしただけでは飽きたらず、現在準備中の記事タイトルの1つは『スヌーピーとミッキー・マウス』(笑)! 何はともあれ、次は345記事達成目指して頑張ります!
コメント (11)
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ルネと西城秀樹②

2009年09月20日 | ルネと西城秀樹
 昨日は息子の運動会。今日はお墓参りに行ってから、いつものペンションに一泊してきます。連休中に義弟夫婦が甥っ子(1才)を連れて遊び来るし、結構忙しいシルバーウィークです。
 今年は秋雨前線も寄りつかず、絶好の行楽日和が続くようですが、ルネ友の皆さまはいかがお過ごしでしょうか?



 ルネ・シマールの2回目の来日の最終日、35年前の1974年9月20日に東京プリンスホテルで行われた対談が、『明星1974年12月号』に掲載されました。
 

ヒデキをカナダに紹介しようよ
ルネのアイデアでヒデキの歌がカナダに流れる


カナダの女の子たち
きっとヒデキを愛しちゃうよ




男の子の友情対談
ルネ・西城秀樹


 2度目の日本に約1ヵ月の滞在中、ルネがいちばんしびれた歌は西城秀樹の「傷だらけのローラ」だった。そのことから、小さなルネと秀樹の間にほほえましい交際がはじまった。そしてルネは、秀樹の歌を故郷のカナダの人たちにも聞かせようと思い立って、マネージャーと相談した結果『傷だらけのローラ』を秀樹がフランス語でレコーディングして、カナダやフランスなどで発売する話がまとまった。そんなお土産を持って帰国する直前、ルネは秀樹に会った。そしてふたりは通訳を通してだから、ちょっともどかしいこともあったけど、すっかり打ちとけたおしゃべりを楽しんだ。

ルネ ぼく、カナダに秀樹のレコードやビデオを持って
   帰るよ。
   向こうでラジオやテレビに流してもらうんだ。
秀樹 サンキュー。あっ、フランス語じゃメルシーか。
   すぐにフランス語勉強しなきゃ。
ルネ きっとカナダの女の子たち、ヒデキに夢中になるよ。
秀樹 そう、ルネのファンみんないただき。ハハハ…。
   きみはまっすぐカナダへ帰るの?
ルネ ううん。ラスベガスに寄って、オズモンズのショーを
   見て帰るの。
秀樹 それはいいねぇ。ぼくもこの1月に、ラスベガスで
   アイク&ティナのショーを見たけど…。
ルネ 僕も来年あたりあそこでショーをやる予定が
   あるんだ。
   だからこんどはしっかり見ておこうと思ってるの。
秀樹 すばらしいじゃないか。ラスベガスのステージに
   立つのは、ぼくら歌手の夢だからな。
ルネ ヒデキもこんどのレコードがヒットしたら、
   キット出られるよ。
   そしたら、ふたりでいっしょにショーもやれるじゃない。
秀樹 うん。ぜひそうなりたいねぇ。
ルネ その前に一度カナダに来ない? クリスマスか
   お正月に休みがあるでしょ?
秀樹 いや、それがダメなんだなぁ。正月に休みをもらって、
   アメリカに行きたいと思ってたんだけど、名古屋の
   名鉄ホールのショーが決まっちゃったんだ。
ルネ 日本の芸能界って、ほんとに忙しいものね。
   カナダじゃ、1ヵ月のうち10日ぐらいしか仕事
   しないのに。
秀樹 それでルネはクリスマスはどう過ごすの?
ルネ モントリオールに、カナダでいちばん大きい
   ノートルダム寺院という教会があるんだ。
   そこでぼく、クリスマス・イブに、大聖歌隊を
   バックにうたうことになってるの。
   これは向こうではとっても、名誉なことなんですよ。
秀樹 ほう、大したもんだねぇ。
ルネ そうそう、クリスマスのころ、ファン・クラブの
   企画で日本からお友だちがいっぱいくることに
   なってるの(194ページのお知らせ参照)。
   ヒデキもこられるといいんだけどなぁ。
秀樹 残念だねぇ。でも、2月にはアメリカへ行くはず
   だから、そのときなんとか会えないかな。
ルネ 2月? あっ、ぼく映画の撮影にはいってる。
   エリザベス・テーラーやジェーン・フォンダと共演の
   『ブルー・バード』という映画なの。
秀樹 じゃ、ハリウッドに会いに行こうか。ぼくは
   ジェーン・フォンダの大ファンなんだ。
   ぜひ紹介してもらわなくちゃ。
ルネ そうだ。そのときカナダに寄ればいいよ。
秀樹 できたらそうしたいね。
ルネ ガール・フレンドも紹介するよ。ぼくには21才と
   18才の姉さんがいて、とてもかわいいんだ。
   どっちでも気にいったほうをえらぶといいよ。
秀樹 ハハハ、だんぜんカナダへ行くぞ。でも、その前に
   ルネはまた日本にくるんだろう? 
   そのときくわしい相談をしよう。
ルネ うん。1月10日ごろまた来るよ。それから手紙も
   出すね。
秀樹 ぼくもきっと書くよ。元気でね。



 そのときの約束通り、カナダへ帰ったルネと秀樹の間には手紙の交換がつづいている。つい最近のルネの手紙にはこんなことが書いてあった。「ヒデキの歌はカナダでもすごい評判だよ。女の子たちはみんな会いたがってねその第1番のファンはぼくの2番めの姉リーヌさ。彼女からもよろしくって!」 


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 この記事に出てくる『2番目の姉リーヌ』は、過去ログでも取り上げた姉リンさんのこと。スペルは”Lyne”で、当時18才(1955.12. 5生)。ちなみに1番目の姉はオデットで20才(1954. 8.13生) 。ルネは秀樹にすごく惚れ込んでいたのでしょうね。だって2人の姉をガール・フレンドとして紹介すると言っているんですもの。「ガール・フレンド」については、日本人の感覚とは違うと思いますが、少なくとも、プライベートである家族を紹介しようとするくらい、秀樹のことを気に入っていたのでしょう。

 そして、秀樹はこの時19才とありました。しかし、調べてみたら、私が知らなかった情報にぶつかりました。
 それは、新御三家の西城秀樹(昭和30年(1955年)4月13日生まれ)、郷ひろみ(昭和30年10月18日生まれ)、野口五郎(昭和31年2月23日生まれ)は同じ学年だと言われていましたが、実は、西城秀樹は29年生まれで1つ年上だというものです。西城秀樹がゲストで出演した番組で、昔の新御三家の話が出た時、「僕は,2人より1つ年上なんです。」と言っていたそうです。また、「本名の『たつお』は辰年生まれだから」という情報もあるようです。そうすると27年(1952年)生まれということに…。まあ、どちらにしても、お付き合いするのには丁度良い年齢ですね。

 ちなみに、ルネが3回目に来日した時、ルネが「秀樹のカナダの第1番目のファン」と言った姉リンさんが同行しています。ルネは秀樹に会って、姉を紹介したのでしょうか? そして、リンさんはこの頃、アメリカにも同行してはいますが、秀樹と会うことも来日の目的の1つだったのでしょうか? カナダで仏語版「傷だらけのローラ」を発売する企画のために、そのプロデュースをする、ルネのマネージャーであるギー・クルティエ氏が、3回目の来日時に秀樹と打合せ等を持つことは必至です。リンさんが秀樹に会えた確率は高いけれど、その件に関するファン・クラブの記事もありません。実際に会えたかどうか、35年近く過ぎた今となっては調べようもありませんが、何かご存じの方がいらっしゃいましたら、是非情報をお寄せください。よろしくお願いいたします。
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ルネと西城秀樹①

2009年09月13日 | ルネと西城秀樹
 mixiのコミュニティ「ミドリ色の屋根のルネ・シマールのメンバーで、マイミクさんであるkennyさんから、ルネの話題がラジオで流れたという情報をいただきました。

 今月10日にいただいたメッセージによりますと、kennyさんのお父様が仕事中(運転中の車内で)ラジオを聞いていたら、ルネの話がでたそうです!
 『ルネが日本に来るには、日本のプロデューサーの権限により、そのプロデューサーの招待(メディアだと思いますが)がないと日本には来られないこと』、『たのみこむで、ルネのアルバムCD化を望んでいること』など、5分ぐらいですが紹介されていたそうです。
 「口頭伝いなので、多少変わっていると思いますが、朝から興奮してしまいました。」というkennyさん。「プロデューサーに手紙を書こう!」と思ったそうです。

 また、ブログ「今日聴いた音楽」の管理人で、コミュニティのメンバーでもあるダイアナ・シールズさんからは、韓国版『花より男子』のドラマの中で、マカオのシーンがあり、 「シルク・ド・ソレイユ」のステージも一部見ることができるという情報をいただきました。 「『シルク・ド・ソレイユ』と、花より男子の舞台になったヴェネチアン・リゾートに行ってみたくてたまらないです!」というダイアナさん、私もルネ演出のシルクと世界遺産めぐりにマカオに行きたいです~っ!! ルネ友さんでツアーが組めたら楽しいでしょうねっ!!!

    
▲カナダのコミュニティ”PASSION SIMARD”より最新のルネ画像 何だか貫禄が出て、たくましい感じのルネも素敵でしょう♪

 ちなみに、kennyさんのお父様と同じラジオ番組をお聴きになった方が賛同されたのでしょうか、情報をいただいた当日に「たのみこむ」で、「ルネ・シマールの『ミドリ色の屋根』のCD化」の発案が賛同者を1名増やし、賛同者33名、コメント34件の発案になりました! また、前出のラジオ番組の司会者または製作者の方も、インターネットで調べて「たのみこむ」の情報を得ていたのですね。
 これをきっかけに、CD化やルネの来日の話が持ち上がってくれることを期待しています。 


          ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 今から35年前の1974年8月22日から9月20日まで、第3回東京音楽祭のグランプリ受賞後、ファン待望の2回目の来日を果たしたカナダの少年歌手ルネ・シマールは、9月4日に大阪年金ホール、14日と15日に東京の渋谷公会堂でファースト・コンサートを行いました。

♪YouTube映像”RENÉ SIMARD AU JAPON”
 カナダのマリエルさんがYouTubeにアップしたファースト・コンサート映像
http://www.youtube.com/watch?v=0MvGsxpljJo&feature=channel_page

※過去ログ「ファースト・コンサート・イン大阪」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/262.html
「ファースト・コンサート②」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/263.html
「ファースト・コンサート③」  
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/264.html
「ファースト・コンサート・プログラム」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/265.html


 ルネは、この来日直後の8月25日に発売された「傷だらけのローラ」を歌う西城秀樹の熱唱に惚れ込み、ルネの提案で、ルネのマネージャーであるギー・クルティエ氏がプロデュースして、仏語版の同曲がカナダで売り出されることとなりました。その関連の記事を、先日入手したルネ記事の掲載された芸能雑誌で見つけたので、後日ブログ記事の中で紹介したいと思います。

 そして今回は、来日の最終日の9月20日に、東京プリンスホテルで行われた取材による「女性セブン」の記事を紹介いたします。


ヒデキとルネは熱い仲

西城秀樹がルネの提案で世界に挑戦!

会うのは3回目だがこの日ルネは「マタ、アイマショウ」と日本語のメッセージを残して離日。

ヒデキとルネ。日本人とカナダ人。19才と13才。
180㌢と138㌢。 黒いスーツと白いスーツ。まったく違った2人なのに。いま心はひとつ。
「ヒデキはすごい!あの歌とアクションは絶対、世界中のひとがシビレちゃうよ」
「ヘエッ、テレちゃうな。ルネこそちっちゃいのに、バツグンの歌唱力だって感心してたのに」
テレビの共演がきっかけで知りあい、ルネの提案で、西城秀樹がフランス語で歌う『傷だらけのローラ』が世界各国で発売されることになった。
「フランス語は難しいけど、若いんだもの。全力投球さ。」
国境を越えたある友情が生んだ、さわやかなお話だ。
(9月20日、東京プリンスホテルで)





          ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 話は変わりますが、このところインターネット・オークションに、ルネ関連のグッズが多く出品されるようになってきました。
 今日は、私のお気に入りであるピンクのベレー帽のルネのカレンダーが掲載された「明星74冬休み増刊号」が入札締め切り日を迎えます。その他にも、当ブログで紹介済みのルネ記事をまとめた商品(開始時価格2000円)や「ミドリ色の屋根」の初回プレス盤が800円で出ています。



 オークションでは、結構同じ方とかち合うことがあって、激しい入札合戦を繰り広げることも有ります。入札締め切り間際が勝負を分けるので、ギリギリまでライバルが来ていなくても、落札するまでは気が抜けず、いつも心臓バクバクでパソコンに向かっています(汗★)。そして、入札はしたものの、もともと持っているという場合、最近は戦線離脱することにしています。すごくエネルギーを使うため、できれば直接対決は避けたいので…。

 また、同じ商品でも開始時価格が出品者によって違っています。格安なものがものすごい高値になったり、もともと少々お高い値段設定になっているものが、逆にライバルがいないためそのまま落札されたり、その時によって落札価格も違ってきて難しいです。出品者のお店に直接購入しに出向いた方がいたらしく、入札締め切りの前に終了したりすることもあって深いですよ~! 経験を積んでいろいろ学習していますが、まだまだオークション初級者の私の熱き戦いは続きます(★ 笑)。

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”ミドリ色の屋根”のレコード・ジャケット

2009年09月04日 | ミドリ色の屋根
 1974年9月4日は、ルネ・シマールファースト・コンサートが大阪厚生年金ホールで行われた日です。



※過去ログ「ファースト・コンサート・イン大阪」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/262.html

♪YouTube映像”RENÉ SIMARD AU JAPON”
 カナダのマリエルさんがYouTubeにアップしたファースト・コンサート映像
http://www.youtube.com/watch?v=0MvGsxpljJo&feature=channel_page

 このコンサートは、カナダの少年歌手であるルネ・シマールを、第3回東京音楽祭世界大会に参加させると決めた時点で計画されていたことなのか、グランプリを獲得したことによって巻き起こったルネ・ブームを受けて決まったことなのかは、単なる一ファンの私には分かりません。
 でも、1回目の来日時に、セカンド・シングルとなる「小さな生命」とそのB面の「僕の国へおいで」、ファースト・アルバムに収録する「水色の天使」のレコーディングを済ませていること、コンサート会場の確保や諸準備に要する期間を考えれば、日本でデビューさせるという計画の中で、すでに組まれていたことだったのでしょう。帰国する時には、8月の2回目の来日とコンサートの予定が報じられていました。
 さらに、東京音楽祭開催直前の1974年6月20日に発売された「ミドリ色の屋根」の歌詞カードには、既にファン・クラブ「メープル・メイツ」の会員募集の広告が載っていたのですから、アルファ&アソシエイツ(後のALFAレコード)のルネ・シマールに対する期待と力の入れ用が伺えます。

 しかし、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリ及びフランク・シナトラ賞を受賞したことが、後に、日本とカナダのスタッフの計画にズレを生じさせることになろうとは思っていなかったでしょう。
 もともとルネをカナダの英語圏でも活動させたいと考えていたカナダのノーベル・レコードが、アメリカでの活動の足がかりとなるフランク・シナトラ氏の招待を受け、アメリカを優先し、来日の予定を中止したことは明確です。
 日本側では、外人タレント・ブームを受けて日本でデビューさせ、アグネス・チャンのようなタレントにすることを目論んでいたのでしょうが、カナダでは、もっと広い視野で考えていたに違い有りません。
 何故ならルネは、イタリア語の「アヴェ・マリア」、スペイン語の「ジングル・ベル」、日本語の「ホワイト・クリスマス」を歌い、クリスマス・アルバムにも収録しているのですから。


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

 さて今回は、ルネの「ミドリ色の屋根」のレコード・ジャケットについてです。

 この話題はかなりマニアックで…。こういう内容がツボな人には面白いと思うのですが、ファンじゃない人にはどうでもいい話題なので、興味のない方はスルーしてください。

 ルネの「ミドリ色の屋根」のレコード・ジャケットが、第3回東京音楽祭世界大会のグランプリ受賞前の初回プレス盤と受賞後のものが違っていることは、過去ログでも触れたことがありますし、ご存じの方も多いことと思います。その違いは、ただ単に「第3回東京音楽祭世界大会 大賞受賞 フランク・シナトラ賞受賞」と入っているかいないかの差なのですけれど…。その総売上は18万枚と書かれている資料もありますが、カナダのデビュー25周年記念CD集の小冊子には、100j万枚を記録とありました。

1974年6月30日第3回東京音楽祭世界大会でグランプリを受賞する前の、6月21日に発売された初回プレス盤は3万枚。ルネがブランプリを受賞するやいなや、翌日に全部売り切れたということです。


受賞後のものには「第3回東京音楽祭世界大会 大賞受賞 フランク・シナトラ賞受賞」と入っています。




 …と、ここまでは普通の話題。
 さて、ここで突然ですが、ルネは右利きです。でも、「ミドリ色の屋根」のジャケットでは左手にマイクを持っています。何故でしょう? 
 ルネはほとんどの場合、マイクを右手で持ちます。ナタリーと歌う時、小さなナタリーが右側にいて、肩を寄せるような位置関係の時などは左手で持つこともありますが…。

 ちなみに、「ミドリ色の屋根」のジャケットは、もともと”Un Enfant Comme Les Autres(普通の子供)”のジャケットに使われていたものと同じ時に撮影された写真を使っています。そして、”Le Monde De Walt Disney(ウォルト・ディズニーの世界)”にも同じ写真を使っていて、そのジャケット画像と「ミドリ色の屋根」のジャケットを反転させたものが全く同じものになります。

”Le Monde De Walt Disney(ウォルト・ディズニーの世界)”のジャケット







上のジャケットの上下をカットしたもの






「ミドリ色の屋根」のジャケットを反転させたもの





”Un Enfant Comme Les Autres(普通の子供)”のジャケット





 いかがですか? さらに、レコード店に同曲の宣伝用として配布されたちらしも反転したもので、正しいものは4曲入りのヒット曲集に使われています。

レコード店に同曲の宣伝用として配布されたちらし
ルネを空港で迎えるボードにも使われていました。





上のちらしを反転させたもの








4曲入りのヒット曲集
こちらは右手でマイクを持っています。
反転させたちらしと同じでしょう?




 そして「右利き」意外に、反転されているということを証明できるものがもう1つあります。それはルネの「えくぼ」。ルネは左頬に「えくぼ」がはっきり出ます。

えくぼがはっきり写っている正面から見たルネもご覧ください。


 それにしても、ノーベル・レコードは、同じ撮影で撮った写真を他の曲にも使うことが多く、別の”Le Monde De Walt Disney(ウォルト・ディズニーの世界)”のジャケットと同じアングルのものを、フランスで発売した”Maman,Laisse-moi sortir ce soir(ママ、今夜出かけるの許して)”にも使っています。実際、”Un Enfant Comme Les Autres(普通の子供)”のジャケットは、ルネのセミ・ドキュメンタリー映画の撮影の時のものです。1972年に撮影したものですから、2年も前の写真。さらに、ルネが着ている衣装も、ルネがデビュー後、”Place des Arts(芸術広場)”で開いた初リサイタルの際に着ていた衣装を再現したものなのです。記念すべきステージ衣装の写真とはいえ、少々使い回し過ぎだと思いませんか?

”Le Monde De Walt Disney(ウォルト・ディズニーの世界)”のジャケット





”Maman,Laisse-moi sortir ce soir(ママ、今夜出かけるの許して)”のジャケット





 しかし、何故「ミドリ色の屋根」のジャケットの写真が反転していたのか? 構成の関係で意図的に行ったのか? それともネガを逆に現像してしまった…つまり、日本側の手違いか? 実際のところ、どちらが真実なのでしょうか? そして、反転された写真を使われたルネは、どう思ったのでしょうか? ルネにとっては鏡の中の自分と同じな訳ですけれど…。

 このことについて、何かご存じの方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。よろしくお願いいたします。


♪最新情報♪

 ここしばらく原因不明の不具合で聴けなくなっていた、カナダのシャンタルさんの音楽サイト"bebo bands musicographiesimard"が復活しました!! これで、カナダでもCD化されていない完全日本語アルバム「君のすべてがほしい」も聴きいただけます! また不具合が起きないうちに、カナダのアルバムを聴きまくってくださいね!

"bebo bands musicographiesimard"
http://www.bebo.com/MusicAlbums.jsp?MemberId=2591195085
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