ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

”ミドリ色の屋根”が招いた誤解

2008年09月27日 | ミドリ色の屋根
 今日は、息子が通っていた保育園のファミリー運動会。
 競技には卒園生のかけっこもあり、招待状が届いていたので行く予定です。久しぶりに保育園時代の友だちに会えるので、息子も楽しみにしています。
 夏休み中に、息子は生まれて4度目(息子的には初床屋)の床屋に行って、とうとうルネ・カットを卒業してきました。母としては、お友だちの反応もちよっと楽しみです。ちなみに、先日のボリショイ・サーカスの際、やんばるQさんから「ルネ・シマールから氷川きよしになった」と言われました(笑。)


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
   

 ルネのことを書いた記事の中には、時々、ルネを一発屋とするものがあって、34年来のルネ・ファンとしては、心中穏やかではありません。しかし、何故その様な認識に至ってしまうのか、ずっと疑問に思ってきました。



 当時のルネはカナダのスーパー・アイドルで、来日を望む日本人の強い願いに答えて日本で活動しましたが、活動の拠点はあくまでもカナダ。そして、現在は「シルク、ドゥ・ソレイユ」のショーのプロデュースを手掛け、根強い人気を誇るケベックのスターなのですから。


         ▲ハンサムに成長した青年ルネ


▲デビュー25周年記念誌より
 ケベックのスターであり、良きパパ、良き夫のルネ



 しかし、当時の日本人の中には、ルネが『カナダから来て日本でデビューした外人タレント』と勘違いしていた方がたくさんいらしたのではないかと思われます。
 何故なら、当時の日本は外国人タレントブーム(外タレ・ブーム)で、香港や台湾から来たアグネス・チャンや欧陽菲菲、リンリン・ランラン、テレサ・テン等が続々とデビューし、日本語の歌を歌って人気が出ていました。しかし、来日する欧米の歌手は、母国でヒットしている英語や仏語の歌を歌っていたのです。そんな中、カナダのヒット曲がありながら、日本語の曲を歌っていたルネは、日本でデビューしたと思われてもしかたがないかもしれません。もちろん、ルネの歌唱力に注目し、東京音楽祭世界大会に出場させ、日本で売り出そうと考えたのが川添象郎氏で、氏が作曲を依頼したのがALFAレコード社長の村井邦彦氏だったということもあるでしょう。
 そして、過去ログ『ルネも新人賞候補?!』で紹介した記事では、ルネを1974年のレコード大賞新人賞候補の一人として名前をあげているのです。くどいようですが、ルネはカナダの歌手。村井氏が最優秀作曲者に選ばれることはあっても、ルネが日本の歌謡界の賞候補にあげられるわけはありません。でも、この記事を読んだ方は、きっと、ルネはアグネスたちと同じく、日本でデビューした外人タレントと思ったに違いありません。
※過去ログ『ルネも新人賞候補?!』
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/292.html

newYouTue映像から『ミドリ色の屋根』
http://jp.youtube.com/watch?v=bK5YX-KbjwI

 また、1974年6月30日に開催された第3回東京音楽祭世界大会出場のための来日から、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」が閉鎖になった1976年8月31日までを、ルネの変声前における実質的な日本での活動期間と考えても『2年と4ヵ月と5日。そして、過去ログで『来日は4回のみ』と書いてきましたが、来日した日数に至っては、改めて調べてみて驚きました。たったの『88日間』しかなかったのです! それも、最初の1年で4回来日し、それ以降は1年以上、レコードの発売だけで来日も無し。『ミドリ色の屋根』のインパクトがものすごかっただけに、ルネに対する認識が、ファンとそうでない人では違ってきてもしかたのないことだと思います。 

<来日の記録>

♪1回目の来日
 1974年6月26日~7月13日(19日間)
 ・第3回東京音楽祭世界大会に出場
 ・『ミドリ色の屋根』のプロモーション

♪2回目の来日
 1974年8月22日~9月20日(30日間)
 ・ファースト・コンサート
 ・待望の第2弾『小さな生命』のプロモーション
 
♪3回目の来日
 ・1975年1月7日~1月20日(14日間)
 ・新曲『愛の翼をひろげて』のプロモーション

♪4回目の来日
 1975年3月19日~4月12日(25日間)
 ・スプリング・コンサート
 ・映画『ルネ・オン・メロディ』の劇場公開
 ・新曲『君のすべてがほしい』のプロモーション

 
<発売されたレコードの記録>

♪1974年
  6.21 シングル「ミドリ色の屋根」 SOLB-154
  9. 1 シングル「 小さな生命」 SOLB-174
  10. 1 LP「 ミドリ色の屋根・RENE」 SOLL-88
  11.21 LP「ルネの魅力のすべて」
     ルネ・ファーストアルバム(ライブ)SOLL-96
  12.21  シングル「愛の翼をひろげて」 SOLB-207


♪1975年
  3.21  シングル「君のすべてがほしい」 SOLB-231
  4. 1  LP「ルネ、君のすべてがほしい」 SOLL-129
  7. 1  シングル「去年の夏」 ルネ SOLL-151
  7. 1  LP「去年の夏」 SOLB-285
  9.21  シングル「みんなあなたに」 SOLB-315
  11. 1  LP「ルネ・ヒット全曲集」 SOLL-174

♪1976年
  7.21 第21回モントリオール
           ・オリンピック大会テーマ曲
     シングル「モントリオール讃歌 ルネ」 06SH20

●コンパクトLP 33 1/3(収録曲4曲)
 1974年
  小さな生命・ミドリ色の屋根 ルネ SOLD-56
  ルネ クリスマス・ベスト・ヒット SOLD-61
 1975年 
  君のすべてがほしい 愛の翼をひろげて SOLD-66


 ルネの日本での活動期間は2年4ヵ月と5日、来日4回、滞在日数88日。発売されたレコードは、シングル7枚、LP5枚、コンパクトLP3枚。 
 カナダの歌手であるはずのルネが、日本で未だに語り続けられているのは、第3回東京音楽祭世界大会で『ミドリ色の屋根』を歌ったルネが、聴く者に深い感動を与え、日本人の心に強烈な印象を残したからに相違ありません。

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ルネと恋しよう♪

2008年09月21日 | ルネの画像
 台風一過。雲間から澄んだ秋空がのぞき、昨日は息子の小学校の運動会が予定どおり行われました。親子競技が1つだったり(玉入れ)、人数が多いので、保育園の時のような充実感は味わえませんでしたが、息子の成長を確認できて満足したのでした。

 そして、前回の記事で”CIRQUE DU SOLEIL”のことにふれたら、現在TVでも盛んにコマーシャルが流されているシルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京「ZED」の公開に向けて、昨夜の「世界ふしぎ発見!」で取り上げられていました。この所の忙しさに加え、運動会前夜の職場の打ち上げ(金曜日の合同訪問の★)と早朝からのお弁当作りの疲れで、絶対途中で眠ってしまうと確信していた私は、しっかりビデオ録画いたしました。もちろん、途中で意識不明(笑)☆ 今日ゆっくり鑑賞したいと思います。 

 世界中で高い評価を得ているカナダ・ケベック州 生まれのシルク・ドゥ・ソレイユは、7000万人以上の 観客に喜びと驚き、感動を提供し続けています。我らがルネ・シマールのプロデュースするショーが行われるのはマカオですが、「ZED」は是非観に行ってみたいです。YouTYbe映像に、ルネがプロデュースするシルク・ドゥ・ソレイユのショーについて語るインタビュー番組がありましたのでご覧ください。

※Projet de René avec le Cirque du Soleil
http://jp.youtube.com/watch?v=aMGezQ47uUw

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京「ZED」
 オフィシャルホームページ
http://www.zed.co.jp/home.php

「日立世界ふしぎ発見!」2008年9年20日夜9時放映
 第1070回「シルク・ドゥ・ソレイユの魅力のすべて!人生に楽しみを!」
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery_1.html

※ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
 「シルク・ドゥ・ソレイユ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B_%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%BB%E3%81%B5%E3%81%97%E3%81%8E%E7%99%BA%E8%A6%8B!



     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

      ハーイ! ボク、ルネ・シマール!
                  恋しようよ!

      

 ”Passion Rene et Nathalie Simard”からのルネ画像です。
 ご覧になってお分かりのとおり、ルネは、2回目の来日の際、『お気に入りの白いジーンズの上下』と紹介したコスチュームを着ています。そして、これは英語の記事です。ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得した後、英語圏のカナダかアメリカの雑誌に掲載された記事なのでしょう。
 日本では、ルネの記事でクローズ・アップされる内容というと、ママや兄弟とのこと。『ルネ・オン・メロディ』でも描かれているように、「パパが病気になった時、酒場で、レジスのギターで歌を歌って家計を助けた」というエピソードなど、親孝行で家族思いの少年だということを、特筆されることが多かったように思います。しかし、アメリカの記事では、お年頃の少年の恋愛や女の子のことが記事になっています。それが全てではないのですが、当時の日本とアメリカの売り込み方の違いが出ている気がします。もちろん、一番はルネの歌唱力なのですけれど…。


 ♪ルネと恋しよう ハートのA(エース)なら完璧♪

       

 こちらは小学館の学習雑誌『小学5年生』付録『オール・スター・トランプ』の1枚。1974年か1975年当時のものです。弟のを勝手にいただきました♪ もちろん、ルネ以外は、弟がなくしたか処分してしまって現在はありませんので、どんなスターの写真が使われていたか分かりません。全部揃っていたら、それはそれでお宝でしたね。コスチュームは2回目の来日で着用していたサーモン・ピンクの革の上下です。ちなみにトランプの実物は、この画像の3分の1程度です。



 ルネ・ファン・クラブ『メープル・メイツ』で知り合ったペンフレンドからいただいたルネの生写真。上のトランプも同じコスチュームですね。公開番組のスタジオでの撮影っぽいです。


 ♪ルネの『自由の女神』♪

           

 最後に、”Passion Rene et Nathalie Simard”から、合成写真で「自由の女神」のルネ!ルネの顔を切り貼りしただけですが、『モントリオール讃歌』の記事でも『自由の女神』について書いていたので♪ ちょっとした面白画像でしょう?



 ちなみに、カナダのトロント出身で、スペイン系カナダ人の同僚に、『モントリオール讃歌』について質問してみました。
 『モントリオール・オリンピック』が開催された1976年当時、中学生だったそうですが、『モントリオール讃歌』についての記憶がありませんでした。曲名にも覚えがなく、「”Bienvenue à Montréal”は仏語で”Welcome to Montreal”と同じ意味だね。」という答えが返ってきただけでした。
 また、カナダは、1964年の東京オリンピックや、今年の北京オリンピックのように、国を挙げて取り組むようなことはなく、各選手がそれぞれの競技で頑張っていただけとのこと。東京オリンピックの時は新幹線が開通したり、経済的にも発展を遂げたけれど、カナダではその様なことはなく、モントリオール・オリンピックについて言えば、スタジアムが当初の予算の3、4倍の費用がかかり、大規模なストライキが起きたり、開会式までに完成していなかったりしたことが大きく報道されていたと言っていました。ケベック州の独立問題についても、広大なカナダでは、地域や民族によって、国内の問題であっても、かなりの温度差があるということでしょう。
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ルネも新人賞候補?!

2008年09月15日 | ミドリ色の屋根の頃
 ルネ・ファンつながりで知り合った「ハンドメイドなひととき」のRENEさんからいただいたオークション情報で手に入れた、『月刊 平凡11月号』(1974年)付録”HEIBON SONG”に、とても興味深い記事が載っていました。それは、1974年のレコード大賞新人賞の候補として、ルネも名前があげられていたのです



 でも、ルネはあくまでもカナダの歌手。第3回東京音楽祭世界大会に出場するために、さいとう大三氏作詞、村井邦彦氏作曲による『ミドリ色の屋根』を歌いましたが、アグネス・チャンやリンリン・ランランのような、日本でデビューした外国人アイドルではありません。『ミドリ色の屋根』のヒットによって、さいとう氏や村井氏が最優秀の作詞や作曲賞を受賞しても、ルネは対象外だと思っていたので、ちょっとビックリです。

 1974年のヒット曲については、mixiのコミュニティー『ミドリ色の屋根のルネ・シマール』の副管理人ピングーパパさんが立ててくださったトピックを、当ブログでも過去ログで紹介いたしました。あげられているヒット曲はどれも今でも歌えるくらい、よく覚えていますが、ソング・ブックを見ていくと、全く聞いたことのない歌手名や歌がたくさんありました。私の実家があまり歌謡番組を見る家庭でなかったため、大ヒットした曲以外はあまり聞く機会がなかったのだと思いますが…。

 ソング・ブックの記事では、前半期のヒット曲についても取り上げています。当時のことをご存知の年代の方は、懐かしく思い出していただけると思います。そしてその一覧表で、ルネの『ミドリ色の屋根』は第7位にランク・イン!! 以前紹介した『別フレ』の人気投票でも堂々の10位だったルネ。現在、ブログにルネについての記事を書く方が後を絶たないのも、ルネが日本人の心に、その美しい天使の声で、大きな感動を残したということでしょう。

※過去ログ「 ミドリ色の屋根の頃~1974年(4)ヒット曲」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/212.html




栄冠は誰の手に?
新人賞へダッシュするニュー・ホープ

一生一度のチャンス

「感激で、もう何の言葉も出てこなかったなア。嬉しくて、恐くて夢中で賞を受けたっけ」
 昨年、レコード大賞の最優秀新人賞を獲得した桜田淳子ちゃんの印象です。
 新人賞は、歌手としてデビューした新人歌手にとって、一生に一度しか受けるチャンスはありません。それだけに、その受賞者の感激は人一倍のものがあるといえるでしょう。今年も、各音楽賞の新人賞をめざして、たくさんの新人が歌謡界に飛び込んできました。その胸に、いっぱいの希望をつめこんで。
 昨年のレコード大賞の新人賞を受けた歌手は、桜田淳子ちゃん、アグネス・チャン、浅田美代子ちゃん、あべ静江さん、安西マリアさん、みんな、昨年一年間、歌謡界をフレッシュにわかせたアイドル歌手たちでした。
 さて、今年は? どうやら、例年にくらべて、いわゆるアイドル歌手といわれる新人が後退し、今のところ歌唱力のある実力歌手とフォーク・グループの台頭が注目されているようです。
 まず、大先輩の五木ひろしさんと同様、『全日本歌謡選手権』で10週勝ち抜き、デビューしたベテラン新人、中条きよしさん。世界歌謡祭で最優秀グランプリを受賞した小坂明子ちゃん。自作、自演の『あなた』が大ヒット。『』スター誕生
の優等生、さわやかなひまわり娘・伊藤咲子ちゃん。そして、ティーンのアイドルとして、あいざき進也くん城みちるくん、林寛子ちゃん、キュートな風吹じゅんちゃん。14歳の浅野ゆう子ちゃんらががんばっています。

ルネ少年に注目!

 欧陽菲菲、アグネス・チャンにつづけと、台湾、香港からやってきた新人、リンリン・ランラン、テレサ・テン、優雅、それぞれの個性を活かして奮闘中です。世界音楽祭でグランプリを獲得した、カナダからやってきたルネ・シマール少年が後期の台風の目、大波乱を起こしそうですよ。

 今年の歌謡界のもう一つの特色であるフォーク・グループの活躍。
 『母に捧げるバラード』の海援隊に初まって、進境著しい『精霊流し』のグレープ、いずみたくシンガーズ、元ソルティー・シュガーの山本コウタローのひきいるウィークエンド、ジャネット、これらのグループが、新人賞の一郭をこしたんたんとねらっています。
 本来は歌手ではありませんが、ドラマのテーマソング『ふれあい』を歌って、ついにヒット・チャートのトップに踊り出た中村雅俊さんの存在も見逃すわけにもいきませんね。
 ヤング演歌のホープ、西川峰子さん、コメディー・タッチのマギー・ミネンコさんまた麻生よう子さんとともにダーク・ホース的存在といえるでしょう。
 その他、注目株として、"夏っ娘"小林美樹、第2弾『あした悪魔になあれ』に賭ける木之内みどりちゃん荒川努、弾ともや、芦川まことくん、しのずかまゆみさんらも、2弾目が勝負です。
 デビューしたばかりの、夏蛍子、宮前ユキ、松本ちえこ、梶たか子、石江理世さん、三浜鉄平くんもチャンスがあらば、とねらっているよ。
 大本命がいないといわれている新人賞レース、今後が楽しみですね。




     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 昨日、息子とやんばるQさんとボリショイ・サーカスを見てきました。サーカスを見るのは小学2年生以来な私。動物番組でも取り上げられて有名になった猫のショーは、気まぐれな猫の性質をよく知っている者としては、すごいの一言でした。出演者はプロポーションも抜群で美男美女揃いなのに、演目は定番。そこで話題に出るのは”CIRQUE DU SOLEIL”。ルネがプロモーションするステージが行われるのはマカオなので、どう考えても行けませんが、是非話題になって、日本公演が実現してほしいです。
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ルネと空手ブーム

2008年09月13日 | ミドリ色の屋根の頃
 私がルネ画像として紹介しているケイブンシャのニュー・ソング・ブック臨時増刊号スーパー・アイドル ルネが発行されたのは1974年。日本は外人タレント・ブームで、アグネス・チャンに続き、リンリン・ランラン、今は亡きテレサ・テン等が次々にデビューし、外国のスターも芸能誌や映画専門誌で取り上げられていました。

 そしてもう一つ、忘れてはならないのが、今は亡きブルース・リー主演の『燃えよ!ドラゴン』から火がついて、世界的大ブームとなった空手です。前出の「スーパー・アイドル ルネ」の広告が、「月刊平凡10月号」に掲載された、ケイブンシャの『空手スター ドラゴン大特集』の広告の角に載っていたので紹介いたします。


●東京音楽祭グランプリ受賞●フランク・シナトラ賞受賞
全世界のヤングを熱狂させる新しい星(スター)!!

ニュー・ソング・ブック臨時増刊号
本誌独占発売!
「スーパー・アイドル ルネ」

<本誌完全特写>
●あの東京音楽祭の決定的名場面完全収録!
●ルネの日本の休日●ルネの来日日記・日本の印象
●本誌独占!ルネ・シマール物語
●ルネのファッション総チェック
●ヒット曲”ミドリ色の屋根”を含む楽譜6曲完全収録!

全国の本屋さんで好評発売中!定価650円

(附録)
●大型ポスター付
(特典)
●ルネからキミにビッグ・プレゼント
●ルネ日本公演に150名さま御招待



      ▲「スーパー・アイドル ルネ」の表紙


▲「スーパー・アイドル ルネ」の裏表紙

 同誌の『ルネは柔道家』というグラビア記事を紹介した時、「ルネは空手家」というタイトルにしたとおり、スタッフが用意した柔道着を着て、勇ましいポーズをとるルネは、どう見ても空手の突きのポーズ。


▲カッコイイというより激カワイイ空手ポーズのルネ  

 この広告が掲載された当時、すでにブルース・リーは映画の撮影中の事故で亡くなり、その謎に秘められた死が数々の伝説を生んでいました。きっとブルース・リーは、ルネにとってもスーパー・ヒーローだったのかもしれませんね。

※ブルース・リー 真実のドラゴン伝説①
http://jp.youtube.com/watch?v=o6lPMCJEeKY&feature=related


 余談ですが、私がルネに出会う少し前に、クラスの男子に付けられた私のあだ名は『女ドラゴン』★ 男子がブルース・リーや空手アクションの話で盛り上がっていた時、『燃えよ!ドラゴン』のドラゴンが出ず、「『燃えよ!』何だっけ?」と言っていたので、すかさず「ドラゴン」と口をはさんでしまったら、「おお~~っ!!」と驚かれたのでした。
 私はTVドラマの『キーハンター』が大好きで、東映アクション・スターの千葉真一氏のファンでした。その流れで『キカイダー01』のビジンダー役だった志穂美悦子さん(長渕剛夫人)の大ファンだったためもあり、空手アクション映画は好んで観ていました。普通の女の子だったら、山口百恵と三浦友和の『伊豆の踊子』や『野菊の墓』、TVドラマなら最近リメイクされた『白い巨塔』を初めとする『白いシリーズ』や『赤いシリーズ』を夢中になって見ていた時代。私はといえば、地元の映画館で志穂美さん主演の『女必殺拳』シリーズを、東映任侠映画との2本立てにもかかわらず観に行っていたのでした。そのため偶然知っていただけなのに、私に向かって男子がふざけて入れた手刀連続2発を、つい条件反射で受けてしまったために『女ドラゴン』が定着してしまったのでした★ まあ、志穂美さんに憧れていた私としては、まんざらではなかったのですけれど…(笑)。
 また、高校時代は、映画同好会の同級生男子に頼まれて、『史上最強の空手』のパクリ『史上最弱の空手』(笑)の上映宣伝ポスターを描きました。モデルが千葉ちゃんで、さらに一番近いところで『北斗の拳』ばりの絵だったため、これでは「最弱」ではなく「最強」だと言われ、「このポスターは男子が描いたのか?女子が描いたのか?」という問い合わせが来たりしたのでした(爆)。 ルネ・ファンの私からは想像できない、もう一つの私の一面?!

※Sister Street Fighter - Hiroshi Miyauchi: FIGHT 2
http://jp.youtube.com/watch?v=szqAxQJJgco&feature=related
志穂美悦子さん主演デビュー作『女必殺拳』 師匠千葉真一氏も出演。

※空手バカ一代OP(実写)
http://jp.youtube.com/watch?v=j04j63R9V70
千葉真一氏主演、梶原一騎原作。空手家大山倍達の半生を描いた映画。

※キイハンター(key hunter) オープニング&エンディング japanese tv series
白黒時代のオープニングです♪
http://jp.youtube.com/watch?v=hLSd3d0yIio&feature=related
こちらは夢中になって観ていた頃のカラー映像。
http://jp.youtube.com/watch?v=WkXlEBZoNTE



 そして、こちらはルネ・シマール・ファン・クラブ「メープル・メイツ」の会報№3に載った私のイラスト(恥ずかしげもなく載せる私★)。ルネへのクリスマス・プレゼントとしてファン・クラブに送ったイラストの内の1枚です。もう1枚はルネのアップで、2枚とも色紙に水彩絵の具で描いた物でした。ルネに届いたのでしょうか? メイツのスタッフが渡してくれていなくとも、会誌で見てくれたと信じています。
 また、このイラストを見て、文通希望の手紙をメイツに送ってくれたペンフレンドとは、現在も年賀状のやり取りは欠かせません。 彼女と手紙のやり取りをしていた頃は、描く絵といえばルネばかり。今でもルネ・コレクションと一緒に保管してあります。ルネに恋する少女時代の大切な思い出です。
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ソバカスもルネの魅力

2008年09月09日 | ミドリ色の屋根の頃
 9月に入ってから土曜までハード・スケジュール★ 土曜の夜は早く帰りたいのに打ち上げ★ 日曜の朝は7時から息子の小学校の奉仕作業でヘロヘロ★ 振替休日の今日も、午前中は提出書類を作り、午後は息子の小学校にアサガオの鉢を届けながら夏休みの作品展を見に行ったり、眼科に行ったり、息子をフッ素塗布に歯医者に連れて行ったり、実家の書道塾に連れて行ったり…で、今やっと記事をアップしています。でも、疲れでウトウトしている内に日付が変わってしまいました★
 昨日の夕方は、「いつもならとっくにアップしているはずなのに、具合でも悪いのかと思って…。」と、やんばるQさんからお電話をいただく始末(お電話ありがとうございます! ご心配おかけしました!!)。ブログを開設してから、週末の記事アップは欠かせなかったのですが、お盆に寝込んだしわ寄せがまだ続いているのでありました。


 さて、今回紹介いたしますのは、過去ログでも紹介したことのある、ルネの外見を表現した一節が載っている記事です。イラストやサイズから『中二時代』のものだと思われますが、記憶が定かではありません。


そばかすも魅力!? ルネ旋風上陸

 第三回東京音楽祭に出場するため、ルネ・シマールが来日したのは6月の末のこと。そして、「ミドリ色の屋根」でみごとグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得。ホントにアッという間に日本のアイドルとなってしまったルネ。この音楽祭の翌日には、それまでプレスされていたレコード三万枚が売りきれ。レコード会社は大あわてしたとか…。(シマッタで賞贈呈)
 おかっぱ頭にそばかすだらけの顔…マーク・レスターのような美少年でもないし、西城秀樹のように男っぽい魅力があるわけでもない。でもどこか愛くるしいルネ。今までにない、ニューアイドルの誕生といえるかも…!?
 まるで台風のように日本に上陸、サッと去っていったルネ。今は、アメリカで、大女優エリザベス・テーラーと映画の撮影中だとか。'75年の上陸を願うファンも多い…。


★日本全土を襲った、強力台風ルネ旋風! '74年の来日の外タレの中では、かせぎ頭かも…!?


 『マーク・レスターのような美少年でもないし、西城秀樹のように男っぽい魅力があるわけでもない』というこのフレーズが私の脳裏に焼きついて、これが日本人の、一般的なルネの外見に対する評価なのだと、ずっと思い込んでいました。そして、『誰が何と言おうとルネが世界中で一番!』な私は、『マーク・レスターのような美少年でもないし』に猛反発★「マーク・レスターのどこが良いんだ! ルネの方がずーっと美少年だいっ!!」と、この記事のせいでマーク・レスターが大嫌いになってしまいました(笑)。ちなみに『小さな恋のメロディ』でいうと、私はジャック・ワイルド派です。もちろん、この記事のせいではありません。さらに、アラン・ドロンよりもジャン=ポール・ベルモンド派だったこともあり、自分は「正統派より個性派」好みで、「容姿より実力」重視なのだとさえ思うようになっていました。 

 外人タレント・ブームで、黒髪に黒い瞳の日本人にとって、金髪碧眼が美の象徴だった時代、ルネは栗色の髪と茶色の瞳にソバカスでしたから、こんな評価をする記事もあったのでしょう。でも、色白の欧米人は日に焼けるとすぐにソバカスができます。ルネのソバカスは、ルネがソバカスなんか気にせずに屋外で元気に遊んでいた証拠! そして、天使のように可愛い容姿でありながら、大スターになっても気さくで、ごくごく普通の男の子というところがルネの魅力でもありました。だからカナダでは、「息子にしたい」というケベックのママさんたちが最初にファンになり、次に女の子のファンが増えていったのです。

 また、当時は少年合唱団ブームでもあり、ウィーン少年合唱団が来日し、アルバムも出ていたので、『歌唱力はウィーン少年合唱団の方が上』と言った同級生に対し、「ルネだって教会の合唱団のリード・ソプラノで、聖歌なら負けない!」と言い返し、口論になったりしたのでした(笑)。


▲ルネのおとっとき美少年写真 かわゆいでしょう?!

 かなり長い間、ルネは美少年ではなく、可愛いタイプなのだと思っていたのですが、現在インターネットでルネの記事を読むと、『花のような美少年』とか、『天使が本当にいるとしたらこんな感じ』と書いてあったりします。ルネが金髪だと思っていた方もいて、いろいろ驚かされることもありますが、今となっては、何故この記事にとらわれ続けていたのか不思議でなりません。

 そして、青年時代のルネはとってもハンサムに成長して、現在も素敵なおじさまですよね♪


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 こちらは「ルネの方が美少年だいっ!」とばかりに集めた資料です(笑)

※ジャック・ワイルドとマーク・レスター、映画『小さな恋のメロディ』のYouTube映像
”Jack Wild-Mark Lester Give Your Best”
http://jp.youtube.com/watch?v=6EoEL9iYPdY

”MELODY 小さな恋のメロディ trailer”
http://jp.youtube.com/watch?v=eQSxsBWuV_c&feature=related
http://g-onion.hp.infoseek.co.jp/melody.html

※「美少年図鑑 欧米映画編」のマーク・レスター
http://white1111111.blog84.fc2.com/blog-category-43.html
 美少年好きにはたまらないサイトですよ♪ でも、やっぱりルネが一番symbol1
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