ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

ルネ記念日2013

2013年06月30日 | 1回目の来日
今日は、ルネがグランプリを
    受賞した日だから『ルネ記念日


 今から39年前の1974年6月30日(日)、東京の帝国劇場で第3回東京音楽祭世界大会最終決勝大会が開催されました。

 今日は、ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した記念すべき日です。日本のルネ・ファンにとっても、ルネが日本でのデビューを飾り、日本においてルネ・ブームを巻き起こすこととなった思い出深い日なのです。

 当ブログで、この日を「ルネ記念日」として早6年! ブログ開設2年目の2007年からずっと、この日はこの始まり方で記事を書いてきました(笑)。そして今年は、1974年とカレンダーの並びが同じ年!! ルネの来日の日程に出来るだけ合わせた記事を予定しています。すでに過去ログで、来日前にルネを紹介した雑誌の記事をアップしてきましたが、当ブログでまだ紹介していない記事をたくさん揃えていますので、楽しみにしていてくださいね♪


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 第3回東京音楽祭世界大会での「ミドリ色の屋根」の熱唱で、世界的には全くの無名だったルネは、並みいる大人の歌手や、エントリー段階で大本命とされていたザ・スリーディグリーズを抑え、大賞とフランク・シナトラ賞を獲得! さらに日本人のみならず、彼の歌を聴いた世界中の人々の心を虜にしてしまいました。この音楽祭での受賞がきっかけで、ルネ・シマールの名が全世界に知れ渡り、ルネは「仏系カナダのアイドル」から「世界のルネ・シマール」になっていったのです。

 今回は、ルネの天使の歌声を世界中に知らしめた「ミドリ色の屋根」の歌詞カードと、「スーパー・アイドル ルネ」の『完全スケジュール同行記』から、6月30日の活動の様子を紹介いたします。 

 
▲翌7月1日のカナダ建国記念日、カナダ大使館のパーティーに招待された時に着ていたのと同じコスチュームのルネ

▲「スーパー・アイドル ルネ」の『完全スケジュール同行記』より 7月1日カナダ大使館の建国記念パーティーで

▲「スーパー・アイドル ルネ」の『完全スケジュール同行記』より 6月30日

※詳しい日程や内容については、カテゴリ「1回目の来日」でご覧下さい。



 今日は、私がこの番組を観ることができなかった原因になった(?)、輪くぐりの日でもあります。今年は39年前と同じ日曜日ですが、家の都合もあり行きません。39年前に第3回東京音楽祭世界大会をリアルタイムで観ていたら、私のルネ・ファン人生も今とは違っていたかもしれませんが、それによってルネを知るのが遅れたことが、私のルネファン活動の原動力となっていた時期もあったので、今日はルネの全曲集CD「GOLDEN☆BEST limited ルネ・シマールを聴きながら、当時に想いを馳せたいと思います。

 ルネ友の皆さんも、素敵な1日をお過ごしくださいませsymbol1
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”雨上りのデイト”の楽譜

2013年06月23日 | 雨上りのデイト
 1974年6月21日(金)にルネの日本におけるデビュー・シングル「ミドリ色の屋根」が発売になりました。

       ▲「ミドリ色の屋根」初回プレス盤

 発売当初の様子を報じた記事は読んだことがありませんが、6月30日に第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した翌日の7月1日には、全国のレコード店で初回プレス分が1日で売り切れ、注文が殺到して生産が追い付かない状態になったことは、音楽や芸能関係の雑誌以外でも大きく取り上げられていました。

 ちなみに、初回プレス盤と2回目以降のレコード・ジャケットの違いは、「第3回東京音楽祭世界大会 大賞受賞 フランク・シナトラ賞受賞」と入っているかいないかの違いです。

 今回は、ミドリ色の屋根」のB面「雨上りのデイト」の楽譜を紹介いたします。カナダでは仏語版である“Ma Petite Japonaise”の方がアルバムのタイトルになっていたりします。歌詞等については、カテゴリ「雨上りのデイト」で過去ログをお読みいただければ幸いです。

 楽譜は2ページを画像処理で1ページ分にしました。演奏したり歌うために大きなサイズでご覧になりたいという方がいらっしゃいましたら、掲示板『ルネ・シマール日記』内の『シマ姉BOX』にご連絡ください。メッセージは私個人にメール転送されますので、私のパソコンでしか読むことはできません。データで直接お送りできるようにメール・アドレスを必ず入力しておいてくださいね。

▲「スーパーアイドル ルネ」より

René Simard - Ma petite Japonaise


▲ギー・クルティエ氏がルネを日本でデビューさせることを報じたカナダの記事

 上記カナダの記事でもお分かりいただけるように、ルネの日本デビューは、カナダでも注目され、大きく取り上げられていました。
 そして、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリを受賞することで、ルネの歌唱力は世界で認められ、もともと狙っていたカナダの英語圏への進出にとどまらず、アメリカのショービジネスや、カナダのケベコワのスターが目指すフランス・デビューを果たすこととなりました。これは、カナダのノーベル・レコードも日本のスタッフも想定していなかった快挙! しかし、それによって、皮肉にも、日本の「ルネ・プロジェクト」が予定していたルネの日本での活動は減らされ、「ミドリ色の屋根」が爆発的なヒットを記録し、一夜にしてルネ・ブームを巻き起こしながらも、ファン待望の2度目の来日以降、人気は衰退していってしまうのでした。

 話は変わりますが、「GOLDEN☆ BEST limited ルネ・シマール」がアンコール・プレスで2度目の発売を果たし、ラジオ等でルネの曲が流れる機会が増えたようです。ぜひ多くのルネ・ファンの方々に、ルネの曲を口ずさんでいただきたいですね♡ また、アンコール・プレスをリクエストし、買いそびれてしまった方たちがルネのCDを手にできるよう、再度リクエストをしていただきたいと思います。


 実は、土曜日から2泊3日で出張しています。そのため、この記事は予約投稿です。
 そしていよいよ来週日曜日は、第3回東京音楽祭世界大会が開催された6月30日!! 当ブログの「ルネ記念日」です。まだまだ頑張りますので、よろしくお願いいたします!

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抱きしめたくなっちゃう ボーイorガール?

2013年06月15日 | ルネ・シマール
 ルネが初来日したのは1974年6月26日
 羽田着19時10分のJAL005便のタラップを降りてくるルネ一行を、ルネの写真のボードを掲げて迎える様子は、「スーパー・アイドル ルネ」にも、カナダで公開された映画”Rene Simard au Japon”にも記録されていました。ボードを持って迎えていた若い女性たちは、東京音楽祭主催者が準備したスタッフだったのでしょうか。それとも、ルネの紹介記事を見て集まった女の子たちも加わっていたのでしょうか。

 1974年当時、日本は外国人タレント(外タレ)ブーム真っ只中でした。一番人気は、ルネともインタビューやTV番組等で共演したアグネス・チャン。外国の歌手や映画スターだけでなく、マギー・ミネンコ、リンリン・ランラン、ゴールデン・ハーフなど、日本でデビューした芸能人も人気でした。また、映画「小さな恋のメロディ」のマーク・レスターや少女漫画から、外国人の美少年ブームに火がつき、少年合唱団や少年歌手にも注目が集まっていました。ジャクソン5の亡きマイケル・ジャクソンは、日本人が好きな「金髪碧眼の西洋人形のような美少年」ではなかったので、歌では注目されていても、ビジュアル的にグラビアを飾ることはありませんでした。また、オズモンズのダニー、特に末っ子のジミーは「カルピス」のCMに出演したり、日本語の歌も発売されるなど、一世を風靡しました。

 そんな中ですから、ルネの可愛さと歌唱力は、日本で売り出すには打って付けだったことでしょう。ルネの来日を前に、ルネを紹介した雑誌の記事を紹介してきましたが、記事のタイトルからもそれが伺えますね。


■6月26日カナダのアイドル、ルネがやってくる
  抱きしめたくなっちゃう
        ボーイorガール?
右上:※「第3回東京音楽祭」参加のため、6月26日(水)、JAL005便で夜7時10分に羽田にやってきます。
 右下:来日に同行できない両親からSTへメッセージが届いた「日本の皆さん、ルネをよろしくお願いします」


 ルネ・シマール、13歳。といっても顔を見ただけでは男の子か女の子かわからない。
 かわいいヘアスタイル、ソバカスの頬、ちょっとすましたダンゴ鼻。声をきくと美しいソプラノ。でもよくみるとルネは少年なのです。
 3年前にカナダでデビューして、今や海のむこうではスーパーアイドルという輝しい存在。すでに7枚のLPをだしている実力者!
 そのルネがいよいよ6月21日『ミドリ色の屋根』で日本からデビュー。6月26日には「第3回東京音楽祭」参加もかねて来日します。



 現在、ルネの全曲集GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマールは、Sony Music Shopオーダーメイドファクトリーのアンコールプレスでの購入は終了になりました。しかし、まだ購入を逃してしまった方は多いようです。ヤフオク等に何点も出品されていますが、2度目のアンコールプレスのためにリクエストをしましょう!

♪復刻希望タイトルリクエスト 
https://ssl.walletsystem.jp/secure/omf1/requReg.php?site=S&ima=0438



       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

      cloverシマ姉のグリーン・ライフclover


 職場のパッションフルーツを地植えにしました。冬の間に伸びた蔓は、よくこの植木鉢に収まっていたと感心するほど育っており、今地植えにしなかったら夏を越せなかったことでしょう。同僚のマルセラさんと一緒に、ぐるぐる巻きになった蔓を支柱から外すのに四苦八苦★ 予算がないので有るものを再利用してアーチを作り、百円ショップで購入したネットを張って植え替えました。室内にあった時は受粉がうまく行かず実に生らなかったのに、外に出した途端に生りだした実がどんどん増えて収穫が楽しみ。マルセラさんがムースを作ってくれる予定なので、そちらも楽しみです♡
 また、寄せ植えのゼラニウムは冬からずっと花盛りで、ミニバラも咲き始めました。寄せ植えの住人のアマガエルは現在長旅に出て、まだ帰りません。ここにアップしたのが最後のベストショットです。お目々クリクリで可愛く撮れたのに…。
 自宅のグリーン・カーテンは、キュウリとミニトマトが生り始め、アサガオも蔓を伸ばし始めました。黒小玉スイカに続いて二種のメロンが次々と枯れましたが、諦めきれずに植えた黄小玉スイカはうまくいきそうです。プランター栽培では1つから多くても3つしか収穫できないそうなので、大事に育てたいと思います。


         猫のアスカcat3その後

 今日はアスカの去勢手術の日です。朝9時に動物病院に預け、夕方引き取りに行きます。
 このところ、元気が有り余って何にでもじゃれ放題のアスカ。お気に入りのネズミのおもちゃでの1人遊びは、ほとんど狩のようです。遊んでもらっている時は、ネズミを捕まえると必ず一度くわえて持ってきて、獲物を見せるがごとく足元に置きます。まるで「第一ラウンド終了~♪」という感じ。これが始まると、こちらが疲れるまでエンドレス★ あまりの真剣さについ付き合ってしまいます(笑)。
 また、最近は私が台所で料理をしていると、高く可愛い声で「ウミャイ~(うまい?)」と鳴くようになりました。足元で鳴いて、美味しいものがもらえないかとねだり、おやつ用の器を置くと、お座りして待っています。味の付いているものはあげませんが、昼間は義父たちから魚肉ソーセージ等をもらっているみたい…。


 最近は、毎日一緒に寝ています。こちらはたまたま息子と同じようなポーズで寝ていたところを激写! 主人、息子、アスカの2人と1匹で川の字だった時もありました(笑)。
 今日の手術が済んだら、少しは大人しくなるのかしら?


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ブログ開設8周年目突入!!

2013年06月10日 | ルネ依存症の日々
今日で当ブログは8周年目を迎えます!!

 今年は「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」のアンコールプレスが決定し、去る5月30日にめでたく発送。購入予約したルネ友さんのほとんどが31日にCDを手にすることができました。(初回プレス盤は昨年の今日、ブログ開設7周年目を迎えたこの日に発売しました!)

 また、ルネが初来日し、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリを獲得した、ルネ・ファンにとって記念すべき1974年とカレンダーの並びが同じという年!! そんな大切な年に、ブログを続けていられる幸せをかみ締めています。

 今年は幸いにも、1974年に様々な雑誌で掲載されたルネの記事を紹介することができます。グラビアではなく、読み物中心で、当ブログで今までにアップしたことのないものも多いです。ルネの当時の活動に出来るだけ日にちに合わせて紹介していきますので、お楽しみいただければ幸いです。
 ちなみに今回の記事は2回目の来日時の記事ですが、「ルネ手帳」(ブログ記事予定帳)で計画を立てている時、その可愛いカウボーイ姿は当ブログの記念日に相応しいと考え、記事の書かれた時期を無視して、この日紹介することを決めて計画していたものです。


▲ボーイソプラノがとっても魅力的なルネが、「ミドリ色の屋根」につづいて 第2弾目のレコード「小さな生命」を出しました。イントロがどこか「ラ・ノビア」に似たところがあり、すごくメロディックな曲調で、まさしく”天使の歌声”が溢れているような感じさえします。
大阪と(9月4日)東京で(14日と15日)リサイタルをひらき大いにステージをわかせたルネ少年-----9月20日にはカナダへ旅立っていきましたが人気はうなぎ昇りというところです。(撮影本誌/瀬志本邦彦)


 実は、ちょっと魔がさして(?)ネットで購入した風水の「幸帝布」なる黄色いハンカチ(怪しすぎ?)で、1974年当時からずっとルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」の会員証と一緒に持ち歩いているルネのブロマイドを包み、CD化を願かけしてきました。その効果かどちらも実現!! 願いが叶った今、次にお願いするのはルネの来日? それともルネが計画しているミュージカルをカナダに観に行く? それよりも堅実にブログ9周年目を迎えられることでしょうか…。まずはおまじない頼みせず「継続は力なり」を信じて、また1年頑張りますので、ルネ友の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!!


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  <ラ・ノビア La Noviaについて> 

 今回紹介した記事に出てくる「ラ・ノビア」については、以前ネット・サーフィンして辿り着いたサイトでも読んだことがありました。その時はそのままスルーしてしまいましたが、今回はきちんと調べてみました。
 そしてYouTubeで調べたところ、聴いたことのある曲でした。もちろんルネの「小さな生命」も同様に、『ア~ヴェ・マリ~ア~♪』の部分のメロディは、ルネのファースト・クリスマス・アルバム「AVE MARIAアヴェ・マリア」に収録されたシューベルトの「アヴェ・マリア」がもとになっていると思います。

小さな生命(いのち)  ルネ


 「ラ・ノビア」(La Novia スペイン語で花嫁の意) は、チリの音楽家ホワキン・プリエートが1958年に作詞作曲した歌曲です。1961年にイタリアの人気歌手トニー・ダララがイタリア語でカバー(当初邦題は「涙の結婚」)、日本ではペギー葉山らがカバーし、世界中でヒットしました。
 歌詞の内容は、「不本意な結婚を前にした女性の悲しみを歌った歌」とありますが、悲しみの涙を流しながら偽りの誓いを立て、教会で本意ではない結婚式を挙げる花嫁を想う男性の歌です。日本では女性が歌うことが多いようです。しかし、詩の内容から男性が歌った方が情感がこもる感じがします。私は個人的に、ペギー葉山バージョンよりも布施明やトニー・ダララが歌ったものの方が好きです。でも、まだ花嫁が自分のことを好きだと思うなら、花婿から奪ってしまえばいいのに…と思ってしまうのは私だけでしょうか?

RENÉ SIMARD -AVE MARIA


LA NOVIA ラ・ノビア  トニー・ダララ UPG‐0028


ラ・ノビア La Novia 

作詞:J.Prieto・訳詞:あらかはひろし 作曲:J.Prieto

白く輝く 花嫁衣裳に
心を隠した 美しいその姿
その目にあふれる ひとすじの涙を
私は知っている アヴェ・マリア

祭壇の前に立ち いつわりの愛を誓い
十字架に くちづけして
神の許しを願う
その目にあふれる ひとすじの涙を
私は知っている アヴェ・マリア

Chorara tambem ao dizer o "sim"
E ao beijar a cruz pedira perdao
E eu sei que esquecer nao poderia
Que era outro o amor a quem queria.
Aos pes do altar esta chorando
Todos dirao que e de alegria
Dentro sua alma esta gritando
Ave Maria・・・・・・Ave Maria
Ave Maria・・・・・・Ave Maria


 もし仏語バージョンが存在するのなら、現在のルネに歌ってほしいなsymbol1
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ボクは一家の大黒柱!

2013年06月08日 | ルネの家族
 今日は私の結婚記念日です。
 この記事が予約投稿される頃は、家族で食事に行っています。そして、今回紹介するルネの記事も、シマール一家の食事風景が掲載されたものです。


 ルネが初来日した1974年6月、来日を前にルネを紹介した記事がいくつかありました。それは、音楽雑誌よりも、ティーン向け雑誌の方が多かったようです。それは、ルネを日本でデビューさせ、大々的に売り出すための「ルネ・プロジェクト」の序章だったのです。

 ルネはデビュー当時、ケベックのママたちのアイドルでした。しかし、来日した頃はティーンのアイドルでもありました。日本では最初から、ターゲットは10代の女の子。当時人気だった「週刊セブンティーン」は、そのプロジェクトのために選ばれた少女雑誌だったのでしょう。同誌の愛読者プレゼントにはルネの「ファースト・コンサートのチケット」もあり、密着取材記事もたくさん掲載されていました。

 同誌の他には芸能雑誌「月刊 明星」がルネを大きく取り上げ、特集記事を組み、定期的に記事を掲載していました。また、旺文社の学習雑誌「時代」シリーズの「中一時代」は、山口百恵さんと一緒にルネをイメージ・キャラクターに起用しました。第3回東京音楽祭世界大会でグランプリを受賞した話題性に加え、同年代ということも起用のポイントだったと思いますが、今にして思えば、CBSソニーやALFAレコードの売り込みもあったのかもしれません。


 今回の記事は、『週刊セブンティーン昭和49年7月9日No.25』に掲載された、ルネのカナダでの生活の様子を紹介したものです。でも、この記事のために改めて撮影されたものではなく、カナダで一度紹介されたもので、ノーベル・レコードから提供された写真なのでしょう。食事風景は、カナダのChantalさんやGiseleさんたちのサイトで、アングルの違うものも含め、白黒版をいくつか見たことがあります。この家のリビングとポーチは、家族写真の撮影によく使われていましたが、ダイニングでのカラー写真を見るのは、私は初めてのように思います。
 そして、当時住んでいたこの家は、オルレアン島の「船長の家」です。皆さんもよくご存じのとおり、ルネが建てたのではなく、ルネの収入で購入し、「白い家」(正確にはケベックシティのアパートの地下4室)から移り住んだ家です。この頃、父親の喘息は良くなっていたものの、仕事はノーベル・レコードで、ルネのマネージャー的なことをしていたのか、来日にも同行していましたから、金銭的にはルネが「一家の大黒柱」だったかもしれません。しかし、あくまでも一家の大黒柱は家族の主長である父親のはずです。でもそんなことも原因したのでしょう。「ミドリ色の屋根」の歌詞を再現するかのように、ルネが15歳の時、父ジャン=ロック氏はこの家を出て行ってしまったのでした。
 

 ちなみに、ここでもルネは7人兄弟の6番目(下から2番目)になっています。もしかすると、「男の兄弟4人の下から2番目」が間違って伝わったのかもしれませんね。正確には、「7人兄弟の上から5番目」、つまり、「下から3番目」です。
 そして、学校の写真は、アルバム「Un Enfant Comme Les Autres」のジャケット裏面の写真と別アングルですから11歳頃。そり遊びの写真も「中二時代」に掲載されたものと同じ服装ですので、Giseleさんたちの情報では、やはり13歳の写真ではないそうです。もちろん、「ミドリ色の屋根」のレコード・ジャケットでさえ、「Un Enfant Comme Les Autres」のものの使い回し(その上、反転写真★)でしたから、仕方ないのかもしれませんが…。日本で同時期に紹介された記事のルネが、幼く見えたり、大人びて見えたりしたのは、最初から年齢の違う写真だったからなのでした。

右上:ボーイソプラノのすきとおった声…きっとあなたも彼のファンに
 左上:シマール家の食事。けんかもするけど、にぎやかで、たのしいひととき。ここでもルネくんは話題の中心です。
 下中央:冬には、歌のレッスンの合間をぬって、そり遊び
 左下:最近のテストでは、クラス30人のうち3番の成績


カナダからやってくるスーパー・アイドル★ルネ・シマール★
ぼくは一家の大黒柱!

 6月26日に、第3回東京音楽祭参加のためカナダのスーパー・アイドル、ルネ・シマールくん(13歳)がやってきます。いまルネくんは、カナダでは日本のひろみ、五郎、秀樹以上の人気があり、今年のお正月のコンサートではトム・ジョーンズ公演をはるかにうわまわったほどです。
 現在、両親とケベック市に住んでいて、彼は7人兄妹のしたから2番目。おおぜいの兄妹のなかでも、すぐうえの兄ルジくんとはたいへん仲がよく、いつもいっしょに遊んだり歌の練習にはげんだりしています。
 そして、ルネくんはたいへんな親孝行で、いま住んでいる家は、彼が建てたもの。
「ぼく、いまたくさんのお金を持っています。でも、お金なんかいらない。ぼくは、いまは歌っていたいだけです。」と、さらりといってのけるほどあどけない少年です。


▲「中二時代」掲載のスノーモービルに乗るルネ 歯を見るとルネの年齢の違いがわかります

 いよいよ明後日、6月10日は当ブログの開設記念日symbol1 8周年目を迎えます。もちろん記事をアップいたしますので、よろしくお願いいたします!
 
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