ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

『ルネ・オン・メロディ』の想い出

2009年01月25日 | 4回目の来日
 「ルネ・オン・メロディ」は、当ブログの記事に度々登場するルネ・シマールのセミ・ドキュメンタリー映画です。

 映画の原題は”Un Enfant Comme Les Autres(ア・ナンファン・コム・レ・ゾートル)”。ドゥニ・エルー監督によって1971年12月と1972年1月に撮影され1972年にカナダのケベック州で公開されました。この映画では、主役のルネは勿論、ルネの家族や身近な人々が全て自分の役で出演し、ルネが実際に住んでいた家まで映っているのですから、ファンにとってこんなに嬉しい映画はありません。しかしその反面、ルネのプライバシーは守られているのかと、少々心配になってしまいます。
 日本で公開された時は字幕スーパーでした。カナダの英語圏では、歌以外は吹き替えで上映されたようです。ある意味では日本のファンの方が、ルネのセリフも全てルネの声で聴けたので良かったと思います。英語吹き替え版は白黒ですが”Rene Simard - A Child Like Any Other”として、カナダのケーシーさんが後半部分を11のパートに分けてYouTubeで公開していますのでご覧ください。


▲「ロードショー1975年4月号」より

ルネ・オン・メロディ
天使の歌声を持つルネー数々のヒット曲をちりばめ、はじめて描き上げたルネの主演作

解説
昨年6月に開催された第3回東京音楽祭で、世界中から集まったアーティストをしのいでグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得した13歳の少年ルネ・シマール。これは、ルネの初めての主演映画だ。カナダの美しい風土で育ち、やさしい人々とのふれあいを通して、栄光への道を歩んで行ったルネ。そのルネの歩いてきた道を、数々のヒット曲をちりばめながらつづったセミ・ドキュメンタリーである。カナダでは60万人を動員した大ヒット作。「鳥」「小さな生命」「雨にぬれても」「ラ・メール」「青い鳥」「普通の子供」などのヒット曲が唄われている。
ストーリー
ルネは1961年2月28日カナダのケベックに生まれた。7人兄妹の3男坊で、木材工場で働くパパとやさしいママに囲まれた幼年時代は、とても楽しかった。歌のうまいルネは7歳のときから聖歌隊でうたっていた。
その頃、パパが病気になり一家は小さなアパートに移った。ルネも兄レジスといっしょに酒場をまわって歌をうたい、少しばかりのお金を稼いだ。ルネが歌手になろうと決心したのはこのときだった……。(3月公開/上映時間・1時間15分/1972年度作品)東和配給/カナダ映画
            ★
ルネ…………………………ルネ・シマール
レジス(兄)…………………レジス・シマール
パパ…………………ジャン・ロック・シマール
ママ……………………ガブリエル・シマール
ギイ(プロモーター)…………ギイ・クルティエ
ルネの付き人…………クロディーヌ・バシャン
            ★
監督……………………………ドニー・エルー


♪”Un Enfant Comme Les Autres”の短縮版
http://media.putfile.com/Extrait-un-enfant-comme-les-autres

♪”Simard Houses”
 ルネが生まれたシクーティミの家、オルレアン島の『白い家』と『船長の家』についてルネとナタリーが思い出を語っています。
http://jp.youtube.com/watch?v=NrRm3HtWvi0&feature=channel_page
※ルネの家の画像は、カテゴリ「ルネの家」でご覧ください。

♪”Rene Simard - A Child Like Any Other” こちらはPart 1
http://jp.youtube.com/watch?v=ktLSuMOZg3c&feature=channel_page


▲映画館の看板前で姉リンさんと(ファン・クラブ会誌より)

 「普通の子供」と和訳された映画のテーマ曲でもある同名の歌は、劇中ではレコーディング・シーンとエンディングに使われています。また、ルネの4枚目のアルバムのタイトル曲となり、日本で発売されたファースト・アルバムのB面にも収録されました。そして、よく調べてみると、この曲はファースト・アルバムに収録された、兄レジス作詞の「僕のママは天使」と「島の少年」以外で、ルネの初めてのオリジナル曲でもありました。そして、クリスマス・アルバムに収録されているイエス・キリストを歌った”Un Enfant Pas Comme Les Autres(Jesus)(ア・ナンファン・パ・コム・レ・ゾートル)”から取ったのではないかと勝手に解釈しています。(こちらは否定のpasが入ることで「普通の子供とは違う子供」という意味)


▲4枚目のアルバム”Un Enfant Comme Les Autres”

♪過去ログ「普通の子供”Un Enfant Comme Les Autres”」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/72.html

♪過去ログ「『普通の子供』の英語詞」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/267.html


 「ルネ・オン・メロディ」は、1975年3月19日から4月12日の4回目の来日に合わせて公開されました。ファン・クラブの会報では、東和映画配給で3月15日からの上映が決定し、3月22日にルネが劇場あいさつ回りをする予定と書かれていました。『ロードショー』や『スクリーン』のような映画専門誌、『平凡』、『明星』といった芸能雑誌でも紹介され、当ブログでも過去ログでちらしや掲載記事の画像を紹介してまいりました。今回はまだ紹介していない画像もアップしています。映画館のちらしと裏面の紹介文、その他の紹介記事等は、過去ログでご覧ください。


▲劇場版ちらしの裏面

♪過去ログ「出演映画」 ちらし裏面の紹介文はこちらで
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/36.html

♪過去ログ「ルネ・オン・メロディ」 紹介記事はこちらで
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/162.html

♪過去ログ「ルネ・シマール物語⑥他の子供たちと同じ1人の子供」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/47.html


昨年来の日本での活躍ですっかりおなじみになったルネ・シマール ひとりの どこにでもいる少年が やがてスターになっていくという自伝映画だ 13歳だが祖国カナダでの人気は圧倒的だよ


あのルネの初めての主演映画『ルネ・オン・ステージ』 ルネの赤ちゃんの頃から現在までをセミ・ドキュメントで撮っている 『汚れなき悪戯』はかつて大ヒットしたリバイバルもの


♪「ルネ・オン・メロディ」の思い出♪

 実は、私は劇場で「ルネ・オン・メロディ」を観ていません。この記事を書くに当たってよくよく思い出してみると、同映画が上映された映画館が近くになかったからだけでなく、私の思い込みにも原因があったことがわかりました。

 私が当時住んでいた実家のある町には映画館がありました。同映画が、バスで1時間以上かかる当県庁所在地の映画館で上映されていたかどうか、34年経ってしまった今となっては確認しようもございませんが、田舎娘の私は、「ルネ・オン・メロディ」が町の映画館でも上映されるものと思って疑わなかったのでした。
 当時、郡内で映画館があったのは実家のある町だけでした。人気アイドル主演の映画も、全国公開から遅れて上映されていました。そして、大きな映画館のある県庁所在地まで子供だけで行くことは、かなり勇気がいることでした。実際、私を含めたほとんどの同級生が遠出できたのは、せいぜい国鉄を利用して行ける(電車ではなくディーゼル・カー バスでも行けましたがほとんどこちらを利用していました)郡内のM市が精一杯。もちろん映画に行くことを両親が許してくれるわけがありませんでした。
 ファン・クラブ会誌で知って楽しみにしていたスプリング・コンサートには、東京の叔母さん家に泊めてもらって…なんて考えていた私は、様々な理由から両親に反対されて諦めざるをえませんでした。そのため、映画だけは映画館で観られると大変期待していました。しかし、いくら待っても町の映画館で上映されることはありませんでした。
 そんなある日、「ルネ・オン・メロディ」と同時上映だった「汚れなき悪戯」がテレビで放映されたのです。もちろん私は観ました。そして私は、2本立てで上映されていたのだから、その内「ルネ・オン・メロディ」もテレビで観られる日が来ると固く信じて待ちました。ところが、とうとうテレビ放映は実現しないまま、ルネの来日はなくなり、ルネが歌う「モントリオール讃歌」もテレビで聴けぬままモントリオール・オリンピックは終わり、失意の私に追い打ちをかけるようにファン・クラブも閉鎖してしまったのでした。

 現在、カナダのコミュニティ”Passion Rene Et Nathalie Simard”から公開されている映像や、カナダのルネ・ファンであるChantalさん、エリーズさんのYouTube映像で”Un Enfant Comme Les Autres”を部分的に観ることができ、日本のファンとして嬉しい限りです。劇場に観に行かれた方も、当時観ることができなかった方も、是非この機会にご覧になって下さい。いつもくどいようですが、ケーシーさんのチャンネルは1度、エリーズさんのチャンネルは何度か閉鎖されています。ご覧になる時は、お早めに!

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3回目の来日スケジュール

2009年01月18日 | 3回目の来日
 「ルネ・シマール日記」で一足早く報告したとおり、今年は年明け早々良い感じ。ブログ『記憶に残るCMの記憶』の夜型さんがカラオケDAMで念願の『ミドリ色の屋根』を熱唱し、音信不通だった(?)さんちゃんからe-card年賀状が掲示板にアップ。mixiのコミュニティ『ミドリ色の屋根のルネ・シマール』に新メンバーが3名加入し、私はルネ記事掲載誌をオークションで2冊連続ゲット♪…と、初詣で引いたおみくじの『大吉』は当たっているみたい。
 そうすると、ついつい期待してしまうのが、たのみこむ』の発案「ルネ・シマールの『ミドリ色の屋根』CD化」の実現です! 今年こそ、単独CD化!! まだ賛同していらっしゃらないルネ・シマール・ファンの方は、是非是非ご賛同下さいね!


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 前出のオークションで落札した記事は、何とタイムリーにも、今回紹介する3回目の来日に向けて、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」に寄せられたルネからの手紙の内容に関連するものでした。入手したてのルネ画像をご覧いただきたいと思います。

 さて、ルネの3回目の来日は、1975年1月7日から20日までの14日間でした。

 当時、日本以外の国での活動については、情報があまり入りませんでしたが、「メープル・メイツ」の会報、デビュー25周年記念誌やCD集の小冊子で見ていくと、1974年から1976年にかけて、ルネが如何に世界中を飛び回っていたかがわかりました。3回目と4回目の来日前後の活動は下のとおりです。月はわかりませんが、1974年から1976年はTVショーの他、ダンス・レッスンやミュージカル映画『青い鳥出演のために度々アメリカに行っています。

 多分、クリスマスと新年はケベックで家族と過ごしていると思うのですが、母国カナダでの活動も、第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリとフランク・シナトラ賞獲得によって、ケベックだけでなく、カナダの英語圏でも活動するようになって、ますます忙しくなっていきました。


♪1974年10月 フランス パリ
 シルヴィ・ヴァルタンと共演(※1)
♪1974年12月 フランス オランピア劇場に出演(※2)。
♪1975年1月初旬 カナダ バンクーバー
 日本のファンの方たちとパーティー(※3)
♪1975年1月7日~20日 3回目の来日(※4)
♪1975年3月 アメリカ TVショーに出演(※2)
♪1975年3月19日~4月12日 4回目の来日
 スプリング・コンサートと「ルネ・オン・メロディ」公開あいさつ、新曲『君のすべてがほしい』のプロモーション(※5)

※1 シルヴィー・ヴァルタンとの記事

ルネがS・ヴァルタンの案内でパリ見物
いま人気絶頂のカナダの少年歌手ルネ・シマールが、フランスへ渡ってシルヴィ・ヴァルタンを訪ねた。巨大なロールス・ロイスに乗って、パリの街を案内してもらったルネくん、やさしいヴァルタンの心づかいに、ただただ感激。(「ロードショー」1975年3月号より)



▲パリの街を案内してもらいながら、シルヴィー・ヴァルタンと手をつなぎ、ちょっぴり緊張した表情のルネ

※2 過去ログ「カナダのルネ記事①」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/313.html

※3 過去ログ「ルネとカナダでXマス・パーティー♪」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/248.html

※4 過去ログ「3回目の来日」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/304.html

※5 過去ログ「「”君のすべてがほしい”4度目の来日」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/138.html



▲ルネからファン・クラブに送られて来たクリスマス・カード


号外 『ルネの近況報告』

メイプルメイツのみなさん

 メイプルメイツのみなさん、毎日寒い日が続きますが、お元気ですか。
 先日、ルネのレコーディングディレクターが、12月21日発売の新曲レコーディングの為にカナダへ行ってきました。
 その際、ルネ自身からメイプルメイツのみなさんへと、特別メッセージが届きました。
 そこで、ここにみなさんにご紹介します。みなさんも首を長くして待っていたのではないでしょうか。

メイプルメイツのみなさんへ

 カナダはもうすっかり寒く、山々の雪景色は美しく輝いています。
 日本のみなさんは、お元気ですか。
9月24日に日本を離れてから、もう数ヶ月たちますがお変わりないでしょうか。
 僕も毎日元気でかぜもひかず楽しく暮らしております。
 この間は、念願の日本コンサートも実現できましたし、みなさんからの暖かいプレゼント、たくさんの手紙をいただき、今自分の部屋で整理をしながら、なつかしく日本を想い出しております。
 本当にいろいろとありがとうございました。
 今僕は10月19日から開催されるパリでのテレビ出演の為、毎日忙しく飛び廻っています。とにかくあのシルビー・バルタンと共演するのですから、今からうれしくて、うれしくて、少し緊張していますが、一生懸命やるつもりです。そして、12月には、パリのあの有名なオランピア劇場への出演も決まり、その仕事のこともあり、毎日てんやわんやの生活を送っています。
 この仕事が終わって1月には、また待望の日本訪問です。みなさんその時は、この前同様に温かく迎えてくださいネ。
 日本へ早く行くのを今は楽しみにしています。
 ところで、僕のレコード聞いていますか。少しの間でも日本を離れると心配です。僕の歌忘れないでネ。そして僕のいないあいだはレコードを聞いて想い出して下さい。
 12月21日発売の新曲「愛の翼をひろげて」もこれまで以上に僕の好きなレコード、もうみなさんラジオで聞いた事あるでしょう。また一生懸命歌いますから、是非いつものように応援して下さいネ。
 それでは、みなさんまたお会いするのを楽しみに……

   さようなら
            ル ネ


…………とルネからのメッセージでした。みなさんいかがでした?
 ルネも、仕事に、又、勉強に相変わらず頑張っています。


ルネ・スケジュール

1月 7日(火)来 日
   8日(水)NETベスト30
   9日(木)ロッテ(TBS)
  10日(金)ゴールデン歌謡速報(CX・TB)
  11日(土)名古屋
  12日(日)大 阪
  13日(月)OFF
  14日(火)歌謡最前線(TBS)
  15日(水)サウンド・イン・S(TBS)
  16日(木)ロッテ
  17日(金)ゴールデン歌謡速報
  18日(土)福 岡
  19日(日)OFF
  20日(月)帰 国

 9・10日and16・17日の内2日に取材日になる予定。
 他に3月発売用シングルのレコーディングがある予定。


▲ファン・クラブ会報に投稿された3回目の来日時のルネの写真
 

 話は変わりますが、ルネが長期のツアーに出かける時は、家庭教師が同行しているのですが、この過密スケジュールでは、家庭教師がついてきていなかったら、義務教育の学習もままならなかったでしょう。
 また、3回目の来日もそうなのですけれど、アメリカやフランスにはルネの姉リンさんが同行(※6)しています。過去ログでも書いたとおり、『オールスター家族対抗歌合戦』にも出演しました。ちなみに、来日に同行したルネ・アンジェリル氏ダニエル・バチョーさんも一緒に出演しています。私もこの番組は見ることができました。この時に全員で歌った『アルエット』の音声をルネの画像のスライドショートと共に、”Passion ルネ・シマール au Japon”しゃむねこさんがYouTubeで公開していますので(※7)、是非ご覧になって下さい。

※6 過去ログ「ルネの姉リン」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/305.html

※7 YouTube映像「ルネ・シマール:アルエット」
http://jp.youtube.com/watch?v=jMWmlvXsvz0

 それから、上記の「ルネ・スケジュール」にある『名古屋』、『大阪』、『福岡』はサイン会の予定です。そして、来日に合わせて年末に、私の記憶に間違いなければ夕方5時頃から1時間か1時間半の特別番組で、ルネの『ファースト・コンサート』が放送されました。その中で一番印象に残ったのは”L'ete et la(夏が来た)”(※8)だったのに、「ファースト・ライヴ・アルバム」には収録されておらず、ガッカリした想い出があります。

※8 過去ログ”L'ÉTÉ EST LÀ”参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/272.html


 ルネの歌が聴けて、ルネが観られたらそれだけで幸せだったあの頃。ファースト・コンサートは諦めざるを得なかった私が、「両親に反対されても、今後こそは行ってやる★」と待ちかまえていた次のコンサートも来日も無く、ファン・クラブも閉鎖してしまい、行き場を失ってくすぶり続けたファン熱が、現在のブログの原動力となっているのです。
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カナダのルネ記事②

2009年01月11日 | ルネの画像
 今日は鏡開き。息子のリクエストで、わが家の昼食は餅入りぜんざいでした。
 それから、『成人の日』は明日ですが、わが県では今日『成人式』を行う地域も多いようです。街で見かける、お振り袖や着慣れぬスーツに身をつつんだ新成人たちが初々しく、知り合いの男の子(新成人ですが)が立派になっていて、とても嬉しくなりました。明日は祝日ですから、今日は久しぶりに会った友人たちと盛り上がるのでしょう。
 
 盛り上がると言えば、カラオケDAMにルネの『ミドリ色の屋根』が出たことは、以前報告したとおりです。
 ブログ『記憶に残るCMの記憶』の管理人である夜型さんも行って来られたそうです。夜型さんがお書きになったルネ・シマールの記事にコメントを入れたことがきっかけで知り合ったのですが、「カラオケで『ミドリ色の屋根』を歌いたい。」というのが彼女の長年の夢でした。実現できて本当によかったです。
 …と書きながら、当の私自身がまだカラオケに行けてません(泣★)! 年末にカラオケが出来るかもしれない機会は2度ほど有ったのですが、うまく折り合わず、歌うチャンスを逃してしまいました。今のところは、ゴールデン・ウィーク当たりにやんばるQさんと行く予定でいます。この際ですから、『ミドリ色の屋根』の仏語版”Non ne pleure pas”も歌ってしまおうかな♪

※夜型さんのブログ『記憶に残るCMの記憶』http://blog1.yorugata.com/?eid=955277

 さて、次は『ミドリ色の屋根』の単独CD化ですね!!


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 日本の雑誌に掲載されたルネの記事は、日本での活動についての、特に、記者会見や出演したTV番組についての記事が少なかったように思います。第3回東京音楽祭世界大会ファースト・コンサートの記事は多く掲載されましたが、スプリング・コンサートなどは、広告は有っても、コンサートの様子を伝える記事がほとんど無く、ファン・クラブの会誌にも写真が載りませんでした。しかし、”Million Dollar Baby(※1)”には、スプリング・コンサートで”L'ete et la”を歌う映像が紹介されていました。 ちなみに、私が過去ログで紹介したスプリング・コンサートの写真は、福岡の私設ファン・クラブ「ボンジュール ルネの通信販売で購入したものと、同コンサートに行った福岡の友人にいただいたものです。

 ルネの日本での映像は、日本よりむしろ、ルネの故郷カナダの方がたくさん残っています。それは、ルネが初めて収めた外国での成功と活動の様子をカナダに伝えるために、同行した取材班が映像や写真をたくさん撮っていたからです。東京音楽祭の受賞シーンなどは、ルネがゲスト出演したカナダの番組で繰り返し使われていますし、ドキュメンタリー映画”Rene Simard au Japon(※2)”としてカナダで公開されました。

 日本で放映されたルネの映像はどのくらい残っているのでしょうか? 残念ながら、ルネが来日した1974年から1975年当時、家庭用のビデオはほとんど普及していませんでした。そして、子どもだった私にできることといえば、ラジカセ(ラジオ・カセット・レコーダー)で音声を録音するのが精一杯でした。中にはカメラでテレビ画面を撮影した方もいらっしゃったことでしょう。

 現在YouTubeで公開されている26歳のルネが出演した番組(※3)の頃はビデオが普及していましたが、私はこの番組にルネが出演しているのに気づくのが遅れて、エンディングのルネしか録画できませんでした。また、ルネが妹ナタリーと第12回東京音楽祭世界大会にゲスト出演した時に至っては、実家を離れて一人暮らしをしていたためテレビもビデオデッキも所有しておらず、最悪なことにその時、職場の職員旅行で日本を離れておりました。ナタリーと『ミドリ色の屋根』を歌った前夜祭(※4)の録画を実家の弟に頼んでおいたのに、野球中継が延びたために録画されておらず、それはそれは悔しい思いをしたのでした。 その旅行の予定さえなかったら、ALFAレコードに一緒に行った友人と、前夜祭に行っていたかもしれないと思うと、悔しさ倍増です★

 ルネの映像は、現在YouTubeに、Chantalさんを始めとするカナダのファンの方々がアップしてくださっているので、来日当時のルネも観ることができます。日本のTV番組に出演した画像も、カナダのファン・サイトで見ることができます。その中には、日本では記事になっていないのではないかと思われる写真もあります。『奥さま8時半です』や『ギンザNOW』など、学校に行っている時間帯で観られなかった番組画像もあって、それらを30年以上経った今見ることができて、私はファンとして幸せにな日々を送っています。お陰様で、ルネの出演番組をビデオ録画できない夢を見てうなされることはなくなりました(笑)。


※1 Rene Simard - Million Dollar Baby Part 1、2
http://jp.youtube.com/watch?v=yHY1BuKrat4&feature=channel_page
http://jp.youtube.com/watch?v=V_VVZqGeGtw&feature=channel

※2 過去ログ”Rene Simard au Japon” 
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/312.html

※3 Rene et Nathalie Simard au Japon
http://jp.youtube.com/watch?v=qJ7XxLh03gE&feature=related

※4 Rene & Nathalie in Japan
http://jp.youtube.com/watch?v=KMvxqdG31xc


 こちらは2回目に来日した時出演した番組の写真です。1番上は25周年記念誌に掲載、後はカナダのChantalさんの”MUSEE SIMARD”とコミュニティ・サイト”Passion Rene Et Nathalie Simard”で紹介された画像です。




▲2回目の来日 記者会見レセプション



      

         
▲「奥さま8時半です」出演の様子

         

    
▲「ギンザNOW」に出演し、ファースト・コンサートの紹介をするルネ


 1975年1月7日から20日までの14日間ルネの3回目の来日がありました。ちょうど34年前の今日、ルネは日本で活動していたわけですね。次回は日本のルネ・シマール・ファン・クラブ「メープル・メイツの会報から、来日の予定や近況報告を中心に紹介したいと思います。
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カナダのルネ記事①

2009年01月05日 | ルネの画像
 お正月の三が日は終わりましたが、今年は4日が日曜日なのでちょっと得した気分♪ 12月も27日、28日が土日だったので、例年よりゆっくりできた方も多いことでしょう。そのせいで、仕事始めのことを考えると気が重い~★

 初詣で私が引いたおみくじは大吉。「ひそみ居し ふちの龍らも 時を得て 雲井に登る かげのめでたさ」。 『何事も末の見込みがある』、『辛抱が第一です』というのはたのみこむ」の「ルネ・シマールの『ミドリ色の屋根』のCD化についても言えること。夢の実現や目標の達成を目指して、何事も「継続は力なり」を信じて頑張ります。

   ▲お正月は明けましたが、フォーマルなルネです。
              素敵でしょう
symbol1

 カナダのルネとナタリー・シマールについては、Chantalさんのサイトでお楽しみください♪

♪”Rene & Nathalie Simard”
http://t.v.shows.blogg.org/

 お元日にアップした記事で”Rene Simard au Japon”のあらすじを紹介いたしました。中でも興味深かったのは、第3回東京音楽祭世界大会のリハーサル風景や控室での身支度の様子、ドリームランドや鎌倉で遊ぶ様子が記録されていたことでした。私がルネのファンになる前に放映されたTV番組や、見られない時間帯に放送されていた番組でのことは分かりませんが、少なくとも、密着取材していたはずのケイブンシャですら、リハーサル会場の様子は掲載していません。日本よりも本国カナダの方が、日本での活動を記録した映像がたくさん残っているのです。
 また、日本での活動の様子や写真は、カナダでかなり詳しく報告されており、特に『スーパー・アイドル ルネ』やルネ・シマール・ファン・クラブ『メープル・メイツ』の会報に掲載された写真は、そのままカナダの記事に使われていて驚きました。それだけルネがカナダのスーパー・アイドルであり、カナダでは、ルネが外国で成功したことに関心が高かったということなのでしょう。その上、ルネの来日が途絶えてからファン・クラブ会誌に掲載された写真は、すべてカナダで紹介されたものを使っているのです。特に、アメリカやフランスでの活動については仕方ないとしても、ちょっとさびしく感じてしまいます。






▲カナダで紹介された日本の活動についての記事(カナダのファン・サイト”Passion Rene Et Nathalie Simard”より)

※カテゴリ「ルネの活動記録」の『完全スケジュール同行記』と比較してみてください。 





▲フランスやアメリカの活動の様子(デビュー25周年記念CD集の小冊子より)

 ただし、月刊誌や週刊誌に掲載されたグラビアやピンナップ、ポスターについては、全てがカナダで紹介された訳ではなかったので、当ブログやしゃむねこさんのサイトにアップされた画像は、カナダのファンの方にとっても興味深いものだったようです。


▲Chantalさんが作ってくださった、当ブログでアップしたルネ画像のお気に入り集

 日本にいながらにして、カナダのルネ・ファンの方たちともネットで交流できる、便利な世の中になったことに感謝しつつ、今年も日本からルネ・シマールの応援をしていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。



      item9ちょっとマニアックなCMの話item5

 このところ私がはまっているのはSoftBankのCM。その中で、昨年末から放映されている「しゃべるお父さんストラップ」篇の兄ヒマラヤへ行くバージョンは、BGMがアニメ『名犬ジョリー』の原作のTVドラマ”ベルとセバスチャン”で使われたテーマ曲に似て聞こえました。気になりだした時に限って、なかなかそのCMに当たらないし、そうこうしている内にお正月バージョンに切り替わっていて見られず、スッキリできずにいました。やっと本日その疑問は解決したのですが、やっぱり私の勘違いでした。
 何故勘違いをしたかというと、曲以上に、「ヒマラヤの山中で白い犬」というのが、「ピレネー山脈で白い犬」が出てくる『ベルとセバスチャン』と似ていて、さらに、CMの最後に「しゃべるお父さん犬」が岩場に置かれている感じが、ドラマ中の一場面と重なったからです。ちなみに、お父さん犬は純日本犬(紀州犬?)で、ベル(アニメでは『ジョリー』)はピレネー犬ですが、どちらも白い犬なので、CM製作会社の担当者がマニアックに凝ったのかと思ったからなのでした。
 そして、私がここまでこだわった訳は、以前過去ログでも取り上げたとおり、ルネ・シマールのカナダのデビュー曲”L'oiseau(鳥)”、『ベルとセバスチャン』のテーマ曲だったからです。まあ、それだけの話なんですけどね☆
 
※過去ログ「ルネとデビュー曲”L'oiseau(鳥)”」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/182.html 
※”Belle & Sebastien”
http://jp.youtube.com/watch?v=c1D2s3En96c&feature=related

 SoftBankのCMをYouTubeで探していて、他にも私の好きなCM集を見つけてしまいました。こんな映像までアップされているんですね。そして、おやじギャグ大好きなわが息子に見せたら、はまってしまった『たのめーるCM集 おやじギャグ8連発』は、息子から毎日聴かされています★ また、ガスパッチョCM集も大好き♪ 是非みなさんも楽しんでください。

※33 白戸家「しゃべるお父さんストラップ」篇 15sec
http://jp.youtube.com/watch?v=jlCULCWrcDk&NR=1
※37 白戸家 「フランス人と遭遇」 篇 30sec
http://jp.youtube.com/watch?v=yLJA835SnEo&feature=related
このシリーズはたくさんアップされています。

※たのめーるCM集 おやじギャグ8連発
http://jp.youtube.com/watch?v=GErqnEzgIn0

※東京ガス ガスパッチョCM集
織田信長(ピエール瀧)編1、小野妹子(酒井若菜)編、ベートーベン編、フレミング編、ガリレオ編、織田信長編2、ノーベル編、ニュートン編、シェイクスピア編、忠臣蔵(大石内蔵助)編
http://jp.youtube.com/watch?v=9Dlue32c1Eg
コメント (2)
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Rene Simard au Japon

2009年01月01日 | ルネの活動記録
Bonne Annee 2009!
Je souhaite que cette annee nouvelle voie vos plus chers desirs s'accomplir dans la joie et le bonheur.

2009年の新年おめでとう! 
この新年、あなたの夢と希望が叶いますように。




▲こちらは1975年にルネから送られた新年のメッセージ
 (日本のルネ・シマール・ファン・クラブ「メープル・メイツ」の会誌より)




明けましておめでとうございます。
今年も我等がルネ・シマールを共に応援していきましょう! そして、今年もよろしくお願いいたします。



     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 さて、おめでたいお元日に紹介いたしますのは、ルネのドキュメンタリー映画”Rene Simard au Japonです。


▲”Rene Simard au Japon”の宣伝用ポスター
 番傘をさし、浴衣姿のルネが可愛いですね。
(カナダのコミュニティー”Passion Rene Et Nathalie Simard”より)


 昨年12月、私は幸運にもこの映画を観る機会に恵まれました。この映画は、フィルム中のタイトルが”Rene Simard au Festival de Tokyo(東京音楽祭のルネ)”。つまり、第3回東京音楽祭世界大会に出場するために来日し、グランプリを獲得したルネの活動記録映画なのでした。さらに、カナダ大使館所蔵の16ミリフィルム”Le Petit Ambassadeur(小さな大使)”は、この映画の短縮版であることも判りました。いつかもう1度借りて観ることを目標に、16ミリ映写機の講習も受けて機会を待っていた私は、最初思い描いていたのとは違った形ですが、約30年の時を経て、夢を実現することができたのでした。

 ケイブンシャ発行の「スーパー・アイドル ルネやカナダのファンサイトで紹介された写真を使って、あらすじを紹介いたします。監督の構成の特徴なのか、エピソードが実際にあった日付順になっていません。判ったものについては、日付も入れておきます。いくつかの場面は、現在紹介されているYouTube映像でご覧いただくことができます。当ブログのトップページや、リンク集のYouTubeで楽しんでください。また、このフィルムはカナダ最大の映画会社インターヴィデオによって撮影されましたが、ルネにずっと同行取材していたケイブンシャも、「スーパー・アイドル ルネ」に『完全スケジュール同行記として記事を掲載していますので、詳しくはカテゴリ「ルネの活動記録」で過去ログをご覧ください。

※Rene Simard - Million Dollar Baby Part 1、2
http://jp.youtube.com/watch?v=yHY1BuKrat4&feature=channel_page
http://jp.youtube.com/watch?v=V_VVZqGeGtw&feature=channel



▲”Rene Simard au Japon”が公開された映画館前の様子


第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得した後、通訳嬢がカナダに国際電話をかけ、パパと一緒にママに受賞の報告をしているルネ。(Chantalさんのサイトより)

 カナダの空港に到着し、獲得したトロフィーを持って、ママに抱きしめられキスを受けるルネ。熱狂的に出迎えるファンの中を肩車で通るルネ。

1974年6月26日、羽田空港。飛行機のタラップを降りると、音楽祭関係者がルネのボードを掲げて出迎えている。


握手とあいさつのキス。送迎バスに乗ってホテルに向かうルネ一行。(Chantalさんのサイトより)


 タイトル”Rene Simard au Festival de Tokyo”が画面に入る。
 浅草寺とその付近の映像と共に、日本の印象を語るルネ。鳩に餌をやる母娘や長い竹を担ぐ職人。1974年当時の日本の都市の風景やファッションが興味深い。

 6月28日、TBSテレビGスタでのリハーサル風景。堂々と歌い上げるルネ。日本語の歌い方の指導を受ける様子や他の出場者、音楽祭関係者の様子も記録されている。

 6月29日、最終予選。出場者の紹介と歌を歌っているところを取り混ぜて。

7月7日と8日、ドリーム・ランドでジェットコースターや車に乗って楽しむルネ。BGMは”Le Monde de Walt Disney(ウォルト・ディズニーの世界) ”。同曲をお城や象の所で歌うルネ。

René Simard - Le monde de Walt Disney (1974)http://jp.youtube.com/watch?v=MBlJft5Agco








 7月9日「歌謡ビッグマッチ」に出演するルネ。豊島園のプールの特設ステージで『ミドリ色の屋根』を歌う。司会は井上順。白いスーツ姿のルネに客席を埋め尽くしたファンたちの声援が飛ぶ。

 カナダと中継でインタビューを受け、ファンの質問に答えるルネ。
”ギンザNOW”に出演し、「ナウ、コマーシャル」を一緒に言うルネ。
山口百恵が『ひと夏の経験』歌っている映像やファンにサインをしているところなど。







料亭ですきやきを食べているルネ一行。(Chantalさんのサイトより)





7月8日、鎌倉で雨の中、傘をさして仏語版『雨上りのデイト』”Ma Petite Japonaiseを歌うルネ。



屋根の鳩を呼ぶシーンも。





 7月1日、カナダ大使館の建国記念パーティーに招待されたルネ。全員の前で紹介され、”La Mer(ラ・メール)”を歌う。ゲストのために用意された和太鼓の演奏が勇壮で迫力満点。

 6月30日、第3回東京音楽祭世界大会最終決勝。当日の楽屋の様子が記録されている。クローディーヌ・バチョーさんに髪をドライヤーでセットしてもらったり、舞台メイク(ドーランとリップ?)をしてもらうルネや、出場者の歌や振りの真似をするルネ。
茶目っ気たっぷりにボディービルのポーズをとったり、少しもじっとしていない。舞台に向かうエレベーターでも発声練習。


 オープニングは和太鼓からオーケストラの演奏に変わる。当日は6番目、エントリー・ナンバーは101番。

白いブラウス・スーツで『ミドリ色の屋根』を歌うルネ。(カナダのコミュニティー”Passion Rene Et Nathalie Simard”より)








 銅賞3組、銀賞2組、金賞1組の順に発表と表彰。金賞受賞のザ・スリー・ディグリーズの『天使のささやき』も。


 ルネのグランプリとフランク・シナトラ賞受賞シーン。グランプリはトロフィーと賞金300万円。シナトラ賞はトロフィーと腕時計。授賞式の後は、受賞者の歌。ルネが『ミドリ色の屋根』を黒のタキシードで歌うところで映画は終わる。


 いつの日か、カナダのファンの方がYouTube等で映像をアップしてくださるのを心待ちにしている私です。



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