漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

横浜

2008年11月04日 | 三浦半島・湘南逍遥

このところ出歩く余裕がなかったのだが、日曜日、どうしても行きたくて、久々に横浜へ出かけた。
夕刻、大桟橋からみなとみらいを見る。
絵に描いたような夜景。

夜景が美しいと言うのは、俗っぽい感性なのかもしれない。
でも、やっぱり夜景は美しいと思う。
光の一つ一つの後ろに、人がいる。
そう思うと、なお美しいと思う。
何もないところから、人はよくこれだけのものを作り上げたものだ。
昼間の光景よりも、夜景を見る方が、ずっとそう思う。
そしてなぜだか、少しだけ切ない気持ちになる。

東京湾一周

2008年09月06日 | 三浦半島・湘南逍遥
 
 「青春18きっぷ」がまだ残っていて、9月10日までが有効期間だというから、何かに使わないともったいないと思った。で、思いついたのは、僕はブラウザのトップページをgooにしているのだが、そこに以前載っていたコラム。それを実行してみることにした。
 中央線で東京駅に向かい、そこから総武、内房線に乗って、房総半島の浜金谷まで。金谷港からは久里浜フェリーに乗って、三浦半島の久里浜まで。久里浜から横須賀線、湘南新宿ラインに乗って、帰ってくるというコース。地図を見れば分かるように、これでほぼ東京湾を一周することになるのだ。だいたい、7、8時間ほどかかるが、堪能できる。
 
 写真は、久里浜フェリーの上から撮ったウミネコ。
 以前から不思議だったのだが、ウミネコはフェリーについてくる習性がある。
 誰かがエサを投げてくれるのを狙っているいるんだろうなと、漠然と考えていたのだが、今回じっと見ていて、もしかしたらこれは、フェリーの作る上昇気流に乗って、楽をして海を渡ろうとしているのかもしれないとも思った。遊びの一種なのかもしれない。

タコノマクラ

2008年08月26日 | 三浦半島・湘南逍遥

タコノマクラ。
棘皮動物。ウニとかの仲間。
タコが枕にしてそうだ、というのでそんな名前になったのだとか。
最近、しょこたんのおかげでちょっと話題の、スカシカシパンも同じ仲間。

海底にいたのを、捕まえて、連れてきた。
なかなか、ずっしりとした重さ。
岩の上に置いておくと、全身の棘がくにゅくにゅと動いて、海に帰ろうとする。
ズルッ、ズルッ、と滑って行きます。

ウミウシとアメフラシ

2008年08月23日 | 三浦半島・湘南逍遥


 ムカデミノウミウシ。
 体長は、2cmくらい。
 どういうわけか、このウミウシが、浜諸磯には異常に多い。



 クロヘリアメフラシ。
 体長は、1.5cmくらい。
 形は磯にごろごろ転がっているアメフラシそのものなのだが、このクロヘリアメフラシという種は、小さいせいか、可愛い。

サメジマオトメウミウシ

2008年06月27日 | 三浦半島・湘南逍遥

 今日は仕事が休みだったので、個人的な海開きにした。
 三浦市浜諸磯へ向かう。
 でも、海には着いたものの、曇っていて、肌寒い。
 参ったなあと思いつつ、ウェットスーツの下にさらに一枚ショートタッパーを着込んで海に入る。水が冷たいが、さすがに二枚着ていると随分違う。

 写真はサメジマオトメウミウシ。鮮やかな青さが目を引くウミウシだが、これではよく分かりませんね。ごめんなさい。なにせ小さいもので(一センチくらい)、波に弄ばれながらだとなかなか上手く撮れない。本当なら、捕まえて、浅瀬で撮影するのがいいのだろうな。でも、かわいそうだし、いちいち浅瀬まで戻るのも面倒だった。

 午後も深くなってから、日が出てきて、ちょっと一休みのつもりでウェットスーツを半分脱いで岩場に横になったら、30分ほど眠ってしまった。おかげで胸を日焼けしてしまう。背中は白いので、ちょっと恥ずかしい。

横浜開港祭

2008年06月01日 | 三浦半島・湘南逍遥

 今日は横浜へ。
 ちょうど開港祭をやっていて(第149回とのこと。来年は区切りの年だから、規模ももっと大きくなるだろう)、街は賑わっていた。久々のすっきりとした晴れの一日だったから、それもあるのかもしれない。
 パシフィコ横浜のアフリカン・フェアを覗いたあと、街を闊歩。
 港に実習船海王丸が停泊していて、日本丸とともに総帆展帆を行っていた。
 写真は日本丸で、畳帆中のもの。総帆展帆は、訓練を受けたボランティアで行っているというということで、結構危ない作業だろうが、女性もかなりいた。
 本当は海王丸の船内見学をしたかったのだが、一般公開は明日とのことで、タイミングが合わず、残念。
 赤レンガ倉庫前広場では、なぜかサンバをやっていた。

岩礁のみち

2008年05月04日 | 三浦半島・湘南逍遥

 今日は「三浦岩礁のみち」へ。
 もう少しすっきりと晴れて、気温も上がれば、個人的な「海びらき」とも思ったのだけれど、朝からすっきりしない天気だったので、ウェットスーツなどは持って行かなかった。海開きは、もう少しおあずけ。
 かわりに剱崎灯台の下あたりでちょっと釣りをしてみたが、早々に根がかりしてしまい(それも二度)、諦める。釣りは、僕は下手だ。
 昼ごろまではぐずついた天気だったが、午後になって晴れてきて、気が清々した。
 途中、雨崎で伝ってゆけない岩場があって(岩場は潮が満ちていて、いつも伝っていた場所が水没していた)、諦めて内陸を回って行こうかと思ったが、ふと向こうに白人のカップルの姿が見えた。二人はこちらへ来たいようだったが、やはり潮のせいで来ることができない。と、女性の方が岩場の横にあるロープに気づいて、男性とともにせっせと上り始めるのを目にした。どうなることだろうと見ていると、楽しそうに嬌声を上げながら、藪を抜けて、こちらへ踊り出てきた。それで、ここは行けるのかと聞くと、ロープを伝って向こうへ降りられると教えてくれた。娘を指差して、この子でも行けそうかと聞くと、多分大丈夫だと思うとの答え。それで藪の中へ突入。二人は、親切にもいろいろと下からコースを教えてくれた。おかげさまで、無事向こうへ到着。
 そのカップルには、帰りの電車の中で、偶然また再会しました(笑)。

盗人狩

2008年03月11日 | 三浦半島・湘南逍遥
 
 先週に行った、三浦半島の「盗人狩」。
 切り立った崖に、盗人でさえも逃げる足が竦んだというのが地名の由来だとか。

 この日、SDカードのデータが壊れてしまって、救い出せた数少ない写真の一枚。岩肌を伝って盗人狩の崖の真下へ向かい、そこから海の方を見たもの。崖の下には大きめの海食洞窟がある。漂着物も多い。

河津桜

2008年03月04日 | 三浦半島・湘南逍遥

 先日の日曜日は、今年初の三浦半島遠征に出かけた。
 どういうわけか、デジカメのメディアの調子が悪かったようで、撮影した写真の大半が壊れていた。こんなことは初めて。こういうこともあるんだと思った。写真は、三浦海岸駅前の河津桜。救い出せた数少ない写真の一枚。形がいびつなのは、少し破損していたから。

 駅前の桜を見た後、盗人狩へ。ウミウシやアメフラシやナマコがたくさんいた。
 考えてみれば、去年も同じ事をしていた気がする。