柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

コロナ渦でオンライン葬儀に市民権

2021年08月04日 | お葬式
コロナ渦で葬儀の形態が変わってきました。

家族葬が当たり前となり
直葬や一日葬も増えてきました。

故人からのコロナ感染は遺体処置をしっかりしていれば
なんの問題もありません。
心配なのは
家族や親族、親しい友人知人に濃厚接触者がいる事です。
本人の自覚ないままにコロナに感染してしまっていることも
十分考えられますね。
そうなるとクラスターの危険もあり、一堂に会するのが難しくなります。

その為に広がったのがオンライン葬儀です。


賛成派は33%
「コロナウィルスの感染予防」
「対応する遺族の負担を減らせる」
「遠方に住んでいる」
「遠慮せずに参列できる」
等の意見があります。

反対派は67%
「別れの実感がわきにくい」
「遺族に弔意が伝わらない」
「対面で会別れを言えない」
「集まることに意味がある」
等の意見です。


私はオンライン葬儀があってもいいと思っていますが
その内容に一工夫が欲しいと感じています。
定点カメラで通夜や葬儀式をライブ配信しているだけでは
小1時間近い間、画面を見続けられるでしょうか。

オンラインだからそ
読経中に遺族の表情や
故人の生い立ちや
遺族の想いなどが
画面に映し出されるとか
ナレーションが入るとかができるはずです。

これなら故人や遺族と会話する機会が少ない普通の葬儀より
「お別れ」の意味が深いと思います。

また定時のライブ配信が見れない人も多いので
時間に関係なく見られる動画配信もしてほしいです。

葬儀って
遺族が
「きっと故人が喜んでくれる葬儀だった」と感じ
参列者が
「会葬に来たかいがあった」と感じられることが大切だと思います。

それだけ「別れ」の時間は
後から効いてくる薬のようなものです。


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